


- 原産:地中海沿岸(西ヨーロッパ)
- 科:アブラナ(Brassicaceae)
- 属:アブラナ(Brassica)
- 種:ヤセイカンラン(Brassica oleracea)
- 変種:ケール(Brassica oleracea var. acephala)
- 品種群:葉牡丹(Brassica oleracea var. acephala f. tricolor)
- 別名:ハナキャベツ/オーナメンタル・キャベツ(ornamental cabbage)/オーナメンタル・ケール(ornamental kale)/フラワーリング・ケール(flowering kale)/ジャパニーズ・ケール(Japanese kale)
- 開花時期:3月~5月
- 花の色:黄色
- 葉の色:緑色・赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・灰色・白色・黒色
- 香り:
- 生活形:一・二年草/多年草
- 草丈:約15~100cm
- 誕生花:11月27日/12月30日
- 花言葉:祝福/利益/愛を包む
- 用途:カラーリーフ/景観植物/切り花/種から育てる植物
- 購入方法:葉牡丹(ハボタン)を楽天で購入
■葉牡丹(ハボタン)とは!?
葉牡丹(Brassica oleracea var. acephala f. tricolor)は、ケール(学名:Brassica oleracea var. acephala)が品種改良された品種群です。別名では「ハナキャベツ」「オーナメンタル・キャベツ(ornamental cabbage)」「オーナメンタル・ケール(ornamental kale)」「フラワーリング・ケール(flowering kale)」「ジャパニーズ・ケール(Japanese kale)」とも呼ばれており、分類は本来は多年草ですが園芸分類では一・二年草扱いされることもあります。
■葉牡丹(ハボタン)の語源(由来)
- Brassicaの語源:古典ラテン語で「キャベツ」を意味しています。
- oleraceaの語源:ラテン語で「野菜・ハーブ」を意味しています。
- acephalaの語源:ラテン語で「頭のない」「頭花がない」を意味しています。
- 葉牡丹の語源:葉の色と重なりが牡丹の花に似ている所に由来します。
■葉牡丹(ハボタン)の特徴(魅力)
- 原種との比較:葉牡丹は、ケール(学名:Brassica oleracea var. acephala)が品種改良された品種群です。原種のケールは葉を食べる目的で栽培されていますが、本種は葉の色が非常に多種多様にあり、この葉を鑑賞する目的で栽培されています。
- 葉の魅力:葉牡丹は葉が束生してロゼットを形成するため、薔薇やボタンの花を見てるような美しい葉の姿を呈し、また葉の色が多彩で通常は緑色ですが、秋から冬にかけて変化する着色葉は赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・灰色・白色・黒色があり、ここから更に幅広い色調の幅に差異があり多彩な色が見られ、さらに葉の表面はマット状で光沢が無かったり宝飾品のように光沢があったりします。そのため、多彩な色の品種を組み合わせてカラフルなお庭を作ったり、また葉に強い光沢のある照葉の品種を利用してラグジュアリーなお庭をつくったりすることが可能です。
寄せ植え:葉牡丹の生育型は一時ロゼット型で、株は一定の大きさから殆ど変わらず、コンパクトに成長します。そのため、寄せ植えのデザインがしやすく、他の植物との組み合わせも非常に容易です。本種は株のサイズが様々で、非常に大きく成長するものでは巨大な牡丹の花のような美しいロゼットを形成し、寄せ植えの中で主役として働かせることが可能で、また小型の品種ではメインの植物を引き立てる優れた脇役として利用することも出来ます。
花壇の縁取り:葉牡丹は、横への広がりは無いため地被植物のような働きは出来ないですが、株はコンパクトに行儀よく成長し、一定間隔に株を並べることで、洗練された美しい葉牡丹の縁取りをつくることができます。色の種類が非常に豊富なため、色が持つイメージを強調するように色相(赤・桃・紫・白)を統一したり、色調を変えてグラデーションのような色彩効果を生み出したり、様々な色を組み合わせてカラフルな色彩を楽しんだりすることも出来るでしょう。
毛氈花壇:葉牡丹は草丈が低くて、種子から大量の苗を用意しやすくて、葉色のバリエーションが非常多い植物です。そのため、広い面積の花壇の中にイラストや模様を描くように植物を並べ装飾しやすいです。
フラワーアレンジメント:葉牡丹の一部の品種は、茎が長く伸びて、上部で葉がロゼットを形成し、薔薇の花のような美しい姿を見せます。そのため、この高性品種の葉牡丹は収穫して切り花として利用することが可能です。
- 苗の増殖:葉牡丹は、種子から簡単に苗を増やすことができます。そのため、花壇の縁取りとして利用したり、広い面積の花壇の中にイラストや模様を描くように苗を植えて毛氈花壇を作ってみたり、余った苗で寄せ植えを作ったり、手軽に挑戦しやすい点が魅力です。
■葉牡丹(ハボタン)の生活形と形態
●生活形・茎の形態
- 生活形:多年草/一・二年草
- ライフサイクル:一般的に初年度はロゼットを形成し、春化後の翌年に茎を伸ばし開花・結実をし衰退して枯れることが多いです。
- 草丈:約15~100cm
- 生育型:一時ロゼット型
- 一時ロゼット型:ある期間をロゼットで過ごしますが、その後に茎が直立して根生葉が枯れるもの。
- 茎の毛:無毛
- 茎の色:緑色・灰緑色・淡褐色・紫色
●葉の形態
- 葉の位置:根生葉・茎葉
- 葉序:互生葉序・束生(ロゼット)
- 葉柄:根生葉や下部は有柄で、上部は無柄です。
- 葉身の長さ:約10~40cm
- 葉身の概形:倒卵形・楕円形・長楕円形・横広楕円形・円形
- 葉の先端:円形・鈍形
- 葉の縁部分:波状・羽状浅~深裂
- 葉の毛:無毛
- 葉の質感:肉質で厚みがあり、また個体により表面や縁部が平滑だったり縮れ(縮緬)たりします。
- 葉の色:通常は緑色ですが、着色葉は赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・灰色・白色・黒色に変化します。
●花の形態
- 花序:総状花序
- 花:花托・萼・花冠(花弁)・雄蕊・雌蕊で構成されています。
- 花托:萼・花冠(花弁)・雄蕊・雌蕊を支えている。
- 萼:4枚の離れた萼片がある離片萼です。萼片の形は披針形・長楕円形、色は緑色です。
- 花冠:十字形花冠に分類されます。花弁の数は4枚、花弁が相対して十字の見た目になり、花弁の形は倒卵形・倒披針形、花弁の色は黄色です。
- 雄蕊:6本で、この中で4本が長く2本が短い四強雄蕊です。
- 雌蕊:1本
●果実・種子の形態
- 果実の分類:長角果に分類されます。これは、2心皮子房(子房の心皮の数が2枚)からなり、この心皮の長さは幅の3倍以上あり、果実が熟すと下の方から裂けて、中央部に膜質の隔膜を残す。
※植物の形態についてはこちらのページも参考にしてください。
■園芸分類
●仕立て方
切り花ハボタン:草丈が高く伸びる高性種が切り花ハボタンとしてよく利用されます。茎を伸ばし、上部の葉に栄養を優先させ、着色葉を綺麗に出させるために下葉かきなどをして栽培されます。
踊り葉牡丹:分枝させた複数の茎頂に葉牡丹のロゼットを形成させて、枝葉が踊っているように仕立てる方法です。仕立て方に関しては剪定からご覧下さい。
●葉の形

東京丸葉系:葉の形は丸い形状で、キャベツのような外観をしています。江戸時代からある古い品種です。※単に丸葉形成と呼ぶ場合もあります。

大阪丸葉系:葉の形は丸い形状で、葉縁部が緩く浪打ます。大阪丸葉系は東京丸葉系とちりめん系の交配品種です。

ちりめん系:葉の縁部分が強く縮れています。フリルドレスを見てるような優雅さを感じさせる系統です。

さんご系:切葉系とも呼ばれており、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、裂片が細長い形状をしています。また一般的な品種と比べて鑑賞期間が長くなる傾向があります。
フリル系:葉全体が緩めに大きく波打ちます。そのため、フリルドレスを見てるような優雅さを感じさせる系統です。
切れ葉系とちりめん系:切れ葉系とちりめん系が組み合わさる葉の形です。モコモコとした見た目になる傾向があります。
●葉の色
単色系:ロゼット中心の着色葉の色が単色(一色)です。
複色系:ロゼット中心の着色葉の色が複色複数の色で彩られるます。
覆輪:葉の縁部分に沿うように入る斑です。
●葉の光沢
強い光沢:葉に強い光沢があり、少しの光で宝飾品のように輝いている。
光沢有り:葉に光沢があり、光が当たると反射する。
光沢無し:葉に光沢がなくマット状で、光が当たっても殆ど反射しない。
■葉牡丹(ハボタン)の園芸品種を紹介
●園芸シリーズ
●園芸品種
●園芸シリーズ
●かもめ・シリーズ
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学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:ちりめん系
葉の色:緑色・白色・紅色
草丈:約30cm
備考:葉の形はちりめん系で、葉縁部分 が強く縮れています。そのため、フリルドレスを見てるような優雅さを感じさせる品種です。また葉の数が多くて、コンパクトにまとまり見た目が良い点も魅力となります。早性品種のため、種まきから鑑賞期になるまでが早い。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
