お庭を作る上でデザインを決めて統一感を出して作ることは非常に重要です。何故なら、統一感をもってお庭作りを行う事で、訪れる人にデザインに合わせた印象を与える事ができます。
例えば、ギリシャ庭園であればギリシャ神話に出てくる神々の神聖な雰囲気や建築物や彫刻の芸術性を感じさせる事が出来たり、コテージガーデンであれば田舎の落ち着いた雰囲気と華やかな花を楽しめたりします。逆にデザインのなされていない普通のお庭であれば、野菜が植えてあったり草花が植えてあったり、取り止めのない装飾品が置かれますが、混沌としていて散らかっているような印象を与えてしまいます。
そのため、お庭のデザインを決めて統一性をもってお庭作りをすることが非常に大切になります。ここでは、お庭のデザインの種類と簡単な特徴と作り方を紹介しています。更に詳しく知りたい場合は、デザイン毎にリンクを用意しているため、そちらからご覧下さい。
目次
- お庭のデザインの種類
- フレンチガーデン(French formal garden)
- イタリアンガーデン(Italian Renaissance garden)
- コテージガーデン(cottage garden)
- ギリシャ庭園(Greek garden)
- 地中海ガーデン(mediterranean garden)
- モダンガーデン(modern garden)
- ナチュラルガーデン(Natural Garden)
- ロックガーデン(Rock garden)
- 枯山水(石庭)
- 茶庭(露地)
- ビオトープの花壇(biotope)
- バタフライガーデン(Butterfly Garden)
- シェードガーデン(shade garden)
- ドライガーデン(dry garden)
- キッチンガーデン(kitchen garden)
- カラーガーデン(color garden)
- カラフルガーデン(Colorful Garden)
- ロマンティックガーデン(Romantic Garden)
- エレガントガーデン(Elegant Garden)
- アンティークガーデン(Antique Garden)
- フェアリーガーデン(Fairy Garden)
- エンジェルガーデン(Angel Garden)
- アリスガーデン(Alice Garden)
- スイーツガーデン(Sweets Garden)
- 魔女の庭(Witch Garden)
- エスニックガーデン(Ethnic Garden)
- ジオラマ風の寄せ植え花壇
- 寄せ植え花壇(Assorted flower bed)
- 毛氈花壇(carpet flower bed)
- 沈床花壇(Sunken garden)
- お庭作りはDIY?プロの施行?どちらが最適?
お庭のデザインの種類
フレンチガーデン(French formal garden)
フレンチガーデンは、16世紀のイタリアのルネサンス庭園に感銘を受けて、フランス国王ルイ14世が母国に持ち帰り、イタリアンのルネサンス庭園にフランスの概念(厳格な秩序と対称性・彫刻など芸術品の多様など)を付け加えて設計・作り上げられた庭園のスタイルです。
フレンチガーデンは厳格は秩序と対称性が重んじられており、四角・円形などの正確な形状の花壇が多様され、規則正しく秩序をもってレイアウトされています。当然、植栽される芝生や生け垣、樹木や植物なども厳格に管理されており、剪定やお手入れも頻繁に行われています。そのため、フレンチガーデンは植物本来の魅力に乏しくつまらないお庭と感じさせる事もあるようです。一方で、フレンチガーデンには噴水や彫刻などの芸術品も多く配置されており、フランスの美意識の高さを感じさせるものにもなっています。
イタリアンガーデン(Italian Renaissance garden)
イタリアンガーデンは、15世紀のルネサンス期に発展した庭園スタイルです。幾何学的で、四角や円形などの形状の花壇が整然と並び対称性を重んじますが、イタリアンガーデンはフレンチガーデンほど厳格ではなく割と自由で自然の地形なども上手くいかしています。またフレンチガーデンよりも植栽される植物が多彩な傾向があり、シンプルな中にも楽しめる部分が多いです。
コテージガーデン(cottage garden)
コテージガーデンとは、イギリスの田舎にある小さな家屋の庭をテーマに作られた庭です。デザインは基本的に自然風になりますが、一方で人の営みを感じさせるような物も多く取り入れられており、バラが絡むアーチやレンガの小道、自然では見られないような色とりどりの草花などがあります。
コテージガーデンとは、自然と人の営みが調和したような落ち着いたお庭になります。コテージガーデンは、自然な雰囲気が好きな人、色とりどりの花に囲まれたい人、イギリスの歴史や伝統的なスタイルに興味がある人などに向くお庭です。
配色 | 形状と配置 |
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コテージガーデンでは、自然の色や骨董品の色を感じさせるような落ち着いたカラーと、色鮮やかで明るい草花のカラーが混成します。 そのため、自然の温もりを感じさせるアースカラーまたはアンティークカラーに草花の華やかな色を加えた、コテージガーデンのカラーパレットを使うと良いでしょう。カラーパレットについては次の項に記載しています。 | コテージガーデンでは、基本的に自然風(インフォーマル)の形状と配置にデザインがなされます。例えば、物は無造作におかれ、植物は狭い花壇の中で効率性を高めるために密集して植えられる事が多いです。 また人の営みと自然の同化を演出するために、整形式に並べた小道や花壇の形状や配置をわざと崩して、時間の流れで壊れた風を演出する事も出来ます。 |
装飾品 | 植物 |
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コテージガーデンでは、イギリスの田舎のお庭を表現して作られます。そのため、古い農具や道具などがディスプレイされたり、またバラやクレマチス等を這わせるためにアーチが設置されたり、自然との共生を演出する目的でバードハウスやバードバスなどが設置される事もあります。 | コテージガーデンに合う植物は、古くからイギリスで親しまれている伝統的な植物、花が豊富で色鮮やかな植物、香りが良い植物、トレリスやアーチ等に這わせる事が出来るツル植物、季節ごとに咲き翌年また戻ってくる宿根草等があります。 |
\コテージガーデンについて詳しくは下のリンクからご覧下さい☆。.:*・゜/
ギリシャ庭園(Greek garden)
ギリシャ庭園とは、古代ギリシアの美術や建築に基づいて設計される庭園スタイルのひとつです。古代ギリシア時代の風景やお庭を模して作るため、古代ギリシアの時代の建築物や美麗な彫刻、落ち着きや安らぎを与える噴水、ティータイムをする休憩所として欠かせないガゼボなどが取り入れられてお庭が作られます。また全体的にお庭の色は、地中海沿岸でよく見られる石灰色の白色やクリーム色、海の色の青色が多く取り入れられます。
