花壇の中で植物を健康的に育てたい場合は幾つかの事に気をつけないといけません。1つ目は「温度」です。植物はうまれた故郷により熱への耐性が違います。そのため自分の住んでる地域に合わせて植物を選ぶか暑さ対策が必要になるでしょう。2つ目は「湿度」です。植物によっては自生地が沼地等にあり水生で育つ植物や、殆ど雨の降らない気候で乾燥した土壌を好む植物等があります。どちらもその環境にあわせて育ってきたためお互い乾燥が苦手だったり多湿環境では根腐れをおこしやすい等の傾向があります。またその他にも「土壌の質」や「日当たり」等も当然大切な要素になってきます。
このページでは植物の植える環境の選び方や土壌の改善の仕方等を、目的や理由を添えて紹介しています。
植物を植える環境の選び方
日当たり
植物を育てる場合の日光量は一般的に「日向」「半日影」「明るい日陰」「完全な日陰」の4種類があります。
花壇に植える場合は、基本的(季節で多少変わる)には日照時間が変わりません。また基本的に植物を動かす事がないため、直射日光の当たる時間によって、植える植物を選ぶ方が良いでしょう。
日向
日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。基本的には植物は沢山の光を浴びる事で大きく成長して沢山の花を咲かせるため、光のよく当たる場所を好みます。
ただし日向は日陰と比べると、暑かったり、乾燥しやすかったり、夏場は特に直射日光が強くなるため光合成できる能力を超えて光を吸収してしまい葉やけを引き起こすリスクがあります。
半日影
半日影とは直射日光が3~5時間程度当たる場所、もしくは午前中のみ光があたり午後から日陰になる場所をさしています。
半日影の利点は成長に必要な日光量を確保しつつ、気温が高くなる昼からは涼しい日陰の環境で過ごさせる所にあります。環境ストレス(日差し・暑さ・乾燥等)は個々によっても植物にダメージを与えますが、複合するとより強いダメージを与えます。
そのため暑さや乾燥等に弱い植物は、例え日光のよくあたる場所で大きく成長したり沢山花を咲かせたりする場合でも、半日影に植えて上げた方がいいでしょう。
明るい日陰
明るい日陰とは、直射日光が殆ど当たらない場所ですが、窓から入る光や木漏れ日等で、間接光が当たるため比較的に明るい場所です。
明るい日陰の利点は直射日光が当たらないため、土壌が乾燥しにくかったり、夏場も比較的に涼しかったり、夏場の強い日差しにより葉焼けを引き起こす心配がない所です。
そのため、乾燥に弱い植物や、強い日差しに当たると葉がボロボロになりやすい植物等が明るい日陰に植えられます。また夏の暑さに弱い植物等が夏場限定で明るい日陰に移動してくる場合もあります。
植物が好む湿度
植物を花壇で育てる場合は、比較的に乾燥に強い植物が育てられる傾向にあるため、湿度が重要視される事は少ないですが。シダ植物やミント等の湿度の高い場所を好む植物もあります。
そのため、多湿を好む植物であれば湿度の高い環境を探して植えてあげたり、乾燥を好む乾燥地帯に自生する植物であれば湿度の低い場所を探して植えるあげる必要があります。
湿度の高い場所の特徴
- 降水量が多い地域
