ラベンダーの種類

シルバーアヌーク

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• フレンチラベンダー（シルバーアヌーク）は、従来のフレンチラベンダーよりも葉の色がより白くて長持ちするため、殆ど一年を通してシルバーリーフとして楽しめる園芸品種です。
  • シルバーリーフは他の色との協調性がとても高く、周囲の色を引き立てる優れた働きがあります。また紫花との相性がとても良いため、上品さや高級感を感じさせるためラグジュアリーなお庭やエレガントなお庭などによくあいます。
• 花の色は、側面の苞葉が灰色・頂部の苞葉が紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約50cm、幅は約40cmになります。

プリンセス・ゴースト

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• フレンチラベンダー（プリンセス・ゴースト）は、オーストラリアのウォンガ・パークで新しく育種された園芸品種です。
• プリンセス・ゴーストの特徴は従来のフレンチラベンダーと比べて遥かに白く美しい白銀色のシルバーリーフと可愛らしさを感じさせる桃花にあります。
  • シルバーリーフと桃花の組み合わさは、女性が好むジュエリーのような可愛らしさと美しさがあります。そのため、高級感のあるラグジュアリーなお庭や、可愛いをテーマにするお庭などによく合う園芸品種です。
• 花の色は、側面の苞葉が暗紫色・頂部の苞葉が桃色・花の色が明度の高い紫色です。そのため、可愛らしさや上品さを感じさせるお庭等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～40cm、幅は約30～40cmになります。

マグナムスターパープル

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• フレンチラベンダー（マグナムスターパープル）は、小林花卉さんイクシュのオリジナル品種です
• マグナムスターパープルの特徴は従来のフレンチラベンダーと比べて花穂がとても大きく、また長い苞葉が側面からも出るため、八重咲き花のような豪華な花姿が楽しめる所にあります。
• 花の色は、側面の苞葉が緑色・頂部の苞葉が薄い紫色・花の色が濃い紫色に白色の覆輪が入ります。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約40～55cmになります。

ツインサマー

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• フレンチラベンダー（ツインサマー）は、デンマークのバタフライガーデン社で育種された園芸品種です。
• ツインサマーの特徴は、頂部の長い苞葉の色が紫色と白色のツートンカラーになり、マーブル模様のような不規則な色合いをつくる所です。※班は不安定なため白色が出ずに紫色の単色になる事も多いです。
• 花の色は、側面の苞葉が緑色または灰紫色・頂部の苞葉が明るい紫色と白色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～60cm、幅は約30～60cmになります。

金魚の舞

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• フレンチラベンダー（金魚の舞）は、ジャパンフラワーセレクション(2019-2020)の鉢物部門でジャパンフラワーセレクション入賞をした品種です。
• 金魚の舞の特徴は、花穂の側面からも長い苞葉がでるため八重咲き花のような豪華な花姿が楽しめる所、長い苞葉の色が１ヶ月程度経過すると紫色から桃色へと変化する所などにあります。
• 花の色は、側面の小さな苞葉が緑色から灰紫色・頂部と側面の長い苞葉が紫色から桃色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種になります。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約20～60cmになります。

プリマベーラ

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• フレンチラベンダー（プリマベーラ）は、花の大きさが咲き進むにつれて大きくなる所、開花期間がとても長く秋の終わり頃まで花が咲くこともある所などにあります。
• 花の色は、側面の苞葉が灰紫色・頂部の苞葉が鮮やかな紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、格式高く高貴な印象を与えるお庭や、深い闇や魔法などの神秘性を感じさせるテーマガーデンなどにおすすめです。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～50cm、幅は約30～50cmに成長します。

ビーブリリアント

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• フレンチラベンダー（ビーブリリアント）は一般的なフレンチラベンダーよりも早く開花が始まる早咲き性があり、また開花期間も長い園芸品種です。
• 株は下部でよく分枝して、茎が直立に成長する習慣があるため、ボリュームの良さと行儀の良さを感じさせる事ができます。
• 花の色は、側面の苞葉が灰色・頂部の苞葉が明るい紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～50cm、幅は30～50cmに成長します。

バンデラパープル

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• フレンチラベンダー（バンデラパープル）は、一般的なフレンチラベンダーよりも早く開花が始まる早咲き性があり、また繰り返し花が咲くため開花期間も長い園芸品種です。
• 株は矮性でコンパクトに成長する性質があり、茎の分枝がよく株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
• 花の色は、側面の苞葉が灰色または灰紫色・頂部の苞葉が明るい紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約20～30cm、幅は20～30cmに成長します。

ピンクサマー

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• フレンチラベンダー（ピンクサマー）は、一般的なフレンチラベンダーよりも早く開花が始まる早咲き性があり、また開花期間も長い園芸品種です。
• 花の色は、側面の苞葉が灰緑色または灰紫色・頂部の苞葉が桃色・花の色が桃色または紫色です。そのため、可愛いをテーマにするお庭等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約40～60cm、幅は40～60cmに成長します。

クラウン・シリーズ

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• フレンチラベンダー（クラウン・シリーズ）は、小林花卉さんオリジナルのストエカス種の園芸シリーズです。
• クラウン・シリーズは従来のフレンチラベンダーと比べて花のサイズが大きく、王冠を思わせるような巨大輪の花を咲かせる園芸シリーズです。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わり、鮮やかなピンク色が魅力的な「ガーネット」や、白色の苞葉とパールピンクの花が優しい雰囲気をつくる「ピンクパール」などがあります。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～60cm、幅は約40～50cmに成長します。

ラビノバ・シリーズ

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• フレンチラベンダー（ラビノバ・シリーズ）は、従来のフレンチラベンダーと比べて耐湿性があるため育てやすく、また開花期間が長めな所が魅力の園芸シリーズです。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
  • ライトピンク：側面の苞葉は緑色・頂部の苞葉は薄い桃色・花の色が薄い桃色です。薄い桃色は女性的な印象や優しい印象を与えるため、可愛いお庭などにピッタリな品種です。
  • ホットピンク：側面の苞葉は緑色または暗色・頂部の苞葉は薄い赤ピンク色・花の色が濃い赤ピンク色です。赤ピンク色は元気の良さや可愛らしさ、華やかさ印象を感じさせるため、可愛いをテーマにするお庭や複数の原色を組み合わせた明るくカラフルなお庭などにピッタリな品種です。
  • パープル：側面の苞葉は暗紫色または暗色・頂部の苞葉は紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、高貴さを感じさせる格式高いお庭や、上品さや優雅さをテーマにするエレガントなお庭などにピッタリな品種です。
  • ホワイト：側面の苞葉は緑色・頂部の苞葉は白色・花の色が白色です。そのため、明るさや神聖さを感じさせるお庭などによくあいます。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約40～50cmに成長します。

シフォン・シリーズ

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• フレンチラベンダー（シフォン・シリーズ）は、矮性でコンパクトに成長する性質があり、株の根元での分枝がよく株を覆うようにたくさんの花を次々と咲かせる園芸シリーズです。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
  • パープルウイング：花の色は側面の苞葉が暗紫色・頂部の苞葉は暗紫色・花の色が紫色です。そのため、高貴さを感じさせる格式高いお庭や、上品さや優雅さをテーマにするエレガントなお庭などにピッタリな品種です。
  • ディープローズ：花の色は側面の苞葉が緑色または暗色・頂部の苞葉は桃色・花の色が濃い桃色です。そのため、可愛いをテーマにするお庭等にピッタリな品種です。
  • ホワイトフロスト：花の色は側面の苞葉が緑色・頂部の苞葉は白色・花の色が紫色です。そのため、上品さを感じさせるような園芸品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30cmに成長します。

ラヴェアンナ・シリーズ

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• フレンチラベンダー（ラヴェアンナ・シリーズ）は、一般的なフレンチラベンダーよりも早く開花が始まる早咲き性があり、株の根元での分枝がよく茎は直立に成長するためボリューム感と行儀の良さを感じさせる園芸シリーズです。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
  • ロリポップ：花の色は側面の苞葉が灰色・頂部の苞葉は桃色・花の色が桃色です。そのため、可愛いをテーマにするお庭等にピッタリな品種です。
  • ホワイトフロスト：花の色は側面の苞葉が緑色・頂部の苞葉は白色・花の色が紫色です。そのため、上品さを感じさせるような園芸品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～40cm、幅は約30～40cmに成長します。