植物は地中海性気候に適した植物が多く取り入れられます。例えば、オリーブやレモン、ラベンダーやローズマリー、ブーゲンビリアやバラ等です。
花壇は整形花壇が一般的に使われます。古代ギリシアでは、幾何学模様や整然とした美しいデザインのものが多いです。そのため花壇もそれに倣い、縁どりがしっかりした洗練されたデザインの整形花壇がおすすめです。
地中海ガーデン(Mediterranean Garden)
地中海ガーデンとは、地中海性気候に適応したデザインや植栽がされた庭園スタイルのひとつです。また一般的に地中海ガーデンと言うと海岸沿いのリゾート地をイメージするため、そこの風景を模して庭が作られる事が多いです。そのため、壁面や花壇などを白っぽくして石灰を塗ったかのような外観にしたり、地面に石畳を敷いたり、石造りのアーチの門を作ってみたり、日除けとしての機能もあるバーゴラなども取り入れると、皆がイメージするそれっぽい地中海ガーデンになります。
植物は、オリーブやレモン、ラベンダーやローズマリー、サボテンやアロエなど、地中海沿岸に自生している、乾燥に強い植物がよく利用されます。そのため、環境が合えば殆ど放ったらかしで育てられたりします。しかし日本の環境は、夏は高温多湿で冬は降雨量が少なく、地中海性気候とは逆のような環境です。そのため、土壌の排水性を高めるなどの環境の整備をしっかりしておかないと植物を育てる所で上手く行かないかもしれません。
花壇は整形花壇、自然風花壇のどちらもあります。一般的に自然風花壇の方が多いですが、上記にあるようなリゾート地のお庭を模す場合は整形花壇の方が上品な印象を与えるためおすすめです。
モダンガーデン(modern garden)
モダンガーデンとは、現代的な家のデザインを補完する形で作られる、シンプルで洗練されたデザインのお庭です。一般的に、植物よりも建築デザインや使われる素材(耐久性に優れる等)に重きがおかれる傾向が強く、幾何学的で無駄がなくシンプルなデザインの庭になります。また多くの場合で現代アートを思わせるような先進的なデザインをしており、伝統的デザインや古典的デザインのお庭とは一線を画しています。
植物は、シンプルで洗練されたデザインのものが好まれます。例えば、細くシャープな外観でロゼット状に広がる姿が優雅な雰囲気を出すグラス類、丈夫で育てやすく料理などにも使えるハーブ類、シンプルなデザインでお手入れが簡単な多肉やサボテン、葉が美しい楓の木や実も楽しめるオリーブなどがおすすめです。
花壇は基本的に整形花壇です。モダンガーデンは幾何学的なデザインやシンプルで洗練されたデザインが重要視されているため、縁どりがしっかりされる整形花壇との相性がとても良いです。
ナチュラルガーデン(Natural Garden)
ナチュラルガーデンとは、森や水辺などをイメージしながら庭をデザインして、また植物以外にも昆虫や野生動物などとも共生をテーマにして作られる、お庭のスタイルのひとつです。
ナチュラルガーデンは一般的にありふれた自然の風景である「森の中」「草原」「水辺」等をイメージしてお庭が作られます。自然の中の一風景である「ロックガーデン」もナチュラルガーデンに含まれる場合もありますが、ここでは省いています。ロックガーデンについては下の項をご覧下さい。
ナチュラルガーデンのデザインの概要
配色 | 形状と配置 |
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ナチュラルガーデンでは、人工的な印象を与えるような強い色を控えます。品種改良されて色味が強い植物、染色されていて色鮮やかな道具等は、自然の風景の中で見かけないため、強い違和感を感じさせてしまいます。 そのため、基本的にはアースカラーを中心に植物や道具の色を選び、配色するとよいでしょう。 | ナチュラルガーデンでは、基本的に人工的な印象を与える、直線的な形状、幾何学的な形状、直線的な配置、対称的な配置、等間隔の配置は避けます。 基本的に自然本来の不規則で曲線を描く形状を用いて、規則性のない自然な配置を心がけてお庭をつくります。 |
植物 | 装飾品等 |
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植物は草原や森の中など、植生に合わせて植物の種類を選びます。基本的に自然な成長に任せて放任気味に育てる事になるため、地域に合わせた植物、丈夫な植物等を考慮しつつ選ぶとよいでしょう。 品種改良されているような色味が派手な植物や、形状が整い過ぎている植物などは、人工的な雰囲気が出てしまうため避けた方がよいかもしれません。 | 装飾品等は人工的な印象を与えるため、基本的には置かないか、控えめにします。 装飾品を設置する場合は、プラスチック等の人工素材の物は避けて、木製のものや石等の自然由来のものを使うとよいでしょう。 |
\ナチュラルガーデンについて詳しくは下のリンクからご覧下さい☆。.:*・゜/
ロックガーデン(Rock garden)
ロックガーデン(Rock garden)とは、高山や崖地などをイメージしながら岩石や大きめの石などを配置して作られる庭園のスタイルのひとつです。基本的に自然を模して岩場などが作られるため荒々しい雰囲気があります。しかし荒々しい雰囲気の中にも可憐な草花が岩の隙間に咲くため、楚々とした優しい雰囲気も楽しめます。
植物は、周囲より高い場所にあるため水の流失するスピードが早く、また土の量が限られる事が多いため、植物は乾燥に強い植物が選ばれる事が多いです。例えば、高山植物や多肉・サボテン類、草花であればラベンダーやアリッサムなどです。
花壇は基本的に自然風花壇です。ロックガーデンは自然の中にある一風景を模しているため、きっちりとした外観をした人工的な花壇よりも自然の中にある崖や荒廃した大地などを思わせるような自然な花壇の方が良いです。
\ロックガーデンについて詳しくは下のリンクからご覧下さい☆。.:*・゜/
枯山水(石庭)
枯山水(石庭)とは、水の流れや滝の流れのなどの自然の風景を、水を一切使わずに石や白砂を並べるだけで模して作られる庭園スタイルのひとつです。庭の中に大きな空間をとり、大きな岩や石を自然の中にある岩場に見立てて配置し、砂を庭全体に敷いて、砂の中に曲線を描く事で水の流れを表現します。
枯山水(石庭)は、静かで落ち着きある雰囲気があるため、禅の庭として表現される事もあり、また心が休まり緩やかな時間が流れるため茶室に併設される事もあります。植物は、基本的に岩・石・砂等で構成されるているため、あまり使われませんが、自然の中の風景の一部として、日本に古くから自生する楓の木や松、アジサイ、また水場によく生える苔類や湿った日陰などに自生するシダ植物類などがよくあいます。
茶庭(露地)
茶庭(露地)とは、茶室や茶室に向かう通路などに接して作られる、自然を模した庭のスタイルの中のひとつです。基本的には日本の中の自然の風景を模して作られていますが、お庭の中には庭を照らす石灯籠、足を汚さないための飛び石、水を溜めておき手を洗うために使われる蹲踞(つくばい)などが設置されており、日本に古くからある文化と営みを感じさせるお庭になっています。
