- 原産:南アフリカ
- 科:ヤマモガシ(Proteaceae)
- 属:リュウカデンドロン/レウカデンドロン/ギンヨウジュ(Leucadendron)
- 種:サリグナム(Leucadendron salignum)
- 別名:レウカデンドロン・サリグナム/コモン・サンシャイン・コーンブッシュ(common sunshine conebush)
- 品種:ジェスター(Leucadendron salignum ‘jester’)
- 開花時期:11月~4月
- 花の色:桃色・黄色
- 葉の色:緑色・クリーム色・桃色
- 香り:
- 分類:常緑低木
- 樹高:約100~150cm
- 誕生花:1月22日・8月10日・9月4日
- 花言葉:物言わぬ恋・閉じた心を開く
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
- 購入方法:リュウカデンドロン(ジェスター)を楽天で購入
■リュウカデンドロン(ジェスター)の特徴
- 学名:Leucadendron salignum ‘jester’
- 開花時期:11月~4月
- 花(総苞)の色:桃色・黄色
- 葉の形:狭楕円形・倒披針形・倒線状披針形
- 葉の色:緑色・クリーム色(覆輪)・桃色(開花期)
- 樹高:約100~150cm
- 備考:葉の縁部分にクリーム色の覆輪が入るため、一年を通して明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめる。開花期になると、葉全体が桃色・赤桃色に染まるため、女性的な可愛らしさも感じさせる品種です。
■リュウカデンドロン・サリグナムとは!?
リュウカデンドロン・サリグナムの学名は Leucadendron salignum 、別名では「レウカデンドロン・サリグナム」「コモン・サンシャイン・コーンブッシュ(common sunshine conebush)」等とも呼ばれる常緑低木です。
リュウカデンドロン・サリグナムの原産地は南アフリカ、南アフリカの東ケープ州・西ケープ州・北ケープ州にあり、自生地は海抜ゼロメートルの場所から標高2000メートルまでの山岳地帯にあり、幅広い土壌に適応して生息しています。
■リュウカデンドロン・サリグナムの語源(由来)
- 属名のLeucadendronは、古代ギリシャ語で「輝く」「白色」を意味する「λευκός (Leuca)」と、古代ギリシャ語で「木」を意味する「δένδρον (dendron)」の二語で構成されており、リュウカデンドロン属の中の一部の種で見られる白色に見える木に由来します。
- 種小名のsalignumは、ラテン語で「柳」を意味する「salix」と「-nus」の二語で構成されています。
■リュウカデンドロン・サリグナムの特徴(魅力)
- 主な特徴と魅力
- リュウカデンドロン・サリグナムの特徴は、開花期に見られる葉と総苞の魅力的な色にあり、緑色・黄色・赤色・紫色・白色の範囲で変化がある所、葉の色の変化は花の下辺りで最も顕著に現れる所、開花期が秋から春頃までと非常に長いため花を長く楽しみたい人などに好まれる所、花は基部の総苞で包み隠される傾向があり、茎の頂部で蕾やチューリップを想像させる外観となりやすい所、花は雄株と雌株があり、雌株の方が球形の頭花が小さい傾向がある所、地面下に根茎があるため森林火災などで地上部が失われた時も芽が出て再生する能力がある所などにあります。
- 鑑賞用途としては、葉と総苞の色が鮮やかなため明るくカラフルなお庭などで利用されたり、鉢植えの中で成長を制御して狭い空間の中で楽しまれたり、葉・総苞を収穫して切り花・ドライフラワー・フラワーアレンジメントの素材として利用されたりします。
- 外観の特徴
- 地面の下に地下茎の中の一種である根茎をもっており、成長するに従って根茎が広がります。
- 樹高は約100~200cm、樹形は株立ち状、茎は分枝が多めで、茎の向きは直立または斜上する、茎の色は緑色・黄色・赤色・紫色・暗紫色の範囲である。
- 葉序は互生(螺旋状)、葉柄は無柄、葉身の長さ約2.5~8cm、葉身の形は狭楕円形・線状披針形・線形、葉の色は緑色・黄色・赤色・紫色・白色の範囲である。
- 花は雌雄異株のため、雄花をつける雄株と雌花をつける雌株が別個体として二種類ある。
- 雄株:花序は頭花、頭花の長さは約1~2cm、頭花の形状は卵形、頭花の向きは直立、頭花は花托の表面、総苞の内側にあり、花は花被片と雄蕊で構成される。