園芸品種
- 白かもめ:着色葉の色は白色の単色系です。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
- 紅かもめ:着色葉の色は紅色の単色系です。そのため、上品さの中に華やかさも感じさせる品種です。
●くじゃく・シリーズ
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育て方・楽天で購入
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・白色・濃紅色・暗紫色
草丈:約30cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、裂片が細長い形状をしており、繊細でオシャレな見た目をしています。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
●クリスタル・シリーズ
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学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・クリーム色・赤色・赤紫色
草丈:約30~35cm
備考:照葉品種で、葉に宝飾品のような強い光沢があります。そのため、ラグジュアリーな雰囲気のお庭によく調和します。葉の形は円形で、葉縁部が波打つ大阪丸葉系になり、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
園芸品種
- バニラ:着色葉の色はクリーム色に中心部が桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- ワイン:着色葉の色は赤紫色の単色系です。そのため、上品なお庭によく調和する園芸品種です。
- ピンク:着色葉の色は桃色の単色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- レッド:着色葉は赤色の単色系で、また周りの葉も暗緑色になる傾向があります。
●すずめ・シリーズ
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学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:ちりめん系
葉の色:緑色・白色・濃紅色
草丈:約30cm
備考:葉の形はちりめん系で、葉縁部分 が強く縮れています。そのため、フリルドレスを見てるような優雅さを感じさせる品種です。また葉の数が多くて、コンパクトにまとまり見た目が良い点も魅力となります。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
園芸品種
- 白すずめ:着色葉の色は白色の単色系です。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
- 紅すずめ:着色葉の色は濃紅色の単色系です。そのため、上品さの中に華やかさも感じさせる品種です。
●つぐみ・シリーズ
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学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・赤紫色・白色
草丈:約20~30cm
備考:葉の形は円形で、葉縁部が波打つ大阪丸葉系になり、可愛らしさの中に優美さも感じさせ、また立葉性のためコンパクトに成長する品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
園芸品種
- つぐみ:着色葉の色は白色に中心部が桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- 白つぐみ:着色葉の色はクリーム色に中心部が淡い桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- 紅つぐみ:着色葉の色は紅色または紫色の単色系です。そのため、上品さや華やかさを感じさせる品種です。
- 桃つぐみ:着色葉の色は桃色または外側がクリーム色になります。そのため、可愛らしさを感じさせる品種です。
●はと・シリーズ
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学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・赤紫色・白色
草丈:約20~30cm
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
- 白はと:着色葉の色は白色(クリーム色)の単色系です。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
- 紅はと:着色葉は赤紫色の単色系で、また周りの葉も暗緑色になる傾向があります。
●フェザー・シリーズ
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学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・桃色・赤ピンク色・白色
草丈:約60~70cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、裂片が細長い形状をしており、繊細でオシャレな見た目をしています。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
●フレア・シリーズ
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育て方・楽天で購入
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・赤紫色・白色
草丈:約70cm
備考:葉の形は大阪丸葉系で、葉の形が丸く波打つため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
●ラッフル・シリーズ
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学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:フリンジ
葉の色:緑色・桃色・クリーム色・赤色・赤紫色
草丈:約70~80cm
備考:葉の形は円形で縁部分が緩やかに波打つため風で揺れるドレスのような優雅な見た目をしています。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
- レッド:着色葉は赤紫色の単色系で、また周りの葉も暗緑色になる傾向があります。
- ホワイト:着色葉の色は白色(クリーム色)の単色系です。そのため、明るく清潔感のあるお庭によく調和する園芸品種です。
- バニラ:着色葉の色はクリーム色に中心部が桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
- ローズ:着色葉の色は紫色の単色系です。そのため、エレガントなお庭によく調和します。
●ルシール・シリーズ


学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・桃色・紫色
草丈:約70~80cm
備考:葉は上部に丸葉が密に集まり、キャベツや薔薇の花をイメージさせる葉姿を形成します。葉の質感は、ブルームレスで光沢があり、プラチナケールとも呼ばれています。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
- ワイン:着色葉の色は桃色にも見える紫色の単色系です。そのため、エレガントなお庭によく調和し、また花を収穫して切り花としても楽しめます。
- バニラ:着色葉の色は外側がクリーム色、内側が淡い桃色の複色系です。そのため、女性的な優しさを感じさせる可愛いお庭によく調和する品種です。
●ローブ・シリーズ
![]() レッド | ![]() サカタのタネ・ピンクバイカラー |
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・紫色・白色・黒色
草丈:約20cm
備考:株は小型で、葉の形は大阪丸葉系になります。そのため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
園芸品種
- レッド:着色葉は赤紫色の単色系で、また周りの葉も暗緑色(黒色)になる傾向があります。そのため、重厚的で格式高い雰囲気を感じさせるお庭や、魔法の世界をテーマにするようなファンタジーなお2話によく調和する品種です。
- ピンクバイカラー:着色葉の色はクリーム色に中心部が桃色をしている複色系です。そのため、可愛いをテーマにするようなお庭によく調和します。
●園芸品種
●アンサンブル
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色
草丈:約50~70cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、裂片が細長い形状をしており、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は個体差があり、着色葉の色は白色・桃色・紫色などが見られます。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ウインターチェリー
