基本情報
病原菌
・Cucumber mosaic virus (CMV)
・Euonymus mosaic virus (EMV)
・Tobacco mosaic virus (TMV)
・Broad bean wilt virus (BBWV)
・Alfalfa mosaic virus (AMV)
・zucchini yellow mosaic virus(ZYMV)
多発時期
アブラムシの発生時期
被害部位
「葉」「花」
代表的な症状は葉や花に濃淡のあるモザイクが入る。他にも葉脈のみの白化や葉の捻れや萎縮.. 壊死などがあります。
それらの症状は1つだけ出る時もあれば複数の症状が出る時もあり、季節によっては症状が収まるときもあります..
「クロロシス」
病原ウィルスは多くの草木や雑草に寄生しており、感染株から虫による健康株への媒介..または作業中の接触により伝染します。
また病原ウィルスは感染すると株全体にまわるため、挿し木で繁殖を行うと次々と病苗が量産されることになります。
原因対策 モザイク病は虫(アブラムシ・スリップス・コナジラミ)による媒介で健康株に伝染します。
アブラムシやスリップスは光の反射が苦手なため、アルミホイル等の反射物を株元に置くと事で被害を軽減することが出来ます。またスリップスは青色を好み集まるため、青色粘着テープを仕掛けると被害が減らすことができる。
原因対策 モザイク病は昆虫媒介以外にも、被害株の汁の付いた手やハサミで健康株を扱う事でも伝染します。
疑わしい株の作業は後回しにして健康株を先に扱う事や、道具を使い回さない..またはこまめに消毒を行う事が大切です。
原因対策 モザイク病のモザイクは生理障害やハダニ等の被害と酷似している上に、葉の奇形もスリップスが原因になってる可能性があり診断が難しいです。
害虫が疑われる場合は1度殺虫成分のある薬を散布し、生理生涯が疑われる場合は微量要素等の肥料を液肥または葉面散布してみて様子を見てみましょう。
1.ウィルスに感染した株は治療が困難で、多犯性があるため伝染源となる前に、抜き取り処分するのが一般的です。
2.破棄が難しい場合は、病気に罹った植物を隔離しながら園芸用具を使い回さずに育てましょう。
ただし季節や葉の場所によりモザイクは消える事がありますが、自然治癒は困難です。