イネの籾殻を蒸し焼きにして炭化させたものです。
くん炭の特徴
通気性・排水性がいい!
くん炭は、気相の割合が非常に高いため通気性と排水性を大幅に改善し根腐れの防止に等に役立ちます。
保水性?と保肥力?
くん炭は重量比680%(約6倍)の水分を吸水し保持することができます!とは言え元々が軽いため、それ程の保水性改善の効果はありません。
CECも20前後と保肥力は低めです。
微生物の増殖!
通気性と適度な保水性を持つくん炭は土壌の中で微生物の住みやすい環境を作ります。
また最新の研究では病原菌の活動を抑えるバチルス細菌(IA株)がくん炭を好み活発に増殖することがわかっています。
他にもリン酸の吸収や根張りを助けるVA菌根菌もくん炭を好み活発に増殖します。
酸性の中和
くん炭のPHは概ね7.0から上を示しますが、よく燃焼されたくん炭程PHが高くなる傾向があります。
そのため土壌に混ぜると酸性の中和に繋がりますが、多くの植物が好むのは弱酸性の土壌ですので施用には注意が必要です。
くん炭の成分
ケイ酸と炭素を主成分として、カリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄等の微量要素を含みます。
これら要素は徐々に溶けだし植物の成長を助けます。
土壌改良
土壌改良としてくん炭を施用する場合は用土に対して1割程施用し、よく混和します。
効果は微生物の増殖と通気性・排水性の向上です。
鉢植え
鉢植えに混ぜる際も用土全体の1割程混ぜます。
例赤玉土6 : 腐葉土3 : くん炭1
くん炭マルチ
くん炭によるマルチの効果は地温の上昇・病気の予防等があります。
黒色のくん炭は太陽光を吸収し、また微生物の最適な住処となるためこれら活動による地温の上昇が見込めます。
また泥はねを防ぎ!病原菌を抑えるバチルス菌(AI株)が増殖する事から病気の予防にも最適です。
ここまでがくん炭の紹介です!うまく活用してたくさんの花を咲かせましょう