原産:ヨーロッパ/アジア/北アフリカ/北アメリカ 科:シソ(Lamiaceae) 属:ウツボグサ/プルネラ(prunella) 種:セイヨウウツボグサ/ブルガリス(vulgaris) 品種:アルバ(prunella vulgaris ‘alba’) 開花時期:5月~8月 花の色:白色〇 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約15~30cm 誕生花:6月16日 花言葉:「協調性」「優しく癒す」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
プルネラ(アルバ)は、ナチュラルな緑色の葉と白色の清楚な花の組み合わせが、落ち着いた雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。
開花時期は晩春と晩夏、花色は白色、個々の花は唇形が下唇が3裂して、花序は穂状花序に花が咲きます。草姿は這性で途中で茎は立ち上がり高さ約15(30)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形で、葉序は対生葉序につきます。
プルネラ(ブルガリス)は学名prunella vulgaris、別名「セイヨウウツボグサ」や「コモン・セルフヒール(common selfheal)」等とも呼ばれるヨーロッパ及びアジア、北アフリカ、北アメリカが原産の多年草です。
プルネラ(ブルガリス)の語源(由来)
- 和名「セイヨウウツボグサ」は西洋からきたウツボグサを意味しており、ウツボグサは乾燥した花穂の形が矢を入れて携行する武具の「靭(うつぼ)」に似ている事からきています。
- 属名のプルネラ(prunella)の由来はラテン語のBrunellaからきており、恐らくドイツ語のBraun(茶色)をラテン語化したもので枯れた茶色い花穂に由来します。
- 種小名のブルガリス(Vulgaris)はラテン語で「普通の/ありふれた」を意味しています。
プルネラ(ブルガリス)の特徴(魅力)
- 若い葉や茎は食用とされます
- ↳サラダ・スープ・天ぷら等にして食べられます
- 古くから生薬として利用されています
- ↳様々な研究で抗菌、抗癌、抗炎症等、活性を示すと報告されています
- 茎は匍匐して不定根を出して広範に広がる
- ↳グランドカバーになる
- ↳茎は途中で立ち上がり高さ30cmまで成長する
- 花は茎頂部で多数の小花が集まり密な花穂をつくる
- ↳乾燥すると暗褐色になり生薬になる
プルネラ(ブルガリス)の茎は匍匐して広がり途中で不定根を頻繁に出します。茎は花期になると途中で立ち上がり高さ30cmまで成長する事があります。葉は毛が少なく殆ど無毛で、長さ約2.5(7)cm × 幅約1.5(2.5)cmの卵形もしくは披針形で葉先が尖ります。花は緑色(~紫色)の苞葉が幾重にも重なり小花を保護しており、苞葉の中から穂状(穂状花序)に唇形の小花を咲かせます。
開花時期は晩春と晩夏、花色は紫色や桃色、白色があり、個々の花は唇形が下唇が3裂して、花序は穂状花序に花が咲きます。草姿は這性で途中で茎は立ち上がり高さ約15(30)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形で、葉序は対生葉序につきます。
プルネラ(ブルガリス)に含まれる薬効成分
トリテルペノイド 抗炎症・抗癌・抗菌作用・血糖降下・抗ウイルス等 | ステロール LDLコレステロール値を下げる コレステロールの吸収を抑えて、LDLコレステロール値を下げる効果があります。 |
フラボノイド 抗酸化作用等 抗酸化作用により活性酸素の発生や働きを抑制して、老化防止、ガンや生活習慣病の予防に繋がります。 | クマリン 抗血液凝固作用・抗酸化作用・抗菌効果等 抗血液凝固作用により血流が改善して脳梗塞や動脈硬化の予防につながります。抗酸化作用により活性酸素の発生や働きを抑制して、老化防止、ガンや生活習慣病の予防に繋がります。抗菌効果により菌や細菌の増殖を抑制してまた殺菌効果があります。 |
プルネラ(ブルガリス)の栽培
プルネラ(ブルガリス)を育てる際は、日当たりがよく通気性の良い場所に植えてあげれば、ほったらかしで育つほど丈夫で育てやすい植物です。増やし方は、茎が匍匐して不定根を出し定着するためこれを株分けして増やすか、種が容易に発芽するためこぼれ種でも増えます。