- 原産:西アジア/中央アジア
- 科:ユリ科(Liliaceae)
- 属:チューリップ(tulipa)
- 別名:鬱金香(ウコンコウ)/牡丹百合(ぼたんゆり)
- 系統:トライアンフ系
- 品種:ジュディスファミリー・ミックス
- 開花時期:3月~5月(中生種・4月中旬~)
- 花の色:赤色●黄色●橙色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 草丈:約40~50cm
- 誕生花:3月22日
- 花言葉:魅惑・博愛・思いやり
- 用途:切り花/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:チューリップ(ジュディスファミリー・ミックス)を楽天で購入
| 目次 | ||
| ||
| 花壇土 | 鉢土 | 水やり |
| 肥料 | 剪定 | 夏越し |
| 冬越し | 増やし方 | 病気 |
チューリップ(ジュディスファミリー・ミックス)とは!?
チューリップ(ジュディスファミリー・ミックス)の特徴は、花の形が一重咲きのカップ型で丸みを帯びた可愛らしい外観をしている所や、花の色に個体差があり赤色・黄色・橙色・白色の範囲であり、色の違う株が楽しめる所等にある、トライアンフ系の園芸品種です。
ジュディスファミリー・ミックスは、花の形が丸みを帯びる形をしているため可愛らしい雰囲気を演出することができます。またミックスは色の幅があるため、花壇を明るく華やかに彩りたい時などにも向く品種です。
チューリップとは!?


チューリップの学名はtulipa、別名では「鬱金香(ウコンコウ)」や「牡丹百合(ぼたんゆり)」等とも呼ばれている多年草です。チューリップは属の中に約75種があり、園芸品種は数千あります。原産地は西アジアから中央アジア、自生地は牧草地や草原等にあります。
チューリップの語源(由来)
- 属名のtulipaは、神聖ローマ帝国の大使としてオスマン帝国に赴任した、オージェ・ギスラン・ド・ブスベック(Ogier Ghiselin de Busbecq 1522-1592)がトルコの書簡の中で「トルコ人はこの植物を表すときにtulipantを使っている」と述べた事に由来しています。
- tulipantはトルコ語で「ターバン」を意味する「tülbend」から来ていると言われています。一説には、オスマン帝国ではターバンにチューリップを飾る習慣があった事から、翻訳者がターバンとチューリップを混同して間違えたともいわれています。
チューリップの特徴(魅力)
- チューリップの特徴は、茎が垂直に伸びる所や、葉が下部に集まる傾向が強い所、花の形がカップ型でユニークな外観をしているところ等にあります。シンプルでありながら、一目で分かるユニークな花姿をしているため、小さな子供のお絵描きの題材にもよく選ばれる人気の高い植物です。
- 園芸では、春の花壇を彩る代表的な植物として利用されており、花壇に並べて植えられたり、寄せ植え素材として利用されたり、切り花として利用されたり、幅広く活用されています。
- 草姿は鱗茎から茎を10~70cmまで垂直に伸ばし、下部に長楕円形の葉を平均2~6個付けて、頂部に一個の花を咲かせます。
- 基本的に横への広がりがほとんどなく真っ直ぐと成長するため、花壇に植えるとスタイリッシュでカッコイイ印象を与えたり、洗練された印象を与えることができます。
- ただし、あまりにシンプルなため単独で植えてしまうと寂しい印象を与える事が多いです。そのため、10以上の球根をグルーピングして植えられる事が多いです。
- 開花期間は三月から五月の間です。また花が咲く時期により早生種(3月下旬~)・中生種(4月中旬~)・晩生種(4月下旬~)の三パターンに分けられます。
- チューリップの開花を長く楽しみたい場合は、早生種・中生種・晩成種を組み合わせながら計画的に植えて、リレー咲きさせるとよいかもしれません。
- 花の形は、カップ型または皿型をしており、花被片の形や数などで約5種の花の形があります。
一重咲き系(Single):花被片の数は6個、最もシンプルな形をしているチューリップです。
八重咲き系(Double):花被片の数が多く、薔薇や牡丹の花のように花被片が開くため、花姿はとても華やかで、花の直径は10cmを越える事もあります。
ユリ咲き系(Lily-flowered):花被片の先端が尖り、花被片の上部が外側へと反り返るため、ユリの花のような外観をしています。
フリンジ咲き系(Fringed):花被片の縁部分に細かい切れ込みが入り、糸状の飾りのようなフリンジがあります。
パーロット系 (Parrot):花の花被片に深い切れ込みが入ったり、不規則に捻れフリルしたりしています。そのユニークな形状からオウムの羽根に例えられる事もあり、チューリップの中で最も派手で華やかな花を咲かせるグループともいわれています。
- チューリップの仕立て方には「寄せ植え」「大量植栽」「切り花」等があります。
