原産:日本 科:キンポウゲ(Ranunculaceae) 属:カラマツソウ/タリクトラム(thalictrum) 種:カラマツソウ(aquilegifolium var.intermedium) 漢字:落葉松草/唐松草 開花時期:6月~9月 花の色:白色〇 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約60~120cm 誕生花:3月10日 花言葉:「献身」「大胆」「さり気ない優しさ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
カラマツソウはタリクトラム(アクイレギフォリウム種)の変種で学名thalictrum aquilegifolium var.intermedium、漢字では「落葉松草」や「唐松草」とも書く日本固有の多年草です。北海道から九州まで分布し日当たりがよく湿り気のある草地や林縁等に自生しています。和名「カラマツソウ」の由来は、放射状に広がる花糸がカラマツの葉を連想させる所からきています。
カラマツソウの最大の特徴(魅力)は放射状に広がる白色の花糸(雄蕊)がフワフワとした柔らかな印象の花姿を見せ、レース状の装飾的な小さな葉が洗練された魅力ある草姿を作る所にあります。地面下にある塊根から葉柄もしくは茎を出し根生もしくは茎葉をつけ、葉の縁(葉縁)が浅く3裂に裂けた小葉を3出複葉に付けてレース模様の様な装飾的な草姿が作られます。花は個々の小花の花糸が長く何本も集まる事で毛玉の様な形になり、小花が円錐状に集まる事でフワフワしたボリューミーな花姿を見せてくれます。
園芸では強い日差しを苦手にして耐陰性が強い事から主にシェードガーデン等に利用され、花壇の中央や後方に植えられる事が多く、こんもりとドーム状に茂る装飾的な葉と垂直に伸びて咲く美しい花姿を楽しむと事が出来ます。清楚で上品な白色の花と洗練された魅力を感じさせる装飾的な葉は上品なお庭等によく合うでしょう。
開花時期は初夏から秋、花色は白色、個々の小花には花弁はなく早落性の萼片と長い雄蕊が集まり大きさは直径約1cm、花序は散房花序に咲きます。草姿は直立で高さ約60(120)cm × 幅は約60(120)cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は浅く3~5裂する卵形(長さ約2~3cm)で3~4回3出複葉して葉序は根生もしくは互生葉序につきます。
カラマツソウは一般的に自家採取した種を撒くか株分けにより増やすことが出来ます。育てる際は夏の暑さや乾燥、過湿を苦手にしているため夏の管理には注意が必要です。
カラマツソウ(タリクトラム)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。