茶室は、日本の文化であるため、日本の美意識やわびさびなどを感じる事ができます。また森の中、水の流れる小川や滝などを模して作られるため、全体的に落ち着いた雰囲気があり、気持ちを穏やかにしながら、お茶が楽しめる所などが魅力です。
植物は、日本に古くから自生する植物を使われるのが一般的です。また自然の風景を模すため、小川を模すなら小川付近に自生する苔類やシダ植物など、山の中を模すなら山の中に自生するヤマアジサイや楓の木などがよく合うでしょう。
花壇は基本的に自然風花壇です。茶庭(露地)は自然の中にある一風景を模しているため、きっちりとした外観をした人工的な花壇よりも自然の中にある家屋を思わせるような花壇の方が良いです。
ビオトープの花壇
ビオトープとは、野生の生物が安心して生息出来る環境を再現して作る環境または施設やお庭です。一般的に水辺と、その周りの環境を再現して整備される事が多く、植物はその土地に自生している植物が選ばれる傾向にあります。
ビオトープは、自然や生き物との一体感を感じさせる花壇です。そのため、自然の生命力を肌で感じる事が出来たり、植物や生き物から癒しをを貰いストレス解消やリフレッシュに役立ちます。一方で、基本的に放ったらかしガーデンになりがちなため、洗練されたエレガントなお庭や、手入れが行き届くお洒落なお庭などには向かないかもしれません。
植物は、その地域の生き物との共生を目指すため、普通は住んでる土地に自生する植物が選ばれる傾向が強いです。また水辺を再現するため水辺の植物も重要になります。例えば、水辺の植物であれば「ウキクサ」「睡蓮」「アヤメ」など、水辺以外であれば「アザミ」「カタバミ」「ヤマアジサイ」「ヤマボウシ」「クリ」などがおすすめです。
花壇は基本的に自然風花壇です。ビオトープは自然の中にある一風景を模しているため、縁どりがしっかりとした人工的な花壇よりも、自然の中にある水辺の風景を模すように、縁どりを曖昧にして、縁どりをつくる場合も自然の中にある物(木材や石など)を利用した花壇を設置する方がよいでしょう。
バタフライガーデン(Butterfly Garden)
バタフライガーデンとは、蝶々が好む花蜜の多い花や、幼虫が食べる食草を植えて、蝶々が訪れやすい環境を整えて、蝶々と共生するお庭のスタイルのひとつです。
バタフライガーデンの魅力は様々です。例えば、蝶々が好む鮮やかな花が沢山植えられるため、お庭の雰囲気が華やかになります。また蝶々がお庭をひらひらと飛ぶ姿は、非常に優雅なためエレガントな雰囲気やロマンチックな雰囲気をつくります。その他にも、生き物と共生するお庭のため、植物や生き物から癒しを貰いストレス解消やリフレッシュに役立つことがあります。
植物は、基本的に蝶々が好む花蜜の多い花や、幼虫が食べる食草等を植えてあげるようにします。ただし、蝶々は種類によって分布している地域がことなるため、植える食草を考えて植えないと、蝶々が食草に来ることなく空振りに終わる事もあります。おすすめの花は「三尺バーベナ」「ランタナ」「ブッドレア」「アザミ」等です。おすすめの食草は「ミカン科の植物」「セリ科の植物」「オオイタドリ」等です。
花壇は自然風花壇、整形花壇のどちらもあります。一般的に自然風花壇の方が多いですが、蝶々が飛ぶ姿は優雅な雰囲気を作るため、エレガントなお庭やロマンチックなお庭にも合います。そのため、お庭の雰囲気に合わせて整形花壇で蝶々を呼び込むのも問題ありません。
シェードガーデン(shade garden)
シェードガーデンとは、一日を通して直射日光が殆ど当たらない、日陰の中で作られるお庭です。一般的に建物の陰や木陰などの場所にあるため日差しが遮られており、普通の植物にとっては光合成に必要な光量を確保出来ず成長しにくい場合があります。そのため、シェードガーデンでは環境に合う植物をしっかり選ぶ事が重要になります。
シェードガーデンの魅力は、強い日差しが当たらず、間接光のみの明るい日陰になるため、夏でも涼しくて心地よく、過ごしやすい環境になっています。また全体的に落ち着いた雰囲気があるため、気持ちを穏やかにして興奮などを抑えリラックス出来る空間を作り出します。
植物は、陰性植物などの耐陰性が高い植物を選ぶ必要があります。有名な所では、「ギボウシ」「ヒューケラ」「クリスマスローズ」「ヘデラ」などがあります。
シェードガーデンの花壇は整形花壇・自然風花壇どちらもあります。お庭全体の雰囲気に合わせて、清潔感があり洗練された雰囲気のあるお庭であれば整形花壇を選び、植物が伸び伸びと奔放に成長していて自然な感じがあれば自然風花壇を選ぶと良いでしょう。
\シェードガーデンについて詳しくは下のリンクからご覧下さい☆。.:*・゜/
ドライガーデン(dry garden)
ドライガーデンとは、乾燥地帯の大地と植生を模して作られる庭園スタイルのひとつです。基本的に自然の中の乾燥した草地や砂漠などを模して庭が作られるため、荒廃した大地を思わせるような非日常的なお庭となり、ジオラマを見るようにお庭を楽しむ事ができます。
植物は、水分の流失が早い岩・石・砂などで構成される土壌に植え付けられるため、乾燥に強い植物を植えてあげる必要があります。また自然の中の風景を模すため、基本的には北アメリカ砂漠・南アフリカ・オーストラリアなどの大地をイメージして、そこに自生する植物を植えてあげると良いでしょう。人気が高いのは、北アメリカに自生するアガベの仲間やサボテンの仲間等です。また南アフリカやオーストラリアには魅力的な花を咲かせる多年草や低木も多いため、そちらを選んでみるのも良いかもしれません。
花壇は基本的に自然風花壇です。ドライガーデンは自然の中にある一風景を模しているため、縁どりをしっかり取る人工的な花壇よりも、岩や石等を不規則に並べて崖や荒廃した大地などを表現する自然風花壇の方が良いです。
キッチンガーデン(kitchen garden)
キッチンガーデンとは、新鮮な野菜・ハーブ・果物を手軽に入手する目的で、野菜・ハーブ・果物を栽培するお庭のことをさしています。キッチンガーデンの魅力は様々あります。例えば、無農薬で作れるため安全な食材を入手できる。野菜や果物の劣化などを気にする必要がないため野菜や果物はギリギリまで完熟させたり栄養を溜め込ませたり出来るため多くの場合で自家採取したものは美味しく感じる。量産品とは違う珍しい野菜や果物を育てることが出来る所ため普通とは違った野菜や果物などが楽しめる。などがあります。
カラーガーデン(color garden)
カラーガーデンとは、色(カラー)をテーマにして、植物を植えたり装飾品を並べて作られるお庭のスタイルのひとつです。
カラーガーデンは、色の種類や配色の組み合わせ方によって、訪れる人に与える印象が変わります。例えば、青色をテーマにしたお庭を作ると知的で落ち着いた印象を与えたり、様々な色を組み合わせてカラフルに作ると明るく元気の良い印象を与えたりします。
形状 | 配置 |
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形状は、基本的に直線を描く場合も、曲線を描く場合も、色の変化を分かりやすくするためエッジ部分を綺麗に整えて区切りをしっかり作ります。 | 配置は、色の変化を分かりやすくするために等間隔に並べたり、対称的に並べられたりする事が多いです。様々な色の物や植物をランダムに並べると混沌としやすいため、基本的にはフォーマルに作ります。 |