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・淡紅色
草丈:約70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は淡紅色で、女性的な可愛らしさを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●エレガンス
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・濃紅色
草丈:約80~90cm
備考:着色葉の色は濃紅色で、上品さを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●クラシカル ボンボン
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:丸葉系・フリンジ系
葉の色:灰緑色・灰クリーム色・灰桃色
草丈:約
備考:葉のサイズが、ミニボンボンと比べて大きめで葉の数が多いため存在感が強めで、葉の形は丸葉系とフリンジ系の2種類があります。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、外葉は灰みを帯びる濃緑色で、内葉の着色料は灰クリーム色を基調に葉脈が灰桃色をしています。そのため、アンティークで落ち着いた雰囲気のお庭や、大人っぽいエレガントなお庭などによく調和する品種です。
●クレオパトラ
育て方・楽天で購入
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:フリル系
葉の色:緑色・桃色
草丈:約50~70cm
備考:葉の形はフリル系で、葉全体が緩やかに波打ち、風で靡くどれのような優雅な見た目をしています。着色葉の色は桃色で、可愛らしさを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●グロッシーレッド
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:ちりめん系
葉の色:緑色・紅色
草丈:約20cm
備考:照葉品種で、葉に宝飾品のような強い光沢があります。そのため、ラグジュアリーな雰囲気のお庭によく調和します。葉の形はちりめん系で、葉縁部が強く縮れているため、フリルドレスを見てるような優雅さを感じさせます。着色葉(内葉)は鮮やかな紅色を呈すため、非常に華やかなカラーリーフとして楽しめる品種です。
●恋姿
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:濃緑色・濃紅色
草丈:約70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みがあり、また小ぶりなため可愛らしい見た目をしています。葉は小ぶりで立性のため、コンパクトな見た目を呈します。着色葉の色は濃紅色で、濃緑色の外葉とのコントラストが美しい品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●さんご混合
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・紅色・白色
草丈:約30~40cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は混合のため、個体差があり、着色葉の色は紅色または白色になります。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●シーブルー
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:切れ葉系とちりめん系
葉の色:灰黒色・紫色
草丈:約20cm
備考:葉の形は切葉系とちりめん系が組み合わされたような形で、モコモコとした個性的な葉の形をしています。 葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰黒色で、葉脈が紫色をしています。そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●シルクレッドアッシュ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:灰黒色
草丈:約
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰黒色です。そのため、そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●シルバーさんご
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:灰黒色
草丈:約
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰黒色で、葉脈が紫色をしています。そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●スウィートミックス
育て方・楽天で購入
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色(クリーム色)
草丈:約60~80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。葉の色は「初夢」「冬紅」「ウインターチェリー」のミックスのため、着色葉の色は桃色・紫色・白色(クリーム色)が見られます。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●瀬戸の日の出
育て方・楽天で購入
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・サーモンピンク色
草丈:約80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側がクリーム色、内側が少しだけサーモンピンク色に染まる複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●瀬戸の舞姫
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・紅色
草丈:約80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は紅色で、華やかさを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●チタニウムシルバー
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:丸葉系
葉の色:灰紫色・灰黒色
草丈:約
備考:葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰暗紫色と灰黒色です。そのため、そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●つづみ
育て方・楽天で購入
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・赤色・黄色(クリーム色)
草丈:約30cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。葉の色は個体差があり、着色葉の色は赤色・黄色(クリーム色)が見られます。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ハーモニー
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:緑色・赤色・桃色・紫色・白色
草丈:約30cm
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は個体差があり、着色葉の色は赤色・桃色・紫色・白色が見られます。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●バイカラートーチ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・白色(クリーム色)・桃色
草丈:約80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側が白色(クリーム色)、内側が桃色の複色系です。そのため、女性的な優しさを感じさせる可愛いお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●初紅
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・濃紅色・暗紫色
草丈:約70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉は濃紅色の単色系で、また周りの葉も暗紫色になる傾向があります。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●初夢
