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科:シソ(Lamiaceae) 属:イヌハッカ/ネペタ(Nepeta) 種:ファーセニー(faassenii) 品種:ライムライト(limelight) 花の色:紫色● 葉色:緑色●黄色● 分類:多年草 草丈:約40cm 開花時期:4月~9月 花言葉:「無邪気」「自由な愛」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
キャットミント(ライムライト)は爽やかなライムグリーンの葉色をもつ魅力的な園芸品種で、黄色の補色関係にある紫色の花との対比も美しくコントラストのあるカラフルなお庭によく合うでしょう。
開花時期は春と秋の2回(夏は休む)、花色は紫色、個々の小花は唇形で、花序は小花が集まり輪散花序に花を咲かせます。草姿は傾状茎で高さは約40cm × 幅は約50cmまで成長します。葉色は灰緑色もしくは黄色、葉身は卵形で葉縁に鋸歯があり、葉序は対生葉序につきます。
キャットミント(ファーセニー種)の最大の特徴(魅力)は倒伏しにくい洗練された草姿にあり、茎は横への広がりが少なく直立にのびます。花は多くが不稔性(種を付けない)のため、こぼれ種で無秩序に広がる心配がなく、長くのびる美しい花穂をいつまでも鑑賞する事ができ、また開花期間中は沢山の蜜蜂をひきつけます。葉は灰緑色の上品な葉色をしており青紫色の花との相性も非常によくお庭に上品な雰囲気をつくり、また触れると甘い香りを漂わせます。
キャットミント(ファーセニー種)はカタリナ種(Nepeta cataria)ほどではないものの、茎や葉に猫への陶酔効果があるネペタラクトンを含んでいます。そのため猫による個体差がありますが、猫が茎や葉を嗅ぐとマタタビを嗅いだ時の様な行動をとる場合があります。
園芸では優雅に広がる美しい草姿や上品な花姿を鑑賞する目的で花壇や植え込みの縁どり、グランドカバー等として利用されます。園芸品種には、倒伏が少なく洗練された草姿が魅力的な「ウォーカーズロウ」や選ばれた濃い青色の花が非常に魅力的な「セレクトブルー」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
キャットミント(ファーセニー種)は挿し木や株分けにより増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿でやや株が弱る傾向がありますが、基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい多年生植物です。
キャットミント属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。