![]() | ||
原産:日本/東アジア/ロシア 科:キンポウゲ(Ranunculaceae) 属:クレマチス(Clematis) 種:センニンソウ/テルニフローラ(terniflora) 別名:ウマクワズ/ジャパニーズクレマチス(Japanese Clematis)/クレマチス・テルニフローラ/スイートオータム クレマチス(sweet autumn clematis) 開花時期:8月~9月 花の色:白色〇 分類:落葉ツル性木本 草丈:約300cm~600cm 草姿:ツル性 剪定タイプ:新枝咲き グループ①:フラミュラ系 誕生花:5月3日/5月9日/7月1日/7月2日/9月12日 花言葉:「精神的な美しさ」「美しい心」「策略」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
センニンソウは学名clematis terniflora、別名「ウマクワズ」や「ジャパニーズクレマチス(Japanese Clematis)」等とも呼ばれる日本及び東アジア、ロシアが原産の落葉ツル性木本です。日本では北海道から九州(沖縄)まで広く分布して山野や林縁等に自生しています。和名「センニンソウ(仙人草)」の由来は花後に出来る種(痩果)の形が仙人の白い髭を連想させる所からきています。
センニンソウは一般に「フラミュラ系」に分類されています。開花は晩夏から夏で新枝のみに咲き、花の形は直径約2~4cmと小輪で4個の花弁の様に見える萼片がつき中央に雄蕊と雌蕊があり、個々の花が集まり集散花序になります。樹形はツル性で最大600cm迄伸び、葉柄を構造物や他の植物に巻き付けながら成長します。
センニンソウの最大の魅力は株を覆い尽くす程に咲く花姿と非常に香りの良い花にあり、白色の小花覆われる圧倒的な花姿はヨーロッパのお城の庭園を連想させる様な美しさがあり、また開花期間中は香りの良い花が沢山の蜜蜂をひきつけます。一方で有毒植物のため茎や葉から出る汁により、人によっては被れる事もあるため注意が必要になります。
園芸ではツルが長く伸びる事からトレリスやバーゴラ等に誘引して育てられる事が多く、バラ等に絡めて楽しまれる事もあります。基本的には葉柄を絡めて自力で登るため誘引不要ですが、ツルを横へと伸ばしたい時等は葉柄を外して誘引して上げる等するといいでしょう。園芸品種には、雪を連想させる様な純白の花を株を覆ってしまう程に多数咲かせる「アーリースノウ(early snow)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は初夏から秋、花色は白色、個々の花は直径が2~4cmで萼片4個と雄蕊と雌蕊からなり、花序は小花が多数集まり集散花序を作ります。草姿はツル性で高さは約300cm~600cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は卵形で羽状複葉もしくは単葉につき、葉序は対生葉序になります。
センニンソウは挿し木や取り木(圧条法)により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く、丈夫で手がかからず初心者でも育てやすい落葉ツル性木本です。