植栽 | |
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植栽する際は、色が与える効果を高めたり、視覚的に区別して見やすくする必要があります。小さな草花を植える際は同色の植物を集めてグループ分けした方がよいでしょう。※一個の植物で大きくなる場合は不要です。 また色の変化を見せる場合は、違う色の植物を対称に植栽したり、層状に植栽して、色の変化が分かりやすくなるようにすると良いでしょう。 |
\カラフルガーデンについて詳しくは下のリンクからご覧下さい☆。.:*・゜/
カラフルガーデン(Colorful Garden)
カラフルガーデンとは、色彩が豊かな植物や装飾品を組み合わせて、色と色の対比を強く出しながらカラフルな雰囲気をつくる、カラーガーデンの一種です。色彩豊かな草花や装飾品が組み合わさるため、お祭りやパーティー会場にいるような楽しい気持ちにさせてくれる所が魅力です。
植物は、基本的に彩度が高い色鮮やかな花色や葉色をしており、また品種の中に様々な花色や葉色があり使い勝手がよい草花などが好まれる傾向にあります。おすすめは「ペチュニア」「ジニア」「チューリップ」「アンゲロニア」「アジサイ」「ランタナ」「バーベナ」などです。
花壇は基本的に整形花壇です。カラーガーデンは基本的に色を楽しむお庭のため、色の対比やグラデーション効果などを効率よく伝えられる整形花壇がおすすめです。
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ロマンティックガーデン(Romantic Garden)
ロマンティックガーデンとは「愛情」や「情熱」などの感情的な要素が強調されるお庭です。一般的に、大切な家族と過ごしたり、恋人と過ごす空間としてデザインされます。
ロマンティックガーデンは、ふたつのタイプがあります。ひとつは大人の女性がイメージするようなお洒落なロマンチックガーデンです。もうひとつは乙女が夢の中で幻想するような可愛らしさが詰まるロマンチックガーデンです。それぞれ与えるイメージが違うため好みのお庭を作りましょう。
ロマンティックガーデンのデザイン
レディタイプ | 乙女タイプ |
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特徴:レディタイプのロマンチックガーデンは、女性的な印象を与えるデザインの物が使われながらも、大人っぽく洗練されたデザインの物もバランスよく入るため、女性的印象を残しながら、上品でお洒落な雰囲気のお庭になります。 | 特徴:乙女タイプのロマンチックガーデンは、子供っぽさが抜けておらず、全体的に可愛らしいデザインの物が多く使われています。そのため、現実感が希薄で夢の中にいるような幻想的な雰囲気を作り出しています。 |
形状:形状は女性的な印象を与える曲線的な形状と、男性的でシャープな印象を与える直線的な形状がバランスよく使われています。そのため、洗練された印象と可愛らしい印象が同居したお洒落な雰囲気のお庭となります。 | 形状:形状は全体的に曲線が多用され、丸みを帯びる可愛らしい形状のものが多用されます。またがっしりとした男っぽい物よりもフワフワとしたものが好まれます。 |
色:色は大人っぽい色が好まれます。例えば、大人っぽく落ち着いた雰囲気を作るグレイッシュなトーン、情熱の薔薇等を連想させるような濃いトーンの赤色、優雅な女性をイメージさせる紫色、優しさや可愛らしさを感じさせる薄い桃色、純粋でどのような色にも合い清潔感を感じさせる白色などが好まれます。 | 色:色は基本的に可愛らしい印象を与える色が好まれます。例えば、明度が高く彩度が抑えられたパステル調のトーン、女性的で可愛らしさを感じさせる桃色、幻想的でロマンチックな雰囲気をつくる薄い紫色(ラベンダー)、柔らかで温もりがあり子供っぽい印象を与えるクリーム色などが好まれます。 |
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エレガントガーデン(Elegant Garden)
エレガントガーデンとは、シンプルで洗練された雰囲気と、優雅で大人の遊び心がある雰囲気が組み合わさる、美的感覚の優れたお庭です。
エレガントガーデンのデザイン
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アンティークガーデン(Antique Garden)
アンティークガーデンとは、100年以上前の西洋のお庭を模して作られる庭のスタイルのひとつです。時間の流れや歴史を感じさせる風情があり、記憶を呼び起こすようなノスタルジックな雰囲気を作り出すお庭です。
アンティークガーデンは、歴史を感じさせるような古いものを好む人や、落ち着いた雰囲気を好む人、お洒落なカフェのような場所を好む人、昔を懐かしみノスタルジックな雰囲気に包まれたい人などに向くお庭です。
配色 | 形状と配置 |
---|---|
アンティークガーデンでは、骨董品や古美術品、時の流れで変化する材質の色を感じさせる色を使うと統一感のあるデザインを作れます。 そのため、基本的にはアンティークカラーを使い配色すると、よいでしょう。 | アンティークガーデンでは、好みによって自然風または整形式(形が整っている)の形状または配置でお庭を作る事が出来ます。 アンティークな雰囲気をつくるために、わざと形状や配置を崩して、時間の流れを演出する事も出来ます。 |
装飾品 | 植物 |
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アンティークガーデンでは、一般的に昔の西洋のお庭を表現して作られます。そのため、懐かしさを感じさせるような、昔の道具や置物などが好まれます。素材は木材であれば経年を感じさせる色に変化していたり、鉄であれば錆が出ていたり、レンガであれば古い建物を解体した時に入手出来る古レンガなどを使うと、見た人に時の流れや歴史を感じさせる事が出来てお庭に統一感が出やすいです。 | アンティークガーデンに合う植物は、古くから親しまれている植物、色合いがアンティークっぽい印象を与える植物、水分を失い枯れた後も外観を長く保ち風情を残す植物などが、アンティークな雰囲気を作る事が出来ます。 |
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フェアリーガーデン(Fairy Garden)
フェアリーガーデンとは、草原や森林の中にある妖精の住処をイメージしながら作られるお庭です。そのため、基本的には自然風のお庭を作り、所々に妖精の手作りした小道やお家を取り入れて、ファンタジーな世界観を作ります。