寄せ植えとは、鉢の中や花壇の中に異なる種類の植物を密植するように植えて、狭い空間の中に形と色の変化を作り、美しくデザインする植栽方法です。寄せ植えはデザインによってお庭の雰囲気に統一性を出したり、季節を感じさせたりする事が出来ます。
大量植栽とは、お庭や花壇などの一定の範囲に大量に植物を植えて、景観を美しくする目的で行われる仕立て方です。
チューリップは、球根が安価で求めやすく、育てやすいため大量植栽を行いやすい植物です。植栽方法については植栽テクニックからご覧下さい。
- 切り花とは、花や葉を茎をつけた状態で植物から切り取り、花瓶などに生けて飾り楽しむ花の事です。
- チューリップは管理の仕方などにも左右されますが、花瓶の中で約5~7日の日持ちがあります。
チューリップの草丈は約10(~70)cm、鱗茎の卵形または円錐型、鱗茎の外皮の色は淡褐色から暗褐色です。※鱗茎は地下茎に養分を溜めて肉厚になった鱗片葉が重なり球状になったものです。
葉序は根生葉または互生葉序(下部に集まる傾向がある)、葉の枚数は平均2~6枚(最大12枚)、葉の形は長楕円形や披針形、葉の質感は肉厚でワックス状、葉の色は緑色または青緑色です。
花序は単頂花序、一般的に花の形は花被片6個(花弁3個・萼片3個)がカップ型または皿型に重なり、雄蕊が6個、雌蕊が子房3・花柱1・柱頭3あります。花の色は赤・桃・橙・黄・紫・白・黒です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果の形は楕円形から球形、色は緑色から褐色または灰褐色になる。
チューリップの園芸分類
- 一重早咲き系(Single Early)
- 八重早咲き系(Double Early)
- トライアンフ系(Triumph)
- ダーウィン・ハイブリッド系(Darwin Hybrids)
- 一重遅咲き系(Single Late)
- 八重遅咲き系(Double Late)
- ユリ咲き系(Lily-flowered)
- フリンジ咲き系(Fringed Group)
- ビリディフローラ系(Viridiflora)
- パーロット系(Parrot)
- クラウン咲き系(Coronet)
- レンブラント系(Rembrandt)
- マルチフラワー系(Multiflowering)
- グレイギー系(Greigii)
- フォステリアナ系 (Fosteriana)
- カウフマニアナ系 (Kaufmaniana)
- 原種系(Species or Botanical)
一重早咲き系(Single Early)
一重早咲き系 は、開花が3月下旬頃から始まる早生種です。花の形は一重咲きで、普通はカップ型です。草丈も20~50cm程度と矮性になる傾向があります。
八重早咲き系(Double Early)
八重早咲き系は、開花が3月下旬頃から始まる早生種です。花の形は八重咲きですが、晩生種と比べると花被片の数が少ない傾向にあります。草丈も20~30cm程度と矮性になる傾向があります。
トライアンフ系(Triumph)
トライアンフ系は、最も多くの品種を含むグループと言われています。開花は4月中旬頃から始まる中生種、花の形は一重咲きのカップ型、花の色は殆ど全てがあり、風雨にも負けない丈夫な茎をもちます。
- フライングドラゴン
- ジュディスファミリー・ミックス
- パラデロ
- フラッグファミリー・ミックス
- ジャグジー
- スプリングタイド
- ロデオドライブ
- メリーウィドー
- フレーミング フラッグ
- ディスコ
- パルラーダ
- グレースランド
- タイムレス
- メリープリンス
- タイムアウト
- カルガリーフレーム
- ダイナスティー
- ロイヤルバージン
- ミセスメドベージュワ
- モンテズマ
- サレンダー
- ダッチデザイン
- パープルフラッグ
- イルデフランス
- フレンドシップ
- タイスブーツ
- ワシントン
- カンザスプラウド
- ハッピーフィート
- リブライエ
- シナエダブルー
- ピンクアーダー
- コンチネンタル
- デンマーク
- ハクウン
- アクアレル
- ストロングゴールド
- プリンセスイレーネ
- ヘニーファンダーモスト
- ストロングラブ
- ファーストクラス
- ピンクツイスト
- ユニークデフランス
- ペイズバス
- ホワイトドリーム
- ダーウィスノー
- シネダブルー
- ハッピージェネレーション
- マッチ
- ジュディースレイスター
- シンフォニ
- 紫雲
- ガンダーズラプソディ
- シルクサプライズ
- ビューティートレンド
- マンゴーチャーム
- リンファンダーマーク
- 黄小町
- アイスローリー
- ガボタ
- スラワ
ダーウィン・ハイブリッド系(Darwin Hybrids)