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・白色(クリーム色)・桃色
草丈:約70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側が白色(クリーム色)、内側が少しだけ桃色に染まる複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●華美・混合
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色
草丈:約50~70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。葉の色はミックスのため、緑色・桃色・紫色・白色の範囲で個体差があります。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●バニー・ミックス
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:切れ葉系とちりめん系
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色
草丈:約20cm
備考:葉の形は切葉系とちりめん系が組み合わされたような形のため、従来の葉牡丹とは一線を画す、モコモコとした個性的な葉の形をしています。そのため、変わった葉牡丹が好きな人に好まれる品種です。葉の色は個体差があり、着色葉の色は桃色・紫色・白色が見られます。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●パニエ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:灰黒色・紫色
草丈:約
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、主な色は灰黒色から紫色です。そのため、そのため、シックでモダンな雰囲気のあるお庭や、格調高い雰囲気のお庭などによく調和する品種です。
●晴姿
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・桃色
草丈:約80cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側がクリーム色、内側が桃色の複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ピーチレディ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色
草丈:80~90cm
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。着色葉の色は桃色で、女性的な可愛らしさを感じさせる品種となります。高性種で切り花ハボタンとして仕立てられることが多く、下葉かきをすることで、上部に丸葉が密に集まり、キャベツや薔薇の花をイメージさせる葉姿を形成します。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすいです。
●ファーストレディ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・濃い紅色
草丈:80~90cm
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。着色葉の色は紫みを帯びる濃い紅色で、上品さを感じさせます。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ファイン・ミックス
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・桃色・紫色・白色
草丈:約60~80cm
備考:葉の色はミックスのため、緑色・桃色・紫色・白色の範囲で個体差があります。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●冬紅
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・濃い紅色
草丈:約60~70cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は紫みを帯びる濃い紅色で、上品さを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●ブライトローズ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・濃桃色
草丈:約80~90cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は濃桃色で発色がよく可愛らしさを感じさせる品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●プラチナケール

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系・大阪丸葉系
葉の色:緑色・桃色・クリーム色・赤色・赤紫色・黒色
草丈:約
備考:タキイ種苗が2008年に発表した、葉表面にブルームのない新しいタイプの葉牡丹の品種です。プラチナケールは、葉表面に今までにない光沢とメタリックな質感がある事から、従来の葉牡丹と違う高級感やラグジュアリーな雰囲気を感じさせることが出来ます。プラチナケールにはルシール・シリーズやクリスタル・シリーズなどの幾つかのシリーズと園芸品種があるため、お庭の雰囲気に合わせて品種が選べる所も魅力となります。
●ブラックスワン

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:さんご系(切葉系)
葉の色:暗紫色(黒色)・紫色
草丈:約
備考:葉の形はさんご系で、葉縁部に羽状の深い切れ込みが入り、繊細でオシャレな見た目をしています。葉の色は暗紫色を基調として、葉脈が紫色をしています。また葉表面に強い光沢があるため、宝飾品を見てるような美しさがあり、ラグジュアリーなお2話によく調和する品種です。
●ブラックパール

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:黒色(暗紫色)・赤ピンク色
草丈:約
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。黒色(暗紫色)の外葉の色と、赤ピンク色の内葉の着色葉と色のコントラストが、小悪魔的な雰囲気をつくる事からガーリー系の可愛いお庭によく調和し、また葉表面に強い光沢があるため宝飾品のようなラグジュアリーな見た目をしている点が魅力の品種です。
●ブリリアントブラック
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:暗紫色(黒色)
草丈:約
備考:葉表面はマット状で高級感を感じさせ、殆ど黒色に見える暗紫色の葉色がシックで上品な雰囲気を感じさせる品種です。そのため、モダンなお庭や、格式高いお庭などによく調和します。
●ホワイトレディ
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:大阪丸葉系
葉の色:緑色・白色(クリーム色)・桃色
草丈:80~90cm
備考:葉の形は大阪丸葉系になるため、可愛らしさの中に優美さも感じさせる品種です。着色葉の色は外側が白色(クリーム色)、内側が少しだけ桃色に染まる複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●マルモ ドルチェ スパークリングロゼ

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・桃色
草丈:約
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。葉の色は緑色・クリーム色・桃色の複色で、外葉の色は緑色を貴重にクリーム色の覆輪が入り、中央の着色葉の色は桃色で可愛らしさを感じさせる品種です。
●ムーンライト
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:緑色・クリーム色・桃色
草丈:約80~90cm
備考:葉の形は東京丸葉系でキャベツの球を見てるような丸みのある可愛らしい形状をしています。着色葉の色は外側がクリーム色、内側が少しだけ桃色に染まる複色系です。そのため、可愛いをテーマにするお庭によく調和する品種です。高性種で茎が長く伸びるため、高さや立体感を演出するのに向き、また切り花として利用されることも多いです。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範を葉牡丹で埋めやすい点も魅力です。
●萌花マドモアゼル

学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:東京丸葉系
葉の色:灰緑色・灰クリーム色・灰桃色
草丈:約
備考:葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、灰緑色・灰クリーム色・灰紫色の複色です。そのため、アンティークで落ち着いた雰囲気のお庭や、大人っぽいエレガントなお庭などによく調和します。
●リトル ボンボン
学名:Brassica oleracea var. acephala cv.