- 花托:花托は花柄の先端が厚く台状になった器官で、花托の上に花(萼・花弁・雄蕊・雌蕊)が付いています。リュウカデンドロン・サリグナムの花托の形状は卵形です。
- 総苞:総苞は花の基部にある特殊化した葉です。リュウカデンドロン・サリグナムの総苞は花托の基部につく総苞と花托の表面につく総苞の二種類がある。
- 総苞(花托の基部):花托の基部に総苞片がついており、花の開花前は蕾のような外観をつくり、開花が進むとロゼット状に広がる、総苞片は葉と同程度の長さがあり、総苞片の色は緑色・黄色・赤色・紫色・白色などがある。
- 総苞(花托の表面):花托の表面に総苞片として鱗状についており個々の花を保護している、総苞片の長さは約0.5cm、総苞片の表面には白色の毛が密生している。
- 花被片:花被片は、一般的に花弁と萼片の形態が類似して区別がつきにくい場合に用いられている名称で、雄蕊と雌蕊を保護して、色彩と匂いで花粉を媒介する昆虫を引き寄せる働きを持った器官です。リュウカデンドロン・サリグナムの花被片の数は4枚、花被片は基部で合着しており、花被片の色は黄色・赤色・橙色、花被片の上部に雄蕊の葯が融合している。
- 雄蕊:雄蕊は花糸と葯で構成されており、葯の中で花粉を形成して放出する働きがあります。リュウカデンドロン・サリグナムの雄蕊は花被片と葯が合着しており、花糸を持たず、葯の形状は線形・長楕円形です。
- 雌株:花序は頭花、頭花の長さは約1cm、頭花の形状は円筒型、頭花の向きは直立、頭花は花托の表面、総苞の内側にあり、花は花被片・仮雄蕊(不稔性)・雌蕊で構成される。
- 花托:花托は花柄の先端が厚く台状になった器官で、花托の上に花(萼・花弁・雄蕊・雌蕊)が付いています。リュウカデンドロン・サリグナムの花托の形状は円筒型です。
- 総苞:総苞は花の基部にある特殊化した葉です。リュウカデンドロン・サリグナムの総苞は花托の基部につく総苞と花托の表面につく総苞の二種類がある。
- 総苞(花托の基部):花托の基部に総苞片がついており、花の開花前は蕾のような外観をつくり、開花が進むとロゼット状に広がる、総苞片は葉と同程度の長さがあり、総苞片の色は緑色・黄色・赤色・紫色・白色などがある。
- 総苞(花托の表面):花托の表面に総苞片として鱗状についており個々の花を保護している、総苞片の長さは約0.2cm、総苞片の表面には白色の毛が密生している。
- 花被片:花被片は、一般的に花弁と萼片の形態が類似して区別がつきにくい場合に用いられている名称で、雄蕊と雌蕊を保護して、色彩と匂いで花粉を媒介する昆虫を引き寄せる働きを持った器官です。リュウカデンドロン・サリグナムの花被片の数は4枚、花被片は基部で合着しており、花被片の色は黄色・赤色・橙色、花被片の上部に不稔性の小さな仮雄蕊が融合している。
- 仮雄蕊:仮雄蕊は葯や花糸が未発達で生殖機能を有さない不稔性の雄蕊です。リュウカデンドロン・サリグナムの仮雄蕊は花被片と葯が合着しており、小さく生殖機能を有していません。
- 雌蕊:雌蕊は子房・花柱・柱頭で構成されており、花粉を受け入れて受粉する器官です。リュウカデンドロン・サリグナムの雌蕊の数は一本です。
- 雄株:花序は頭花、頭花の長さは約1~2cm、頭花の形状は卵形、頭花の向きは直立、頭花は花托の表面、総苞の内側にあり、花は花被片と雄蕊で構成される。
- 栽培時の注意点
- リュウカデンドロン・サリグナムを育てる際に注意することは「霜」「過湿」「リン酸」などです。
- 霜とは、季節が晩秋頃から翌年の早春頃、時間は早朝に起こり、空気中の水蒸気が地面や植物の表面に氷の結晶となって付着する現象です。リュウカデンドロンは軽い霜に耐える事が出来ますが、個体によっては氷点下や霜に耐えられずに枯れる事もあります。そのため、冬の間は氷点下を下回らない環境で育てた方が良いでしょう。
- 過湿とは、土壌の中の水分が多い状態です。主な原因は土壌の排水性が悪かったり、水やりを頻繁に行う等にあります。過湿を嫌う植物は根腐れや腐敗などを引き起こしやすい傾向にあるため、土壌の通気性・排水性を高めたり、水やりの頻度を考える必要があります。
- リン酸とは植物に必要な三大栄養素(窒素・リン酸・カリ)の中の一つです。リュウカデンドロンは、土壌からリン酸を効率よく吸収することが出来るためリン酸が欠乏する土壌でもよく育ちますが、リン酸が高濃度の土壌ではリン中毒や鉄欠乏を引き起こし枯れる事があります。そのため、リン酸が土壌にたくさん残留している場合や、リン酸が入る肥料には注意が必要になります。
