- 原産:
- 科:イワタバコ(Gesneriaceae)
- 属:ストレプトカーパス(Streptocarpus)
- 種:hybridus
- 系統:ロゼット系
- 品種:サルサ
- 開花時期:4月~6月・10月~11月(理想的な環境では周年)
- 花の色:桃色●
- 葉の色:緑色●
- 分類:多年草
- 草丈:約10~15cm(花序を含めると30cm)
- 株張り:
- 誕生花:8月9日
- 花言葉:真実・清純な愛・信頼に応える・ささやきに耳を傾けて
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/観葉植物/日陰植物
- 購入方法:ストレプトカーパス(サルサ)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ストレプトカーパス(サルサ)とは!?
ストレプトカーパス(サルサ)の特徴は、花の色が鮮やかな桃色をしており、可愛らしさとポップさを感じさせる所、開花期間がとても長くて理想的な環境では周年咲く所、株元から花柄が何本も伸びて沢山の花を咲かせる所、ロゼット系で葉が株元から放射状に広がる所、葉の形が細長く大きい所などにあります。
ストレプトカーパス(ロゼット系)とは!?
ストレプトカーパス(ロゼット系)とは、レクシイ種(Streptocarpus rexii)やガルデニイ種(Streptocarpus gardenii)などの幾つかの原種が交配されて作出された雑種の品種群です。
ストレプトカーパス(ロゼット系)の特徴(魅力)
- ストレプトカーパス・サクソルムの特徴は、ロゼット系の無茎種で茎がない所、株の中心から外側に向かいロゼット状に葉が広がる所、葉の形が楕円形をしていて葉表面に皺が寄る所、 開花期間が長く理想的な環境では一年を通して花が咲く所、花柄が著しく長く上・下・横に自由に広がり花を咲かせる所、花の色が豊富にある所などにあります。
- 園芸では、インドア植物としてお部屋の中で楽しまれるのが一般的ですが、直射日光の当たらないお外で楽しまれる事もあります。
ストレプトカーパス(ロゼット系)の園芸品種の紹介
ストレプトカーパス(クリスタルアイス)はStreptocarpus kentaniensisを由来とする交雑品種です。特徴は、ロゼット系で葉が株元から放射状に広がる所、葉の形がとても細長くシャープな見た目をしている所、開花期間がとても長くて理想的な環境では周年咲く所、株元から花柄が何本も伸びて沢山の花を咲かせる所、花の色が紫色と白色の二色からなり、上品さを感じさせる所などにあります。
ストレプトカーパス(ジュピター)の特徴は、ロゼット系で葉が株元から放射状に広がる所、葉の形がとても細長くシャープな見た目をしている所、開花期間がとても長くて理想的な環境では周年咲く所、株元から花柄が何本も伸びて沢山の花を咲かせる所、花の色が鮮やかな紫色をしていて上品さを感じさせる所などにあります。
ストレプトカーパスの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ストレプトカーパス(サルサ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ストレプトカーパス(サルサ)は、明るい日陰で育てる事が出来ます。基本的に葉焼けしやすい植物のため、直射日光には極力当てないようにした方が良いでしょう。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、直射日光が二時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。
- 暗い日陰とは、森の中にあるようなら直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
ストレプトカーパスは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
- PHを測る専用の道具を用意して診断します。※詳しくはPHを診断からご覧下さい。
- 酸性土壌を改善して土壌を中性またはアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰を利用します。PHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は1平方メートルあたり150g程度です。土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混和します。
- アルカリ性土壌を改善して酸性に傾けたい場合は無調整ピートモス(PH4程度)を利用しましょう。ピートモスを腐葉土のかわり等に利用して、よく混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
ストレプトカーパス(サルサ)は、明るい日陰で育てる事が出来ます。基本的に葉焼けしやすい植物のため、直射日光には極力当てないようにした方が良いでしょう。
屋内で育てる場合は、管理する場所の照度のレベルを調べて、中程度の照度になる場所で管理してあげると良いでしょう。植物に当たる光が少ないと葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事もあるため十分な光がある場所で育ててあげて下さい。