フェアリーガーデンは、ファンタジー世界が好きな人や、妖精や精霊が好きな人、神秘的で幻想的な雰囲気に包まれたい人、自然な雰囲気が好きな人、明るい雰囲気が好きな人、心や体を癒したい人等に向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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フェアリーガーデンでは、妖精や妖精の住処、魔法を想像させるような色が使われます。例えば、草原や森林等を思わせる自然の色、妖精が着ている洋服などの優しい色、妖精の魔法によって煌めく色等です。 自然と妖精の色を集めたフェアリーカラーのカラーパレットを次の項に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | フェアリーガーデンでは、基本的に自然風または妖精が作ってくれたかのような手作り感のあるデザインでお庭が作られます。 基本的に妖精が住む場所は草原や森林の中にあるため自然風になります。一方で妖精の手作りでお家や小道、花壇等が作られる事も考えられます。その場合は材料は自然の中にある木材や石等を使う事になります。また妖精の手作りのため、形が不格好だったり、作ってから何年も経っているため作ったものはボロボロしていたりします。また妖精は小さいため、人間が作るよりも小さめに小道や花壇を作ったりすると良いかもしれません。 |
植物 | 装飾品 |
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フェアリーガーデンは、妖精が住むお庭です。そのため、基本的には小さく繊細な印象を与える草花が好まれます。また一方で、視界を覆うような幻想的な植物や、ユグドラシルを思わせるような大きく存在感のある神秘的な木々の存在もフェアリーガーデンの中で重要な要素のひとつとなります。 | フェアリーガーデンでは、妖精をもしたオブジェや、妖精のお家をイメージしたオブジェ、妖精が作り出したような魔法のオブジェ等が飾られます。 また妖精は悪戯や遊びが大好きなイメージがあるため、遊び場所になるブランコ等を設置するのも良いかもしれません。 |
\フェアリーガーデンについて詳しくは下のリンクからご覧下さい☆。.:*・゜/
エンジェルガーデン(Angel Garden)
エンジェルガーデンは、天使が存在する天界や森の中にある楽園をイメージしながら作られるお庭です。天使とは、民間伝承や神話に登場する神秘的な存在です。普段は天界や森の中の楽園などにいるとされており、また人々を導くために降りてくるとされています。
エンジェルガーデンは、天使や神様などの神聖な雰囲気が好きな人、ファンタジー世界が好きな人、神秘的で幻想的な雰囲気に包まれたい人、明るい雰囲気が好きな人等に向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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エンジェルガーデンは天使の色や、天使に関連する場所をイメージさせる色が使われます。例えば、天使の白色や、天界の青色、森の中にある楽園の緑色、神々しさを感じさせる金色等です。 天使に関連する色を集めたエンジェルカラーのカラーパレットを次の項に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | エンジェルガーデンでは、基本的に森の中の楽園をイメージしてお庭が作られます。そのため、自然風または天使や神々がいる場所だけフォーマルなデザインになります。※また天界をイメージしてお庭を作る場合は荘厳な雰囲気を作るためフォーマルなデザインになります。 |
植物 | 装飾品 |
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エンジェルガーデンは、神聖な印象を与える天使をイメージするお庭です。そのため、神聖な印象を与える白色の植物、平和や愛を象徴する植物、天使をイメージさせるような植物等がよく合います。またエンジェルガーデンは、幻想的な空間でもあります。そのため視界を覆うような植物等もおすすめです。 | エンジェルガーデンでは、神聖さを強調するオブジェがおすすめです。天使や女神をイメージしたオブジェ、天使や女神が弾く楽器(ハープなど)、愛を象徴するキューピットと鳩に関連して鳥を呼ぶバードバスなどです。 |
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アリスガーデン(Alice Garden)
アリスガーデンとは、不思議の国のアリスの世界をテーマにした幻想的なお庭です。アリスの物語からインスパイアされた奇抜なデザインと、夢のような雰囲気が特徴です。例えば、お庭の中にはトランプ兵による警備や、話しかけてくる草花があり、お庭の中での魅力的な出来事のひとつとして物語を盛り上げ、訪れる人を不思議の国のアリスの世界へと誘っていきます。
アリスガーデンは、御伽の国やファンタジー世界が好きな人や、可愛い雰囲気が好きな人、不思議の国のアリスが好きな人などに向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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アリスガーデンでは、不思議の国のアリスに登場するアリスやチャシャ猫等の登場人物に関連する色や、また森の中(お茶会)やお城などの背景色が配色に使われます。 不思議の国のアリスに関連する色を集めたアリスカラーのカラーパレットを次の項に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | アリスガーデンでは、基本的に不思議の国のアリスの世界をイメージしてお庭が作られます。その中でも特に、表現されるのが「お茶会」と「トランプの国」です。 お茶会とトランプの国ではデザインがことなります。 |
植物 | 装飾品 |
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アリスガーデンは、不思議の国のアリスをイメージして作られるお庭です。不思議の国のアリスでは、曲がりくねる木々、顔の形をした喋る花、捻りの入る葉っぱ、色鮮やかな花など奇抜な印象を与える植物が多いです。またトランプの国ではお庭の中に生垣の迷路があったり、ハート型のトピアリーがあったりします。表現する場所に合わせて植物選びを行うとよいでしょう。 詳しくはアリスガーデンにおすすめの植物からご覧下さい。 | アリスガーデンでは、不思議の国のアリスに登場するチャシャ猫や懐中電灯を手にした白うさぎ、トランプ兵などのオブジェが置かれたり、またお茶会のテーブルや椅子、ティーセットやお菓子などが装飾品として飾られます。 |
\アリスガーデンについて詳しくは下のリンクからご覧下さい☆。.:*・゜/
スイーツガーデン(Sweets Garden)
スイーツガーデンとは、お菓子やスイーツをデコレーションのようにデザインしたお庭のことです。ドーナッツやチョコレート、ショートケーキやシュークリームなどのお菓子を直接庭に置くことはできませんが、それらを模した植物やオブジェを活用して、お庭をデザインする事で、スイーツガーデンを訪れた人に甘い空気感が漂う世界に誘うことが出来ます。