■リュウカデンドロン・サリグナムの切り花の楽しみ方
- 収穫タイミング
- 朝の涼しい時間帯もしくは夕方に収穫すると花に十分な水分が含まれており水揚げしやすくなります。
- 水揚げ
- 水揚げは水切りもしくは燃焼を行いましょう。
- 花瓶に生ける
- 花瓶に水を入れて花を生けましょう。
- 管理
- 直射日光を避けた15~20度の涼しい環境で管理すると日持ちがよくなります。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約20日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
燃焼法
燃焼法とは、切り花の切り口の先端を火で炙り炭化させた後に、冷水に漬けて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
燃焼は、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があり、また熱のショックで一気に吸水する効果があります。また火で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
燃焼は湯揚げと原理が似ていますが、燃焼な向いているのは、茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含んでいて柔らかい茎の花材には向きません。
燃焼の方法
- 切り花の花や葉が熱気で弱らないように、濡れた新聞紙で切り花を覆います。ただし、切り口の部分は火につけるため、茎の下部は濡れた新聞紙から出しておきましょう。
- 切り口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
- 切り口の先端(約1~3cm)を火で炙り、炭化するまで待ちます。
- 切り口が炭化したら、火から離して、冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 水揚げが終わったら必要に応じて水切りを行い花瓶に生けて楽しみます。
■リュウカデンドロン・サリグナムのドライフラワーの楽しみ方
リュウカデンドロン・サリグナムは、カラフルな総苞と葉が魅力的な部分な植物で、花と比べて総苞と葉は乾燥しても色褪せや型崩れがしにくいため、ドライフラワーにピッタリな植物となります。
リュウカデンドロン・サリグナムのドライフラワーをつくる方法は一般的に「ハンギング法」を用います。
- ハンギング法:ドライフラワーの最も一般的な作り方になり、簡単で誰でも出来る所が魅力です。ハンギング法は茎の部分を長く残せるためフラワーアレンジメントとして幅広い用途で活用しやすく、自然な仕上がりになるためナチュラルな雰囲気を演出したい時におすすめです。
ハンギング法
- 収穫のタイミング
- 乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 枝葉が最高の状態ものを選びます。
- 収穫と整形
- 茎を好みの高さで切って下部の葉を落とします。
- 花材を束ねる
- 花材を数本束ねて茎の下部を輪ゴムやリボンの様な物で固定します。
- 自然乾燥
- 風通しの良い明るい日陰で逆さまに吊り下げて自然乾燥させましょう。
■リュウカデンドロン・サリグナムの園芸品種を紹介
イエローデビル
学名:Leucadendron salignum ‘yellow devil’
開花時期:11月~4月
花(総苞)の色:黄色・クリーム色
葉の形:線形・倒線状披針形
葉の色:緑色・黄緑色・クリーム色
樹高:約100~150cm
備考:開花期になると明るさや爽やかさを感じさせる黄色の葉・総苞が茎の上部で現れます。葉の形状が線状に細くシャープな見た目をしている。
レッドデビル
学名:Leucadendron salignum ‘red devil’
開花時期:11月~4月
葉の形:狭楕円形・倒披針形・倒線状披針形
花(総苞)の色:鮮やかな赤色
葉の色:緑色・赤色・紫色
樹高:約100~150cm
備考:開花期になると葉の色が赤色または紫色になり、総苞が鮮やかな赤色へと変化するため、華やかさと上品さを感じさせる品種です。