ダーウィン・ハイブリッド系は、オランダの育種家による作出されたダーウィンとフォステリアナの雑種です。ダーウィンよりも花が大型でフォステリアナの耐ウイルス性を受け継いでいます。開花は4月中旬頃から始まる中生種です。花の蕾の段階では円錐型をしている所が特徴で、花の形は卵形からカップ型をしています。草丈は約50~70cmです。
一重遅咲き系(Single Late)
一重遅咲き系は、開花が4月下旬頃から始まる晩生種です。花の形は一重咲きで、カップ型または皿型、花の色は複色を初めとして豊富な色の品種があります。草丈は約45~75cmです。
八重遅咲き系(Double Late)
八重遅咲き系は、開花が4月下旬頃から始まる晩生種です。花の形は八重咲き、花の大きさは10cmに達する事もあり、花被片の数も多く、牡丹や薔薇の花を想像させるような華やかな花を咲かせます。草丈は約30~50cmです。
ユリ咲き系(Lily-flowered)
ユリ咲き系は、開花が4月下旬頃から始まる晩生種です。花の形は花被片の先端が尖り、花被片の上部が外側へと反り返る傾向があるためユリの花のような外観をしています。草丈は約40~60cmです。
フリンジ咲き系(Fringed Group)
フリンジ咲き系は、開花が4月下旬頃から始まる晩生種が多いですが、様々な系統から突然変異で生まれる事もあるため開花時期は一概ではありません。花の形は花被片の縁部分に細かい切れ込みが入り、糸状の飾りのようなフリンジがあります。草丈は約30~75cmです。
ビリディフローラ系(Viridiflora)
ビリディフローラ系は開花が4月下旬頃から始まる晩生種です。花の形は一重咲きのカップ型、花の色に特徴があり、花被片の中央に縦筋の緑色のラインが入ります。草丈は約40~50cmです。
パーロット系(Parrot)
パーロット系 (Parrot)は、遅咲き系のチューリップからの突然変異から生まれた系統です。開花は4月下旬頃から始まる晩生種で、花の形は花被片に深い切れ込みが入ったりフリルしたりします。そのため、花に不規則な動きが生まれ、優雅で華やかな花姿が楽しめます。草丈は約30~65cmです。
クラウン咲き系(Coronet)
クラウン咲き系は、花被片が横方向に折りたたまれていて、先端部が外側に反っています。そのため、花の形が王冠や急須の注ぎ口を想像させるユニークな形をしています。
グレイギー系(Greigii)
グレイギー系は、中央アジアとイランが原産の種と、その園芸品種です。開花は4月中旬頃から始まる中生種です。花の形は一重咲きのボウル型、葉の中に暗色の斑点が入り、草丈は約20~30cmと矮性です。
フォステリアナ系 (Fosteriana)
フォステリアナ系は、中央アジアが原産の種と、その園芸品種です。開花は3月下旬頃から始まる早生種です。花の形は一重咲きのカップ型、草丈は約30~50cmです。
カウフマニアナ系 (Kaufmaniana)
カウフマニアナ系は、開花は3月下旬頃または2月頃から始まる早生種です。花の形は漏斗形で晴れている時は花被片が大きく開き、花被片は先端がやや尖る形状をしています。花が開いている時の花姿は水に浮かぶスイレンや、星の形等に例えられる事もあります。またグレイギー系との交配による影響で、しばしば葉の中に暗色の斑点が入る事もあります。草丈は約20~30cmと矮性です。
原種系(Species or Botanical)
原種系は、その名前が示す通り、チューリップの原種を集めたグループです。
チューリップの切り花の楽しみ方

- 切り花の収穫は花が十分水分を含んでいる朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 蕾が少し開いてきて、蕾の中の花弁(花被片)の色が確認出来る頃が収穫するタイミングです。※八重咲き品種は半開きのタイミングで収穫します。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが長くなります。
- 管理は必要に応じて数日ごとに切り戻しと水換えを行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約5~7日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水中につけた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの切り花で行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切り法は、水中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切り法を行うことで茎が詰まっている原因(微生物・空気・樹液など)を取り除いて、切り口の状態を正常に戻す効果があります。
水切り法のやり方
- 準備:花材と水の入った容器を準備する
