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原産:ヒマラヤ/中国/東南アジア 科:ミソハギ(Lythraceae) 属:サルスベリ/ラガーストロエミア(Lagerstroemia) 品種:ブラックパール(ホワイト) 開花時期:6月~10月 花の色:白色〇 葉色:黒色● 分類:落葉小高木 草丈:約200cm 誕生花:7月18日 花言葉:「愛嬌」「雄弁」「不用意」「あなたを信じる」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
サルスベリ(ブラックパール・ホワイト)は一般的な種と比べて高さが200cm迄と背が低く、真っ黒な葉と真っ白な花の対比が美しい園芸品種です。白色の花と黒葉の二色の組み合わせは、全体的に引き締った印象を与えるため、上品で洗練されたお庭やスタイリッシュでかっこいいお庭等によく合うでしょう。
開花時期は初夏から中秋、花色は白色、個々の花には6枚の縮れた花弁(6数花)があり、花序は小花と花穂が円錐状に集まり円錐花序の花を咲かせます。樹形は高さ約200cm × 幅は約200cmまで成長します。葉色は黒色、葉身は楕円形もしくは倒卵形、葉序は互生葉序(コクサギ型葉序)につきます。
サルスベリは学名Lagerstroemia indica、別名「百日紅」や「紫薇」や「クレープ マートル(crepe myrtle)」とも呼ばれるヒマラヤ及び中国、東南アジアが原産の落葉小高木です。日本でも古くから栽培されておりお寺や公園等に植樹されています。和名の「サルスベリ(猿滑)」の由来は、樹皮がツルツルと滑らかなため木登りが得意な猿でさえも滑って落ちてしまうという所からきています。また属名のラガーストロエミア(Lagerstroemia)はスウェーデンの植物学者マグナス・フォン・ラガーストローム(Magnus von Lagerstroem)への献名です。
サルスベリの特徴(魅力)
- 小花と花穂が集まり円錐状のボリューミーな花姿を作ります
- くしゃくしゃに縮れた花弁が柔らかな花姿をつくる
- 非常に多花性で一斉に花が開花する様は圧巻でロマンチック
- 幾つかの品種では黒葉をカラーリーフとして楽しめます
- 樹皮は薄く剥がれると人肌の様な色(薄橙)をした滑らかな新しい樹皮が出てくる
- ↳また古い樹皮と新しい樹皮でまだら模様となる
- 丈夫でメンテナンス性の低さから公園や沿道等でも利用されています
- 木は硬い木材となり線路の枕木や工芸品等に利用されています
サルスベリは幹が1本伸びた後に上部で横枝を出し大きく広がるため、傘を開いたかの様な美しい樹形を作ります。年々大きくなり成熟すると800mに達する事もあるサルスベリですが、多くの場合は毎年同じ箇所で剪定される事で形が維持されており、また園芸品種として売られているものは遥かに小さくコンパクトなため初心者にも育てやすいです。サルスベリの幹は肥大成長する事で、薄い(約2mm)樹皮が毎年剥がれ落ち、中からスベスベとした綺麗な樹皮が現れます。また所々で剥がれ落ちていくため、幹はまだら模様となり現れます。
園芸では、初夏から中秋にかけて長く咲く華やかな花を鑑賞する目的で育てられる事が多いですが、幾つかの品種では美しい黒葉をもっておりカラーリーフとして楽しまれる事もあります。また大きく成長する事から花壇や植え込みに植えて庭木として育てられる事が殆どですが、鉢植えの中でコンパクトに育て管理する事も出来ます。園芸品種には純白の花と黒葉の対比がとても美しく洗練された魅力を感じさせる「ブラックパール(ホワイト)」や、深紅の花と黒葉がゴシック調の重厚感ある雰囲気をつくる「ブラックパール(レッド)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
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サルスベリは挿し木や根伏せ、種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く、また丈夫で低メンテナンスで育てられるため気をつける点は殆どありません。
サルスベリの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。