ファイアーグロー
学名:Leucadendron salignum ‘Fireglow’
開花時期:11月~4月
花(総苞)の色:黄色・クリーム色・赤色
葉の色:青緑色~緑色・黄色・赤色
樹高:約100~150cm
備考:青緑色・黄色・赤色の三色が南国の砂浜や海などの色を想像させるため、トロピカルなお庭などによく合う品種です。
インカゴールド
学名:Leucadendron salignum ‘inca gold’
開花時期:11月~4月
花(総苞)の色:黄色・クリーム色
葉の形:狭楕円形・倒披針形・倒線状披針形
葉の色:緑色・黄色・クリーム色
樹高:約100~150cm
備考:開花期になると明るさや爽やかさを感じさせる黄色の葉・総苞が茎の上部で現れます。
■リュウカデンドロン(ギンヨウジュ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
■リュウカデンドロン・サリグナムの育て方
花壇の土づくり
日当り
リュウカデンドロン・サリグナムは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して葉の色が鮮やかになります。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までで育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、直射日光が二時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。
- 暗い日陰とは、森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
- 基本的に通気性と排水性が高めの土壌を好みます。そのため土質は砂壌土あたりにした方が良いでしょう。※注意することは水捌けの悪い場所で育てたり、粘土質な土壌で育てる事です。水分が停滞するような土壌で育てると根腐れを引き起こして生育不良になったり、枯れたりすることがあります。
- 堆肥は、土壌の物理性・生物性などを改善する働きがあり植物の成長を促進しますが、夏場に蒸れて根腐れを引き起こす原因になることもあります。またリュウカデンドロンは栄養の少ない場所に自生しており肥沃さは基本的に必要ありません。そのため、堆肥は入れすぎないように注意しましょう。
- リュウカデンドロンは高濃度のリン酸に耐性がないため、土壌にリン酸が多く残留する場所で育てるとリン中毒や欠乏症を引き起こして枯れることがあります。そのため、リン酸が多く残留する土壌は避けるか、土壌改良をしっかりと行った方が良いでしょう。
- 弱酸性の土壌を好むため土壌のPHを診断して、PH5.5~6.0あたりに調節してあげましょう。アルカリ性土壌では鉄分などの微量要素などの栄養補給が上手くいかずに生育不良になる場合があります。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
- PHを測る専用の道具を用意して診断します。※詳しくはPHを診断からご覧下さい。
- 酸性土壌を改善して土壌を中性またはアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰を利用します。PHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は1平方メートルあたり150g程度です。土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混和します。
- アルカリ性土壌を改善して酸性に傾けたい場合は無調整ピートモス(PH4程度)を利用しましょう。ピートモスを腐葉土のかわり等に利用して、よく混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
リュウカデンドロン・サリグナムは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して葉の色が鮮やかになります。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までで育てる事が出来ます。
培養土