スイーツガーデンは、パーティを開いてるような明るくポップな雰囲気が好きな人、甘い香りが漂ってくるような空間が好きな人、お菓子が好きな人、おとぎ話の世界観が好きな人、可愛らしくロマンチックな雰囲気が好きな人などに向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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スイーツガーデンは、お菓子やスイーツ等を想像させる色が使われます。例えば、ホイップの白色や、カスタードクリームのクリーム色、チョコレートの暗褐色などです。 スイーツに関連する色を集めたスイーツカラーのカラーパレットを次の項に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | スイーツガーデンでは、基本的にスイーツをイメージしてお庭が作られます。そのため、決まった形を作る必要があります。従って、お庭のデザインは基本的にフォーマル(整形式)になります。 例えば、ドーナッツを表現するために丸い花壇を作ったり、ケーキを表現するために三角の花壇を作ったりします。整形式で形をしっかり作る事で、表現する物が分かりやすくなります。一方で、自然風のように形をバラバラにすると何を表現しているのか分からなくなります。そのため、自然風はスイーツガーデンに合いません。また色の変化も整形式で、しっかり形を作る方が分かりやすくなります。 |
植物 | 装飾品 |
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スイーツガーデンは、お菓子やスイーツに関連するお庭です。そのため、スイーツを思わせるような形や色をした植物、甘い果物を付ける植物、甘い香りがする植物などがよく合います。 詳しくはスイーツガーデンにおすすめの植物からご覧下さい。 | スイーツガーデンでは、お菓子やスイーツを強調するオブジェがおすすめです。 例えば、植物をお菓子などに見立てるようにお皿やカップのような鉢植えを使ってみたり、動物のオブジェにお菓子を持たせて見るなどです。装飾品を上手く活用する事で、お庭の統一性がより高まります。 |
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魔女の庭(Witch Garden)
魔女の庭は、森の奥深くに住む魔女や魔法使いをイメージしてデザインされた独特な雰囲気のあるお庭です。そのため、お庭にはファンタジー世界を彷彿とさせる神秘的な雰囲気が漂い、同時に森や魔女の不思議な存在感も感じられます。お庭には、魔法の行使や薬品の調合に使用される道具や錬金術に関連するアイテムが配置されており、訪れる者を魔法の世界へと誘います。
魔女の庭は、ファンタジー世界が好きな人、怪しくミステリアスな雰囲気が好きな人、魔法や魔女が好きな人などに向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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魔女の庭では、魔女にに関連する色や、深い森の色、魔女が使う魔法や錬金術の道具の色等が配色に使われます。 魔女の庭に関連する色を集めたウィッチカラーのカラーパレットを魔女の庭の作り方に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | 魔女の庭では、深い森に住む魔女をイメージしてお庭が作られます。そのため、自然風または魔女が作った手作り感のあるお庭が作られます。 基本的に魔女が住む場所は森の中の中にあるため自然風になります。一方で魔女の手作りでお家や小道、花壇等が作られるため整形式でもあります。ただし、小道や花壇など作られた物は手作りであり、何年も経過している事が考えられるため、劣化してアンティーク感が出ていることが考えられます。そのため、長年使い込んだようなエイジング加工をしてデザインすると良いかもしれません。 |
植物 | 装飾品 |
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魔女の庭は、深い森に住む魔女をイメージして作られるお庭です。そのため、基本的に植物は魔女が使う薬用植物や錬金術に使うような植物が植えられています。 詳しくは魔女の庭の作り方からご覧下さい。 | 魔女の庭では、魔女に関連する道具が置かれます。例えば、錬金術に使う道具類や、魔法に関連する道具類などです。 これらを置くことで物語が生まれて、お庭の中に魔女の庭の世界観が作られていきます。 |
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エスニックガーデン(Ethnic Garden)
エスニックガーデンとは、異国の伝統と文化を取り入れた魅力的なお庭のことです。エスニック(民族的)な要素を盛り込んだ独自のデザインにより、訪れる人は外国を訪れたような非日常的な雰囲気を感じたり、また異なる文化や価値観に触れることが出来ます。
エスニックガーデンは、異国の雰囲気が好きな人や、非日常感を感じたい人、リラックスした雰囲気が好きな人などに向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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エスニックガーデンで使われる配色は、異国情緒を感じさせる色彩を使うのが一般的です。例えば、インドなら濃い赤色や濃い橙色、黄色などがあり、アフリカなら褐色や黄色などがあります。多くの場合は、明度が低めで彩度が高めの濃い色が多い傾向にあります。 詳しくは、エスニックガーデンで使う色を集めた、エスニックカラーのカラーパレットを次の項に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | エスニックガーデンでは、表現する国の歴史や風土、建築様式などを調べてお庭をデザインすることが大切になります。 例えば、インドであればヒンドゥー教建築を取り入れてみたり、シンメトリーなデザインにしたり、アフリカであれば自然の大地を感じさせるようなデザインにします。 |
植物 | 装飾品 |
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エスニックガーデンの植物は、表現する国に自生する植物などが使われますが、多くの場合はインドやアフリカ、メキシコなどが表現されます。 詳しくはエスニックガーデンにおすすめの植物からご覧下さい。 | エスニックガーデンで使う装飾品は、表現する異国のお庭のデザインに合わせて選びます。その国の彫刻や陶器、石像などのアート作品を庭に配置することで、お庭の中に統一感が出て、異国に訪れたような雰囲気を感じることが出来ます。 |