- 直射日光の当たる時間が少ない
- 土壌の保水性が高く乾燥しにくい
- 水が集まりやすい場所
- 空気の流れが停滞している場所
- 茎葉が繁茂して日光や風通しが悪くなっている
湿度の低い場所の特徴
- 降水量が少ない地域
- 直射日光がよく当たる場所
- 土壌が砂質で排水性が高く乾燥しやすい
- 周辺より地面が高い場所にある
- 空気の流れがあり通気性がいい
土壌の改善方法
天地返し
天地返しとは土壌の表層の土と下層の土を入れ替える作業の事を呼びます。
天地返しには、それぞれメリットやデメリットがあるため現在の土壌の状況や植物の状況、方針(出来るだけ手抜きたい)等に合わせて行うといいかもしれません。
天地返しの目的
- 土壌中にいる病害虫が寒風に当たる事で死に防除効果をうみだします。
- 雑草の種が下層にいく事で発芽抑制に繋がります。
- 雑草を土中深くに埋めるため生育抑制(枯れる)効果がうまれます。
- 表層にある植物の生育を邪魔する菌や生育抑制の物質等が入った土を、清潔な下層の土と入れ替える事で連作障害を防ぎます。
- 硬い土も深くまで掘り返す事で柔らかな作土層となり植物が根を張りやすくなります。
天地返しのデメリット
- 表層にある団粒構造が下層の重い土によって潰されてしまいます。
- 微生物を殺す事で結果的に病気や連作障害になりやすい土壌に変わるかもしれません。
- 土壌深くまで空気が入るため菌が活性化して有機物が減り、有機物が少ない土壌の場合は土が硬くなるかもしれません。
- 作業量が増えます。
天地返しのやり方
- 天地返しを行う時期は冬です。
- ↳病害虫を死滅させたり、土塊を風化させるため。
- 地面から深さ30cmまでの表土を掘りあげて穴の横に置きます。
- 更に50cmまでの深さまで土(心土)を掘り、表土の反対側に置きます。
- 表土を底に埋め戻し、心土を表土の上に埋め戻します。
作土層の改善
作土層とは土壌の表層にある柔らかな土の部分です。一般的には膨軟性があり、有機物が豊富に入る部分のため植物の根は殆どがこの部分に分布しています。作土層が浅いと植物の根の成長にも影響を与えます。
作土層を改善するべきかは土壌の状態にもよりますが、支柱を土にさしてみて「す〜」と入る部分が30cmあれば十分な作土層があります。土が硬く入らなかったり、深さが極端に浅い場合は作土層を改善した方がいいでしょう。
作土層の改善方法
- シャベルを使い深さ約30cmまで掘り起こします。
- ↳大きな石等があり深さが足りない場合は、盛り土をして対応します。
- 土が固まっている場合は手で解しましょう。
- 石が出てきた場合は根を張るスペースを奪ったり、栄養や水の保持する能力を落とすため取り除きます。
- ↳土ふるいがあれば効率よく石を取り除けます。
- この作業で作土層は柔らかくなりますが、時間が経つと硬くなるため、更に土質を改善したり有機物を入れる等の土壌改善が必要です。
土質の診断方法
土壌の診断とは、土の状態を調べて植物が育ちやすい環境かを調べる事です。一般的には「土の性質(土性)」や「PH(酸性度)」や「有機物の量」を調べます。
土の性質の簡易診断とは!?