培養土を購入する場合は、リン酸が含まれない、一般的な草花の培養土よりも通気性・排水性を高めた培養土がおすすめです。※一般的な培養土に通気性・排水性を高める改良用土を混ぜるのも良いでしょう。
培養土を自作する場合
- 基本的には通気性・ 排水性が優れている培養土をつくります。
- 堆肥の入れ過ぎは夏場に蒸れる原因となるため、一般的な植物よりも少なめにする。ただし堆肥を少し入れた方が生育がよい事もある、必要に応じて少量入れると良いでしょう。
- 水やりの頻度を考えて保水性のよい用土を利用したり、植物の呼吸や成長を考えて通気性がしっかり保てる用土を選んだりする。
- 弱酸性の培養土を好むため酸性の基本用土や改良用土を活用する。
培養土の配合例
- 川砂+鹿沼土(小粒)+ピートモス+くん炭=3:4:2:1
- 日向土(細粒・小粒)+鹿沼土(小粒)+バーク堆肥+竹炭=4:3:2:1
- 赤玉土(小粒)+桐生砂(細粒・小粒)+鹿沼土+腐葉土=3:2:2:3
培養土は基本用土を単体で使うか、または基本用土をベースにしながら改良用土を組み合わせて作ります。
植物の育ってきた環境、水やりの頻度、用土の費用などを考えて培養土を作ると良いでしょう。
基本用土
- 赤玉土:赤玉土とは関東ローム層の中層にある赤土を乾燥させて、粒の大きさごとに分けた用土です。
- 赤玉土の特徴は、通気性・排水性・保水性のバランスが抜群によく、鹿沼土と比べるとより保水性・保肥力にすぐれている所にあります。ただし、赤玉土は鹿沼土よりも粒が崩れて劣化しやすく、微塵が出ることで通気性・排水性が悪化しやすい傾向にあります。そのため長く使い続けるのには向きません。
- 赤玉土は通気性・排水性・保水性に優れている事から、万能な園芸用土として多くの植物に利用されています。
- 硬質赤玉土:硬質赤玉土は赤玉土を高温で焼いて硬質化したものです。
- 硬質赤玉土は赤玉土と比べて、粒が硬いため砕けて劣化しにくく、通気性・排水性が高くなっています。一方で保水性が悪くなっているため、一般的な草花で使うと土壌が乾きやすくなり水やりの頻度が増えやすいです。そのため、多肉植物・サボテン・山野草などに使われることが多い用土になります。
- 鹿沼土:鹿沼土は栃木県鹿沼地方で産出される、風化した軽石の総称です。
- 鹿沼土の特徴は、軽石と同様に通気性や排水性に優れている所、軽石と比べると保水性に優れている所、赤玉土と比較すると鹿沼土の方が形状が崩れにくい所、酸性度が強めな所などにあります。※ただし赤玉土よりも強度は強めですが、軽石と比べると脆いです。
- 鹿沼土はどの植物にも利用出来ますが、酸性度が強めなため、アルカリ土壌を好む植物を育てる場合は避けた方がよいでしょう。どうしても使う場合はアルカリ性の改良用土を配合します。一般的に酸性度が強めな事から、酸性土壌を好むツツジやサツキ等の植物によく利用されています。
- 硬質鹿沼土:硬質鹿沼土は従来の鹿沼土から硬質なものを選別した用土です。その名前が示すとおり、鹿沼土よりも硬く丈夫で劣化しにくい用土です。
- 日向土(ボラ土):日向土は別名でボラ土とも呼ばれる、宮崎県南部で産出される軽石です。
- 特徴:通気性と排水性に非常に優れており、多孔質なため保水性も適度に確保出来ている、比重は約0.6とバランスがよい。※鹿沼土と比較すると頑丈で形状が崩れにくいため再利用しやすく、PHが殆ど中性なため扱いやすい、一方で鹿沼土と比べると保水性がそれほど高くない。
- 用途:土壌の通気性や排水性を改善するのに利用されます。草地・岩場・高山地帯・砂地に自生する植物などを育てるのに向いており、一般的な草花から多肉・サボテン・山野草などの育成でも利用されます。す。
- 桐生砂:桐生砂とは群馬県桐生市近辺で産出されるやや風化の進んだ赤褐色の火山礫です。
- 特徴:通気性と排水性に非常に優れており、多孔質なため保水性も適度に確保出来ている。※鹿沼土と比較すると頑丈で形状が崩れにくいため再利用しやすく、PHがやや酸性に傾く中性なため扱いやすい、一方で鹿沼土と比べると保水性がそれほど高くない。
- 用途:土壌の通気性や排水性を改善するのに利用されます。岩場・高山地帯・砂地に自生する植物などを育てるのに向いており、多肉・サボテン・山野草・東洋ラン・盆栽等の育成でよく利用されます。
- 軽石:軽石は溶岩が急冷されガスが吹き出す事で、多孔質で脆く軽くなった火山礫です。
