立枯病は糸状菌/子囊菌類・担子菌類・不完全菌類を病原とするカビの病気です。
土中に残る残渣で越冬し病原菌が根の表面や傷口から侵入して発病する。
土壌伝染や風による伝染
発生時期は3月〜9月
発病適温は10°~31°
多雨、多湿を好みます
症状
幼茎の場合は地際部の茎が黒変し腐敗して倒れる。成熟した茎で発症すると株全体が急速に衰弱し、やがて枯れる。
被害
株の衰弱、枯死
予防
・肥料(窒素)をあげすぎない
・適正な株間と適時に剪定を行い、日当たりと通気性をよくし多湿をさける。
・土壌の水はけをよくする。
・植え付け前に用土を消毒する、または新しいものを使用する。
・発病した株は感染源となるので処分する。
治療
地上部に発病部があれば切除しその部分を処分、株全体に感染があれば抜き取り処分する。
・ベンレート水和剤
主にカビが原因とる病気に効く農薬です。
浸透移行作用により病原菌の侵入を防ぐ予防効果と、侵入した病原菌を退治する治療効果があります。
使用する時はダイン等の展着剤を一緒に使うことで効果があがります。
ミツバチ等の益虫に殆ど影響しない。