ゼラニウムアウツリムの特徴
アウリツムは、南アフリカを原産の多年草で、春に白色の花弁に黒い斑がはいる独特の花が特徴です。 草丈は30cm程と矮性で、葉は披針形につきます。 |
ゼラニウムアウリツムは乾燥に強い一方で多湿に弱いため排水性のいい土で育てましょう。また日当たりが悪くなると花付きが悪くなるので出来るだけ日当たりがよく雨の当たらない場所に置くのがいいでしょう。 植付けの前に花壇の作り方から診断を行い、必要に応じて改良用土を入れてあげましょう。 おすすめ |
鉢植えでは「通気性」がよく「保水性」もある培養土を作成します。 作成例 |
ゼラニウムアウリツムは日本の高温多湿な夏が少し苦手です。生育が衰え葉が黄化したり落葉すること等があります。 切り戻しを行い蒸散を抑え、明るい日陰に移動しましょう。 |
ゼラニウムアウリツムは寒さに弱く霜にあたると枯れてしまいます。冬越しさせる際は霜が降りる前に温室または明るい室内に移動して育てましょう。 |
ゼラニウムアウリツムの成長が始まる三月から六月、九月~十月頃まで水でゆっくり溶けだす緩効性肥料を月に一度与えましょう。 真夏に肥料を与えると物が軟弱に育ち夏越しが難しくなるので控えます。 おすすめの緩効性肥料はプロも使用しているIB肥料です。 |
成長の始まる三月頃から摘芯を複数回行う事で、株にボリュームが出ます。 花の終わる梅雨明け頃に株の三分の二ほど、葉を残して切り戻しを行いましょう。風通しや、蒸散を抑え夏越しがスムーズに行えるようになります。 |
ゼラニウムアウリツムは挿し木で増やす事ができます。 挿し木時期は五月~六月が最も適しており、10月頃(挿し木のまま冬越し)まで行えます。切り戻した枝等を利用しましょう。 |
ゼラニウムの病気 |
立枯病 立枯病は土壌に潜むフザリウム菌やリゾクトニア菌が根や地際部から感染して起こります。発症すると、地際付近の茎の表皮が褐色に腐敗し上部は水枯れしたような症状がおこります。治療は難しく発症部位から下を切断して治る事もありますが、基本は株を抜き病気の広がりを抑えましょう。花壇の土の通気性を上げて有用な微生物を増やす事で病気を減らす事が出来ます。うどん粉病 乾燥した環境で発症しやすく、風で胞子が葉にくっつき感染します。発症すると白また灰色の粉状の胞子が葉に広がり、放っておくと株全体に病気が広がり枯れる事もあります。治療法は感染した葉を取り除き殺菌剤(ダコニール・フルピカフロアブル)等で治療と予防を行ってください。灰色カビ病 灰色カビ病はボツリヌス菌が起こす病気です、普段は土壌で腐性生活を行いますが、風で飛散した胞子が古い花弁などにつくとそこから感染します。発症部位は主に枯れた花弁から始まり、放置すると葉や茎に広がって株が萎れるように枯れます。治療は感染部位を取り除き殺菌剤(フルピカフロアブル等)を使って病気の予防を行ってください。斑点病 斑点病はセルコスポラやセプトリア等の病原菌が元で起こる病気です。症状は葉や茎に不定形の病斑ができ、落葉または茎に発症した場合はその部位より上が枯れる事があります。基本は斑点病が原因で枯れる事は少ないですが、生育が悪くなり見た目も良くないので治療して上げましょう!治療は感染した葉を取り除き殺菌剤(ダコニール1000・ベンレート水和剤等)を散布してください。 灰色カビ病 |