リョウブの種類

アメリカリョウブ(ルビースパイス)の特徴や育て方、増やし方等の紹介

アメリカリョウブ(ルビースパイス)の特徴


原産:北アメリカ科:リョウブ(Clethraceae) 属:リョウブ(clethra) 種:アメリカリョウブ(alnifolia) 品種:ルビースパイス(Ruby Spice) 開花時期:7月～9月花の色:桃色●白色〇葉色:緑色● 分類:落葉低木樹高:約90～150cm 誕生樹: 花言葉:
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

アメリカリョウブ(ルビースパイス)は一般的な種よりも濃い桃色の花を咲かせる園芸品種で、花は夏から秋の約6週間咲き続けます。

開花時期は夏から秋、花色は桃色、個々の小花は筒状で花先が5裂して、花序は総状花序もしくは円錐花序に咲きます。樹形は高さは約120(180)cm × 幅は約90(150)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形で葉縁に鋸歯があり長さ約4.0(10.0)cm幅は2.0(4.0)cm、葉序は互生葉序につきます。

アメリカリョウブの最大の特徴(魅力)は一般的なリョウブより背が低くコンパクトな樹形をしている所にあり、また花色には白色と桃色があり小花が密に付いた円筒形の長さ10cm前後の花穂を咲かせます。園芸では主に庭木として育てられ品種には一般的な種より開花が遅く9月頃に咲く’セプテンバービューティ’や濃い桃色の花が魅力的な’ルビースパイス’、高さが1m未満で白色の花を咲かせる’ハミングバード’等が親しまれます。

アメリカリョウブは一般的に挿し木や種まきによって増やされます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。

リョウブ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

リョウブの珍しい種類、主な種と園芸品種の紹介【2021】

アメリカリョウブ(ルビースパイス)の育て方

花壇の土づくり

アメリカリョウブ(ルビースパイス)は直射日光が6時間以上当たる日向から3時間から5時間の半日影迄で問題なく育てられます。

土質は通気性や保水性のバランスが良く有機質のたっぷり入った肥沃な土壌を好みます。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて保水性や保肥力を高める黒土、通気性を高める川砂、肥沃さを高める堆肥等の改良用土を入れて土壌を改善するといいでしょう。

鉢土づくり

アメリカリョウブ(ルビースパイス)は通気性と保水性のバランス良く肥沃な培養土を好みます。

自作する場合は’赤玉土3割＋鹿沼土3割＋腐葉土4割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

アメリカリョウブ(ルビースパイス)はやや湿り気のある土壌を好みますが、地植えしている場合は一度根付くと殆ど水やりをしなくても育てられます。

鉢植えで育てている場合や降水がなく乾燥が続く場合等は、土の表面が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。

肥料の与え方

アメリカリョウブ(ルビースパイス)の肥料は晩冬から晩冬から早春(1月～3月)に肥料を上げれば基本的に追肥不要です。

肥料は土質を改善する堆肥と、有機質肥料(油カス等)を与えましょう。

剪定のやり方

アメリカリョウブ(ルビースパイス)の剪定は基本的に不要で自然樹形で育てられます。

剪定を行う場合は晩冬から早春に行うと、春からの新しい成長が促進されます。剪定は枯れ枝や交差枝等の忌み枝と呼ばれる不要な枝を根元から取り除き、風通しを良くしましょう。

夏越しする方法

アメリカリョウブ(ルビースパイス)は基本的には夏の暑さに強く基本的に対策不要ですが、雨が降らずに乾燥が続く場合や鉢植えで育てているものは水切れで枯れ込むこともあります。必要に応じて土の表面が乾いたらしっかり水やりを行いましょう。

冬越しする方法

Hardiness:4a～8b

アメリカリョウブ(ルビースパイス)は耐寒性がとても高く冬越しの準備をする必要は特にありません。翌年の成長に備えて、株の周囲に穴を掘り有機質肥料を入れたり、株元に堆肥を盛りマルチングしてあげるとよいでしょう。

挿し木や株分けで増やす

アメリカリョウブ(ルビースパイス)は挿し木によって増やす事ができます。

挿し木の方法

アメリカリョウブ(ルビースパイス)の挿し木時期は初夏から夏が適します。この頃になると新鞘がやや硬くなり半熟枝になっており、未熟な枝と違い乾燥しにくく、また古い枝のように発根力が低くないため最も成功率が上がります。挿し穂の長さは約10cm、その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。挿し穂の下葉を落とし、30分程度水を入れたコップ等で水揚げを行います。水揚げ後は切り口に発根ホルモンを付け、湿らせた培地に挿し穂を挿して、土壌が完全に乾燥しない様に明るい日陰等で水やりを行いながら管理しましょう。