- 特徴:通気性と排水性に非常に優れており、多孔質なため保水性も適度に確保出来ている、比重は約0.4~0.6とバランスがよい。※鹿沼土と比較すると頑丈で形状が崩れにくい、PHが殆ど中性なため扱いやすい、一方で鹿沼土と比べると保水性がそれほど高くない。
- 用途:土壌の通気性や排水性を改善するのに利用されます。岩場・高山地帯・砂地に自生する植物などを育てるのに向いており、多肉植物・サボテン・東洋ラン・盆栽・山野草などの育成でよく利用されます。
- 川砂:川砂は岩石(花崗岩・石英・長石等)が風化して生じる灰白色をした砂で、採られる場所により富士川砂・矢作砂などと呼ばれたりもしています。
- 特徴:粒子が大きく通気性・排水性が優れており、保水性と保肥力が殆どない。比重が約2.5~2.6と大きく安定感があるため植物をしっかりと支える事が出来る。
- 用途:土壌の通気性や排水性を改善するのに利用されます。岩場・高山地帯・砂地に自生する植物などを育てるのに向いており、多肉・サボテン・山野草・盆栽等の育成でよく利用されます。
改良用土
- 腐葉土:腐葉土は広葉樹の落ち葉を腐熟させた改良用土です。
- 腐葉土を選ぶ基準:腐葉土は完熟していて湿り気のある物を選びましょう。完熟していると、見た目が黒っぽくなり、葉の断片が小さくなっています。逆に油脂成分の多い針葉樹の葉が入っていたり、未熟な茶色の葉が混じっていたり、断片が大きく乾燥していたりする腐葉土は、植物の根を傷める原因にもなるため避けた方が良いでしょう。
- 腐葉土の特徴:土壌の膨軟性を高めるため空気の通りが良くなり根の成長を助ける。土壌の通気性・保水性・保肥力を高めるため植物が育ちやすい環境となる。腐葉土は微量要素を含んでいるため植物が栄養を補給して健康に成長する助けとなり、また微生物の働きも活性化するため土壌が肥沃になる。PHが中性のため扱いやすい。
- 用途:土壌の保水性・保肥力・通気性を改善したり、微生物を活性化して土壌を肥沃にしたりする働きがあるため、多くの植物を育てる際の改良用土として利用されます。
- ピートモス:ピートモス は水苔類やヨシ・スゲ等の植物が堆積して腐植し泥炭化した用土です。
- 特徴:腐葉土と比べて養分を殆ど含んでいないため、微生物を活性化する力が弱く無菌で清潔感がある。土壌の膨軟性を高めるため空気の通りが良くなり根の成長を助ける。土壌の保水力を高める効果が高く、通気性・保肥力も改善する。PHは基本的に強い酸性になる。
- 注意点:PHが3~4の強い酸性のため、一般的な植物を育てる際は調整済のピートモスを使用するか、アルカリ性の土壌改良材を入れて使用した方がよいでしょう。
- 用途:土壌の膨軟性を高めて、保水性・保肥力・通気性を改善するのに利用されたり、PHを酸性に調節する目的で利用されたり、無菌で雑菌が繁殖しにくいためインドアグリーンの植物の改良用土として利用されたり、挿し木や種まき用の培土として利用されたり、多くの植物を育てる際の改良用土として利用されたりしています。
- パーライト:パーライトは、真珠岩や黒曜石を粉砕して小さくした後に、高温で熱して中に含まれる水分を発泡させ多孔質にした資材です。
- 特徴(真珠岩系):表面に光沢があり滑らか、通気性・排水性に非常に優れている、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 特徴(黒曜石系):表面に光沢があり滑らか、通気性・排水性に非常に優れている、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 用途:土壌の通気性・排水性を改善する目的、真珠岩系では通気性・排水性・保水性をバランスよく改善する目的で利用されます。一般的な草花の育成などでよく利用されており、比重が軽いため培養土の軽量化などに欠かせません。
- べラボン:べラボンはヤシの実を特殊加工して作られた園芸資材です。
- べラボンの特徴は、非常に軽く空気を多く含んでいる所、水を含んだ時の膨張と乾燥した時の収縮比率が高いため用土などに混ぜ込むと通気性が改善して根張りがよくなる所、保水性もあるため水もちがよくなる所等にあります。
- べラボンは樹木に着生する植物などによく利用されますが、土の変わりとして普通の植物にも利用されます。比重が小さく軽量のため、ハンギングバスケットの基本用土として使われる事もあります。
- くん炭:くん炭は、もみ殻を炭化させたものです。
