VA菌根菌は政令の土壌改良資材として指定される唯一の微生物資材です。
VA菌根菌は植物の根の中に菌糸を侵入させ、その細胞内で嚢状体(Vesicular)または樹枝状体(Arbuscule)を形成します。
その際の構造的特徴から頭文字を取りVAM・VA菌根菌(Vesicular-Arbuscular Mycorrhiza)またはアーバスキュラー菌根菌・AM(Arbuscular Mycorrhiza)と呼ばれます。
リン酸・ミネラル・水分吸収力の増加!!
VA菌根菌は植物との共生関係が始まると、糖等の同化産物を貰う代わりにリンやミネラル等の栄養素を植物に供給します。
また土壌に水分や養分がすくない状態でも、根の届かない範囲に菌糸を伸ばしリン酸やミネラル、水分を吸収して植物に供給してくれるため成長が安定します。
耐病性の向上!
VA菌根菌が根の周囲に抗菌性物質を産出することで、病原性微生物の働きを抑制する効果があります。
またVA菌根菌の菌糸は根を包む菌鞘を作り、物理的に病原菌から守ってくれます。
種まき時に摂取
種まき時に摂取させます!こうする事で胞子の量が少なくすみます。
種まき前に予め土壌と胞子を混和しておき、種まき後に覆土します。
または、種まき後にVA菌根菌を種と接触するように振りかけ、覆土します。
定植時に接種
苗の植え穴にVA菌根菌を入れて苗の根と接触するようにします。
この時に木炭やくん炭を補助材として利用すると定着がよくなります。
ここまでがVA菌根菌の紹介です!うまく活用してたくさんの花を咲かせましょう