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 切り花を生ける:切り口を別の容器にいれて水揚げするか、花器に入れて飾ります。
チューリップの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
チューリップ(ジュディスファミリー)の育て方
花壇の土づくり
日当り
チューリップ(ジュディスファミリー)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までて育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
チューリップは、通気性・排水性が高めの砂壌土または壌土が適しており、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。特に夏場の暑い時期に水分が停滞して、ジメジメとする過湿になると真菌などの影響で病気になりやすくなります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と排水性を改善して、腐葉土等の有機物もしっかり入れて、通気性の高い肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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植付け方法
- 植え付け時期
- 10月~12月頃です。
- 植え穴の深さ
- 植え穴の深さは球根の大きさの約2~4倍の深さに植え付けます。霜の降りない地域であれば浅めに植えても問題ありません。ただし寒さの厳しいでは深めにします。
- 球根の大きさに合わせて植え穴を決めることも出来ます。基本的に小さな球根は浅く、大きな球根は深く、約5~10cm程度の深さに植えます。
- 植える深さを二段にすることも出来ます。二段にする事で、よりチューリップにボリュームが出たり、寄せ植えを楽しめたりします。例えば、一段目は5cm程度の深さに他の球根や苗(ビオラ等)を植えて、二段目は10cm程度の深さでチューリップの球根を植える等です。
- 植付け間隔
- 植付け間隔は球根二個から三個分離して、十球以上まとめて植えると、グルーピングされて見た目が良くなります。
- ただし球根を密植すると株同士で競合してしまいます。球根に栄養をしっかり蓄えさせたい場合は15cm以上離して植え付けると良いでしょう。
- 植付け間隔は球根二個から三個分離して、十球以上まとめて植えると、グルーピングされて見た目が良くなります。
- 植え方
- 球根の成長点を上向きにして、球根の平らな部分の向きを揃えます。
- 球根の平らな部分と交差するように葉が出るため、球根の向きを揃えます。平らな部分を揃えておかないと葉同士が重なり合い雑多な見た目となりやすいです。
- 穴の中に球根を置いたら土を被せましょう。
鉢土づくり
日当り
チューリップ(ジュディスファミリー)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までて育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
培養土
チューリップは、一般的な草花の培養土で育てられます。培養土を自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
植付け方法
- 植え付け時期
- 10月~12月頃です。
- 植え穴の深さ
- 植え穴の深さは球根の大きさの約2~3倍の深さ、霜が降りない地域であれば更に浅く植えても問題ありません。
- 植える深さを二段にすることも出来ます。二段にする事で、よりチューリップにボリュームが出たり、寄せ植えを楽しめたりします。
- 例えば、一段目は5cm程度の深さに他の球根や苗(ビオラ等)を植えて、二段目は10cm程度の深さでチューリップの球根を植える等です。
- 植え穴の深さは球根の大きさの約2~3倍の深さ、霜が降りない地域であれば更に浅く植えても問題ありません。
- 植付け間隔
- 植付け間隔は球根一個程度離しておけば大丈夫です。十球以上まとめて植えると、グルーピングされて見た目が良くなります。
- 植え方
- 球根の成長点を上向きにして、球根の平らな部分の向きを揃えます。
- 球根の平らな部分と交差して葉が出るため、球根の向きを揃えます。平らな部分を揃えておかないと葉同士が重なり合い雑多な見た目となりやすいです。
- 穴の中に球根を置いたら土を被せましょう。
水やりの仕方
地植え
チューリップ(ジュディスファミリー)を地植えしている場合も必要に応じて水やりが必要です。土壌が極端に乾燥すると花を咲かせない事があるため注意しましょう。
冬の期間は土の乾燥が緩やかで成長も緩やかなため、頻繁な水やりは不要です。基本的には2週間に1回の頻度で水やりを行うと良いでしょう。2週間の中で雨が降った場合は、次の2週間まで水やりはいりません。
