スイセンは属の中に約11~12種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は、セントランサス(Centranthus ruber)とその園芸品種になります。
またこのページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
目次
セントランサスの特徴や園芸品種
- 原産:地中海沿岸
- 学名:Centranthus ruber
- 草丈:約50~80cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~9月
- 花色:赤色●桃色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 花言葉:親切・真実の愛情
- 用途:開花期間長い/背が高い花/香りが良い/
- 購入方法:セントランサスを楽天で購入
セントランサスとは!?
セントランサスの学名はCentranthus ruber、別名では「ベニカノコソウ」や「シュプール・バレリアン(spur valerian)」等とも呼ばれる多年草です。原産地は地中海沿岸、自生地は荒れ地や岩の隙間などにあります。
セントランサスの語源(由来)
- 属名のCentranthusはギリシャ語で「距」を意味する「Kentron」と、ギリシャ語で「花」を意味する「anthos」の二語で構成されています。
- 種小名のruberはラテン語で「赤色」を意味しており花の色に由来します。
セントランサスの特徴(魅力)
- セントランサスの特徴は、草姿が叢生して茎は基本的に分枝することなく直立するため行儀良い見た目をしている所、開花期間が5月~9月頃までと長い所、花が茎の上部に集まり半球状に咲くためボリューム良い花姿が楽しめる所、花には強烈な香りがあり、花蜂や蝶々などを引き寄せる所などにあります。
- 草姿は叢生、株の根元は木質化しており、木質部から茎を何本も出して群生をつくります。
- 茎は基本的に分枝する事がなく、垂直に伸びるため行儀良い印象を感じさせます。
- 葉は可変する傾向があり、茎の下部では葉柄があり、茎の上部では葉柄が無柄で、葉の形は細長い披針形からぽっちゃりした卵形まであります。
- 開花期間は晩春から初秋頃まで、花序は散房花序で半球状のボリュームの良い花姿をしています。一方で個々の花は長さ1cm程度ととても小さくて、花の裂片は5個あり、よく見ると裂片の形や位置は不均等です。
- 花には強烈な香りがありますが、人により汗臭い不快な匂いと感じたり、心地よい香りと感じたりする人がいるようです。
- 開花期になると花蜜を求めて蝶々や蜜蜂が集まるため、花の周りを優雅に飛ぶ蝶々の姿や、花の周りを元気に飛び回る蜜蜂の姿を観察する事が出来ます。
セントランサスの草丈は約50~80cm、草姿は叢生、株の根元に木質化した台木があり、台木から何本も茎を伸ばし、茎は直立、分枝は基本的にしません。
葉序は対生葉序、葉柄は上部ではあり下部では無柄でしばしば抱茎する、葉身の長さ約5~8cm、葉身の形は披針形または楕円形か卵形、葉の色は緑色または白緑色です。
花序は散房花序、散房花序は茎の上部で半球状の形をつくります。花冠の長さは約0.5~1cm、花冠の形は筒状で先端が裂けて裂片が5個あり、裂片の位置や大きさは不均等、距は細長く後ろ側に突き出る、花の色は赤色・桃色・白色です。
セントランサスの園芸品種の紹介
セントランサス(スノークラウド)の特徴は、花の色が白色をしていて、明るさや爽やかな雰囲気を感じさせる所、花は茎の上部に集まりボリュームよく咲く所、花には強い香りがある所、草姿は叢生で群生をつくり、行儀よく真っ直ぐ成長する所などにあります。
セントランサス(ローゼンロット)の特徴は、花の色が赤ピンク色をしていて、薔薇の花を想像させるような華やかさがある所、花は茎の上部に集まりボリュームよく咲く所、花には強い香りがある所、草姿は叢生で群生をつくり、行儀よく真っ直ぐ成長する所などにあります。
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セントランサス(アルバス)の特徴は、花の色が白色をしていて、明るさや清潔感を感じさせる所、花は茎の上部に集まりボリュームよく咲く所、花には心地よい香りがある所、草姿は叢生で群生をつくる所などにあります。
育て方・楽天で購入
セントランサス(プリティーベッツィー)の特徴は、花の色がコーラルピンク色をしていて、可愛らしさや元気の良さを感じさせる所、花は茎の上部に集まりボリュームよく咲く所、花には心地よい香りがある所、草姿は叢生で群生をつくる所などにあります。