土の性質の簡易診断とは土壌の中にある粘土や砂の構成をある程度はかり、土の状態をチェックする方法です。
これを行う事で植物(草花)が必要な時に必要な分だけ水や酸素をとれる状態かが分かります。土壌の中の構成が、粘土ばかり、砂ばかりの単粒構造になっている場合は、土壌改善の必要があります。
何故なら粘土ばかりだと何時までも水分が停滞して酸素がなくなったり、砂ばかりだと植物が欲しい時に水分や養分がないという状態に陥るからです。
土の性質の簡易診断方法
- 花壇の土を水で濡らします。
- 花壇の土の表層より下の土を手にとります。
- 水が滴る程度に強く握ります。
- 手を離した時の状態で土質を診断します。
- ①土がバラバラで固まっていない場合は砂ばかりが入る土壌です。
- ②土が塊になっており、指で軽く押すと土の塊が崩れる場合は、砂と粘土のバランスがよくいい土です。
- ③土が塊になっており、指で軽く押しても塊が崩れない場合は、粘土ばかりが入る土壌です。
土の性質の簡易診断で①と③が出た場合は植える植物にもよりますが、土壌改良を行った方がいいでしょう。
土性の診断
土性とは砂・シルト・粘土の各成分の粒径組成によって示される土壌の性質です。簡易診断よりも厳密に土の状態がわかります。必要に応じてこちらもご利用ください。
土性は含有割合により12種類に細かく分類されていますが、ここでは簡略化された5種類を紹介します。
砂土 | 粘土の割合が12.5%未満 排水性がよく保水性や養分の保持能力は低い 乾燥に強い植物や多湿に弱い植物向き 診断:土は触るとザラザラとした感触がある 土は湿らせた後に捏ねても全く固まらない |
砂壌土 | 粘土の割合が12.5~25.0% 排水性が良く保水性や養分保持能力はやや低い 通気性を好む草花等の植物に向く 診断:土は触るとザラザラとした感触の中にヌルヌルがある 土は湿らせた後に捏ねると親指程度までは固まる |
壌土 | 粘土の割合が25~37.5% 排水性・保水性・保肥力のバランスが良い 一般的な植物に向く 診断:触るとヌルヌルとザラザラの感触がある 土は湿らせた後に捏ねると鉛筆程度までは固まる |
埴壌土 | 粘土の割合が37.5〜50% 保水性や保肥力が高く排水性はやや低い 乾燥に弱い植物や肥沃な土壌を好む植物向き 診断:触るとヌルヌルとした感触の中にザラつきがある 土は湿らせた後に捏ねるとマッチ棒程度までは固まる |
埴土 | 粘土の割合が50%以上 保水性や保肥力が高い 要改善 診断:ヌルヌルとした感触がある 土は湿らせた後に指で捏ねるとコヨリ程に細くなる |
PHとは!?
PHとは日本語では水素イオン指数と訳します。酸性やアルカリ性の程度を示す単位として利用されており、園芸では土壌が「酸性」もしくは「アルカリ性」かを調べる時に利用します。
日本の土壌は一般的に酸性雨の影響でPH5.5~6.5の間にあり、多くの植物が好む弱酸性土壌のため、あまり気にする必要はないかもしれません。しかしアルカリ性土壌を好むラベンダーを育てる場合や、酸性土壌を好むツバキ等を育てる場合には、土壌のPHがあってないと生育不良を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
何故ならPHは植物が必要とする養分の溶解に影響を与えているため、PHが適正範囲にないと植物の欠乏(過剰)症状が出て生育不良に陥ったり、微生物の増減に影響を与え特定の病気にかかりやすくなる等の影響を与えるからです。
具体的に言うとPHの影響で要素の欠乏(過剰)すると、葉の黄変や巻き、新芽が縮む等の生育障害を起こす可能性があります。またPHは微生物の増減にも大きく影響を与えるため特定の微生物が増え過ぎて病気(根コブ病)になりやすくなる等する可能性があります。
PHを測る手順
- PHを測る専用の道具を用意します。
- ↳土壌に突き刺すタイプや溶液に浸すタイプ等があり、ここでは突き刺すタイプの使い方を紹介します。
- 土壌に突き刺すタイプの道具を準備したら、調べたい花壇の土(場所)にバケツ一杯程度の水を注ぎます。
- ↳約20~30分置いておく。
- 突き刺すタイプの酸度計を土壌に押し込みます。
- 針の動きが安定したらPHの目盛りを見ます。
PHが弱酸性から中性のPH6~7の前後にあれば、基本的には問題ありません。ただし極端に酸性に傾いていたり、アルカリ性に傾いている場合はPHの調整を行った方がいいでしょう。またアルカリ性土壌を好む植物や酸性土壌を好む植物を植える際も同様に、必要に応じて調整が必要です。
有機物とは!?