ただし春になり暖かくなってきたら、土壌の状態を見ながら水やりの頻度を上げていく必要があります。
鉢植え
チューリップを鉢植えで育てる場合は、土の乾燥が早くなるため注意が必要になります。土壌が極端に乾燥すると花を咲かせない事があるため注意しましょう。
基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
チューリップ(ジュディスファミリー)の肥料は元肥を入れておけば、追肥はいりません。
植え付け時に、土壌改良をして元肥を混ぜておきましょう。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 元肥は植付けの10日前、または植え付け時の10月~12月頃に与えます。
- 肥料の選び方
- 肥料は基本的に球根用の肥料を入れておけば問題ありません。
- 球根用の肥料以外で選ぶ場合は、肥料の三要素(窒素・カリ・リン)がバランスよく入っていて、肥効が緩やかに出て根を傷めにくい緩効性肥料がおすすめです。
- 元肥の与え方
- 秋の植え付け時に、用土の中に混ぜ込んでおきます。使用する肥料の使い方に合わせて、規定された分量で規定された場所に混ぜ込んで使いましょう。
剪定のやり方
チューリップ(ジュディスファミリー)の剪定は、花がら摘みを行います。花を剪定する事で、球根のエネルギーが温存されるため、翌年に花を咲かせる確率が高まります。
花がら摘み
花がら摘みとは、花色が悪くなったり花の外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みを行う理由
花がら摘みを行う主な理由は、球根のエネルギーを温存する事にあります。花を残しておくと、球根のエネルギーが沢山使われるため、翌年に花を咲かせるエネルギーが足りなくなる可能性があります。
花がら摘みをして葉を残す事で、光合成によるエネルギーを球根に効率よく貯めさせる事が出来ます。その結果、球根が大きくなるため、翌年にも花を咲かせる可能性が高まります。
花がら摘みのやり方
チューリップの花の剪定のタイミングは、花が咲いたら直ぐに切り花として収穫するか、花が咲き終わるのを待ってから行います。※球根を太らせて翌年も花を咲かせたい場合は花が咲いたら直ぐに収穫した方が良いでしょう。
花の剪定は、花茎の下から行います。葉は球根のエネルギーを補充するのに役立つため、残しておきましょう。
夏越しする方法
チューリップ(ジュディスファミリー)は、夏の期間は葉が落ちてしまい休眠します。
球根は植えたままにしておいても問題ありませんが、必要に応じて球根を掘りあげて分球したり、冷暗所で保管して秋に再度植え直す事も可能です。
チューリップの掘りあげ方法
- 掘りあげ時期
- 球根の掘りあげは6月頃です。茎や葉が黄色くなり枯れたら、掘り上げましょう。
- 球根を綺麗にする
- 球根を傷つけないように土を落とします。方法は、手やブラシ、流水などを使いましょう。
- 一度目の乾燥
- 球根が湿った状態では雑菌が繁殖して腐敗するため、貯蔵する前に、外側を乾燥させ、傷ついている部分にはカルスを形成させましょう。
- 直射日光を避けた日陰の風通しのよい場所に仮置きして、数日から一週間程度、乾燥させます。
- 球根を保管する
- 球根から茎・根を外します。茎・根は残したままにしておくと、そこから腐敗して球根が病気になる可能性があります。
- 球根を通気性の良い棒ネットの中に入れましょう。
- 秋まで、直射日光を避けた日陰の風通しのよい場所に保管します。
挿し木や株分けで増やす
チューリップは分球によって増やす事ができます。
チューリップの分球方法
- 掘りあげ時期
- 球根の掘りあげは6月頃です。茎や葉が黄色くなり、掘り上げましょう。
- 球根を綺麗にする
- 球根を傷つけないように土を落とします。方法は、手やブラシ、流水などを使いましょう。
- 一度目の乾燥
- 球根が湿った状態では雑菌が繁殖して腐敗するため、貯蔵する前に、外側を乾燥させ、傷ついている部分にはカルスを形成させましょう。
- 直射日光を避けた日陰の風通しのよい場所に仮置きして、数日から一週間程度、乾燥させます。
- 分球する
- 球根から茎・根を外します。茎・根は残したままにしておくと、そこから腐敗して球根が病気になる可能性があります。
- 分球してる球根を手で分割します。基本的には三年から五年に1回行うと良いでしょう。※小さな球根は、数年間(約2~3年)は花を咲かせる事が出来ません。
- 球根を保管する
- 球根を通気性の良い棒ネットの中に入れましょう。
- 秋まで、直射日光を避けた日陰の風通しのよい場所に保管します。














育て方
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