エリゲロンスペリオス-アズールフェアリーの特徴
アズールフェアリーは北アメリカ原産のエリゲロンスペリオスの改良品種で、春から夏にかけ薄紫の細い花弁を無数につける、直径3mm程の可愛らしい花です。 草姿はマウンド状になりますが、匍匐茎のため地面に接した節からは根を伸ばし増えていきます。ある程度は管理して育ててあげて下さい。 またお日様の当たらない場所や窒素肥料が多くなると茎が徒長するばかりで花はつかなくなります。日当りのいい場所に植え、肥料はリン酸の多いものを与えましょう。 耐寒性や耐暑性があり丈夫で、乾燥や病害虫にも強く、殆どお世話をしなくても元気に育ちます。 ネットでは周年購入できます。値段は300円から500円程です。 |
エリゲロンスペリオス-アズールフェアリーの育て方
スペリオス-アズールフェアリーに必要なものは「通気性」と「日当り」です。窒素肥料が効きすぎると花付きの悪化を招くので砂質でCECが低く水はけのいい土がおすすめです。 おすすめ |
鉢植えでは「通気性」いい培養土を作成しましょう。 作成例 赤玉土(小or中)六割+腐葉土三割+パーライト一割+元肥 解説 パーライトを入れる事で通気性が高まり、また真珠岩タイプのパーライトを用いれば保肥力を高めることなく保水性も上げ管理が楽になります。 長期間咲くエリゲロンですが、リン酸がないと花付きが悪くなります!元肥はしっかり施しておきましょう |
スペリオス-アズールフェアリーは夏に強い花です。特にお世話する必要はありませんが、この時期は花が一段落するので切り戻しを行い形を整えてあげてください。 |
スペリオス-アズールフェアリーは耐寒性があり、ほとんどお世話の必要がありません。 暖地であればこの時期もポツポツお花が咲いています。 |
肥料は冬を除き、水でゆっくり溶けだす緩効性肥料を少なめに月に一度ほど与えましょう。 冬は遅効性の有機肥料や腐葉土を与え、来年の成長に備えて下さい。 |
基本的に剪定の必要は無いですが、放置するとどんどん株が広がっていきます。 切り戻しを行い調整してあげてください。 |
スペリオス-アズールフェアリーの挿し木はとても簡単で、清潔な土に挿し、水遣りさえ怠らなければ殆どつきます。 時期は真冬を除き1年を通し可能です。 葉を三、四枚残し五センチ前後で切り分けて、半日程水につけておきましょう。 清潔な赤玉土(小)に挿してください。 |
エリゲロンは花後に綿毛の様な種を付けます。採取した種は休眠させる必要がなく、秋または春に撒きましょう。 使用する種まき用土はバーミキュライトと赤玉土をブレンドした土に種を撒き、軽く指で押して土と種を密着させましょう。 種まき後は乾かさないように管理して下さい。 上の画像のリンクからも種蒔のやり方が載っています。 |
病気 |
うどん粉病 乾燥した環境で発症しやすく、風で胞子が葉にくっつき感染します。発症すると白または灰色の粉状の胞子が葉に広がり、放っておくと株全体に病気が広がり枯れる事もあります。治療法は感染した葉を取り除き殺菌剤(ダコニール・フルピカフロアブル)等で治療と予防を行ってください。 立枯病 立枯病は土壌に潜むフザリウム菌やリゾクトニア菌が根や地際部から感染して起こります。発症すると、地際付近の茎の表皮が褐色に腐敗し上部は水枯れしたような症状がおこります。治療は難しく発症部位から下を切断して治る事もありますが、基本は株を抜き病気の広がりを抑えましょう。花壇の土の通気性を上げて有用な微生物を増やす事で病気を減らす事が出来ます。 |
エリゲロンの種類 |