シフォン・シリーズ

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• フレンチラベンダー（ラベラ・シリーズ）は、株の根元からの分枝がよく、茎は直立に成長するためボリューム感と行儀の良さを感じさせる園芸品種です。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
  • ピュアホワイト：花の色は側面の苞葉が緑色・頂部の苞葉は白色・花の色が白色です。そのため、明るさや清潔感を感じさせるお庭や、神聖さを感じさせるギリシャ庭園などによくあいます。
  • ディープピンク：花の色は側面の苞葉が灰紫色・頂部の苞葉は明るい桃色・花の色が濃い桃色です。そのため、可愛いをテーマにするお庭や恋心をくすぐるようなロマンチックなお庭などによく合う園芸品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約20～60cmに成長します。

水やりの仕方

フレンチラベンダー（ラヴェアンナ・シリーズ）は、茎や葉にある腺毛が水分を閉じ込める働きがあり、乾燥に非常に強いです。そのため、水やりの頻度が少ない植物になります。

一方で、過湿や多湿を苦手にしており、土がジメジメとした状態が続くことを嫌います。水分の多い状態が続くと、根腐れして枯れ込む事も多いため、水やりの頻度には注意が必要でしょう。

• 植え付けから定着まで
• 花芽が形成されるまで
• 花芽の形成後

植え付けから定着まで

乾燥に強い植物ですが、植え付け後から定着までの1週間程度は定期的な水やりが必要です。

土壌の表面が乾いてきたら水やりを行いましょう。

花芽が形成されるまで

花芽が形成されるまでは、土の表面から奥にかけて約５ｃｍ程度が乾いてきたら、もしくは葉が少し下がってきたタイミングで水やりを行います。

水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的、水を奥まで浸透させて根を深くまで張らせる目的があるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。

花芽の形成後

花芽の形成後から花が終わるまでは、水やりの頻度を少し増やしましょう。そうする事で、より多くの花が咲いて収穫量が増えます。

水やりのタイミングは、土の表面から約２ｃｍ～５ｃｍが乾いてきたら、水やりを行うといいでしょう。

水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的、水を奥まで浸透させて根を深くまで張らせる目的があるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。

肥料の与え方

フレンチラベンダーは、自生地が岩の多い場所などにあることからもわかる通り、栄養の乏しい土壌でも問題なく成長します。

フレンチラベンダー（ラヴェアンナ・シリーズ）は、土壌が肥沃すぎたり栄養が多すぎたりすると、病気や温度変化への耐性が落ちてしまったり、花の数が減ったりするなどの、さまざまな問題を引き起こしやすくなります。

そのため、土壌の状態や環境をみながら必要な量を与えるようにしましょう。

肥料の与え方

• 肥料を与える時期
• 肥料は活発に成長が始まる早春頃に一度だけあたえます。
• 肥料の選び方
• 肥料は肥効がゆっくりと出る緩効性肥料を与えるか、堆肥を入れて上げましょう。
• 肥料の与え方
• 緩効性肥料を与える場合は、製品に記載されている、規定された分量を規定された場所にあたえます。基本的には株から少し離れた場所に置き肥して与えると良いでしょう。また、水やりの際には、きちんと肥料が解けるように肥料に水を当ててください。
• 堆肥を入れる場合は、株のまわりに堆肥を数センチ程度盛るようにマルチングします。

剪定のやり方

フレンチラベンダー（ラヴェアンナ・シリーズ）の剪定は年に二回、春と開花期間中に行います。

それぞれ、剪定をする時期で、剪定する目的が変わりますが、適切に剪定をする事で株の寿命が伸びたり、見た目がよくなるなどの好影響が期待できます。

• 春の剪定
• 開花期間の剪定

春の剪定

春の剪定は、冬の間に損傷したり、枯れた部分を剪定して取り除いたり、木質化を遅らせたり、株の形状を整えたりする目的で行います。

剪定する際に注意する事は、完全に木質化した部分まで強く剪定しない事です。完全に木質化してる部分からは基本的に芽が出ないため、茎に最低でも三個の芽が残るようにしましょう。

剪定のやり方

• 株を観察して枯れたり損傷したりしている枝を捜して、園芸用のハサミで剪定して取り除きます。
• 株全体を観察しながら、株の中央の茎を少し高めに、外側の茎を短めに、ドーム状の樹形になるように剪定しましょう。剪定する量は株全体の三分の一または半分を目安にします。
• その際、必ず茎に三個以上の芽が残るようにして下さい。

開花期間中の剪定

開花期間中の剪定は、再開花を促す目的、見た目を改善する目的、風通しをよくする目的等で行われます。

剪定のやり方

• 開花期間中は、次の花を咲かせるために、花を出来るだけ早めに摘みしましょう。花を長く残すと種作りに栄養がまわり花数が減ったり、株が弱る原因となります。

夏越しする方法

フレンチラベンダーは、自生地が地中海沿岸にあります。地中海沿岸は、夏に強い日差しがさしますが、夏に雨が殆ど降らず乾燥している地中海性気候です。

フレンチラベンダー（ラヴェアンナ・シリーズ）は、基本的に夏の暑さには耐えますが、多湿には耐えられません。特に夏の暑さと多湿が組み合わさる複合ストレスに極端に弱く、日本の高温多湿環境で枯れる事もよくあります。

そのため、必要に応じた夏越し対策が必要になるでしょう。

夏越しで重要なポイント

• 夏場は、西日の当たらない半日影で育てた方が、株が弱りにくいでしょう。
  • 鉢植えであれば西日の当たらない場所に移動します。
• 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと、根腐れをして枯れる事があります。
  • 土壌の通気性・排水性をよくしておきましょう。
  • 軒下等の長雨に当たらない環境で育てることもひとつの対策になります。
  • 日当たりのよい環境で育てる事で、土壌が素早く乾燥して多湿を防げます。
  • 排水性の高い高台や傾斜地で育てると過湿や多湿を防げます。
• 極端な乾燥が続くと枯れたりする事があります。
  • 基本的には乾燥に強い植物ですが、夏場は乾燥しやすいため、土壌の状態を見ながら定期的に水やりを行いましょう。

冬越しする方法

Hardiness:7～10

フレンチラベンダー（ラヴェアンナ・シリーズ）は軽い霜であれば耐えられるため、暖地や平地であれば屋外で越冬させる事も可能です。

ただし、寒さで葉や茎が損傷したり、枯れたりする事もあるため、必要に応じた冬越し対策が必要でしょう。

冬越し対策

• 地植えしている場合
  • 寒さが厳しい地域で育てている場合は、支柱を立ててビニールを張りトンネルを作ったり、ミニ温室を作って上げるのもひとつの対策になります。
• 鉢植えで管理している場合
  • 鉢植えを軒下に移動して、霜から株を守りましょう。
  • 寒さの厳しい地域であれば、日当たりの良い屋内や、温室に移動して管理しましょう。

挿し木や株分けで増やす

フレンチラベンダーは挿し木によって増やす事ができます。

挿し木の方法

• 挿し木時期
• 挿し木する時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
• 培養土を準備します
• 挿し穂用の培養土には切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
• 培養土を容器に入れて事前に水をかけて湿らせておきます。
• 挿し穂を採取する
• 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。
• 挿し穂を整形する
• 挿し穂の長さを7～10cm程度にわけて、挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。
• 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
• 培養土に挿し穂を挿す
• 挿し穂を挿す場所を決めて、培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を空けておきます。
• 挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程をいれます。
• 管理
• 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。

播種で増やす

フレンチラベンダーの種蒔の方法
播種時期:3月～4月・9月～10月
発芽適温:約15～20度
発芽日数:二週間以上
発芽条件:

1. 種まきの時期
   • 3月～4月または9月～10月です。
2. 土の準備
   • 種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。花壇の土に撒くことも可能です。
3. 種の撒き方
   • 種は重ならないように、土の上に点まき、または条まきします。
   • 種を指で軽く押し込み、土との密着させて、上から土を軽く被せます。※鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくします。
4. 種まき後の管理
   • 種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
   • いつまでも発芽しない場合は種に発芽する力がないか、生理的休眠状態にあり、低温湿層処理が必要な場合があります。

植物の病気

フレンチラベンダーの病気

• 灰色カビ病
• 葉枯細菌病
• 枝枯病
• 疫病
• 根腐れ病

フレンチラベンダーの害虫

ほのか

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• ラベンダー（ほのか）は、四季咲き性が強いため、春はもちろんの事ですが、秋にも花が返り咲いて楽しめる事があります。そのため、何度もラベンダーの花を楽しみたい人におすすめの品種です。
• 花付きがとてもよいため、カットすると脇芽からも花を出して二番花が楽しめます。
• 花の色は蕾が濃い紫色、花が薄い紫色をしています。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、樹高は約30～45cmになります。

サマーラベンダー

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• ラベンダー（サマーラベンダー）は、夏の間も花を咲かせ続ける耐暑性を兼ね備えた新しいタイプのラベンダーです。そのため、晩春から夏を越えて秋まで花が開花し続ける事があります。
• 花の色は濃い紫色の蕾から、明るい紫色の花が咲きます。そのため、上品なお庭等によくあいます。
• 樹形はブッシュ状、樹高は約30～50cmになります。

フォーエバーブルー

育て方・楽天で購入

• ラベンダー（フォーエバーブルー）は、夏の間も花を咲かせ続ける耐暑性を兼ね備えたラベンダーです。そのため、晩春から夏を越えて秋まで花が開花し続ける事があります。
• 花の色は蕾が非常に濃い青紫色をしていて、蕾から明るいラベンダー色の花を咲かせます。そのため、上品で落ち着いた雰囲気のお庭などによくあいます。
• 花茎は少し長くなる傾向があり、分岐がよく樹形がブッシュ状になるため、地植えするとボリュームのよい見た目となります。
• 株の樹高は約30～80cmになります。

バレンス・ダークバイオレット

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• ラベンダー（バレンス・ダークバイオレット）は、四季咲きの性質があるため、春の開花後にしっかり切り戻す事で、秋にも花が楽しめます。
  • また低温期でも花が楽しめる所も、この品種の魅力になります。
• 花の色は蕾が濃い紫色で、蕾から明るい紫色の花が咲きます。そのため、落ち着いた雰囲気と上品な雰囲気を感じさせるエレガントなお庭などによく合う品種です。
• 樹形はブッシュ状、株の樹高は約30～50cmになります。

センティヴィア ブルー

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• ラベンダー（センティヴィア ブルー）は、四季咲きの性質があるため、春の開花後にしっかり切り戻す事で、秋にも花が楽しめます。そのため、何度もラベンダーの花を楽しみたい人におすすめの品種です。
• 花の色は蕾が濃い紫色で、蕾から明度の高い薄い紫色の花が咲きます。そのため、落ち着いた雰囲気と上品な雰囲気を感じさせるエレガントなお庭などによく合う品種です。
• 株は基部でよく枝分かれるする性質がある事からフサフサとしたボリュームのある樹形になりやすいです。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約50cm、幅が約30cmになります。

長崎ラベンダー

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• 長崎ラベンダーは、1998年に長崎県率大村城南高校で他とは違う性質を持ったラベンダーが発見された事で育成プロジェクトが発足して生産・研究がされているラベンダーのシリーズです。
• 長崎ラベンダーは、高い耐熱性があるため夏越しがしやすい所が魅力です。
• 四季咲きの性質があるため、春の開花後にしっかり切り戻す事で、秋にも花が楽しめます。そのため、何度もラベンダーの花を楽しみたい人におすすめの品種です。
• 長崎ラベンダー・シリーズの品種
  • しずか：早咲き性があるため長崎ラベンダーの中で最も早く開花が始まります。株の分枝が良く、次々と花を咲かせる多花性の性質があるため開花期はボリュームのある花姿が楽しめる事はもちろん、四季咲き性があるため普通のラベンダーよりも長く花を楽しめます。
  • しおり：開花は初夏と秋にあり、花は花穂が大きいためボリュームがあり、鮮やかな紫花が上品さを感じさせる園芸品種です。優れた耐熱性があるため、夏越しがしやすくなっています。
  • ナイトブルー：長崎ラベンダーの中で最も濃い濃紫色の花色が特徴の園芸品種です。返り咲き性があるため、初夏と秋に二回花を楽しめます。また暑さに強いため夏越しが普通のイングリッシュラベンダーよりも楽になります。
  • リトルマミーは、城南一号に続く改良品種です。城南一号と比べて、草丈が低いため鉢植え等でも育てやすく、また早咲き性があるため早くから開花が楽しめます。花の色は紫色、四季咲き性があるため何度も花が楽しめて、また優れた耐熱性があるため夏越しが楽になります。
  • 城南一号は、大村城南高校で育種された品種です。四季咲き性と優れた耐熱性が特徴で、爽やかな印象を与える薄い紫色の花を咲かせます。

アネット

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• ラベンダー（アネット）は、夏の間も花を咲かせ続ける耐暑性を兼ね備えたラベンダーです。そのため、晩春から夏を越えて秋まで花が開花し続ける事があります。
• 花の色は蕾が濃い紫色で、蕾から明度の高い薄い紫色の花が咲きます。そのため、落ち着いた雰囲気と上品な雰囲気を感じさせるエレガントなお庭などによく合う品種です。
• 株は基部でよく枝分かれして、茎は行儀よく直立する傾向にあります。また茎は硬く丈夫なためフラワーアレンジメントに利用しやすいです。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～40cm、幅は30～40cmに成長します。

エッセンス

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• ラベンダー（エッセンス）は、優れた耐暑性と耐湿性があるため夏越しがしやすく、また初夏から初秋にかけて花を咲かせることが出来ます。
• 株は優れた分枝性があるため開花期間中は次々と花穂が立ち上がり沢山の花が楽しめます。

アロマンスホワイト

育て方・楽天で購入

• ラベンダー（アロマンスホワイト）は、四季咲きの性質があるため、春の開花後にしっかり切り戻す事で、秋にも花が楽しめます。
• 花は香りがとても強いため、イングリッシュラベンダー特有の甘く心地よい香りを楽しむことができます。
• 花の色は蕾が白緑色で、蕾から白色の花が咲きます。そのため、明るさや清潔感を感じさせるお庭や、神聖さを感じさせるギリシャ庭園などによくあいます。
• 樹形はブッシュ状、株の樹高は約30～50cmになります。

プラチナ ブランド

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• ラベンダー（プラチナ ブランド）は、春から現れる新葉の縁部分にクリーム色の覆輪が入る園芸品種です。そのため、明るさや柔らかさを感じさせるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。
  • ただし葉が成熟すると葉の班は消えるため、夏以降あたりは白緑色の単色に変化します。
• 花の色は蕾が白緑色から灰紫色で、蕾から薄い紫色の花が咲きます。そのため、葉の存在感に負けて、影が薄く感じる場合があります。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約30～60cm、幅が約30～50cmまで成長します。

おかむらさき

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• ラベンダー（おかむらさき）は、オカムラサキから抽出された精油は、フランスで開催されたラベンダーオイル品評会で最高賞を受賞した事からも分かる通り、非常に良い香りがあります。
  • そのため、ガーデンファニチャーの傍や、エントランスガーデンなどの人がよく通る場所等で育てながら香りを楽しんだり、収穫してドライフラワーやポプリにするとよいかもしれません。
• 花穂が長いため花材として利用しやすかったり、長く花の香りが楽しめたりします。
• 花の色は蕾が濃い紫色で、蕾から明度の高い薄い紫色の花が咲きます。そのため、落ち着いた雰囲気と上品な雰囲気を感じさせるエレガントなお庭などによく合う品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約60～80cmまで成長します。