播種で増やす

アメリカリョウブの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:約
発芽条件:

植物の病気

アメリカリョウブの病気

アメリカリョウブにつく害虫

リョウブの珍しい種類、主な種と園芸品種の紹介【2021】

リョウブの種類

リョウブ属は属の中に約79種がある低木もしくは小高木です。一般に園芸では、コンパクトな樹形で育てやすく白色や桃色の花を咲かせるアメリカリョウブ、日本在来種で夏に咲く白色の花が蝶々や花蜂の蜜源となりハチミツは香り高く結晶化しない事から重宝されるリョウブ等が親しまれています。

リョウブは夏の暑さや冬の寒さに強く、肥料や剪定も殆ど必要ないことから放任で育てやすい植物です。

種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。

リョウブの主な種の目次

①アメリカリョウブ
開花時期:7月～9月

②リョウブ
開花時期:7月～9月

アメリカリョウブの特徴や園芸品種

原産:北アメリカ
学名:clethra alnifolia
草丈:約60～250cm
分類:落葉低木
開花時期:7月～9月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い

特徴:アメリカリョウブは学名clethra alnifolia、別名「サマースイート(Summersweet)」とも呼ばれる北アメリカ原産の落葉低木です。

開花時期は夏から秋、花色は白色もしくは桃色、個々の小花は筒状で花先が5裂して、花序は総状花序もしくは円錐花序に咲きます。樹形は高さは約60(250)cm × 幅は約60(200)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形で葉縁に鋸歯があり長さ約4.0(10.0)cm幅は2.0(4.0)cm、葉序は互生葉序につきます。

アメリカリョウブは一般的に挿し木や種まきによって増やされます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。

アメリカリョウブの主な園芸品種

アメリカリョウブ(ルビースパイス)は一般的な種よりも濃い桃色の花を咲かせる園芸品種で、花は夏から秋の約6週間咲き続けます。高さは約120(180)cm × 幅は約90(150)cmまで成長します。

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リョウブの特徴や園芸品種

原産:日本／東アジア
学名:clethra barbinervis
草丈:約300～1000cm
分類:落葉小高木
開花時期:7月～9月
花色:白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:7月13日
花言葉:「溢れる思い」「くつろぎ」

特徴:リョウブは学名clethra barbinervis、別名「ハタツモリ」や「サルダメシ」とも呼ばれる日本及び東アジアが原産の落葉小高木で、日本では北海道から九州まで分布しており山野に自生しています。和名「リョウブ」の由来は、平安時代に飢饉に備え令法(リョウボウ)を出した事からきており、これが令法(リョウボウ)が転訛してリョウブになったと言われています。

リョウブの最大の特徴(魅力)は白色の小花が円錐状に集まり咲く花穂にあり、花には非常に蜜が多く沢山の花蜂や蝶々等の蜜源となっています。また5年に1度(蜂蜜が採れる程沢山の蜜が出る)採れると言われるリョウブのハチミツは結晶化せずに香りが高い事からとても珍重されます。また昔は飢饉の時等に飢えを凌ぐため救荒植物として葉が食べられていましたが、現代ではリョウブの葉を山菜として採られ食べられる事は少なく、しばしば若葉を茹でた後にご飯と一緒に混ぜ令法飯(リョウブメシ)として食べられたり、天ぷらにして食べられる事があります。園芸的に利用される事は殆どありませんが、在来種でもあり7月から9月に咲く白色の花が蜜源として沢山の生物を呼ぶことからビオトープに使うのがおすすめです。

開花時期は夏から秋、花色は白色、個々の小花は筒状で花先が5裂して直径約7～9mmになり、花序は長さ7～20cmの総状花序を円錐状に数個つける。樹形は高さは約300(1000)cm × 幅は約300(500)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形で葉縁に鋸歯があり長さ約5.0(15.0)cm幅は2.0(7.0)cm、葉序は互生葉序につきます。

リョウブは一般的に挿し木や種まきによって増やされます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。

リョウブの主な園芸品種

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