- 特徴:通気性と排水性が抜群によいため根腐れ防止効果があります。菌根菌などの有用微生物を活性化させる効果があるため、植物が菌根菌と共生して病気に強くなったり水分・栄養を補給しやすくなる事がある。植物の成長に必要とされるミネラルを含有していて、またケイ酸が50%近く含有しているため茎・葉が頑丈になりやすく病害虫に強くなる傾向がある。PH8前後の高いアルカリ性を示す。
- 用途:根腐れ防止・酸性土壌の改善などのために土壌に10%程度混ぜて使われる事が多いです。
- 木炭(竹炭):木炭(竹炭)は木材または竹材を材料にして低酸素状態で高温に加熱して作られる炭です。
- 特徴:通気性と排水性が抜群によいため根腐れ防止効果があります。菌根菌などの有用微生物を活性化させる効果があるため、植物が菌根菌と共生して病気に強くなったり水分・栄養を補給しやすくなる事がある。植物の成長に必要とされるミネラルを含有していて、またケイ酸が50%近く含有しているため茎・葉が頑丈になりやすく病害虫に強くなる傾向がある。PHが8~10と高いアルカリ性を示す。
- 用途:根腐れ防止・酸性土壌の改善などのために土壌に10%程度混ぜて使われる事が多いです。
- ゼオライト:ゼオライトは沸石とも呼ばれる鉱物の一種です。
- 特徴:水質浄化・脱臭効果・高い保肥力などにあります。そのため、根腐れ防止や肥料の流失や肥効の継続に効果を発揮します。一方で、入れすぎると肥料が効きにくくなるなどのデメリットがあるため、土壌や培養土に5%程度混ぜて使われる事が多いです。
水やりの仕方
リュウカデンドロン・サリグナムは、一度根付いてしまえば乾燥にとても強くなります。そのため、基本的には降雨に任せて水やりは不要です。
ただし、夏場などの乾燥しやすい季節、雨が長く降らない時、地植えよりも乾燥が早い鉢植えで育てている場合などには、必要に応じて水やりが必要になります。
注意する事は、極端に過湿状態にしてしまうことです。過湿が続くと病原菌が増えて株が腐敗する原因を作ったり、根の呼吸を邪魔して根腐れを引き起こす原因になったりします。そのため、水やりする頻度などには注意が必要となります。
水やりの方法
土の表土または表層が乾いたタイミングで水を与えます。特に、成長期に水を与える事で、株がしっかりと成長します。
水やりのタイミング
- 表土の乾いたタイミング
- 土の表土(表面)の色が、濡れているなら黒っぽく、乾いたら白っぽくなるため、目視で乾いたのを確認する。
- 目視で確認が難しい場合は、表土を触って乾燥を確認する。
- サスティーを鉢土に差して、色の変化を確認してから水やりをする。
- 鉢内または表層が乾いたタイミング
- 透明な鉢植えで育てると土の色の変化が分かるため、目視で確認する。
- 鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、持ち上げてみて土の乾きを判断する。
- 割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串を色と湿り気を見て確認する。
- サスティーを鉢土に差して、色の変化を確認してから水やりをする。
肥料の与え方
リュウカデンドロン・サリグナムは、自生地が痩せ地にあり、栄養の使用効率がとても高い植物です。
栄養の少ない土壌でよく育ち、逆に肥沃すぎる土壌や、肥料の与えすぎなどで生育不良になったり、また高リン酸の入る肥料を与えると枯れる事もあります。そのため、基本的には肥料不要です。
ただし、土壌が極端に痩せている場合や鉢植えで育てている場合は、必要に応じて肥料を入れてあげた方がよい場合もあります。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 春
- 肥料の選び方
- 肥料は低リン酸の肥料を使用しましょう。おすすめの肥料は、オーストラリアの植物専用の肥料です。
- 肥料の与え方
- 固形肥料を与える場合は、規定された分量を規定された場所に与えます。基本的には株から少し離れた場所に根があるため、肥料は株から少し離れた場所に与えるようにしましょう。
剪定のやり方
リュウカデンドロン・サリグナムは、株のサイズを制御してコンパクトな樹形をつくり、充実した花を咲かせる目的で切り戻し剪定が毎年行われます。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定を行う理由