葉の形:丸葉系・フリンジ咲き
葉の色:灰緑色・灰クリーム色・灰桃色(紫色)
草丈:約
備考:葉のサイズが、クラシカル ボンボンと比べて小さめで葉の数が少ないため可愛らしさを感じさる品種です。葉の形は丸葉系とフリンジ系の2種類があります。葉の色は全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、外葉は灰みを帯びる濃緑色で、内葉の着色料は灰クリーム色を基調に葉脈が灰桃色をしています。そのため、アンティークで落ち着いた雰囲気のお庭や、大人っぽいエレガントなお庭などによく調和する品種です。
■アブラナ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
■葉牡丹(ハボタン)の育て方
花壇の土づくり
●日照条件
葉牡丹(ハボタン)は、日向から半日陰の範囲で育てることが出来ます。ただし日光のよく当たる場所で最もよく成長するため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。
日照条件の分類(参考)
- 日向:直射日光が一日を通して6時間以上当たる場所です。一般的に全方位に障害物がない、またはお庭の向きが南向きの場所になります。
- 半日陰:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。一般的には、午前中のみ日が当たり、午後から日陰になる場所となります。そのため、お庭の向きは東向き、または木漏れ日がはいるような場所です。
- 明るい日陰:直射日光が二時間程度までしか当たらないか、殆ど当たらずに間接光だけで明るい場所です。一般的にお庭の向きが北向き、または建物の影など日差しを遮る障害物が多い環境です。
- 暗い日陰:森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
●土壌の土質
- 土質:基本的に通気性と排水性が十分であれば幅広い土壌に適応しますが、特に砂壌土や壌土で栽培するのが理想です。土壌が砂質で極端に水捌けが良いと乾燥が早まって萎れたり葉が落ちやすくなったり、栄養が極端に少ない土壌では生育が悪くなることがあります。また粘土質で硬い土壌は根張りが悪くなり、ジメジメとした過湿が続く土壌は根腐れを引き起こす可能性があるため避けた方が良いでしょう。
- 肥沃さ:原種は、地中海沿岸の崖地などに見られ、肥沃さはほとんどない場所ですが、葉牡丹は一定の肥沃さがある土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら堆肥(腐葉土など)を用土全体の2割を目安に混ぜ込むとよいでしょう。堆肥を入れることで土壌の通気性・排水性・保水性が改善され、根の活着を高め根張りをよくしたり、堆肥に含有する有機物が微生物の働きを促進して土質を改善したり、さらに植物の栄養補給にも寄与します。
- pH:pHは6.0~7.0の弱酸性から中性に適応します。土壌のpHを測定して適正範囲外にある場合は土壌改良材などを用いてpHを調整しましょう。pHが適正範囲から極端に外れた土壌では微量要素などの栄養を上手く吸収出来ずに生育不良になる場合があります。
土壌診断と改善の行い方(参考)
- 排水性の診断:深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘り、穴の中を水で完全に満たす。一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になります。※それ以下またはそれ以上である場合は排水が悪い、または排水がよすぎる可能性があります。
- 排水性の改善:花壇を高くしたり、ロックガーデンを作り、植物を植える場所を周囲より高くする。また縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる。
- 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を出来るだけ深くまでさします。支柱の入った部分が30cm前後あれば一般的な植物であれば、根を張るのに十分な作土層がありますが、それ以下であれば改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
- 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って30cm程度の深さまで掘り起こして解します。また石がある場合は土ふるいを使用して取り除きましょう。
- 土壌(土性)の性質の診断:土壌の通気性・保水性・保肥力を知るために、土壌を砂土・砂壌土・壌土・埴壌土・埴土に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。
- 砂土:排水性と通気性が高く乾燥しやすいため、水分過剰による根腐れを引き起こしにくい。診断は、適度に湿らせた土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触がある。手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れる。
- 砂壌土:排水性と通気性が高く乾燥しやすい傾向がある、砂土と比べると、保水性と保肥力が少しあるため、乾燥気味の土壌を好む植物などに向いています。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねると、緩く固める事が出来るが崩れやすい。
- 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高いため土壌管理がしやすい。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来る。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しい。
- 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい傾向がある。診断は、適度に湿らせた土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じる。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが出来て、輪っかに曲げても切れにくい。