アロマティコブルー

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• ラベンダー（アロマティコブルー）は、精油であるリナロールが従来品種よりも約40％も多く含まれているため、より甘い香りが楽しめる園芸品種です。
• 四季咲きの性質があるため、春の開花後にしっかり切り戻す事で、秋にも花が楽しめる場合があります。そのため、何度もラベンダーの花を楽しみたい人におすすめです。
• 花の色は蕾が濃い紫色で、蕾から鮮やかな紫色の花が咲きます。そのため、色の濃い花を楽しみたい人におすすめです。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約50cm、幅が約30cmまで成長します。

マンステッド

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• ラベンダー（マンステッド）は、1916年に発売され以降、現在に至るまで高い人気を保ち続けている園芸品種です。
• 花の色は蕾が濃い青紫色で、蕾から明度の高い紫色の花が咲きます。
  • 花は他のイングリッシュラベンダーと同様に香りがとてもよく、また乾燥しても色あせが少ない事からドライフラワー等の花材によく利用されます。
• マンステッドは境界線の自然風の生垣等に利用される事が多い植物です。※生垣として利用する場合は、土壌の排水性等に注意する必要があります。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約45～60cm、幅が約60～80cmまで成長します。

ヒドコート

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• ラベンダー（ヒドコート）は1950年以前からあり、Lawrence Johnstonにより作出された人気の高い園芸品種です。
• 花の色はマンステッドよりも濃い紫色と言われており、濃い紫色の蕾から明るい紫色の花が咲きます。
  • 花は他のイングリッシュラベンダーと同様に香りがとてもよく、また乾燥しても色あせが少ない事からドライフラワー等の花材によく利用されます。
• ヒドコートは境界線の自然風の生垣等に利用される事が多い植物です。※生垣として利用する場合は、土壌の排水性等に注意する必要があります。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約30～50cm、幅が約50～60cmまで成長します。

ヒドコート・ピンク

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• ラベンダー（ヒドコート・ピンク）は、1958年に発売されて以降、現在に至るまで高い人気を保ち続けている園芸品種です。
• 花の色は蕾が白色または白緑色で、蕾から薄い桃色の花が咲きます。
  • 花は他のイングリッシュラベンダーと同様に香りがとてもよく、また乾燥しても色あせが少ない事からドライフラワー等の花材によく利用されます。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約30～60cm、幅が約50～60cmまで成長します。

ロイヤルパープル

育て方・楽天で購入

• ラベンダー（ロイヤルパープル）は、1940年代に紹介され以降も、現在に至るまで高い人気を保ち続けている園芸品種です。
• 株は大型で横に広がる性質があるため生垣によく利用されており、また花茎と花穂も長いため花材によく利用されます。
• 花の色は蕾が濃い紫色で、蕾から明度の高い明るい紫色の花が咲きます。
  • 花は他のイングリッシュラベンダーと同様に香りがとてもよく、また乾燥しても色あせが少ない事からドライフラワー等の花材によく利用されます。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約70～90cm、幅が約70～100cmまで成長します。

ロゼア

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• ラベンダー（ロゼア）は、1937年に発売されて以降も、現在に至るまで高い人気を保ち続けている園芸品種です。
• 花の色は蕾が白色から薄い桃色で、蕾から薄い桃色の花が咲きます。そのためロマンチックな雰囲気のお庭によくあいます。
  • 花は他のイングリッシュラベンダーと同様に香りがとてもよく、また乾燥しても色あせが少ない事からドライフラワー等の花材によく利用されます。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約60～80cm、幅が約60～90cmまで成長します。

ロドンブルー

花ひろばオンライン

育て方・楽天で購入

• ラベンダー（ロドンブルー）は1963年に紹介されて以降も人気のある園芸品種です。
• ロドンブルーはヒドコートに似ており、コテージガーデン等で背の低い生垣として利用されることが多く、甘い香りのする花が魅力です。
• 花の色は濃い紫色の蕾から、明るい紫色の花が咲きます。花は他のイングリッシュラベンダーと同様に香りがとてもよく、また乾燥しても色あせが少ない事からドライフラワー等の花材によく利用されます。
• 樹形はブッシュ状、株は樹高が約30～50cm、幅が約50～60cmまで成長します。

水やりの仕方

ラベンダー（バレンス・ダークバイオレット）は、茎や葉にある腺毛が水分を閉じ込める働きがあり、乾燥に非常に強いです。そのため、水やりの頻度が少ない植物になります。

一方で、過湿や多湿を苦手にしており、土がジメジメとした状態が続くことを嫌います。水分の多い状態が続くと、根腐れして枯れ込む事も多いため、水やりの頻度には注意が必要でしょう。

• 植え付けから定着まで
• 花芽が形成されるまで
• 花芽の形成後

植え付けから定着まで

乾燥に強い植物ですが、植え付け後から定着までの1週間程度は定期的な水やりが必要です。

土壌の表面が乾いてきたら水やりを行いましょう。

花芽が形成されるまで

花芽が形成されるまでは、土の表面から奥にかけて約５ｃｍ程度が乾いてきたら、もしくは葉が少し下がってきたタイミングで水やりを行います。

水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的、水を奥まで浸透させて根を深くまで張らせる目的があるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。

花芽の形成後

花芽の形成後から花が終わるまでは、水やりの頻度を少し増やしましょう。そうする事で、より多くの花が咲いて収穫量が増えます。

水やりのタイミングは、土の表面から約２ｃｍ～５ｃｍが乾いてきたら、水やりを行うといいでしょう。

水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的、水を奥まで浸透させて根を深くまで張らせる目的があるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。

肥料の与え方

イングリッシュラベンダーは、自生地が岩の多い場所などにあることからもわかる通り、栄養の乏しい土壌でも問題なく成長します。

ラベンダー（バレンス・ダークバイオレット）は、土壌が肥沃すぎたり栄養が多すぎたりすると、病気や温度変化への耐性が落ちてしまったり、花の数が減ったりするなどの、さまざまな問題を引き起こしやすくなります。

そのため、土壌の状態や環境をみながら必要な量を与えるようにしましょう。

肥料の与え方

• 肥料を与える時期
• 肥料は活発に成長が始まる早春頃に一度だけあたえます。
• 肥料の選び方
• 肥料は肥効がゆっくりと出る緩効性肥料を与えるか、堆肥を入れて上げましょう。
• 肥料の与え方
• 緩効性肥料を与える場合は、製品に記載されている、規定された分量を規定された場所にあたえます。基本的には株から少し離れた場所に置き肥して与えると良いでしょう。また、水やりの際には、きちんと肥料が解けるように肥料に水を当ててください。
• 堆肥を入れる場合は、株のまわりに堆肥を数センチ程度盛るようにマルチングします。

剪定のやり方

ラベンダー（バレンス・ダークバイオレット）の剪定は年に二回、春と花後に行います。

それぞれ、剪定をする時期で、剪定する目的が変わりますが、適切に剪定をする事で株の寿命が伸びたり、見た目がよくなるなどの好影響が期待できます。

• 春の剪定
• 開花後または夏の終わりの剪定

春の剪定

春の剪定は、冬の間に損傷したり、枯れた部分を剪定して取り除いたり、木質化を遅らせたり、株の形状を整えたりする目的で行います。

剪定する際に注意する事は、完全に木質化した部分まで強く剪定しない事です。完全に木質化してる部分からは基本的に芽が出ないため、茎に最低でも三個の芽が残るようにしましょう。

剪定のやり方

• 株を観察して枯れたり損傷したりしている枝を捜して、園芸用のハサミで剪定して取り除きます。
• 株全体を観察しながら、株の中央の茎を少し高めに、外側の茎を低めに、ドーム状の樹形になるように軽く剪定しましょう。その際、必ず茎に三個以上の芽が残るようにして下さい。

開花後または夏の終わりの剪定

開花後または夏の終わりの剪定は、再開花を促す目的、株をコンパクトにして木質化を遅らせる目的、風通しをよくする目的等で行われます。

剪定する際に注意する事は、完全に木質化した部分まで強く剪定しない事です。完全に木質化してる部分からは基本的に芽が出ないため、茎に最低でも三個の芽が残るようにしましょう。

