- 原産:ヨーロッパ
- 科:オオバコ(Plantaginaceae)
- 属:ツタバウンラン(Cymbalaria)
- 種:アエクイトリロバ(Cymbalaria aequitriloba)
- 別名:
- 開花時期:4月~7月
- 花の色:黄色●紫色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 分類:多年草
- 草丈:約5~15cm
- 誕生花:
- 花言葉:
- 用途:グランドカバー/日陰植物
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シンバラリア (アエクイトリロバ)とは!?
シンバラリア (アエクイトリロバ)は、学名Cymbalaria aequitriloba、南ヨーロッパが原産の常緑多年草です
シンバラリア (アエクイトリロバ)の語源(由来)
- 属名のCymbalariaは、楽器の「シンバル(Cymbal)」からきており、丸みを帯びた葉の形がシンバルに似ている所からきています。
- 種小名のaequitrilobaはラテン語で「同等」を意味する「aequi」と、「3」を意味する「tri」と、「浅裂」を意味する「loba」の3語からなり、葉の形に由来します。
シンバラリア (アエクイトリロバ)の特徴(魅力)
- シンバラリア (アエクイトリロバ)は、匍匐性に地面を張って成長するため地被植物として利用される事があり、丸みを帯びた可愛らしい外観の葉が魅力の植物です。
- 花は小さな「金魚草の花」に例えられる事もあり、花中央の喉部が金魚草のように膨らんでいます。また花には距と呼ばれる、角状の突起があり、後ろ側に伸びています。
- 花の色は薄い紫色ですが、花中央の喉部のみ白色です。
- 葉は丸くふち部分が浅く3裂しており、 可愛らしい外観をしています。
シンバラリア (アエクイトリロバ)の草丈は約5(~15)cm、草姿は匍匐性(茎が地面を這うように伸びる性質)、茎の色は緑色もしくは赤みを帯びます。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身は長さ約1(~3)cm、幅は約1(~3)cm、葉身の形は先端が丸みを帯びる腎形、葉のふち部分は3浅裂します。
花序は腋花、花冠の形は唇形花、上唇は2裂、下唇は3裂、喉部に2つの膨らみと後ろに伸びる距があります。花色は薄い紫色、中央部の膨らみは白色になります。
ツタバウンラン属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
シンバラリア (アエクイトリロバ)の育て方
花壇の土づくり
日当たり
シンバラリア (アエクイトリロバ)は、西日の当たらない半日影で育てる事が理想ですが、日向から間接光のみがあたる日陰まで、幅広い環境で育てる事が可能です。
土壌の土質
シンバラリア (アエクイトリロバ)は基本的に土質を選びません。土壌の通気性が良ければ幅広い土壌で育てることが出来ます。植え付けの前に土壌診断を行い通気性がよく適度に肥沃な土壌をつくりましょう。
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土なバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
シンバラリア (アエクイトリロバ)は、西日の当たらない半日影で育てる事が理想ですが、日向から間接光のみがあたる日陰まで、幅広い環境で育てる事が可能です。
培養土
シンバラリア (アエクイトリロバ)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性と保水性のバランスが良く肥沃な培養土で育てましょう。
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
水やりの仕方
シンバラリア (アエクイトリロバ)は、やや湿り気のある土壌を好みます。水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。
肥料の与え方
シンバラリア (アエクイトリロバ)は、基本的に肥料は必要としませんが、鉢植えで育てる場合は栄養が足りなくなる場合があります。そのため、必要に応じて早春に一度だけ緩効性肥料を与えましょう。
剪定のやり方
シンバラリア (アエクイトリロバ)は基本的に剪定不要です。茎が奔放に伸びて本来あるべき場所から逸出してしまう事があるため、その場合は必要に応じて剪定しましょう。
夏越しする方法
シンバラリア (アエクイトリロバ)は夏の暑さや乾燥をやや苦手にしています。日向にある場合は半日影もしくは明るい日陰に移動させたり、遮光ネットを利用して強い日差しを避けましょう。また乾燥をやや苦手にしているため、土壌が完全に乾燥しないように土の表面が乾いたらしっかり水やりを行いましょう。
冬越しする方法
Hardiness:6b~9a
シンバラリア (アエクイトリロバ)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。
挿し木や株分けで増やす
シンバラリア (アエクイトリロバ)は株分けや挿し木によって増やす事ができます。
株分け手順
- シンバラリア (アエクイトリロバ)の株分け時期は早春もしくは秋が最適です。
- スコップを使い株を掘りあげます。
- 株から少し土を落として茎から出る不定根の位置を確認します。
- 茎に不定根をつける形でナイフやハサミ等を使い個々に切り分けましょう。
- 株分けした株は、必要な場所に植え直して水をたっぷり与えます。
挿し木の方法
- シンバラリア (アエクイトリロバ)の挿し木時期は晩春から初夏が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ約5~7cmにわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
シンバラリア (アエクイトリロバ)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:約
発芽条件:
植物の病気
シンバラリア (アエクイトリロバ)の病気
シンバラリア (アエクイトリロバ)の害虫