チョウセンアザミ属は属の中に約10種があり地中海沿岸及びアフリカ、中東に自生する多年草です。一般に園芸では、茎葉が食用とされ直径約6cmの花を咲かせるカルドン、直径約8~15cmの大きな花を咲かせ主に蕾が食用とされるアーティチョークが栽培されています。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①アーティチョーク 開花時期:6月~9月 | ②カルドン 開花時期:6月~9月 |
学名:Cynara cardunculus var. scolymus
草丈:約90~180cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:青色●紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:普通
誕生花:6月4日
花言葉:「警戒」「傷付く心」「傷心の乙女」「そばにおいて」
特徴:アーティチョークは地中海沿岸が原産のカルドン(C.cardunculus)の栽培種で学名Cynara cardunculus var. scolymus、和名「チョウセンアザミ」とも呼ばれる多年草です。和名「チョウセンアザミ」は外来のアザミという意味があり、英名「アーティチョーク」はアラビア語の「al-karsufa」から始まり、スペイン語の「alcarchofa」、イタリア語の「articiocco」、最後に英名の「Artichoke」へと変わってきた歴史があります。
アーティチョークとカルドンは非常によく似るため、しばしば比較対象されます。一概には言えないものの一般的に古くから食用として栽培されていたアーティチョークはカルドンと比べると萼や茎葉の棘が少なく、茎も暴れ難く草姿も比較的に整っており、また大きな花(直径約8~15cm)を付けます。アーティチョークとカルドンはどちらも茎葉及び蕾が食べられますが、花が大きなアーティチョークは蕾を収穫するために育てられる事が多く、一方のカルドンは茎葉を収穫するために育てられる事が多いです。
アーティチョークの最大の特徴(魅力)は近寄り難さを感じさせる茎葉や萼にある鋭い棘と、最大80cmの長さがある葉がロゼット状に広がり優美な雰囲気を出す草姿にあり、アザミを巨大化した様な花は非常に豪華でアザミ同様に沢山の昆虫を引き寄せます。またカルドンは古くから栽培され古代ギリシャ料理を初め、ローマ料理、ペルシャ料理等に古代から利用されており、現代も花(蕾)や下部にある白色の茎葉が食用として利用されています。
食用としてアーティチョークの蕾を収穫する場合は、植え付けから翌年の5月から6月の花が咲く前に収穫出来ます。またカルドンの様に一般的ではありませんが、アーティチョークの葉茎(根元の白色の部分)を収穫する場合は通常植え付けから3ヶ月以上で行えます。収穫した蕾は外側の萼を手で剥いた後、中にある柔らかな部分をくり抜き、残った部分をレモン等と一緒に茹でたり煮物にしたり、バターで炒める等して食べるとよいでしょう。茎葉は生のまま刻みサラダとして食べられる事もありますが苦味があるため、一般的には茹でたり蒸す等して調理したものが食べられます。
アーティチョークは通常1年目はロゼット状の草姿で過ごし翌年に茎を高く伸ばして沢山の花を咲かせます。葉は最大80cmの大きさになり鋭利で全体が羽状に裂けたアカンサスの様な装飾的な葉の形をしており、放射状に広がる優美な草姿をつくります。翌年は鋭い棘の付いた(棘のない品種もある)茎を最大180cmまで伸ばし、直径約8~15cmになるアザミに似た大きな花を咲かせます。
開花時期は初夏から秋、花色は紫色もしくは青色、花柱が突出する筒状花が多数集まり直径約8~15cmの頭状花序に咲かせます。草姿はロゼット状で茎は直立に伸び高さは約90(180)cm × 幅は約60(90)cmまで成長します。葉色は緑色(灰緑色)、葉身は羽状中裂~深裂して根出葉もしくは互生葉序につきます。
アーティチョークは高さ幅ともに非常に大きく成長するため花壇では十分スペースを取り植える必要があります。噴水の様にロゼット状に大きく広がる灰緑色の葉は彫刻で掘られた様な美しいシルエットを作り、また紫色の上品な花色はエレガントな雰囲気がありギリシャ庭園の様な少し格式の高い様なお庭にもよく合うでしょう。
アーティチョークは冬に根挿しを行うか早春から春に株分けもしくは種を撒く事で増やします。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫ですが、強い霜は苦手にしているため注意が必要です。
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原産:地中海沿岸
学名:Cynara cardunculus
草丈:約90~180cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:青色●紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:普通
誕生花:6月4日
花言葉:「警戒」「傷付く心」「傷心の乙女」「そばにおいて」
特徴:カルドンは学名Cynara cardunculus、別名「シナラ・カルドンクルス」とも呼ばれる地中海沿岸に自生する多年草です。鑑賞用として世界で広く栽培されますが、環境が合う地域では侵襲性が強く乾燥に高い適応能力があるためオーストラリアやアルゼンチン、カリフォルニア等では迷惑な雑草として帰化しているようです。
カルドンの最大の特徴(魅力)は近寄り難さを感じさせる茎葉や萼にある鋭い棘と、最大80cmの長さがある葉がロゼット状に広がり優美な雰囲気を出す草姿にあり、アザミを巨大化した様な花は非常に豪華でアザミ同様に沢山の昆虫を引き寄せます。またカルドンは古くから栽培され古代ギリシャ料理を初め、ローマ料理、ペルシャ料理等に古代から利用されており、現代も花(蕾)や下部にある白色の茎葉が食用として利用されています。
食用としてカルドンの蕾を収穫する場合は、植え付け後の翌年の5月から6月の花が咲く前に収穫出来ます。また葉茎(根元の白色の部分)を収穫する場合は通常植え付けから3ヶ月以上で行いますが、日光が当たりすぎると緑色が残り茎も硬めです。そのため収穫前の数週間はマルチング等で下部の茎を日光から保護して白色の部分を増やし加食部分を柔らかくする事もあります。カルドンの茎葉は生のまま刻みサラダとして食べられる事もありますが苦味があるため、一般的には茹でたり蒸す等して調理したものが食べられます。蕾は外側の萼を手で剥いた後、中にある柔らかな部分をくり抜き、残った部分を茹でて煮物にしたり、油で揚げる等して食べるとよいでしょう。
カルドンは通常1年目はロゼット状の草姿で過ごし翌年に茎を高く伸ばして沢山の花を咲かせます。葉は最大80cmの大きさになり鋭利で全体が羽状に裂けたアカンサスの様な装飾的な葉の形をしており、放射状に広がる優美な草姿をつくります。翌年は鋭い棘の付いた(棘のない品種もある)茎を最大180cmまで伸ばし、直径約6cmになるアザミに似た大きな花を咲かせます。
開花時期は初夏から秋、花色は紫色もしくは青色、花柱が突出する筒状花が多数集まり直径約6cmの頭状花序に咲かせます。草姿はロゼット状で茎は直立に伸び高さは約90(180)cm × 幅は約60(90)cmまで成長します。葉色は緑色(灰緑色)、葉身は羽状中裂~深裂して根出葉もしくは互生葉序につきます。
カルドンは高さ幅ともに非常に大きく成長するため花壇では十分スペースを取り植える必要があります。噴水の様にロゼット状に大きく広がる灰緑色の葉は彫刻で掘られた様な美しいシルエットを作り、また紫色の上品な花色はエレガントな雰囲気がありギリシャ庭園の様な少し格式の高い様なお庭にもよく合うでしょう。
カルドンは冬に根挿しを行うか早春から春に株分けもしくは種を撒く事で増やします。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫ですが、強い霜は苦手にしているため注意が必要です。
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