剪定のやり方

• 開花期間中は、次の花を咲かせるために、花を出来るだけ早めに摘みしましょう。花を長く残すと種作りに栄養がまわり花数が減ったり、株が弱る原因となります。
• 夏の終わり頃になったら、株の三分の一または半分を目安にしてドーム状に切り戻し剪定しましょう。その際、必ず茎に三個以上の芽が残るようにして下さい。

夏越しする方法

イングリッシュラベンダーは、自生地が地中海沿岸にあります。地中海沿岸は、夏に強い日差しがさしますが、夏に雨が殆ど降らず乾燥している地中海性気候です。

ラベンダー（バレンス・ダークバイオレット）は、基本的に夏の暑さには耐えますが、多湿には耐えられません。特に夏の暑さと多湿が組み合わさる複合ストレスに極端に弱く、日本の高温多湿環境で枯れる事もよくあります。

そのため、必要に応じた夏越し対策が必要になるでしょう。

夏越しで重要なポイント

• 夏場は、西日の当たらない半日影で育てた方が、株が弱りにくいでしょう。
  • 鉢植えであれば西日の当たらない場所に移動します。
• 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと、根腐れをして枯れる事があります。
  • 土壌の通気性・排水性をよくしておきましょう。
  • 軒下等の長雨に当たらない環境で育てることもひとつの対策になります。
  • 日当たりのよい環境で育てる事で、土壌が素早く乾燥して多湿を防げます。
  • 排水性の高い高台や傾斜地で育てると過湿や多湿を防げます。
• 極端な乾燥が続くと枯れたりする事があります。
  • 基本的には乾燥に強い植物ですが、夏場は乾燥しやすいため、土壌の状態を見ながら定期的に水やりを行いましょう。

冬越しする方法

Hardiness:5～8

ラベンダー（バレンス・ダークバイオレット）は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。

挿し木や株分けで増やす

ラベンダーは挿し木によって増やす事ができます。

挿し木の方法

• 挿し木時期
• 挿し木する時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
• 培養土を準備します
• 挿し穂用の培養土には切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
• 培養土を容器に入れて事前に水をかけて湿らせておきます。
• 挿し穂を採取する
• 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。
• 挿し穂を整形する
• 挿し穂の長さを7～10cm程度にわけて、挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。
• 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
• 培養土に挿し穂を挿す
• 挿し穂を挿す場所を決めて、培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を空けておきます。
• 挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程をいれます。
• 管理
• 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。

播種で増やす

ラベンダーの種蒔の方法
播種時期:3月～4月・9月～10月
発芽適温:約15～20度
発芽日数:二週間以上
発芽条件:

1. 種まきの時期
   • 3月～4月または9月～10月です。
2. 土の準備
   • 種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。花壇の土に撒くことも可能です。
3. 種の撒き方
   • 種は重ならないように、土の上に点まき、または条まきします。
   • 種を指で軽く押し込み、土との密着させて、上から土を軽く被せます。※鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくします。
4. 種まき後の管理
   • 種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
   • いつまでも発芽しない場合は種に発芽する力がないか、生理的休眠状態にあり、低温湿層処理が必要な場合があります。

植物の病気

ラベンダーの病気

• 灰色カビ病
• 葉枯細菌病
• 枝枯病
• 疫病
• 根腐れ病

ラベンダーの害虫

ムルチフィダ

育て方・楽天で購入

• ラベンダー・ムルチフィダの学名はLavandula multifida、一般的には「レースラベンダー」の名称で流通しており、また別名では「ファーンリーフ・ラベンダー(fernleaf lavender)」や「エジプティアン・ラベンダー(Egyptian lavender)」とも呼ばれる地中海沿岸・イベリア半島・シチリア・北西アフリカ・カナリア諸島が原産の常緑低木です。
• ラベンダー・ムルチフィダは、ピナータと比べて花序の中で花が螺旋状に配置される傾向があるとされています。

スパニッシュアイズ

育て方・楽天で購入

• ラベンダー（スパニッシュアイズ）は、葉の形がシダ植物のように細かく裂けており、葉の色が白緑色をしているため、柔らかな質感とお洒落な雰囲気をつくる園芸品種です。
• 葉には他のムルチフィダ種と同様にオレガノを思わせるような強い芳香があります。
• 花の色は蕾が灰色または緑色、花が紫色をしています。そのため、上品さをテーマにするエレガントなお庭等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約30～60cm、幅は約30～60cmに成長します。

トーチ・ミンティアイス

育て方・楽天で購入

• ラベンダー（トーチ・ミンティアイス）は、従来のムルチフィダと比べて成長が早く、花の色がほんのりと紫色に染まる白色をしているため透明感や上品さを感じさせる園芸品種です。
• 花の色は蕾が緑色、花がほんのりと紫色に染まる白色をしています。そのため、明るさや上品さをテーマにするエレガントなお庭等にピッタリな品種です。
• 葉には他のムルチフィダ種と同様にオレガノを思わせるような強い芳香があります。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約50～80cm、幅は約30～60cmに成長します。

トーチ・ブルー

育て方・楽天で購入

• ラベンダー（トーチ・ブルー）は、従来のムルチフィダと比べて成長が早く、花の色が青紫色をしているため落ち着きや上品さを感じさせる園芸品種です。
• 花の色は蕾が緑色、花がほんのりと青紫色をしています。そのため、落ち着きや上品さをテーマにするエレガントなお庭等にピッタリな品種です。
• 葉には他のムルチフィダ種と同様にオレガノを思わせるような強い芳香があります。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約50～80cm、幅は約30～60cmに成長します。

ラベンダー・ピナータ

育て方・楽天で購入

• ラベンダー・ピナータは学名Lavandula pinnata、一般的には「レースラベンダー」の名称で流通しており、別名では「ファーンリーフ・ラベンダー(fernleaf lavender)」や「ジャギド・ラベンダー(Jagged lavender)」とも呼ばれるカナリア諸島およびマディラ諸島が原産の常緑低木です。
• ラベンダー・ピナータの特徴は、ムルチフィダと比べて花序の中で花が一列に真っ直ぐ配置される傾向があります。

スターマイン

育て方・楽天で購入

• レースラベンダー（スターマイン）は福井園芸さん育種のピナータの枝変わり品種です。
• スターマインは花の苞葉が白色を帯びていて、花の色が青紫色をしているため明るさや上品さを感じさせる園芸品種です。
• 葉はシダ植物のように細かく裂けているため透かしの入るレースのような上品な見た目をしており、また葉の色が白緑色のため柔らかな印象やお洒落な印象をあたえます。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約30～60cmに成長します。

スターマイン・アルバ

横浜GREENFARM楽天市場店

育て方・楽天で購入

• レースラベンダー（スターマイン・アルバ）は福井園芸さん育種のピナータの枝変わり品種です。
• スターマインは花の苞葉が白色を帯びていて、花の色が純白をしています。そのため、明るさや神聖さを感じさせるようなお庭によく合う園芸品種です。
• 葉はシダ植物のように細かく裂けているため透かしの入るレースのような上品な見た目をしており、また葉の色が白緑色のため柔らかな印象やお洒落な印象をあたえます。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約30～60cmに成長します。

スターマイン・ジュジュ

育て方・楽天で購入

• レースラベンダー（スターマイン・ジュジュ）は福井園芸さん育種のピナータの枝変わり品種です。
• スターマインは花の苞葉が白色を帯びていて、花の色がほんのりと紫色を帯びる白色をしています。そのため、明るさや上品さを感じさせるようなエレガントなお庭によく合う園芸品種です。
• 葉はシダ植物のように細かく裂けているため透かしの入るレースのような上品な見た目をしており、また葉の色が白緑色のため柔らかな印象やお洒落な印象をあたえます。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約30～60cmに成長します。

スターマイン・ルビー

育て方・楽天で購入

• レースラベンダー（スターマイン・ルビー）は福井園芸さん育種のピナータの枝変わり品種です。
• スターマインは花の苞葉が白色を帯びていて、花の色が濃いめの紫色で花の中に濃い紫色のストライプが入ります。そのため、上品さを感じさせるエレガントなお庭によく合う園芸品種です。
• 葉はシダ植物のように細かく裂けているため透かしの入るレースのような上品な見た目をしており、また葉の色が白緑色のため柔らかな印象やお洒落な印象をあたえます。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約30～60cmに成長します。

