- 原産:中国
- 科:ゴマハノクサ(Scrophulariaceae)
- 属:ブッドレア/フジウツギ(Buddleja)
- 種:アルタニフォリア/アルテニフォリア(Buddleja alternifolia)
- 別名:ファウンテン・バタフライブッシュ(Fountain Butterfly Bush)/アルタネート・リーブ・バタフライブッシュ(alternate-leaved butterfly-bush)
- 開花時期:4月~6月
- 花の色:桃色●紫色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:花
- 分類:落葉低木
- 被覆方法:
- 草丈:約300~500cm
- 誕生花:8月3日/9月13日/10月20日/11月10日
- 花言葉:魅力/恋の予感/貴方を慕う/私を忘れないで
- 用途:生垣/背が高い花/香りが良い
- 購入方法:ブッドレア(アルテニフォリア)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ブッドレア(アルテニフォリア)とは!?
ブッドレア(アルテニフォリア)は学名Buddleja alternifolia、別名では「ファウンテン・バタフライブッシュ(Fountain Butterfly Bush)」や「アルタネート・リーブ・バタフライブッシュ(alternate-leaved butterfly-bush)」等とも呼ばれる落葉低木です。原産地は中国、自生地は標高1,500 ~ 4,000mの川岸の茂み等にあります。
ブッドレア(アルテニフォリア)の語源(由来)
- 属名のBuddlejaはイギリスの植物学者のアダム・バッドル(Adam Buddle)への献名です。
- 種小名のalternifoliaはラテン語で「交互」を意味する「altern」とラテン語で「葉」を意味する「folia」の二語で構成されており、葉が互生葉序につく事に由来します。
ブッドレア(アルテニフォリア)の特徴(魅力)
- ブッドレア(アルテニフォリア)は、分枝した細い小枝が湾曲しながら下垂するため「柳」のような優雅な樹形と花姿をつくります。また一般的なブッドレア属の植物と違い、葉が互生に交互につく所が特徴的な植物です。
- 樹形はブッシュ状または株立ち状、茎はよく分枝して、細い小枝が湾曲しながら垂れ下がります。そのため、柳のように枝垂れる優雅な外観を楽しむことが出来ます。
- 葉は茎に対して交互につく所が特徴としてあげられます。何故なら、園芸でよく親しまれるブッドレア・ダビディ種などは対生に向かいあって葉がつくからです。
- 葉の形は細長く披針形または狭楕円形をしています。
- ブッドレア(アルテニフォリア)の花は前年枝につきます。そのため、当年枝につくブッドレア・ダビディ種などとは剪定の仕方が違います。育てる際は注意が必要です。
- 花序は複合花序、半球状の小さな花房が節にそって総状につきます。花序は上から下に向かって垂れ下がるため、フジを思わせるような優雅な花姿が楽しめる所が魅力です。
- 花は蜂蜜のような甘い匂いがあります。
ブッドレア(アルテニフォリア)の樹高は約300(~500)cm、樹形はブッシュ状または株立ち状、茎はよく分枝して、分枝した細い小枝は湾曲して垂れ下がる傾向にあります。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉柄の長さは短い、葉身の長さ約3(~10)cm、葉身の幅は約0.6(~1)cm、葉身の形は披針形または狭楕円形です。
花序は複合花序、複合花序は上から下に垂れ下がり、節ごとに半球状の花房がつきます。花冠は高杯形、高杯形は筒部が長く先端で開き裂片が4個あります。花の色は桃色・紫色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ブッドレア(アルテニフォリア)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 花は非常に多花性で株を覆うように沢山の花が咲きます。また不稔性のため種子を作りません。そのため、こぼれ種の心配をする必要がなく、種子作りにエネルギーが回らず、沢山の花を咲かせるためにエネルギーが使われます。花の色は紫色、紫色は古くから貴族や王族などが権威性を示す目的で使用していた色です、そのため高貴でエレガントな雰囲気を作りたい時や、格式高い雰囲気を作りたい時におすすめの品種になります。 | 育て方・楽天で購入 アルゲンテアは、葉が絹のような白色の毛で覆われるため白色から白緑色の色合いをしています。そのため、明るさや潔癖さを演出するシルバーリーフとして楽しむことが出来ます。花の色は上品なラベンダー色をしているため、優雅さなども感じさせる魅力的な園芸品種です。 |
ブッドレア(バタフライブッシュ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ブッドレア(アルテニフォリア)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ブッドレア(アルテニフォリア)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能ですが、花の数が少なくなります。
日当たりが適切な環境で育てる事で光合成が活発に行われるため、株の生育が良くなり、花付きや花の大きさも良くなります。そのため、適切な日当たりに植えてあげる事が非常に重要になります。
土壌の土質