- 開花後の古い茎を残すと、花の下から新しい茎が伸び初めて徒長するため、株姿が暴れやすく見た目が悪くなりやすいです。
- 剪定をする事で、株がコンパクトになります。
- 古い茎は生産性が低く、成長の勢いがなかったり、花の数や大きさも期待出来ない場合があります。
- 剪定をする事で生産性の高い新しい成長が促進されて、株が若返り、花の数やサイズも期待出来ます。
- 枯れたり古くなった茎・葉を残すと外観が悪くなります。
- 不要な茎・葉を取り除く事で、清潔感がでて見た目がよくなります。
- 剪定する際に収穫できる花や葉は、切り花としてたのしむことが出来ます。
切り戻し剪定のやり方
- 剪定の時期
- 春または開花後に行います。
- 剪定する際の注意点
- 剪定する茎には、葉を数枚残すようにする。葉がなくなった茎からは新しい芽が出ずに枯れやすいです。
- 剪定方法
- 株を観察して、枯れてる茎・損傷してる茎・病気の茎を探して健康な部分まで切り戻し剪定する。
- 花が開花中・開花後の茎を探して、開花した茎の根元から約10~15cmの場所で、葉を数枚残して剪定しましょう。
夏越しする方法
リュウカデンドロン・サリグナムは、乾燥気味になる場所を好み、日本の高温多湿を苦手にしています。
高温多湿環境では根腐れを引き起こしたり病気を引き起こしたりしやすくなり、株が弱ったり、枯れたりすることがあります。そのため、必要に応じた夏越し対策が必要になるでしょう。
夏越しで重要なポイント
- 長雨に当たると、病気にかかったり、根腐れを引き起こしたりして、株が弱ったり枯れこみやすいです。そのため、雨に当たらない環境で育てた方が無難です。
- 鉢植えで育てている場合は軒下等の長雨に当たらない環境で育てると良いでしょう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと、根腐れをして枯れる事があります。
- 土壌の通気性・排水性をよくしておきましょう。
- レイズベットやロックガーデン等の周りより高い場所に株を植えたりすると、水が下に流れやすくなり、排水性が高まります。
- 乾燥が続くと葉が萎れたり落ちたりする事があります。
- 土壌の状態を見ながら定期的に水やりを行いましょう。
冬越しする方法
Hardiness:9~11
リュウカデンドロン・サリグナムは、軽い霜であれば耐えられる事もあるため、暖地であれば地植えで冬越し出来る事があります。
ただし基本的に霜や凍結に弱いため、冬越し対策を行った方が良いでしょう。
- 地植えで育ている場合
- 土壌の表面を腐葉土・バーク堆肥・寒冷紗等で覆いマルチングする事で、根を乾燥・寒さ・霜から守り冬越しがしやすくなります。
- 寒さが厳しくなる日は不織布などをかけて対応しましょう。
- 株の周りに支柱を立ててビニールを張りトンネルを作ったり、ミニ温室を作って上げる事で寒さや霜から植物を守る事ができます。
- 鉢植えで育てている場合
- 鉢植えで育てている場合は、屋内や温室の日当たりの良い場所で管理するか、霜の当たらない軒下で管理するとよいでしょう。
挿し木や株分けで増やす
リュウカデンドロン・サリグナムは挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期
- 夏・初秋頃
- 培養土を準備します
- 挿し穂用の培養土には切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
- 培養土を容器に入れて事前に水をかけて湿らせておきます。
- 挿し穂を採取する
- 挿し穂の茎は、半熟した硬さと柔軟性のある健康な部分をカットして利用しましょう。
- 挿し穂を整形する
- 挿し穂の長さを10~15cm程度にわけますが、その際に開花を抑制するため茎の頂部も切ります。
- 挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
- 培養土に挿し穂を挿す
- 挿し穂を挿す場所を決めて、培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を空けておきます。
- 挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程をいれます。
- 管理
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。