- 土壌(土性)の性質の改善:土壌の診断をしたら、植物が求める環境に合わせて土壌改良材をいれます。
- 通気性・排水性の改善:通気性・排水性の高い土壌改良材(パーライト・日向土・川砂・バーク堆肥 など)を混ぜ込む。
- 保水性の改善:保水性の高い土壌改良材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を混ぜ込む。
- PHの診断:土壌のPHを調べる方法は土壌酸度計を土壌に突き刺すタイプ・リトマス紙を溶液に浸すタイプ・ペーハー測定器を溶液に浸すタイプ・アースチェック液を溶液に垂らすタイプ等があります。製品によって調べ方がことなるため、詳しい手順は製品の取り扱い説明書をご覧下さい。
- PHの改善:PHを診断後に植物の適正なPHに合わせて、土壌改良材を入れてPHの改善をおこないます。
- PHを酸性に改善:ピートモスを使用する場合はPHを1下げるために、1㎡あたり、ピートモスを約1.2kgを入れて混和します。
- PHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してPH1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて混和します。
- 肥沃さの診断:肥沃さは土壌の色によりある程度診断できます。土壌の色は成分や状態を示しており、簡易的に植物を育てるのに適しているか調べる事が出来ます。黒色の場合は腐植が多く肥沃な傾向があり、赤色・黄色・白色の場合は腐植が少なく肥沃でない傾向があります。
- 肥沃さの改善:土壌に堆肥または微生物資材を入れます。堆肥を入れる量は土の量に対して二割から三割程度にします。入れ過ぎると通気性・排水性・保水性のバランスが崩れて植物が育つのに不適な環境になりやすいため注意してください。
※詳しい土壌診断と改善方法はこちらのリンクからご覧下さい
鉢土づくり
●日照条件
葉牡丹(ハボタン)は、日向から半日陰の範囲で育てることが出来ます。ただし日光のよく当たる場所で最もよく成長するため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。
●培養土
葉牡丹(ハボタン)の培養土を購入する場合は、一般的な草花の培養土で良いでしょう。
培養土を自作する場合
- 培養土の特性:葉牡丹は成長のため多くの栄養を必要とし、一定の肥沃さがある土壌を好みます。そのため、培養土を作成する場合は、通気性・排水性を重視しながら、適度に堆肥が入る肥沃な培養土を作る必要があります。また酸性土壌では栄養を上手く吸収出来ずに生育不良になる場合があるためpHは6.0~7.0の弱酸性から中性に調節しましょう。
- 土壌改良材(無機質):通気性・排水性・保水性を改善する目的で、赤玉土や日向土などの土壌改良材を6割~7割を目安に配合します。土壌改良材の土粒は小粒・細粒を利用します。大きすぎる土粒を使うと、培養土の中に大きな空隙が出来て根の活着が悪くなり、保水性も悪くなり植物の生育が悪くなる原因となるため避けてください。
- 土壌改良材(有機質):腐葉土などの堆肥を全体の3割~4割を目安に培養土の中に配合します。堆肥は土壌の物理性・化学性・生物性を改善して、根の活着を高めて根張りをよくしたり、栄養素を含有しており、微生物の働きを促進して土質を改善したり、植物の栄養補給に寄与する働きがあったりします。
培養土の配合例
- 基本の配合:赤玉土(小粒)7割+腐葉土3割+苦土石灰適量+元肥適量
- 培養土が劣化しにくい配合:日向土(細粒・小粒)4割+硬質赤玉土(小粒)3割+腐葉土2割+くん炭1割+元肥適量
- 比重が軽い配合:赤玉土(小粒)4割+パーライト3割+バーミキュライト1割+腐葉土2割+苦土石灰適量+元肥適量
土壌改良材(無機質)
- 赤玉土:赤玉土とは関東ローム層の中層にある赤土を乾燥させて、粒の大きさごとに分けた土壌改良材です。
- 特徴:赤玉土は通気性・排水性・保水性のバランスが抜群に良いことから擬似団粒構造をした土壌改良材とも呼ばれています。無菌で雑菌が繁殖しにくく、雑草の種も含まれないため挿し木用土やインドアグリーンの土としても使われる。
- 比較:鹿沼土と比べて赤玉土の方が保水性・保肥力に優れており、PHが中性に近い弱酸性のため幅広い植物で利用しやすい。赤玉土は鹿沼土よりも粒が崩れて劣化しやすいため、使い続けると微塵が出て通気性・排水性を悪化させる事がある。
- 注意点:赤玉土はリン酸を固定してしまい、植物が吸収出来る状態で無くす事があるため、リン酸の肥料を多めにやる必要がある。赤玉土の粒はやや崩れやすいため再利用出来る割合が少ない傾向があり、微塵は粘土質になり通気性・排水性を悪くする事がある。
- 用途:一般的な草花・花木・多肉・サボテン・山野草・水生植物など幅広い植物の土壌改良材として利用されます。無菌のため挿し木・種まき用土・インドアグリーンの培養土などに利用される。
- 硬質赤玉土:硬質赤玉土は赤玉土を高温で焼いて硬質化したものです。
- 比較:硬質赤玉土は赤玉土と比べて、粒が硬いため砕けて劣化しにくく、通気性・排水性が高くなっています。一方で保水性が悪くなっているため、一般的な草花で使うと土壌が乾きやすくなり水やりの頻度が増えやすいです。
- 用途:多肉植物・サボテン・山野草などに使われる事が多い。
- パーライト:パーライトは、真珠岩や黒曜石を粉砕して小さくした後に、高温で熱して中に含まれる水分を発泡させ多孔質にした資材です。
- 特徴(真珠岩系):表面に光沢があり滑らか、通気性・排水性に非常に優れている、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 特徴(黒曜石系):表面に光沢があり滑らか、通気性・排水性に非常に優れている、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 用途:土壌の通気性・排水性を改善する目的、真珠岩系では通気性・排水性・保水性をバランスよく改善する目的で利用されます。一般的な草花の育成などでよく利用されており、比重が軽いため培養土の軽量化などに欠かせません。
- 日向土(ボラ土):日向土は別名でボラ土とも呼ばれる、宮崎県南部で産出される軽石です。
- 特徴:通気性と排水性に非常に優れており、多孔質なため保水性も適度に確保出来ている、比重は約0.6とバランスがよい。※鹿沼土と比較すると頑丈で形状が崩れにくいため再利用しやすく、PHが殆ど中性なため扱いやすい、一方で鹿沼土と比べると保水性がそれほど高くない。
