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科:アブラナ(Brassicaceae) 属:アラビス/ヤマハタザオ(Arabis) 種:プロカレンス(procurrens) 別名:ランニング・ロッククレス(running rockcress)/スプレディング・ロッククレス(spreading rock cress) 開花時期:4月~6月 花の色:白色〇 葉色:緑色●黄色●白色〇 分類:常緑多年草 草姿:ロゼット状 草丈:約5~10cm | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アラビス(プロカレンス)は学名Arabis procurrens、別名「ニワハタザオ」や「ガーデン アラビス(garden arabis)」等とも呼ばれる常緑多年草です。
アラビス(プロカレンス)の語源(由来)
- 属名のArabisは古代ギリシャ語で「アラビア」を意味する「ἀραβίς(arabís)」からきており、恐らく自生地に由来します。
- 種小名のプロカレンスprocurrensはラテン語で「広がった」を意味しており、草姿に由来します。
アラビス(プロカレンス)の特徴(魅力)
- アラビス(プロカレンス)は匍匐する様に茎が伸びて
- ↳個々にロゼット状に広がる草姿が魅力です。
- 開花期には小さく可憐な花をスラリと伸びる茎に穂状に咲かせます。
- 葉は根生葉(ロゼット葉)と茎葉があり常緑のため冬も残ります。
- ↳幾つかの品種で白色(~黄色)の班が入りカラーリーフとして楽しまれます。
- 匍匐する様に広がる草姿から花壇の縁どりやロックガーデン等に利用されます。
- 乾燥に強く肥料も殆ど不要な事から理想的な環境であれば放ったらかしで育てられます。
開花時期は早春から初夏、花色は白色や桃色、個々の花は花弁が4個と雄蕊が6個と雌蕊があり、花序は総状花序に花を咲かせます。草姿は地面を被覆する様に直立もしくは這い高さ約5(10)cm × 幅は約15(30)cmまで成長します。葉色は緑色もしくは白色(~黄色)、葉身はヘラ形もしくは倒披針形、葉序は互生葉序もしくは根出葉につきます。
アラビス(プロカレンス)の栽培
園芸では、春に一斉に開花し絨毯の様に地面を覆い尽くす花を鑑賞する目的であったり、幾つかの品種では白色(~黄色)の班が入るためカラーリーフとして楽しまれたり、また花壇の縁沿いに植えて縁部分と小道の境界を曖昧(自然)にするために利用されたり、鉢植えに植えて縁部分から優雅に枝垂れる草姿を鑑賞するために利用されたりします。
アラビス(プロカレンス)を育てる際に注意する事は「ジメジメとした多湿」です。基本的には乾燥に強く肥料も殆ど必要としないため、理想的な環境では放ったらかしで育てる事も出来ますが、長雨等でジメジメした環境が続くと多湿で枯れてしまう事もあります。そのため長雨に当たらない様にしたり、土壌の排水性を高めておくなどの対策も必要になるでしょう。