- 原産:ノーフォーク島
- 科:ナンヨウスギ(Araucariaceae)
- 属:ナンヨウスギ/アローカリア(Araucaria)
- 種:ノーフォークマツ(heterophylla)
- 別名:コバノナンヨウスギ/シマナンヨウスギ
- 花の色:黄色●茶色●緑色●
- 葉の色:緑色●
- 分類:常緑高木
- 草丈:約5000~7000cm
- 誕生花:
- 花言葉:
- 用途:コニファー
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ノーフォークマツとは!?
ノーフォークマツは学名Araucaria heterophylla、別名では「コバノナンヨウスギ」や「シマナンヨウスギ」等とも呼ばれるノーフォーク島固有の常緑高木です。
ノーフォークマツの語源(由来)
- 属名のAraucaria の由来はチリにあるアラウコ(Arauco)県からきています。
- 種小名のheterophyllaはラテン語で「その他」「異なる」を意味する「hetero」と、ラテン語で「葉」を意味する「phylla」の2語からなり、幼葉と成葉で異なる葉の形をしている所からきています。
ノーフォークマツの特徴(魅力)
- ノーフォークマツは垂直に伸びる幹と水平に伸びる枝葉でつくる円錐形(~円筒形)の樹形が美しい植物です。
- 剪定しなくても円錐形の樹形になる習慣(決まりのように繰り返す癖)があり、逆に剪定すると樹形が乱れる場合があります。
- 末端の枝葉が上に向かって伸びる事があるため個性的な外観をつくります。
- 葉は幼木(針形)と成木(鱗片状)で葉の形が異なり種小名の由来にもなっています。
- 葉は枝に沿うように螺旋状に密につくため細長い葉が羽状についているかのような外観をつくります。
- 花は雌雄異株のため雄花と雌花の2種類が別個体に生じます。
- 花は球花で雄花は花粉を生成し雌花は受粉後に球果となります。
- 果実(球果)は楕円形で約12~14cmの大きさがあります。
- 球果の外側は鱗片が重なり、鱗片の先端は尖ります。
- 球果は約18ヶ月かけて緑色から褐色へと熟すと徐々に崩壊して中の種子を放出します。
- ノーフォークマツは針葉樹の中では珍しく観葉植物として育てられる植物です。
- 針葉樹特有の円錐形の美しい樹形をつくる事からクリスマスツリーとして利用される事もあります。
- ただし数時間の直射日光もしくは十分な間接光があたる必要があるため窓の近くで時々鉢を回転させながら育てる必要があります。
ノーフォークマツの樹高は約5000(~7000)cm、樹形は円錐形です。樹皮は灰褐色(~灰色)で鱗片状に細かく剥がれます。幹は単幹(根元から上部まで幹が1本)で直立して、枝は輪生(葉や枝などの器官が一定の箇所から輪を描く様に生じる)して水平に伸びます。葉序は互生、葉色は緑色、葉身は長さ約0.6(~1.5)cm、葉身の形は針形(成木では鱗片状)です。花は雌雄異株(雄花と雌花の2種類の花がそれぞれ別個体に生じる)です。雄花は球花で、円錐形(~円筒形)で色は黄褐色をしており花粉を生成します。雌花は球花で、円錐形で三角形をした苞葉があり受粉後に果実(球果)になります。果実は球果(裸子植物の果実で鱗片が重なり円錐形や球形をつくり内部に種子がある)です。球果は円錐形(~卵形)をしており長さ約12(~14)cmあり、色は緑色から約18ヶ月かけて成熟すると褐色に変わります。種子は淡褐色、長さ約2.5(~3)cmで翼をもちます。
ノーフォークマツの園芸品種
アローカリア(ナンヨウスギ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ノーフォークマツの育て方
花壇の土づくり
日当たり
ノーフォークマツは日当たりを好みますが、直射日光が6時間以上あたる日向から間接光のみが当たる明るい日陰迄で育てられます。日当たりが悪い場所で育てると枝葉が垂れ下がったり、生育が衰える傾向にあるため基本的には日当たりのよい環境で育てましょう。
作土層