- 用途:土壌の通気性や排水性を改善するのに利用されます。草地・岩場・高山地帯・砂地に自生する植物などを育てるのに向いており、一般的な草花から多肉・サボテン・山野草などの育成でも利用されます。す。
- 川砂:川砂は岩石(花崗岩・石英・長石等)が風化して生じる灰白色をした砂で、採られる場所により富士川砂・矢作砂などと呼ばれたりもしています。
- 特徴:粒子が大きく通気性・排水性が優れており、保水性と保肥力が殆どない。比重が約2.5~2.6と大きく安定感があるため植物をしっかりと支える事が出来る。
- 用途:土壌の通気性や排水性を改善するのに利用されます。岩場・高山地帯・砂地に自生する植物などを育てるのに向いており、多肉・サボテン・山野草・盆栽等の育成でよく利用されます。
- ゼオライト:ゼオライトは沸石とも呼ばれる鉱物の一種です。
- 特徴:水質浄化・脱臭効果・高い保肥力などにあります。そのため、根腐れ防止や肥料の流失や肥効の継続に効果を発揮します。一方で、入れすぎると肥料が効きにくくなるなどのデメリットがあるため、土壌や培養土に5%程度混ぜて使われる事が多いです。
土壌改良材(有機質)
- 腐葉土:腐葉土は広葉樹の落ち葉を腐熟させた改良用土です。
- 腐葉土を選ぶ基準:腐葉土は完熟していて湿り気のある物を選びましょう。完熟していると、見た目が黒っぽくなり、葉の断片が小さくなっています。逆に油脂成分の多い針葉樹の葉が入っていたり、未熟な茶色の葉が混じっていたり、断片が大きく乾燥していたりする腐葉土は、植物の根を傷める原因にもなるため避けた方が良いでしょう。
- 腐葉土の特徴:土壌の膨軟性を高めるため空気の通りが良くなり根の成長を助ける。土壌の通気性・保水性・保肥力を高めるため植物が育ちやすい環境となる。腐葉土は微量要素を含んでいるため植物が栄養を補給して健康に成長する助けとなり、また微生物の働きも活性化するため土壌が肥沃になる。PHが中性のため扱いやすい。
- 用途:土壌の保水性・保肥力・通気性を改善したり、微生物を活性化して土壌を肥沃にしたりする働きがあるため、多くの植物を育てる際の改良用土として利用されます。
- 牛糞堆肥:牛糞堆肥は、牛糞を主原料にして、籾殻・藁・オガクズなどを加えて、微生物の力で発酵さて作られた土壌改良材または肥料です。
- 選ぶ基準:牛糞堆肥は見た目が黒っぽく、悪臭がない、しっかりと発酵しているものを選びましょう。
- 特徴:牛糞堆肥には少量ですが窒素・リン・カリの肥料成分を含んでおり、また中量要素や微量要素の養分も含まれているため、植物が栄養を補給して健康に成長する助けとなり、また微生物の働きも活性化するため土壌に団粒構造を作り肥沃な土壌を作り出す助けとなります。また土に混ぜるだけでも通気性・保水性・保肥力を高める効果があり植物が育ちやすい環境となります。
- 注意:牛糞堆肥は塩分濃度が高めで、分解も早いため、土量に制限のあるコンテナ栽培(プランター)ではあまり利用されません。
- 用途:培養土の中にひと握りほどの少量の牛糞を入れて肥沃さを高められることがある。土壌の保水性・保肥力・通気性を改善する目的、土の団粒化や土壌の肥沃化を促す目的で土壌改良で使用される事が多いです。
- くん炭:くん炭は、もみ殻を炭化させたものです。
- 特徴:通気性と排水性が抜群によいため根腐れ防止効果があります。菌根菌などの有用微生物を活性化させる効果があるため、植物が菌根菌と共生して病気に強くなったり水分・栄養を補給しやすくなる事がある。植物の成長に必要とされるミネラルを含有していて、またケイ酸が50%近く含有しているため茎・葉が頑丈になりやすく病害虫に強くなる傾向がある。PH8前後の高いアルカリ性を示す。
- 用途:根腐れ防止・酸性土壌の改善などのために土壌に10%程度混ぜて使われる事が多いです。
水やりの仕方
葉牡丹(ハボタン)の原種は、地中海沿岸の崖地などにあり比較的耐乾性が強い植物ですが、栽培品種は株を大きく成長させるため、適度に水が与えられる環境を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら適切に水やりをしましょう。
地植えで栽培する場合は、基本的に降雨に任せて育てることが出来ます。ただし、雨が全く降らずに土壌が乾燥していたり、極端な暑さで乾燥が早くなっている場合は水やりが必要となります。鉢植えで育てる場合は、地植えと比べて乾燥がかなり早いため、定期的な水やりが必要です。培養土の状態を見ながら水やりをする必要があるでしょう。
注意することは、極端な過湿にしないことです。過湿は、病原菌の繁殖を招いて株を腐敗させたり、根の呼吸を妨げて根腐れを引き起こしたりする原因になります。そのため、水やりの頻度には十分な注意が必要です。
●水やりの方法
- 秋の水やり:種が発芽し生育が旺盛になる季節です。そのため、土壌の表面が乾燥したタイミングで、鉢植えなら鉢底から水が流れ出るまで、地植えなら土壌深くに水が染み込むまで、たっぷり水を与えましょう。
- 冬の水やり:土壌の乾燥は他の季節と比べると緩やかに進み、水やりの頻度も少なくなり、株の生育も緩やかですが生育期間中のため、水やりはしっかり行いましょう。基本的に水やりのタイミングは秋と同様に土壌の表面が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えます。
- 春の水やり:株は生育旺盛で、多くの水を必要とします。そのため、秋と同様に土壌の表面が乾燥したタイミングで、鉢植えなら鉢底から水が流れ出るまで、地植えなら土壌深くに水が染み込むまで、たっぷり水を与えましょう。
- 夏の水やり:夏の高温多湿で株は枯れることが多いです。夏越しさせたい場合は、冷涼な環境で管理し、朝の涼しい時間帯に土壌の表面が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えることが大切です。
土壌の乾燥の確認方法
- 土壌表面の乾燥:土壌の表面の乾燥とは、土壌の最も上の部分の表面が乾燥している事です。土壌表面の乾燥の確認方法には目視・触感・専用の道具があります。
- 目視で確認:土は濡れているなら色が濃くなったり黒っぽくなったりしていて、乾燥すると色が白っぽくなります。
- 触感で確認:土の表面を指で触ってみてます。土は濡れていると湿り気があり、乾燥しているとサラサラとしています。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
