原産:日本 科:モクレン(Magnoliaceae) 属:モクレン/マグノリア(magnolia) 種:ホオノキ/ホウノキ(obovata) 別名:ジャパニーズ・キューカンバーツリー(Japanese cucumber tree)/ジャパニーズ・キューカンバー・マグノリア(Japanese bigleaf magnolia)/ジャパニーズ・ホワイトバーク・マグノリア(Japanese whitebark magnolia) 開花時期:5月~6月 花の色:白色〇 葉色:緑色● 香る部位:花 分類:落葉高木 樹高:約1500~3000cm 誕生花: 花言葉:「誠意ある友情」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ホウノキ(ホオノキ)は学名magnolia obovata、別名「ジャパニーズ・キューカンバーツリー(Japanese cucumber tree)」や「ジャパニーズ・キューカンバー・マグノリア(Japanese bigleaf magnolia)」等とも呼ばれる日本原産の落葉高木です。日本では北海道から九州まで分布していて、山地や丘陵等の湿り気のある場所に自生しています。
ホウノキ(ホオノキ)の語源(由来)
- 属名のmagnoliaはフランスの植物学者ピエール・マニョール(Pierre Magnol)への献名です。
- 種小名のobovataはラテン語で「反対の」を意味する「ob」と、「卵形」を意味する「ovatus」の2語からきていて、倒卵形をした葉の形に由来します。
- 和名ホウノキの由来は葉に食べ物を乗せたり、包んでいた事からきています。
ホウノキ(ホオノキ)の特徴(魅力)
- ホウノキ(ホオノキ)は非常に背が高く理想的な環境の元では高さ30mに達します
- 花は大きく最大20cmまでの大きさになり
- ↳蓮の花の様に花被片が大きく開きます
- 花中央で円錐状に集まる多数の赤色の雌蕊と雄蕊は大きく目立ちます
- ↳他のモクレンの仲間と比べても大きいです
- 花後の果実は鱗状でドラゴンフルーツの様な見た目をしており
- ↳果実がボコボコと隆起する他のモクレンの仲間とは少し違います
- 葉は非常に大きく枝の頂部で円周状に並ぶ様に配置されています
- ↳以前は食品を乗せるお皿代わりに利用されたり食品を包む為に利用されたりしていました
- 基本的に丈夫で夏の暑さや冬の寒さに強いため放ったらかしでも育ちます
ホウノキ(ホオノキ)の茎は木質で樹皮の色は灰褐色もしくは灰色をしていて、高さは成熟すると約1500~3000cmの間で成長して幹の直径は1mに達します。葉は緑色、長さは約10~20(稀に40)cmあり、形は倒卵形をしていて、枝先で密に集まり互生葉序に配置されます。花は芳香があり、個々の花は直径約15~20cmで花被片は9~12個あり完全に開き、中央には多数の赤色の雄蕊と雌蕊が円錐状に集まります。花後にできる果実は袋果で長さ12~20cmの楕円形をしていて鱗状になりながら棘があり、熟すと色は緑色から赤色になります。
開花時期は晩春から初夏、花色は白色、個々の花は花被片が9~12個で赤色の雄蕊と雌蕊が多数あります。樹形は直立で高さ約1500~3000cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形、葉序は枝の頂部に集まり互生葉序につきます。
ホウノキ(ホオノキ)の栽培
園芸では、自然樹形のまま壮大に広がる美しい樹形や、春に一斉に開花する美しい花を鑑賞する目的で庭木として栽培されています。育てる際に注意する事は特にありませんが「良好な日当たり」や「やや湿った土壌」を好みます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く、ほったらかしでも育てる事が出来る位に丈夫です。