園芸で言う土壌の有機物とは、植物の残渣や動物(鳥・魚・虫含む)の残渣、微生物および、これらの分解物をさしています。
有機物は土壌の「物理性」「化学生」「生物性」に大きな影響を与える重要な部分です。土壌の物理性・化学生・生物性が総合的に働く事で肥沃な土壌をつくられており、植物は健康に育つ事が出来ます。
有機物を入れる事によるメリット
- 土壌の侵食を緩和
- 膨軟性の向上
- 保水性・通気性・排水性が向上
- 保温効果
- 団粒構造の形成を促進
- 微生物や土壌動物の多様性の維持
- ↳有機物が分解され植物へ栄養素を供給する
土壌中にある有機物の量を診断
土壌中にある有機物の量は土の色である程度把握する事が可能です。
土の色 | 土の性質 |
---|---|
黒色(暗色) | 有機物の腐植化が進んでいる◎ 排水性・保水性・保肥力が高い |
赤色(黄色) | 有機物が少なく鉄の含有が多い 土粒が小さい(粘土)ため通気性が悪い |
青色(緑色) | 有機物が少なく酸素も少ない 土壌中の酸素が欠乏して鉄分が還元される事でおこる 水田や沼地等で見られます |
白色 | 有機物も鉄も少ない 水捌けがよく保水性や保肥力は低い |
灰色 | 有機物も鉄も少量含有して腐植が少ない |
草花を育てる場合は一般的に黒色の土壌が良いです。ただし乾燥地帯に生息する1部の草花は肥沃で栄養が多い土壌や保水性の良い土壌を好まない植物もあるため一概ではありません。
また土壌は風雨や微生物の分解で、年を追うごとに土壌が侵食されていきます。そのため、定期的に有機物を入れる事も大切です。
土質の改善方法
土質の改善とは土質の診断後に、必要な改良用土を入れて土質を改善する方法です。土質の診断で「土の性質」や「PH」や「有機物の量」の状態が悪かった場合は必要に応じて改善を行います。
土壌の性質(土性)の改善
土壌の性質(土性)を診断して、粘土質(埴土)だったり砂質(砂土)だったりする場合は育てる植物に合わせて改善が必要です。
水捌けの悪い粘土土壌の改善方法
土壌の水捌けが悪かった場合は通気性や排水性を改善する改良用土を1~3割いれて土壌の中で混ぜ合わせます。
水捌けを上げる改良用土
- 川砂
- 山砂
- ボラ土
- 軽石
- パーライト
- 腐葉土
- ピートモス
- バーク堆肥
保水性の悪い砂土の改善方法
土壌の保水性が悪かった場合は保水性や保肥力を改善する改良用土を1~3割いれて土壌に入れて混ぜこみます。
保水性を上げる改良用土
- 田土
- 黒土
- バーミキュライト
- 腐葉土
- ピートモス
- 牛糞堆肥
- 馬糞堆肥
PHの改善とは!?