エンジェルホワイト

育て方・楽天で購入

• レースラベンダー（エンジェルホワイト）は、花の苞葉や萼が白緑色をしているため優しい雰囲気があり、花の色が白色と紫色の二色で構成されているため、明るさと上品さを感じさせる園芸品種です。
• 花の色は蕾が白緑色、花が白色と紫色で、筒部と下唇に紫色の班が入ります。そのため、落ち着きや上品さをテーマにするエレガントなお庭等にピッタリな品種です。
• 葉の形はシダ植物のように細かく裂けており、葉の色が白緑色をしているため、柔らかな質感とお洒落な雰囲気があります。また葉には他のムルチフィダ種と同様にオレガノを思わせるような強い芳香があります。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約60～80cmに成長します。

オリガノ

育て方・楽天で購入

• レースラベンダー（オリガノ）は種子から繁殖できるレースラベンダーのため大量植栽で楽しみやすい植物です。
• 花の色は蕾が暗灰色または緑色、花の色は紫色です。そのため、上品さをテーマにするエレガントなお庭等にピッタリな品種です。
• 葉の形はシダ植物のように細かく裂けており、葉の色が白緑色をしているため、柔らかな質感とお洒落な雰囲気があります。また葉には他のムルチフィダ種と同様にオレガノを思わせるような強い芳香があります。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約50cmに成長します。

ゆずき

横浜GREENFARM楽天市場店

育て方・楽天で購入

• レースラベンダー（ゆずき）は福井園芸さん育種の園芸品種です。
• ゆづきの特徴は、花の苞葉が白色を帯びていて、花の色が紫色に白色の覆輪が入ります。 そのため、明るさや上品さを感じさせるエレガントなお庭によく合う園芸品種です。
• 葉の形はシダ植物のように細かく裂けており、葉の色が白緑色をしているため、柔らかな質感とお洒落な雰囲気があります。また葉には他のムルチフィダ種と同様にオレガノを思わせるような強い芳香があります。
• 樹形はブッシュ状、株の高さは約30～60cmに成長します。

水やりの仕方

レースラベンダー（エンジェルホワイト）は、茎や葉にある腺毛が水分を閉じ込める働きがあり、乾燥に非常に強いです。そのため、水やりの頻度が少ない植物になります。

一方で、過湿や多湿を苦手にしており、土がジメジメとした状態が続くことを嫌います。水分の多い状態が続くと、根腐れして枯れ込む事も多いため、水やりの頻度には注意が必要でしょう。

• 植え付けから定着まで
• 花芽が形成されるまで
• 花芽の形成後

植え付けから定着まで

乾燥に強い植物ですが、植え付け後から定着までの1週間程度は定期的な水やりが必要です。

土壌の表面が乾いてきたら水やりを行いましょう。

花芽が形成されるまで

花芽が形成されるまでは、土の表面から奥にかけて約５ｃｍ程度が乾いてきたら、もしくは葉が少し下がってきたタイミングで水やりを行います。

水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的、水を奥まで浸透させて根を深くまで張らせる目的があるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。

花芽の形成後

花芽の形成後から花が終わるまでは、水やりの頻度を少し増やしましょう。そうする事で、より多くの花が咲いて収穫量が増えます。

水やりのタイミングは、土の表面から約２ｃｍ～５ｃｍが乾いてきたら、水やりを行うといいでしょう。

水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的、水を奥まで浸透させて根を深くまで張らせる目的があるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。

肥料の与え方

レースラベンダーは、自生地が岩の多い場所などにあることからもわかる通り、栄養の乏しい土壌でも問題なく成長します。

レースラベンダー（エンジェルホワイト）は、土壌が肥沃すぎたり栄養が多すぎたりすると、病気や温度変化への耐性が落ちてしまったり、花の数が減ったりするなどの、さまざまな問題を引き起こしやすくなります。

そのため、土壌の状態や環境をみながら必要な量を与えるようにしましょう。

肥料の与え方

• 肥料を与える時期
• 肥料は活発に成長が始まる早春頃に一度だけあたえます。
• 肥料の選び方
• 肥料は肥効がゆっくりと出る緩効性肥料を与えるか、堆肥を入れて上げましょう。
• 肥料の与え方
• 緩効性肥料を与える場合は、製品に記載されている、規定された分量を規定された場所にあたえます。基本的には株から少し離れた場所に置き肥して与えると良いでしょう。また、水やりの際には、きちんと肥料が解けるように肥料に水を当ててください。
• 堆肥を入れる場合は、株のまわりに堆肥を数センチ程度盛るようにマルチングします。

剪定のやり方

レースラベンダー（エンジェルホワイト）の剪定は年に二回、晩冬から早春と開花期間中に行います。

それぞれ、剪定をする時期で、剪定する目的が変わりますが、適切に剪定をする事で株の寿命が伸びたり、見た目がよくなるなどの好影響が期待できます。

• 晩冬から早春の剪定
• 開花期間の剪定

晩冬から早春の剪定

晩冬から早春の剪定は、冬の間に損傷したり、枯れた部分を剪定して取り除いたり、木質化を遅らせたり、株の形状を整えたりする目的で行います。

剪定する際に注意する事は、完全に木質化した部分まで強く剪定しない事です。完全に木質化してる部分からは基本的に芽が出ないため、茎に最低でも三個の芽が残るようにしましょう。

剪定のやり方

• 株を観察して枯れたり損傷したりしている枝を捜して、園芸用のハサミで剪定して取り除きます。
• 株全体を観察しながら、株の中央の茎を少し高めに、外側の茎を短めに、ドーム状の樹形になるように剪定しましょう。剪定する量は株全体の三分の一または半分を目安にします。
• その際、必ず茎に三個以上の芽が残るようにして下さい。

開花期間中の剪定

開花期間中の剪定は、再開花を促す目的、見た目を改善する目的、風通しをよくする目的等で行われます。

剪定のやり方

• 開花期間中は、次の花を咲かせるために、花を出来るだけ早めに摘みしましょう。花を長く残すと種作りに栄養がまわり花数が減ったり、株が弱る原因となります。

夏越しする方法

レースラベンダーは、自生地が地中海沿岸にあります。地中海沿岸は、夏に強い日差しがさしますが、夏に雨が殆ど降らず乾燥している地中海性気候です。

レースラベンダー（エンジェルホワイト）は、基本的に夏の暑さには耐えますが、多湿には耐えられません。特に夏の暑さと多湿が組み合わさる複合ストレスに極端に弱く、日本の高温多湿環境で枯れる事もよくあります。

そのため、必要に応じた夏越し対策が必要になるでしょう。

夏越しで重要なポイント

• 夏場は、西日の当たらない半日影で育てた方が、株が弱りにくいでしょう。
  • 鉢植えであれば西日の当たらない場所に移動します。
• 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと、根腐れをして枯れる事があります。
  • 土壌の通気性・排水性をよくしておきましょう。
  • 軒下等の長雨に当たらない環境で育てることもひとつの対策になります。
  • 日当たりのよい環境で育てる事で、土壌が素早く乾燥して多湿を防げます。
  • 排水性の高い高台や傾斜地で育てると過湿や多湿を防げます。
• 極端な乾燥が続くと枯れたりする事があります。
  • 基本的には乾燥に強い植物ですが、夏場は乾燥しやすいため、土壌の状態を見ながら定期的に水やりを行いましょう。

冬越しする方法

Hardiness:8～10

レースラベンダー（エンジェルホワイト）は軽い霜であれば耐えられるため、暖地や平地であれば屋外で越冬させる事も可能です。

ただし、寒さで葉や茎が損傷したり、枯れたりする事もあるため、必要に応じた冬越し対策が必要でしょう。

冬越し対策

• 地植えしている場合
  • 寒さが厳しい地域で育てている場合は、支柱を立ててビニールを張りトンネルを作ったり、ミニ温室を作って上げるのもひとつの対策になります。
• 鉢植えで管理している場合
  • 鉢植えを軒下に移動して、霜から株を守りましょう。
  • 寒さの厳しい地域であれば、日当たりの良い屋内や、温室に移動して管理しましょう。

