原産:日本/中国/朝鮮 科:シソ(Lamiaceae) 属:ムラサキシキブ/カリカルパ(Callicarpa) 種:コムラサキ(dichotoma) 別名:コシキブ/コムラサキシキブ/パープルビューティベリー(purple beautyberry) 開花時期:6月~8月 花の色:桃色●紫色● 実の時期:9月~11月 実の色:紫色● 葉色:緑色● 分類: 落葉低木 樹高:約100~150cm 誕生花:10月17日/11月6日/11月21日 花言葉:「上品」「聡明」「知性」「賢さ」「愛され上手」「聡明な女性」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
コムラサキは学名Callicarpa dichotoma、別名「コシキブ」や「コムラサキシキブ」とも呼ばれる日本及び中国、朝鮮が原産の落葉低木で、日本では本州から九州(沖縄)まで分布しており山野の林内や林縁等に自生しています。
コムラサキの最大の特徴(魅力)はムラサキシキブと比べると樹高が最大約150cmと低い一方で上部で優雅に枝が広がる樹形にあり、花が咲いた後(秋頃)に出来る上品な紫色の実は樹形との相性もよく優美でエレガントな雰囲気をつくります。
一般に園芸では主に実を観賞する庭木として育てられ、底の浅い鉢で根域を制限して盆栽として育てられる事もあります。またコムラサキの実はメジロやツグミ、オナガ等の鳥が好む事で知られているため、庭に生物を呼ぶためのビオトープの庭木として利用するのも良いでしょう。
開花時期は初夏、花色は桃色や紫色、個々の小花は筒状で花先が4裂して直径約0.3(0.4)cm、花序は集散花序が総状につきます。実の時期は9月から11月頃、実の色は紫色、直径約0.3cmの球形をしています。樹形は株立ち状で上部で広がり高さは約100(150)cm × 幅は約100(200)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形(長さ約3.0~7.0cm幅は1.5~3.0cm)で葉の半分より上に鋸歯があり、葉序は対生葉序につきます。
コムラサキは一般的に挿し木によって増やされますが、株分けや種によって増やされる事もあります。基本的には夏の暑さや寒さに強く丈夫で育てやすい植物ですが、乾燥をやや苦手にしているため乾きやすい場所で育てている場合は水やりに気を使う必要があるかもしれません。
ムラサキシキブ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。