管理場所は基本的に明るい窓辺が理想です。ただし南向きの窓から当たる直射日光は、想定以上の強光となる事があり、葉焼けを引き起こす原因になる事があります。そのため、管理する場所の照度を調べて、必要に応じて光が強すぎる場合はカーテン越しにしてあげたり、窓から少し離す等の工夫をしてみてください。
照度のレベル
- 弱い照度:500~2500lux
- 中程度の照度:2500~10000lux
- 高程度の照度:10000~20000lux
- 強い直射日光:20000~100000lux
培養土
ストレプトカーパスは、一般的な観葉植物の培養土で育てられます。
培養土を自作する場合は、通気性・保水性の良さに気をつけたり、鉢を移動することも考えて軽めの用土を使ったり、微生物(カビや細菌等)がわかないように無菌で栄養の少ない土(ピートモス等)を使ったりすると良いでしょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス(調整済)+ゼオライト(or 珪酸塩白土)=5:5:適量
- 赤玉土(中粒・小粒)赤玉土(小粒・中粒)+バーミキュライト+ピートモス+バーク堆肥=3+3+3+1
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
水やり
ストレプトカーパス(サルサ)は、多くの植物と同様に湿潤と乾燥の繰り返しを好みます。
そのため、水やりをした後は、土の表面から数センチが乾くのを待ってから、水やりを行うと良いでしょう。
土の乾燥を確認する方法は、指をいれて直接確かめる、土の色の変化を見て乾燥を確かめるなどがあります。ただし、これらは初心者に難しいため、水やりのタイミングに不安を覚える場合は水やりチェッカー(サスティー)を活用してみるのも良いでしょう。
剪定のやり方
ストレプトカーパス(サルサ)の剪定は古葉とりを行います。
古葉とり
古葉取りとは、枯れた葉や古い葉などの不要な葉を、葉の根元から取り除く事です。
古葉とりの目的
- 新しい葉に栄養が優先的に回り、株が若返り生産性が高まります。
- 株元まで光が当たり、風通しが良くなることで多湿環境が改善されて病気や害虫の発生を抑制します。
- 抵抗力の落ちている古い葉を取り除くことで病気の発生を抑制できます。
古葉取りのやり方
古葉とりは、一般的に冬の終わりから早春に行いますが、生育期間中も必要に応じて行う事が出来ます。枯れた葉や古くボロボロとなった葉を、葉柄の根元から取り除きましょう。
夏越しする方法
ストレプトカーパス(サルサ)は、それほど夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏越しで重要なポイント
- 基本的には直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこなう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくする。
冬越しする方法
Hardiness:10~12
ストレプトカーパス(サルサ)は寒さに弱いため基本的に屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室内に入れて管理しましょう。
- 温度が10度を下回ると低温障害を引き起こす可能性が高まるため、基本的には温度が15度以上ある日当りのよい環境で管理しましょう。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
挿し木や株分けで増やす
ストレプトカーパス(ロゼット系)は挿し木や葉挿しによって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂の長さ10~15cm程度にわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
- 葉を選ぶ
- 健康で病気のない葉を選びましょう。新しすぎる葉・古過ぎる葉は避けて、成熟した葉を選びましょう。
- 培土を準備
- 挿し穂用の用土を準備しましょう。バーミキュライトや鹿沼土等をブレンドした清潔感のある用土を使うのが一般的です。
- また楽天で販売している挿し芽用の用土を利用する事もできます。
- 葉をカットする
- 葉を採取したら、葉を横向きにカットします。
- 倍土に植える
- 容器の中に倍土を入れて、葉の切り口を下向きにしながら、培土の中に葉を半分程度いれて、土で覆います。
- 管理方法
- 倍土は湿らせておき、直射日光の当たらない所で管理します。
- 湿度を保つ事が大切なため、ビニールなどで容器を覆い、ミニ温室のようにして管理すると成功率が上がりやすいです。
- 根がある程度に成長したら、葉挿しを個々のポットに植え替えます。
播種で増やす
ストレプトカーパス(ロゼット系)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
ストレプトカーパス(ロゼット系)の病気
- 根腐れ病
ストレプトカーパス(ロゼット系)の害虫
- ハダニ
- カイガラムシ