挿し木や株分けで増やす

レースラベンダーは挿し木によって増やす事ができます。

挿し木の方法

• 挿し木時期
• 挿し木する時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
• 培養土を準備します
• 挿し穂用の培養土には切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
• 培養土を容器に入れて事前に水をかけて湿らせておきます。
• 挿し穂を採取する
• 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。
• 挿し穂を整形する
• 挿し穂の長さを7～10cm程度にわけて、挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。
• 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
• 培養土に挿し穂を挿す
• 挿し穂を挿す場所を決めて、培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を空けておきます。
• 挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程をいれます。
• 管理
• 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。

播種で増やす

レースラベンダーの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:

植物の病気

レースラベンダーの病気

• 灰色カビ病
• 葉枯細菌病
• 枝枯病
• 疫病
• 根腐れ病

レースラベンダーの害虫

シルバーアヌーク

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（シルバーアヌーク）は、従来のフレンチラベンダーよりも葉の色がより白くて長持ちするため、殆ど一年を通してシルバーリーフとして楽しめる園芸品種です。
  • シルバーリーフは他の色との協調性がとても高く、周囲の色を引き立てる優れた働きがあります。また紫花との相性がとても良いため、上品さや高級感を感じさせるためラグジュアリーなお庭やエレガントなお庭などによくあいます。
• 花の色は、側面の苞葉が灰色・頂部の苞葉が紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約50cm、幅は約40cmになります。

プリンセス・ゴースト

園芸ネット プラス

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（プリンセス・ゴースト）は、オーストラリアのウォンガ・パークで新しく育種された園芸品種です。
• プリンセス・ゴーストの特徴は従来のフレンチラベンダーと比べて遥かに白く美しい白銀色のシルバーリーフと可愛らしさを感じさせる桃花にあります。
  • シルバーリーフと桃花の組み合わさは、女性が好むジュエリーのような可愛らしさと美しさがあります。そのため、高級感のあるラグジュアリーなお庭や、可愛いをテーマにするお庭などによく合う園芸品種です。
• 花の色は、側面の苞葉が暗紫色・頂部の苞葉が桃色・花の色が明度の高い紫色です。そのため、可愛らしさや上品さを感じさせるお庭等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～40cm、幅は約30～40cmになります。

マグナムスターパープル

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（マグナムスターパープル）は、小林花卉さんイクシュのオリジナル品種です
• マグナムスターパープルの特徴は従来のフレンチラベンダーと比べて花穂がとても大きく、また長い苞葉が側面からも出るため、八重咲き花のような豪華な花姿が楽しめる所にあります。
• 花の色は、側面の苞葉が緑色・頂部の苞葉が薄い紫色・花の色が濃い紫色に白色の覆輪が入ります。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約40～55cmになります。

ツインサマー

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（ツインサマー）は、デンマークのバタフライガーデン社で育種された園芸品種です。
• ツインサマーの特徴は、頂部の長い苞葉の色が紫色と白色のツートンカラーになり、マーブル模様のような不規則な色合いをつくる所です。※班は不安定なため白色が出ずに紫色の単色になる事も多いです。
• 花の色は、側面の苞葉が緑色または灰紫色・頂部の苞葉が明るい紫色と白色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～60cm、幅は約30～60cmになります。

金魚の舞

園芸ネット プラス

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（金魚の舞）は、ジャパンフラワーセレクション(2019-2020)の鉢物部門でジャパンフラワーセレクション入賞をした品種です。
• 金魚の舞の特徴は、花穂の側面からも長い苞葉がでるため八重咲き花のような豪華な花姿が楽しめる所、長い苞葉の色が１ヶ月程度経過すると紫色から桃色へと変化する所などにあります。
• 花の色は、側面の小さな苞葉が緑色から灰紫色・頂部と側面の長い苞葉が紫色から桃色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種になります。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約20～60cmになります。

プリマベーラ

園芸ネット予約店

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（プリマベーラ）は、花の大きさが咲き進むにつれて大きくなる所、開花期間がとても長く秋の終わり頃まで花が咲くこともある所などにあります。
• 花の色は、側面の苞葉が灰紫色・頂部の苞葉が鮮やかな紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、格式高く高貴な印象を与えるお庭や、深い闇や魔法などの神秘性を感じさせるテーマガーデンなどにおすすめです。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～50cm、幅は約30～50cmに成長します。

ビーブリリアント

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（ビーブリリアント）は一般的なフレンチラベンダーよりも早く開花が始まる早咲き性があり、また開花期間も長い園芸品種です。
• 株は下部でよく分枝して、茎が直立に成長する習慣があるため、ボリュームの良さと行儀の良さを感じさせる事ができます。
• 花の色は、側面の苞葉が灰色・頂部の苞葉が明るい紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～50cm、幅は30～50cmに成長します。

バンデラパープル

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（バンデラパープル）は、一般的なフレンチラベンダーよりも早く開花が始まる早咲き性があり、また繰り返し花が咲くため開花期間も長い園芸品種です。
• 株は矮性でコンパクトに成長する性質があり、茎の分枝がよく株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
• 花の色は、側面の苞葉が灰色または灰紫色・頂部の苞葉が明るい紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、上品さや優雅さをテーマにするエレガントガーデン等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約20～30cm、幅は20～30cmに成長します。

ピンクサマー

育て方・楽天で購入

• フレンチラベンダー（ピンクサマー）は、一般的なフレンチラベンダーよりも早く開花が始まる早咲き性があり、また開花期間も長い園芸品種です。
• 花の色は、側面の苞葉が灰緑色または灰紫色・頂部の苞葉が桃色・花の色が桃色または紫色です。そのため、可愛いをテーマにするお庭等にピッタリな品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約40～60cm、幅は40～60cmに成長します。

クラウン・シリーズ

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• フレンチラベンダー（クラウン・シリーズ）は、小林花卉さんオリジナルのストエカス種の園芸シリーズです。
• クラウン・シリーズは従来のフレンチラベンダーと比べて花のサイズが大きく、王冠を思わせるような巨大輪の花を咲かせる園芸シリーズです。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わり、鮮やかなピンク色が魅力的な「ガーネット」や、白色の苞葉とパールピンクの花が優しい雰囲気をつくる「ピンクパール」などがあります。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～60cm、幅は約40～50cmに成長します。

ラビノバ・シリーズ

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• フレンチラベンダー（ラビノバ・シリーズ）は、従来のフレンチラベンダーと比べて耐湿性があるため育てやすく、また開花期間が長めな所が魅力の園芸シリーズです。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
  • ライトピンク：側面の苞葉は緑色・頂部の苞葉は薄い桃色・花の色が薄い桃色です。薄い桃色は女性的な印象や優しい印象を与えるため、可愛いお庭などにピッタリな品種です。
  • ホットピンク：側面の苞葉は緑色または暗色・頂部の苞葉は薄い赤ピンク色・花の色が濃い赤ピンク色です。赤ピンク色は元気の良さや可愛らしさ、華やかさ印象を感じさせるため、可愛いをテーマにするお庭や複数の原色を組み合わせた明るくカラフルなお庭などにピッタリな品種です。
  • パープル：側面の苞葉は暗紫色または暗色・頂部の苞葉は紫色・花の色が濃い紫色です。そのため、高貴さを感じさせる格式高いお庭や、上品さや優雅さをテーマにするエレガントなお庭などにピッタリな品種です。
  • ホワイト：側面の苞葉は緑色・頂部の苞葉は白色・花の色が白色です。そのため、明るさや神聖さを感じさせるお庭などによくあいます。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約40～50cmに成長します。