- 土壌の表層の乾燥:土壌の表層の定義は様々ありますが、ここでは土壌の表面より5cm以下にある事にして、また土壌の表層の乾燥とは土壌の表面から5cm以下が乾燥していることになります。
- 目視で確認:透明な植木鉢を使用して植物を育てます。透明で土の色の変化が分かるため、土表面から5cm以下の土の色が白っぽくなってきたら水やりを行います。
- 重量で確認:鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、土が乾燥した時の軽さを覚えておいて土の乾きを判断します。
- 道具で確認:割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串の色と湿り気を見て乾燥具合を確認します。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
肥料の与え方
葉牡丹(ハボタン)は肥沃な土壌を好み、肥料は生育を促進します。ただし、9月下旬以降に肥料が残ると、本来は多彩な色彩になる葉色が、緑色主体になり上手く着色しないことがあります。そのため、生育段階に応じて肥料の与え方に注意する必要があります。
●肥料の与え方
- 元肥:元肥は植付け前または植付け時に土壌の中に入れて施す肥料です。
- 肥料の成分:窒素・リン酸・カリの割合が等量か、それに近い肥料を選びます。
- 肥料の製品:有機肥料(植付け前)・緩効性肥料・配合肥料(BB肥料など)がおすすめです。
- 施し方:全面施肥・溝施肥(有機肥料)
- 全面施肥:植物を植付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和する方法です。有機肥料を使用する場合は発酵時のガスや高温で根を傷める事もあるため、植付け2週間程度前に肥料を入れて混和する。
- 溝施肥:植物の植付けを行う場所に深さ20cm程度の穴を掘り、溝(穴)の中に有機肥料を入れる。穴の中に土を少し戻す。苗の高さを調節しながら植付けを行う。
- 追肥:植物が生育する途中で施す肥料です。土壌中の栄養素は植物が吸収して減っていくため、追肥をする事で補います。
- 肥料を与える時期:7月下旬~9月上旬頃まで行います。
- 肥料の成分:窒素・リン酸・カリの割合が等量か、それに近い肥料を選びます。
- 肥料の製品:液肥・固形肥料(速効性)がおすすめです。
- 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約10~14日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の株元を中心に根が張っている範囲にまんべんなく、全ての根に液肥が行き渡るように施しましょう。
- 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
剪定のやり方
葉牡丹(ハボタン)は基本的に剪定は不要ですが、株の健康を保ち鑑賞価値を高める目的で古葉取りが行なわれます。また切り花や踊り葉牡丹として楽しみたい場合は、下葉かき、摘芯、切り戻しなどの作業が必要になることもあります。
●剪定方法
- 古葉取り:株を観察して、枯れてしまった葉、葉が変色したり傷んでいて不要と感じる葉を探します。これらの不要な葉を根元付近でハサミなどを使いカットして取り除きましょう。これを行うことで、株元に太陽光が届き過湿を防ぎ、風通しが良くなり病害虫の発生を抑制します。また栄養が若い芽や葉に集中するため生育が促進されます。
- 下葉かき:高性種の切り花ハナボタンで行なわれる作業です。本葉が約15~20枚になる頃から、上部の葉を残して下葉を落とします。これを行うことで、風通しが良くなり、また栄養が分散することが防がれるため、茎が長く伸びて、上部の葉がよく成長し、発色もよくなります。
- 踊り葉牡丹仕立て:踊り葉牡丹とは、茎の分枝を促し、複数の茎頂に葉牡丹のロゼットを形成させて、枝葉が踊っているように仕立てる方法です。これは、高性種から矮性種まで仕立てることが可能ですが、一般的には高性種で行われます。仕立て方は二通りあり、一番目は初年度から楽しめる方法で、高性種を使い、苗の葉が20~25枚ついた段階で摘芯して分枝をうながしてください。二番目の方法は、二年度以降に楽しむ方法になり、春頃に茎が長く伸びるため、開花後のケツジツ前に、茎の半分程度を切り戻して、脇芽を成長させ側枝を発生させます。
夏越しする方法
葉牡丹(ハボタン)は、日本の高温多湿に弱く基本的に夏越しは難しいです。園芸上は一年草扱いになり、春頃に開花し、その後に結実したら、夏頃に株が衰退して枯れます。夏越しさせたい場合は、開花後の春頃に茎を半分程度を目安に切り戻して、結実による株の消耗を抑え、冷涼な環境で栽培することが大切です。
播種で増やす
葉牡丹(ハボタン)の種蒔の方法
- 播種時期:2月~5月/7月~9月
- 発芽適温:約20~25度
- 発芽日数:約3日~7日
- 備考:
種まき手順
- 種まきの時期:2月~5月/7月~9月
- 培養土の準備:直播き・移植栽培※移植栽培はコストや手間が増えますが、苗を病害虫から保護したり、温度・水分の管理が楽になり成功率が高まります。
- 直播き:畑やプランターの土を整えます。
- 移植栽培:プラグトレー・ピートポット・ポリポット・不織布育苗ポット・ジフィーセブンなどに種まき用の培養土を入れて栽培できます。おすすめは沢山の苗を一気に生産できるプラグトレーなどです。
- 種の撒き方:点撒き・すじ撒き・バラ撒き
- 種まき後の管理:種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
- 発芽後:発芽が揃ったら、株同士の間隔を見て、混んでる場所の苗を間引きます。また間引きした苗は別の場所に移植することもできます。※直播きする場合は成長に合わせて株同士がくっついているものを状態がいい方を残し間引きするとよいでしょう。
- 移植:小さなプラグトレーやポットで移植栽培をしている場合は、本葉が2枚以上になったタイミングでポットなどに移植します。出来るだけ根鉢を崩さないように注意しましょう。
- 定植:株がある程度の大きさになったら定植します。定植が遅れると移植時に根を傷付けるリスクが増えると同時に、苗が老化して定植後の成長も悪くなるリスクが高まります。
※鎮圧は土と種の密着度を高め水分の吸収をよくします。