「植物が育ついい土とは?」 と尋ねられたらまず何を思い浮かべるでしょうか・・・
おそらく園芸をやらない人でも。
ふかふかの土ややわらかな土や森の土と答えるとおもいます( ˘ω˘ )
誰でもカチカチの粘土やサラサラの砂では植物は育たない事を知ってるのです!!
では、このふかふかの土はどうやったらできるのでしょうか・・・
三相分布とは..
土壌は固相(土の粒子)・液相(土中の水分)・気相(土中の空気)で構成されており。これらの容積割合を3相分布といいます!
固相は土壌粒で植物の体を支え養分や水分を蓄えており。 液相は養分や水分を植物に供給をしており、気相は根への酸素の供給や排水等をする働きをしています。
森等の自然の土はこれがバランスよくふかふかの土の土をしていますが・・・
当然これが1つでも偏ると水分を供給できなくなったり、酸素を供給できなくなったりとバランスを崩し植物の成長に影響がでてくるのです・・・。
バランスの取れた理想の三相分布は固相:4・液相:3・気相:3の割合と言われています!!
土性とは..
土を構成する粒の大きさと構成割合をさします!
土壌の中の粒の大きさは大まかに分けて礫・砂・シルト・粘土の4通りあります。
透水性がよく水はけはとてもいいが、水持ち養分保持がとても悪い。
透水性があり水はけはよいが、水持ち養分保持が悪い。
水持ち養分保持能力はあるが、水はけが悪い。
水分や養分をたくさん保持できる一方で、水はけがとても悪い。
そして、土壌中の2mm以下の砂・シルト・粘土の構成割合で、大まかに砂土・壌土・埴土と土性が分かれます。
水はけと通気性はいいが、水持ちと養分保持力が悪い。
水はけ水持ち、通気性と養分保持力もいいため!殆どの植物の育成に適しています。
水持ち養分保持はいいが、水はけ通気性が悪い。
この中の壌土が三相分布のバランスもよく植物の生育に最も適しているといえます。
砂土・壌土・埴土の
簡易診断
すぐにできる手軽な診断です!さっそく試しましょう。
①土を手に取り感触を見ます!
指で触ってみてザラザラしてるようなら砂が多いでしょう!!逆にツルツルとするなら粘土が多い土壌です。
②細くこねてみます!
固まらず棒状にならないなら砂が多く・・・ 細くまで引き延ばせるなら粘土の多い土壌になります。
診断の目安にお使いください | ||
砂土 | 固まらない | ザラザラと砂だけの感触 |
砂壌土 | 親指程度の太さ | |
壌土 | 鉛筆程度の太さ | ツル・ザラと砂と粘土が混ざり合う感触 |
埴壌土 | 鉛筆とコヨリの間の太さ | |
埴土 | コヨリ程度の太さ | ツルツルと粘土だけの感触 |
診断結果が砂土だった場合
土壌の水持ちと養分保持力が悪く、気相の割合が高くなってます。この場合は1m2あたり腐葉土(堆肥)4㌔、バーミキュライト2㌔を施し!よく混ぜ合わせてあげましょう(・w・)
診断結果が埴土だった場合
土壌の通気性が悪く液相の割合が高くなります。この場合は1m2あたり腐葉土(堆肥)3㌔、川砂(パーライト)3㌔を施し!よく混ぜてあげましょう(・w・)