PHの改善とはPHの診断後に、必要に応じて酸度やアルカリ度を調整する改良用土を入れてPHを改善する事です。PHの診断で、著しく酸性やアルカリ性に傾いていたり、酸性を好む植物(ツバキ等)やアルカリ性を好む植物(ローズマリー)を植える場合に必要に応じて改善を行います。
酸性土壌の改善方法
- 酸性土壌を改善する場合は、土壌のアルカリ度を上げるために苦土石灰を準備しましょう。
- 1平方メートルのPHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は150~200gです。
- ↳土1kg当たりに必要な苦土石灰の量は1.5~2gです。
- 土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混ぜます。
- 消石灰を撒いた場合は土に馴染ませる為に2週間程度おきますが、苦土石灰であれば土壌に馴染ませる時間は必要ありません。
アルカリ性土壌の改善方法
- アルカリ性土壌を改善する場合は、酸度を上げるために無調整ピートモスを準備しましょう。
- ↳調整されていないピートモスはPH4程度あり強い酸性ですが、調整済ピートモスは石灰等で調整されて中性に近いためPH調整には使えません。
- 無調整ピートモスを花壇にいれてよく混ぜ合わせます。
有機物(堆肥)を入れる
土壌診断で有機物の量が少なかった場合は、腐葉土等の有機物を入れた方がいいでしょう。また毎年風雨で土壌が侵食されたり、微生物により分解されたり、雑草により栄養が奪われるため、必要に応じて定期的に有機物を入れてあげる必要があるかもしれません。
土壌に入れる有機物(堆肥)の特徴や量
堆肥 | 特徴 |
---|---|
黒土 | 黒土とは植物遺骸が分解され腐植に富む肥沃な土です。 基本用土として利用されますが、通気性がやや悪いため、腐葉土等を3~4割混ぜて利用します。 |
腐葉土 | 腐葉土とは葉が微生物や土壌動物等の働きにより分解されたものです。 通気性・保水性・保肥力をあげるための改良用土として欠かせず、微生物の働きもよくします。 腐葉土を利用する場合は花壇の土に対して半分程度(2対1)を目安に利用しましょう。 |
ピートモス | ピートモスは水苔等が堆積して泥炭化した用土です。 調整していないピートモスはPH4程度あるため、アルカリ性土壌の改良等に使われています。また水持ちがとてもよく同時に通気性や保肥力も改善させるため腐葉土と並び改良用土として高い人気があります。ただし栄養分を含まないため、微生物の働きは活性化されにくいです。一方で無菌のため室内で楽しむ観葉植物にもよく利用されたり、軽いためハンギングバスケットの用土等にも利用されます。 ピートモスを利用する場合は花壇の土の半分までを目安に利用しましょう。PHの調整の為に利用しない場合は調整済のピートモスを使って下さい。 |
バーク堆肥 | バーク堆肥とは針葉樹類の樹皮を発酵させて作られた改良用土です。通気性を大きく改善して、保水性や保肥力も改善します。また分解されにくいリグニンを多く含んでいるため、腐葉土等と比べて膨軟性を長く保ちます。 バーク堆肥を利用する場合は花壇の土に対して2~3割程度に抑えて利用しましょう。バーク堆肥はC/N比が高く使用し過ぎると窒素飢餓(窒素がなくなる)を引き起こす可能性があります。 |
牛ふん堆肥 | 牛ふん堆肥とは牛糞にワラやおがくず等を入れて発酵・乾燥させた肥料(堆肥)です。腐葉土等と同様に土壌改良効果がありますが、栄養分を含有しているため使用量には注意が必要です。 花壇の土に対して1~2割を目安に利用するといいでしょう。 |
馬糞堆肥 | 馬糞堆肥とは馬糞に落ち葉を入れて発酵・乾燥させた肥料(堆肥)です。腐葉土等と同様に土壌改良効果がありますが、栄養分を含有しています。鶏糞や牛糞等と比べる肥料分は少ないものの使い過ぎると肥焼け等の恐れもあるため使用量には注意が必要です。 花壇の土に対して1~3割を目安に利用するといいでしょう。 |
有機物(堆肥)の入れ方
有機物(堆肥)を混ぜ合わせる場合
花壇の土壌改良を目的として有機物(堆肥)を入れる場合は、花壇の土の中に入れてしっかり混ぜ合わせます。
- 土壌に入れる堆肥を準備します。
- 花壇の土を掘り起こし作土層の改善を行います。
- 準備した堆肥を規定された量入れましょう。
- ↳だいたい花壇の土の1~3割です。
- 堆肥と土をシャベルでよく混ぜ合わせます。
有機物(堆肥)を混ぜ合わせない場合
土壌の侵食対策で定期的に有機物(堆肥)を入れる場合は、土の中で混ぜ合わせる必要はありません。土の上に乗せておけば土壌動物や微生物の働きで分解され、ゆっくりと肥沃でいい土に変わっていきます。