- 原産:北ヨーロッパ/西アジア
- 科:アブラナ(Brassicaceae)
- 属:アブラナ(Brassica)
- 種:アブラナ(Brassica rapa nippo-oleifera)
- 別名:菜の花(ナノハナ)/菜種(ナタネ)
- 品種:早陽一号
- 開花時期:3月~5月
- 花の色:黄色●
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:二年草
- 被覆方法:
- 草丈:約
- 株張り:
- 誕生花:2月6日・2月20日
- 花言葉:快活・明るさ・小さな幸せ・豊かな財力
- 用途:
- 購入方法:アブラナ(早陽一号)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アブラナ(早陽一号)とは!?
アブラナ(早陽一号)は、極早性で生育旺盛なため収穫までがとても早いです。また2番枝・3番枝と分枝をよくするため長期間に渡り収穫ができる所も魅力です。病気にも強く育てやすさもあります。
アブラナ(早陽一号)の収穫のタイミングは、茎が伸びて花芽が付き、蕾が膨らんできたタイミング(開花前)です。茎の先端から20cm程度、下の部分で剪定して収穫しましょう。
アブラナ(菜の花)とは!?
アブラナ(菜の花)の学名はBrassica rapa nippo-oleifera、別名では「菜種(ナタネ)」や「菜の花(ナノハナ)」とも呼ばれる北ヨーロッパおよび西アジアが原産の二年草です。
アブラナ(菜の花)の語源(由来)
- 属名のBrassicaはラテン語で「キャベツ」を意味しており、キャベツに似た植物をBrassicaと呼んでいた事に由来しているようです。
- 種小名のnapusは古代ギリシア語で「からし」を意味する「νᾶπυ(nâpu)」に由来しています。
アブラナ(菜の花)の特徴(魅力)
- アブラナ(菜の花)は、北ヨーロッパおよび西アジアが原産ですが、弥生時代以降から日本でも利用されてきたと考えられており、古くから葉物野菜として利用したり、種から油を採る目的で栽培されている植物です。
- ただし現代では、植物油の原料として栽培されているのは油量の多いセイヨウアブラナの方が多いようです。
- 草姿は直立、茎の分枝は殆どないか上部で分枝する性質があり、最大150cmの高さまで成長する事があります。
- アブラナ(菜の花)は、茎の上部の葉に葉柄がなく抱茎しています。この特徴から類似種のセイヨウカラシナと区別する事が可能です。
- 開花は3月~5月、花序は総状花序、茎の上部に花が密に集まる傾向があり、花の形は花弁が十字に並ぶ十字形花冠、花の色は黄色です。
- 花は蜜蜂の蜜源・花粉源として高い評価を受けています。そのため、開花期間中は花の周りを元気に飛び回る蜜蜂の姿や、花の中に頭を突っ込む蜜蜂の可愛らしい姿を観察する事が出来ます。
- アブラナ(菜の花)は茎・葉・蕾を葉物野菜として食用にできます。
- 収穫のタイミングは、茎が伸びて花芽が付き、蕾が膨らんできたタイミング(開花前)です。茎の先端から20cm程度、下の部分で剪定して収穫しましょう。
- 収穫した茎・葉・蕾は油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなど、幅広く利用されます。おすすめの調理法は油炒めです。油類と一緒に摂取することでカロテンの吸収が良くなるからです。
- アブラナ(菜の花)の種子は菜種油・油粕(肥料)・香辛料等に利用されています。
アブラナ(菜の花)の草丈は約50~150cm、茎は直立、茎の分枝は殆ど無いか上部であり、茎の色は白緑色または緑色です。
葉序は根生葉または互生葉序、葉柄は下部の場合にはあり上部の場合には無く抱茎しています。葉身の形は卵形または楕円形か羽状に裂ける、葉縁部分に鋸歯があり、葉表面は皺が寄る傾向があり、葉の色は緑色です。
花序は総状花序、総状花序は上部に花が密に集まる傾向がある。花冠の形は花弁が十字の形に4個並ぶ十字形花冠、花の色は黄色、雌蕊は1本、雄蕊は6本です。果実は長角果、長角果は細長い2枚の心皮から出来ており、心皮の長さが幅の3倍以上あり、熟すと下の方から裂けて中央に膜質の壁が残ります。
アブラナ(菜の花)の園芸品種の紹介
アブラナ(早陽一号)は、極早性で生育旺盛なため収穫までがとても早いです。また2番枝・3番枝と分枝をよくするため長期間に渡り収穫ができる所も魅力です。病気にも強く育てやすさもあります。 | アブラナ(かき菜)は、北関東で伝統的に栽培されているアブラナまたはその変種と見られる伝統野菜です。かき菜の名前は、伸びてきた若い花芽・若芽を掻き取り食用にされてきた事からきており、収穫された茎・葉・蕾は、油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなどにして食べられます。 |
アブラナ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
アブラナ(早陽一号)の育て方
花壇の土づくり
日当り
アブラナ(早陽一号)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長します。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までて育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
アブラナ(早陽一号)は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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植付け時の注意点
- 植付け間隔
- 植付け間隔は20~25cm程度の間隔で離します。
鉢土づくり
日当り
アブラナ(早陽一号)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長します。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までて育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
培養土
アブラナ(早陽一号)は、一般的な草花の培養土で育てられます。培養土を自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
水やり
アブラナ(早陽一号)は一定の水分を必要としますが、地植えしている場合は水やりをせずに育てることも可能です。
土壌の状態を見ながら、必要に応じて水やりを行うと良いでしょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。
乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることでも行えます。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
播種で増やす
アブラナ(菜の花)の種蒔の方法
播種時期:3月~4月・9月~11月
発芽適温:約15~20度
発芽日数:3日~7日
発芽条件:
種まき手順
- 種まきの時期
- 暖地・中間地は9月~11月に行います。
- 冷涼地は3月~4月に行います。
- 土の準備
- 種を撒く前に、土壌の診断と改善を行い、土も耕しておきましょう。
- 土を耕したら、元肥を入れておきます。詳しくは肥料の与え方からご覧下さい。
- 種の撒き方
- 基本的に移植を苦手にしている事から、畑や花壇に種を直まきします。
- 凡そ2~3cmの間隔で条まき(or ばら撒き)した後に、種の上に軽く土を被せて覆土します。
- 種まき後の管理
- 種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
- 発芽したら競合を避けるため、弱々しい芽を間引きして、元気な芽を残します。
- 間引きは1~2回行いますが、最終的に株と株の間を20~25cm離すようにします。
- 間引きをしたら芽と芽の間に固形肥料を与えます。