原産:北アメリカ 科:ツツジ(Ericaceae) 属:イワナンテン(leucothoe) 種:アメリカイワナンテン(axillaris) 同義語(syn):leucothoe catesbaei 品種:カーリーレッド(Curly Red) 開花時期:4月~5月 花の色:黄色●白色〇 葉色:緑色●赤色● 分類:常緑低木 草丈:約50cm 誕生花:7月12日 花言葉:「節制」「若い恋人」「気が多い恋」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アメリカイワナンテン(カーリーレッド)は独特にカールする個性的な葉の形と若葉が赤色(成熟すると濃い緑色)をしている所が魅力的な園芸品種です。
開花時期は春から晩春、花色は白色もしくは黄色、個々の花は壷形で、花序は花穂が何本も集まり円錐花序に花を咲かせます。樹形は枝が直立して弧状にしなり高さ約50cm × 幅は約60cmまで成長します。葉色は緑色もしくは赤色、葉身は楕円形もしくは披針形で捻りが入り、葉序は互生葉序につきます。
アメリカイワナンテンは学名leucothoe axillaris(syn. leucothoe catesbaei)、別名「イワナンテン・アキシラリス」や「スワンプ・ドック・ローレル(swamp dog laurel)」等とも呼ばれる北アメリカ原産の常緑低木です。属名のイワナンテン(leucothoe)はギリシャ神話でアポロの愛人の1人として登場するレウコトー(leucothoe)に由来しています。また種小名のアキシラリス(axillaris)は「腋窩の」を意味しており花序に由来します。
アメリカイワナンテンの特徴(魅力)
- 中央から外側へと弧を描く様に優雅に枝を広げる美しい樹形
- 革の様に厚く光沢をもった常緑の葉
- 幾つかの品種では桃色や黄色や白色の班が入りカラーリーフとして楽しめる所
- すずらんを連想させる可愛らしい小花
- 枝から下垂する様に沢山の小花が連なりぶら下がる花姿
- セイヨウイワナンテンと比べて花序のバランスがいいと言われる
- 日向から明るい日陰まで場所を選ばずに育てられる(ただし半日影が理想)
- 病気や害虫の被害が少ない
- 夏の暑さや冬の寒さに強い
- 手入れをしなくても丈夫に育ってくれる所
アメリカイワナンテンは地面から沢山の枝を出す事で株立ち状になり、枝分かれ少なく優雅に枝葉を広げる事で、噴水の水が立ち上がり広がった時の様な美しい樹形を作ります。花はぷっくり膨らんだ壷形をした可愛らしい小花が穂状に集まり、また花穂が何本も集まり咲く事でボリュームある花姿をつくります。
園芸では、優雅に広がる美しい樹形や光沢ある美しい葉と花を鑑賞する目的で庭木として花壇や植え込み等で育てられる事が多く、鉢植えの中でコンパクトに仕立て楽しまれる事もあります。また耐陰性が強い事からシェードガーデン等にもよく利用されます。園芸品種には、赤色の若葉と不規則に捻りが入る葉の形が燃え上がる炎を連想させる「ツイスティング レッド」や不規則にはいる薄黄色(クリーム色)の葉色が柔らかな雰囲気をつくる「メルべイユ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は春から晩春、花色は白色もしくは黄色、個々の花は壷形で、花序は花穂が何本も集まり円錐花序に花を咲かせます。樹形は枝が直立して弧状にしなり高さ約60(150)cm × 幅は約60(180)cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や黄色、白色等があり、葉身は楕円形もしくは披針形で、葉序は互生葉序につきます。
アメリカイワナンテンは初夏から夏頃に挿し木を行い増やすことが出来ます。土質を殆ど選ばず丈夫で育てやすく、夏の暑さや冬の寒さにも強い常緑低木です。
イワナンテンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。