ノーフォークマツがしっかり根を張り健康な成長するには、十分な深さの作土層(表層にある柔らかな土)が必要です。深さ約30~50cmまでスコップを使い穴を掘り、土を解して、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
土壌の土質
ノーフォークマツは土質を選びません。基本的に通気性が良ければ幅広い土壌で育てることが出来ます。植え付けの前に土壌診断を行い通気性がよく適度に肥沃な土壌をつくりましょう。
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 土を適度に濡らして手にとり握って土塊を作り通気性・保水性を診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
ノーフォークマツは日当たりを好みますが、直射日光が6時間以上あたる日向から間接光のみが当たる明るい日陰迄で育てられます。日当たりが悪い場所で育てると枝葉が垂れ下がったり、生育が衰える傾向にあります。
培養土
ノーフォークマツの培養土を自作する場合は通気性と保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
- 赤玉土+鹿沼土+腐葉土=4:2:4
- 赤玉土(中粒)+鹿沼土+バーク堆肥+くん炭=4:2:3:1
水やりの仕方
生育初期
ノーフォークマツは植え付けから2年、根が張り活着するまでは、土が完全に乾燥しないように定期的に水やりを行い育てましょう。
地植え
ノーフォークマツは乾燥に強いため、地植えしている場合は極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。
鉢植え
ノーフォークマツを鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
肥料の与え方
ノーフォークマツはある程度、有機物を含んだ肥沃な土壌であれば肥料を必要としません。成長を促進させる目的で春に一度、肥料を与えることが出来ます。ただし窒素成分の多い肥料を施すと肥焼けする事があるため注意が必要です。
オススメは肥料の代わりに、株の周りに堆肥(腐葉土等)をマルチングする事です。堆肥でマルチングする事で、肥沃な土壌が作られ、雑草が生える事も防げます。
肥料を与える場合(寒肥)
植え付け後の肥料は毎年冬から晩冬(1月~2月)に与えます。基本的にある程度肥沃な土壌であれば肥料を必要としないことから、牛糞堆肥や腐葉土等を株から少し離れた場所にマルチングもしくは、穴を掘って埋めるだけで良いです。肥料を与える場合は配合肥料もしくは緩効性肥料を選びます。施し方は株元から少し離した場所に何ヶ所か穴を掘り、その中に配合肥料もしくは緩効性肥料を施しましょう。
剪定のやり方
ノーフォークマツは剪定をしなくても自然に枝分かれして美しい樹形をつくるため定期的な剪定は不要です。また剪定は枝分かれを多くして美しい樹形を乱す可能性があります。そのため剪定は最小限、必要に応じて行いましょう。
ノーフォークマツの剪定の目的
ノーフォークマツは基本的に剪定不要ですが、必要に応じて枯れた枝や損傷した枝、病気の枝を取り除き、日当りや風通しを改善したり、一般的に不要ですが樹形を乱す不要な茎を根元から剪定して取り除く事が出来ます。
ノーフォークマツの剪定時期は早春です。また枯れ枝であれば何時でも剪定して取り除く事が出来ます。
間引き剪定のやり方は枯れた茎や損傷した茎、病気の茎等の健康な成長を阻害する不要な茎を見つけて根元から間引き剪定するだけです。また樹形を乱す不要枝も必要に応じて根元から間引き剪定します。
夏越しする方法
ノーフォークマツは夏の暑さに強いため、基本的に夏越し対策は不要です。
冬越しする方法
Hardiness:9b~11a
ノーフォークマツは基本的に霜に耐えられません。
挿し木や株分けで増やす
ノーフォークマツは挿し木で増やす事ができます。
播種で増やす
ノーフォークマツの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
ノーフォークマツの病気
ノーフォークマツの害虫