ブッドレア(アルテニフォリア)は、水捌けがよい土壌であれば土質は殆ど選びません。基本的には通気性・排水性・保水性のバランスが良く、適度に肥沃な土壌で育てると良いでしょう。
注意することは水捌けの悪い場所で育てたり、粘土質な土壌で育てる事です。水分が停滞するような土壌で育てると根腐れを引き起こして生育不良になったり、枯れたりすることがあります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性を良くしたり、通気性と保水性のバランスを改善したり、腐葉土等の有機物を入れて適度に肥沃な土壌にした方が良いでしょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
植付け時の注意点
ブッドレア(アルテニフォリア)はしっかり根を張り健康な成長するために、十分な深さの作土層(表層にある柔らかな土)が必要です。スコップを使い土壌を深さ30cm以上まで穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
楽天で人気の高いおすすめの堆肥
鉢土づくり
日当り
ブッドレア(アルテニフォリア)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能ですが、花の数が少なくなります。
培養土
ブッドレア(アルテニフォリア)は、一般的な培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
ブッドレア(アルテニフォリア)は比較的に耐乾性があるため、地植えしている場合は水やりをせずに育てることも可能です。
ただしブッドレアは、やや湿り気のある土壌で生産性が最も高まるため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つ方が良いでしょう。 ただし、何時までも水分が停滞するジメジメした環境は根腐れを引き起こすため注意が必要です。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
ブッドレア(アルテニフォリア)は、ある程度の肥沃な土壌で育てていれば多くの肥料を必要としません。
肥料は、土壌の栄養が乏しい花壇の中で育てていたり、培養土の劣化や栄養がなくなるのが早い鉢植えで育ている場合、必要に応じて堆肥と肥料が必要になります。
肥料と堆肥の与え方
- 堆肥の与え方
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 地植えの場合は初冬から早春に株から少し離れた場所に堆肥(腐葉土もしくは牛糞堆肥等)を盛ってマルチングするか、穴を掘って堆肥を入れましょう。
- 鉢植えの場合は、植え替えを行います。鉢から株を取り出して、風雨で劣化した古い土を軽く落とし、長い根や腐った根も軽く切り詰めます。土は新しい物を使うか、古い土を再利用する場合は2~5割ほど新しい土を混ぜます。鉢の中に新しい土と株を植え直したら完成です。
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 植物が休眠中の冬から晩冬に行います。
- 肥料の選び方
- 有機肥料または緩効性肥料を選びましょう。
- 肥料の与え方
- 有機肥料を与える場合は、土に剥き出しにすると分解が遅くなったり、虫が寄ってくる事もあるため、基本は土の中に埋めます。株元から少し離れた場所(枝先の下に新しい根があり肥料の吸収効率が最も良い)に穴を掘り肥料を埋めましょう。※地面にそのまま置き肥する場合もあります。
- 緩効性肥料の場合は株元から少し離れた場所に置き肥します。置き肥とは地面に埋めずにそのまま地面の上に置く肥料です。
剪定のやり方
ブッドレア(アルテニフォリア)は、開花後に剪定する事で枝同士が絡み乱雑になることを防ぎ、生産性の高い若い茎の成長を促す事で沢山の花を咲かせることが出来ます。
剪定する際に注意する事
ブッドレア(アルテニフォリア)は、普通のブッドレアと違い前年枝に花を咲かせます。そのため、花の開花前の早春などに剪定すると花芽が落とされて開花しません。
必ず剪定する時期を守るようにしましょう。
剪定のやり方
- 剪定の時期
- 花は前年枝に咲くため、必ず花が咲いた後すぐに行いましょう。開花が終わるのは6月頃です。
- 剪定方法
- 古い枝を1/3程度を目安にして切り戻します。
- 枝が繁茂している場合は、古い枝・混みあっている枝などを根元から間引き剪定できます。
夏越しする方法
ブッドレア(アルテニフォリア)は夏の暑さに強いため基本的に夏越し対策は不要です。ただし、乾燥が続くと生育不良になることもあるため、雨が降らない場合は定期的に水やりをしてあげましょう。
冬越しする方法
Hardiness:5b~8a
ブッドレア(アルテニフォリア)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。
挿し木や株分けで増やす
ブッドレア(アルテニフォリア)は挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ約7~15cmにわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
ブッドレア(アルテニフォリア)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
ブッドレア(アルテニフォリア)の病気
ブッドレア(アルテニフォリア)の害虫
- カメムシ