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ジオラマ風の寄せ植え花壇
ジオラマ風の寄せ植え花壇とは、花壇の中に小さな世界を作り出すように、テーマに合わせたミニチュアのお家や橋、列車や小物、植物などを配置して作られる花壇です。
ジオラマ風の寄せ植え花壇は、小さなスペースで作る事が出来るため、ベランダや玄関前などの狭い空間でも作れます。ジオラマ風の寄せ植え花壇は、創造性が刺激されるため作る時も楽しい時間を過ごせます。また出来上がった花壇は、普通の花壇とは違う魅力があるため、見る人に面白いという感情を抱かせたり、凄いっ!という感情を抱かせる事が出来るかもしれません。
寄せ植え花壇(assorted flower bed)
寄せ植え花壇とは、その名前からもわかる通り、寄せ植えをするように様々な草花を組み合わせて作られる花壇です。全体のデザインを考えながら、様々な草花を組み合わせて魅力的な寄せ植えを作るため、花壇を作る時も創造性が強く刺激されて楽しい時間を過ごせます。また出来上がった花壇は、普通の花壇よりも魅力がギュッと詰まっているため、見る人にお洒落と思わせたり面白いという感情を抱かせたり、出来栄えが良いと「凄いっ!」という感情を抱かせる事が出来るかもしれません。
植物は、立体感を出すため背が高い植物や低い植物などを組み合わせたり、また花期が長い植物や、色彩が豊かで色の構成がしやすいものなどを選ぶと良いかもしれません。おすすめは「ペチュニア」「マリーゴールド」「キンギョソウ」「パンジー」などです。
花壇は一般的に整形花壇です。円形や正方形などの花壇の中で、高低差や色合いなどのバランスを取りながら、草花をギュッと詰め込み、華やかな外観の華やかな外観の花壇を作ります。そのため花壇もお洒落に飾る整形花壇がよく似合います。ただし一概ではなく、自然風花壇の中で寄せ植え花壇を作っても問題ありません。
毛氈花壇(carpet flower bed)
毛氈花壇とは、地面の上または芝生の上に、テーマに沿った模様や幾何学模様を描くように、背の低い草花を植えて作られる花壇です。背の低い花が地面の上を密に広がるため、花の絨毯のような美しい外観をつくり、また模様が描かれるため、お庭の中にタペストリーのような美しい景観を作り出します。ただし、平面的な花壇となり小さいと見栄えも落ちるため普通のお庭には向かないかもしれません。そのため、お庭に十分なスペースがあり、花壇を高い場所から望める所か、花壇が斜面などにあり横から見ることが出来る所等が向きます。
植物は、地面を這うように広がる植物や背の低い植物、色の種類があり、色合いがハッキリとした植物などが向きます。例えば、フロックス(芝桜など)やペチュニア、アリッサムやセンニチコウ、チューリップやセダムなどがあります。
花壇は基本的に整形花壇またはテーマガーデンの花壇です。毛氈花壇は花壇と草花で模様を描くため、しっかりとした縁どりが必要です。四角や円形、幾何学模様やテーマに沿った形に縁どりをとり花壇をつくります。
沈床花壇(Sunken garden)
沈床花壇とは、地面を削り周囲よりも一段低い場所に空間と花壇を作る庭園スタイルのひとつです。窪みの中に花壇があるため、周囲と隔離されたプライベートな空間が演出できます。また喧騒を隔絶して、静かで落ち着いた空間を作る事ができるため、リラックスしてお庭が楽しめる所が魅力です。
お庭作りはDIY?プロの施行?どちらが最適?【PR】
お庭作りをするに当たって、素人のDIYでするのか、専門知識のあるプロに施行を頼むのか、迷う事があると思います。その場合は、DIYとプロの違いを比較して、頼んだ方がいいポイントを理解しておくことで、失敗する事なくDIYを選べたり、失敗する前にプロに任せたりする事が出来ると思います。
ここでは、DIYとプロの比較を行い、DIYの強みと、プロに頼んだ方がいい場面等を紹介して行きます。
DIYと専門知識のあるプロの比較
DIY | 専門知識のあるプロ |
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費用:費用はDIYの方が材料費のみで済むため安くすみます。 ただし、時間・労力・品質などを合わせて考えると高くついたと感じる場合があります。 | 費用:材料費の他に作業費や諸経費などがかかるため、プロに頼むと値段が高くなります。 費用は施行内容にもよりますが、外交・エクステリアパートナーズのアンケートでは100万円未満で抑える人が最も多く、殆どの人の施行費用が250万未満になるようです。 |
知識・技術:個人の能力(知識・技術)によって変わります。基本的には専門的に庭作りを行っていないため、プロと比べると品質が劣る傾向にあります。 そのため、後々に壊れたり、水捌け対策が悪くて水がたまる等の失敗するリスクが高まる傾向にあります。 | 知識・技術:プロの施工業者は専門知識を持っており、また毎日作業に従事して腕を磨いています。 そのため、安全に使いやすくする方法、時間が経っても不具合を出さない方法、品質が高いものを作る方法などを理解しています。 従って、人の目に沢山触れたり、何度も利用するような場所では、プロの施行業者に庭作りをお任せするのがおすすめです。 |
安全性:DIYは、基本的に素人の作業になるため、正しい知識と技術を持たない場合があります。そのため、プロの仕上げたものと比べて安全性・耐久性などが劣る可能性があります。 DIYは、プロと比べると作業中の安全対策がしっかり取れていなかったり、工具の使い方に拙さが出る場合があります。そのため、高い所に登ったり、危険な工具が必要な作業がある場合はプロの施行業者に任せましょう。 | 安全性:プロは専門的な正しい知識と技術を持っているため、どうすれば安全なものを作れるのか理解しています。技術力も高く、品質が高い物が出来るため、安全性・耐久性等にも期待出来ます。そのため、子供が乗って使用するような物や、台風などで飛ばされる心配がある物などは施工業者に任せた方がよいでしょう。 プロは適切な工具の使い方をしっており、適切な安全マージンも取っているため作業中の事故も少ないです。そのため、安心して任せられます。 |
時間:DIYは、慣れない作業が多く、知識も少ないため、非効率な作業になる事があります。また所有する工具が限られている場合があるため、作業効率が悪くなり完成までに時間がかかる傾向にあります。 そのため、庭を一から作ったり、庭が広かったり、作業工程が多いと、庭がいつ迄も完成しない事があります。そのため、お庭を楽しむ事がないまま時間が過ぎていったり、外からの見た目も悪いままという事態になる事があります。 従って、お庭を素早く楽しむ為にも、大まかな部分は専門業者に任せてしまい、花壇やちょっとした小道などの、細かい部分でDIYを行うと良いでしょう。 | 時間:プロは専門的に作業に従事して腕を磨いているため効率的に作業が行えます。また適切な工具を持っているため、作業が素早く済みます。 短期間でお庭を完成させたい場合はプロの施行業者に任せてしまいましょう。 |
DIYの強み!!
