イエライシャンの特徴
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原産:中国/インド 科:キョウチクトウ(Apocynaceae) 属:テロスマ(Telosma) 種:トンキンカズラ/コルダータ(cordata) 別名:イエライシャン(夜来香)/テロスマ・コルダータ 開花時期:6月~9月 花の色:黄色● 葉色:緑色● 分類:常緑ツル性木本 草丈:約200~500cm 誕生日: 花言葉:「高貴」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
イエライシャンは学名Telosma cordata、和名では「トンキンカズラ」とも呼ばれる中国及びインドを原産とする常緑ツル性木本です。園芸では和名で流通する事は少なく、一般的に中国名の「夜来香(イエライシャン)」の名称で流通しており、名前の由来は夜に芳しき香りを放つ花からきています。
イエライシャンの特徴(由来)
- 花は南国を連想させる甘くトロピカルな香りがあり
- ↳特に夕方から夜にかけて強く香ります
- 自生地の中国やインドでは花を炒め物や卵焼き風の料理にして食べられます
- ↳栄養豊富(タンパク質・ビタミンA・ビタミンB群等)です
- ツルは最大500cmまで伸びる事が可能で
- ↳トレリス等の資材を用意しておけばツルを絡ませ登る事が出来ます
開花時期は初夏から秋、花色は黄色、個々の花は筒状で花先が5裂して直径約1.5~2cmになり、花序は散形花序に花を咲かせます。樹形はツル性で高さは約200~500cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は腎臓形(心形)、葉序は対生葉序につきます。
イエライシャンの香りの印象と精油成分
イエライシャンには、「柑橘類」や「フローラル(花)」を想像させる甘い香りがあり、花の香りを特徴づける精油には「ゲラニオール」や「β-イオノン」や「ジヒドロ-β-イオノン」等が含まれています。
- ゲラニオールは「フローラル」「柑橘系」「甘い」「ローズ」等に例えられるマイルドな香りがあり、風味(フレーバー)はフルーティーです。一般に植物ではゼラニウムやクチナシ等に含まれており、精油は食品の香料やアロマオイル等に利用されています。ゲラニオールの精油の効果には、まだ研究段階で科学的根拠が不十分なものもありますが「抗菌・抗真菌作用」「抗酸化作用」「抗炎症作用」「抗がん効果」等があります。
- β-イオノンは「スミレ」「ラズベリー」「ウッディ(木の香り)」等に例えられる甘くフルーティーな香りがあり、甘くフルーティーな風味(フレーバー)があります。一般に植物ではラズベリーやバラ等に含まれており、精油は食品や香水等に利用されています。
- ジヒドロ-β-イオノンは「ウッディ(木の香り)」「ラズベリー」等に例えられる素朴な疑問でフルーティーな香りがあります。
イエライシャンの栽培
イエライシャンは挿し木や播種によって増やすことが出来ます。夏の暑さに強い一方で冬の寒さに極端に弱いため管理に注意が必要です。
イエライシャンの育て方