リナリアは属の中に約150種がありヨーロッパ及びアジア、北アフリカ原産の多年草もしくは一・二年草です。一般に園芸では一年草で花色が豊富にあり洗練された花姿と草姿が魅力的なリナリア(マロッカナ種)やヒメキンギョソウ、多年草タイプで淡いパステル調の花が魅力的なホソバウンラン等が親しまれます。
リナリアは種ごとに多年草や一年草、また夏の暑さや冬の寒さに対する耐性も様々です。育てる際はそれぞれ育て方を確認して育てましょう。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
開花時期:4月~7月 | 開花時期:6月~9月 |
開花時期:5月~6月 | 開花時期:4月~7月 |
⑤その他の種や園芸品種 |
原産:モロッコ
学名:Linaria maroccana
草丈:約20cm~50cm
分類:一年草
開花時期:4月~7月
花色:赤色●桃色●青色●紫色●黄色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:3月5日/4月10日
花言葉:「この恋に気付いて」「幻想」
特徴:リナリア(マロッカナ)は学名Linaria maroccana、別名「ヒメキンギョソウ」とも呼ばれるモロッコ原産の一年草です。園芸品種が多く様々な花色があり、丈夫で種からも容易に育てられます。分枝の殆どない直立する茎は広がりが殆どなくコンパクトな草姿をしており、春を彩る花壇植えや高さを出す寄せ植え等に向くでしょう。花は下唇が盛り上がる個性的な小花(仮面状唇形)を頂部に穂状に咲かせます。
開花時期は春から夏、花色は赤色や桃色、紫色や青色、黄色や白色があり下唇が盛り上がる長さ2cm~4cmの小花(仮面状唇形)を穂状(総状花序)に咲かせます。草姿は直立で高さは約20(50)cm × 幅は15(25)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形で互生葉序につきます。
リナリア(マロッカナ)は垂直に茎が伸びるコンパクトな草姿をしており、花壇のボーダーを作ったり高さを出す寄せ植えの素材に使ったりと幅広く利用する事ができます。花色は赤色や黄色等の原色に近い色やパステル調の柔らかな色まであり、品種によって明るい原色の花色だったらカラフルでコントラストのあるお庭にパステル調の柔らかな花色ならロマンティックなお庭等に植えるといいでしょう。
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原産:ヨーロッパ/アジア
学名:Linaria vulgaris
草丈:約30cm~90cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:黄色●橙色●
葉色:緑色●
花言葉:「喜びも悲しみも」
特徴:ホソバウンランは学名Linaria vulgaris、別名「リナリア・ブルガリス」や「トードフラックス」とも呼ばれるヨーロッパ及びアジア原産の多年草です。地面下にある地下茎で広がり(注意)ながら分枝の殆どない直立する茎を伸ばし、非常に細く長い線形の葉をつけます。一年草タイプのリナリアと比べると開花が遅く、柔らかなパステルイエローの小花(仮面状唇形)を穂状に咲かせロマンティックな雰囲気をつくります。一方で侵襲性が高くこぼれ種や地下茎で広がり雑草化する事があるため管理に注意が必要です。
開花時期は初夏から秋、花色は黄色と橙色の複色で下唇が盛り上がる小花(仮面状唇形)を穂状(総状花序)に咲かせます。草姿は直立で高さは約30(90)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形で互生葉序につきます。
ホソバウンランは垂直に茎が伸びるコンパクトな草姿をしており、花壇のボーダーを作ったり高さを出す寄せ植えの素材に使ったりと幅広く利用する事ができます。パステル調の黄色の花は、可愛らしくふんわりした雰囲気がありロマンティックなお庭等によく合うでしょう。
ホソバウンランは播種や挿し木、株分けによって増やすことが出来ます。夏の暑さ冬の寒さに強く丈夫で育てやすい多年草ですが、侵襲性が強く雑草化することもあるため管理に注意が必要です。
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原産:ヨーロッパ
学名:Linaria alpina
草丈:約10cm~20cm
分類:短命多年草
開花時期:5月~6月
花色:紫色●橙色●
葉色:緑色●
特徴:リナリア(アルピナ)は学名Linaria alpina、ヨーロッパ原産の高山植物です。非常に矮性で這うように広がる草姿からロックガーデン等でグランドカバーとして利用され、ぷくぷくした多肉質な細い葉と紫色に橙色の班が入る個性的な小花(仮面状唇形)が魅力です。
開花時期は晩春から初夏、花色は紫色と橙色の複色で下唇が盛り上がる小花(仮面状唇形)を穂状(総状花序)に咲かせます。草姿は直立で高さは約10(20)cm × 幅は25(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形で輪生葉序につきます。
リナリア(アルピナ)は這うように広がる草姿から花壇やロックガーデンのグランドカバーとして植えられたり、鉢植えやハンギングバスケットの縁から溢れるように枝垂れる優美な草姿や花姿を楽しむ目的で育てられます。濃い紫色の上品な花は気品がありエレガンスな雰囲気のお庭によく合うでしょう。
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原産:モロッコ
学名:Linaria bipartita
草丈:約20cm~60cm
分類:一年草
開花時期:4月~7月
花色:赤色●桃色●紫色●黄色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:3月5日/4月10日
花言葉:「この恋に気付いて」「幻想」
特徴:ヒメキンギョソウは学名Linaria bipartita、別名「リナリア・ビパルティータ」や「ムラサキウンラン」とも呼ばれるモロッコ原産の一年草です。分枝の殆どない直立する茎は横への広がりが殆どなくコンパクトな草姿をしており、高さを出す寄せ植え等に向きます。キンギョソウを小さくした様な下唇が盛り上がる個性的な小花(仮面状唇形)は穂状に咲き洗練された魅力をもっています。
開花時期は春から夏、花色は赤色や桃色、紫色や黄色、白色があり長さ約2cmの下唇が盛り上がる小花(仮面状唇形)を穂状(総状花序)に咲かせます。草姿は直立で高さは約20(60)cm × 幅は10(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形もしくは長楕円形で互生葉序につきます。
ヒメキンギョソウは垂直に茎が伸びるコンパクトな草姿をしており、花壇のボーダーを作ったり高さを出す寄せ植えの素材に使ったりと幅広く利用する事ができます。花色は赤色や黄色等の原色に近い色やパステル調の柔らかな色まであり、品種によって明るい原色の花色だったらカラフルでコントラストのあるお庭にパステル調の柔らかな花色ならロマンティックなお庭等に植えるといいでしょう。
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