DIYの強みは、手作り感や完璧じゃない所が、味として感じれたり面白みとして感じれる所です。もちろん、完璧に近い完成度が求められるフォーマルなお庭では、浮いてしまう傾向がありますが、お庭のデザインをしっかり選べばDIYでもオシャレなお庭が作れます。
例えば、イギリスの田舎の庭が表現されているコテージガーデンはDIYにおすすめです。何故ならコテージガーデンでは手作り感や自然との調和が大切なため、多少花壇が崩れていたり、レンガの道に凹凸があっても気にならないからです。むしろ、完璧な完成度の花壇やレンガの小道の方が面白みがなく、お庭の中で浮く場合もあります。そのため、お庭のデザインをしっかり選べば統一感のあるお洒落なお庭作りが出来るはずです。
プロに頼んだ方がいい場面
専門知識のあるプロに施行を頼んだ方がいい場合があります。例えば、フォーマル(整形式)で洗練された雰囲気のあるお庭をつくる場合は、形が崩れていたりすると野暮ったい印象を与えたり、管理がされてない印象を与えてしまったりします。
またこの他にも、安全性が求められる物(小屋の設置等)や、熟練の技が求められる物(乱形石の乱貼り等)、やり直しがききにくい作業(セメントで固める等)などは、自分で作るよりも、プロに頼んだ方が安心かもしれません。もちろんDIYは個人の能力(知識・技術)に左右されるため、一概ではありませんが、自信がない場合は施行業者に頼んでみましょう。
専門知識のあるプロに頼む場合の手順
- お庭のデザインを決める
- お洒落なデザインのお庭を作るには統一感を持たせる事が大切です。そのため、頼む前にどのような庭を作りたいのかしっかりイメージをしておきましょう。例えば、エレガントガーデンであればシンプルで洗練されたデザイン、ロマンチックガーデンであれば、愛をテーマにして丸みのある可愛らしい形の花壇をつくったり遊び心のある小道をつくったりします。
- お庭のデザインに関しては下にリンクを張るため、参考にご覧ください。
- お洒落なデザインのお庭を作るには統一感を持たせる事が大切です。そのため、頼む前にどのような庭を作りたいのかしっかりイメージをしておきましょう。例えば、エレガントガーデンであればシンプルで洗練されたデザイン、ロマンチックガーデンであれば、愛をテーマにして丸みのある可愛らしい形の花壇をつくったり遊び心のある小道をつくったりします。
- 見積もりサイトに相談
- 外構業者に直接頼む事も出来ますが、基本的には業者の得意分野に精通している見積もりサイトに相談して施行業者を紹介して貰いましょう。
- 何故なら直接、外構業者に頼むと、比較するものがないため、業者が出す条件にそのまま乗ってしまい料金が高くなりやすいからです。
- 見積もりサイトの相談は簡単です。予算がどれくらいあり、庭をどのようにしたいのかを相談して、ある程度の値段などを聞いてみましょう。
- 見積もりサイトは地域にある専門業者を多数知っているため、相談内容に合わせて、その筋の専門業者を紹介してくれます。
- 外構業者に直接頼む事も出来ますが、基本的には業者の得意分野に精通している見積もりサイトに相談して施行業者を紹介して貰いましょう。
- 2社~4社の専門業者を選び紹介してもらいましょう。
- 見積もりサイトから紹介して貰う専門業者は2社~4社が良いでしょう。何故なら、1社ではよりよい業者との出会いを潰してしまい他の業者との比較が上手く出来ない可能性があり、5社~6社と紹介して貰う業者を増やしすぎると見積もりに立ち会う時間などが長くなり、比較するものが増えすぎて混乱してしまう事が多くなるからです。
- 見積もりの流れ
- 紹介して貰った業者と時間を合わせ、現地調査をして貰います。
- 現地調査では図面が必要になるため準備しておきましょう。また作りたい庭のイメージは口で伝えるのが難しい場合があります。そのためイメージにあった写真を準備しておき、業者に要望を伝える時に一緒に見せるとよいでしょう。
- プランニング
- 専門業者が現地調査とヒアリングを元に、デザインと設計を行います。見積もりが出るまでに数日から数週間程度かかります。
- 専門業者からのご提案
- 専門業者からプランと見積書が提出され説明して貰えます。プランや見積もり、説明がイマイチだった場合は、その場で見積もりのお礼と、断りたい理由を伝えて、残念ながらお断りすることを伝えましょう。
- プランと見積もりは、他の見積もりと比較するために一度持ち帰りましょう。
- 見積もりが揃ったら比較して、プランの修正や見積もりの修正を依頼する事も出来ます。
- 紹介して貰った業者と時間を合わせ、現地調査をして貰います。
- 納得のいく見積もりが出たら依頼をしましょう。
- 見積もりに納得が出来たら、専門業者お願いする旨を伝えて施行をお願いしましょう。
- 残念ながらお断りする専門業者には、見積もりをして貰った事への感謝と、お断りする理由を添えて、お断りする旨を伝えましょう。断り辛いと感じる場合は、最初に相談した相見積サイトが代行してお断りを連絡してくれる事があります。
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