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原産:南アメリカ 科:クマツヅラ(Verbenaceae) 属:ビジョザクラ(Glandularia)/バーベナ(Verbena) 種:ヒメビジョザクラ/テネラ(tenera) 同義語(syn.): Verbena tenera 別名:バーベナ・テネラ 花の色:紫色●赤色●桃色●白色〇 葉の色:緑色● 分類:多年草 草丈:約10~25cm 開花時期:4月~10月 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ヒメビジョザクラは学名Glandularia tenera(syn.Verbena tenera)、別名「バーベナ・テネラ」や「モス バーベナ(Moss Verbena)」等とも呼ばれる南アメリカ原産の多年草です。
ヒメビジョザクラの最大の特徴(魅力)は、地面を這うように茎が広がりレースを連想させる様な装飾的な葉で地面を被覆する草姿と、小花が半球状に集まり春から晩秋まで長く咲き続ける開花力にあります。地面を匍匐する茎は節から根(不定根)を出して無制限に広がり、一般的なバーベナと違い葉は深く裂け羽状深裂しています。
園芸では地面を被覆する草姿からグランドカバーとして利用される事が多く、花壇や植え込みの縁どりとして利用されたり、また鉢植えでコンパクトに育て楽しまれます。園芸品種には、濃い桃色の花が魅力的な「シシングハースト(sissinghurst)」や赤色や桃色、紫色等の様々な花色の品種がある「デザート ジュエル(Desert Jewels)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は春から秋、花色は紫色や赤色、桃色や白色があり、個々の花は筒状で花先が5裂して、花序は頂部に小花が密集して直径約3cmの穂状花序に花を咲かせます。草姿は這性で節から出る不定期により広がり高さは約10(25)cm × 幅は約30(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は2回羽状深裂して、葉序は対生葉序に付きます。
ヒメビジョザクラは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さに強い一方で、冬の寒さに弱いため暖地以外で冬越しする際は管理に注意が必要です。
バーベナ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。