シフォン・シリーズ

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• フレンチラベンダー（シフォン・シリーズ）は、矮性でコンパクトに成長する性質があり、株の根元での分枝がよく株を覆うようにたくさんの花を次々と咲かせる園芸シリーズです。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
  • パープルウイング：花の色は側面の苞葉が暗紫色・頂部の苞葉は暗紫色・花の色が紫色です。そのため、高貴さを感じさせる格式高いお庭や、上品さや優雅さをテーマにするエレガントなお庭などにピッタリな品種です。
  • ディープローズ：花の色は側面の苞葉が緑色または暗色・頂部の苞葉は桃色・花の色が濃い桃色です。そのため、可愛いをテーマにするお庭等にピッタリな品種です。
  • ホワイトフロスト：花の色は側面の苞葉が緑色・頂部の苞葉は白色・花の色が紫色です。そのため、上品さを感じさせるような園芸品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30cmに成長します。

ラヴェアンナ・シリーズ

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• フレンチラベンダー（ラヴェアンナ・シリーズ）は、一般的なフレンチラベンダーよりも早く開花が始まる早咲き性があり、株の根元での分枝がよく茎は直立に成長するためボリューム感と行儀の良さを感じさせる園芸シリーズです。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
  • ロリポップ：花の色は側面の苞葉が灰色・頂部の苞葉は桃色・花の色が桃色です。そのため、可愛いをテーマにするお庭等にピッタリな品種です。
  • ホワイトフロスト：花の色は側面の苞葉が緑色・頂部の苞葉は白色・花の色が紫色です。そのため、上品さを感じさせるような園芸品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約30～40cm、幅は約30～40cmに成長します。

シフォン・シリーズ

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• フレンチラベンダー（ラベラ・シリーズ）は、株の根元からの分枝がよく、茎は直立に成長するためボリューム感と行儀の良さを感じさせる園芸品種です。
• 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
  • ピュアホワイト：花の色は側面の苞葉が緑色・頂部の苞葉は白色・花の色が白色です。そのため、明るさや清潔感を感じさせるお庭や、神聖さを感じさせるギリシャ庭園などによくあいます。
  • ディープピンク：花の色は側面の苞葉が灰紫色・頂部の苞葉は明るい桃色・花の色が濃い桃色です。そのため、可愛いをテーマにするお庭や恋心をくすぐるようなロマンチックなお庭などによく合う園芸品種です。
• 樹形はブッシュ状、株は高さ約20～60cmに成長します。

水やりの仕方

フレンチラベンダー（カスティリャーノ）は、茎や葉にある腺毛が水分を閉じ込める働きがあり、乾燥に非常に強いです。そのため、水やりの頻度が少ない植物になります。

一方で、過湿や多湿を苦手にしており、土がジメジメとした状態が続くことを嫌います。水分の多い状態が続くと、根腐れして枯れ込む事も多いため、水やりの頻度には注意が必要でしょう。

• 植え付けから定着まで
• 花芽が形成されるまで
• 花芽の形成後

植え付けから定着まで

乾燥に強い植物ですが、植え付け後から定着までの1週間程度は定期的な水やりが必要です。

土壌の表面が乾いてきたら水やりを行いましょう。

花芽が形成されるまで

花芽が形成されるまでは、土の表面から奥にかけて約５ｃｍ程度が乾いてきたら、もしくは葉が少し下がってきたタイミングで水やりを行います。

水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的、水を奥まで浸透させて根を深くまで張らせる目的があるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。

花芽の形成後

花芽の形成後から花が終わるまでは、水やりの頻度を少し増やしましょう。そうする事で、より多くの花が咲いて収穫量が増えます。

水やりのタイミングは、土の表面から約２ｃｍ～５ｃｍが乾いてきたら、水やりを行うといいでしょう。

水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的、水を奥まで浸透させて根を深くまで張らせる目的があるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。

肥料の与え方

フレンチラベンダーは、自生地が岩の多い場所などにあることからもわかる通り、栄養の乏しい土壌でも問題なく成長します。

フレンチラベンダー（カスティリャーノ）は、土壌が肥沃すぎたり栄養が多すぎたりすると、病気や温度変化への耐性が落ちてしまったり、花の数が減ったりするなどの、さまざまな問題を引き起こしやすくなります。

そのため、土壌の状態や環境をみながら必要な量を与えるようにしましょう。

肥料の与え方

• 肥料を与える時期
• 肥料は活発に成長が始まる早春頃に一度だけあたえます。
• 肥料の選び方
• 肥料は肥効がゆっくりと出る緩効性肥料を与えるか、堆肥を入れて上げましょう。
• 肥料の与え方
• 緩効性肥料を与える場合は、製品に記載されている、規定された分量を規定された場所にあたえます。基本的には株から少し離れた場所に置き肥して与えると良いでしょう。また、水やりの際には、きちんと肥料が解けるように肥料に水を当ててください。
• 堆肥を入れる場合は、株のまわりに堆肥を数センチ程度盛るようにマルチングします。

剪定のやり方

フレンチラベンダー（カスティリャーノ）の剪定は年に二回、春と開花期間中に行います。

それぞれ、剪定をする時期で、剪定する目的が変わりますが、適切に剪定をする事で株の寿命が伸びたり、見た目がよくなるなどの好影響が期待できます。

• 春の剪定
• 開花期間の剪定

春の剪定

春の剪定は、冬の間に損傷したり、枯れた部分を剪定して取り除いたり、木質化を遅らせたり、株の形状を整えたりする目的で行います。

剪定する際に注意する事は、完全に木質化した部分まで強く剪定しない事です。完全に木質化してる部分からは基本的に芽が出ないため、茎に最低でも三個の芽が残るようにしましょう。

剪定のやり方

• 株を観察して枯れたり損傷したりしている枝を捜して、園芸用のハサミで剪定して取り除きます。
• 株全体を観察しながら、株の中央の茎を少し高めに、外側の茎を短めに、ドーム状の樹形になるように剪定しましょう。剪定する量は株全体の三分の一または半分を目安にします。
• その際、必ず茎に三個以上の芽が残るようにして下さい。

開花期間中の剪定

開花期間中の剪定は、再開花を促す目的、見た目を改善する目的、風通しをよくする目的等で行われます。

剪定のやり方

• 開花期間中は、次の花を咲かせるために、花を出来るだけ早めに摘みしましょう。花を長く残すと種作りに栄養がまわり花数が減ったり、株が弱る原因となります。

夏越しする方法

フレンチラベンダーは、自生地が地中海沿岸にあります。地中海沿岸は、夏に強い日差しがさしますが、夏に雨が殆ど降らず乾燥している地中海性気候です。

フレンチラベンダー（カスティリャーノ）は、基本的に夏の暑さには耐えますが、多湿には耐えられません。特に夏の暑さと多湿が組み合わさる複合ストレスに極端に弱く、日本の高温多湿環境で枯れる事もよくあります。

そのため、必要に応じた夏越し対策が必要になるでしょう。

夏越しで重要なポイント

• 夏場は、西日の当たらない半日影で育てた方が、株が弱りにくいでしょう。
  • 鉢植えであれば西日の当たらない場所に移動します。
• 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと、根腐れをして枯れる事があります。
  • 土壌の通気性・排水性をよくしておきましょう。
  • 軒下等の長雨に当たらない環境で育てることもひとつの対策になります。
  • 日当たりのよい環境で育てる事で、土壌が素早く乾燥して多湿を防げます。
  • 排水性の高い高台や傾斜地で育てると過湿や多湿を防げます。
• 極端な乾燥が続くと枯れたりする事があります。
  • 基本的には乾燥に強い植物ですが、夏場は乾燥しやすいため、土壌の状態を見ながら定期的に水やりを行いましょう。

冬越しする方法

Hardiness:7～10

フレンチラベンダー（カスティリャーノ）は軽い霜であれば耐えられるため、暖地や平地であれば屋外で越冬させる事も可能です。

ただし、寒さで葉や茎が損傷したり、枯れたりする事もあるため、必要に応じた冬越し対策が必要でしょう。

冬越し対策

• 地植えしている場合
  • 寒さが厳しい地域で育てている場合は、支柱を立ててビニールを張りトンネルを作ったり、ミニ温室を作って上げるのもひとつの対策になります。
• 鉢植えで管理している場合
  • 鉢植えを軒下に移動して、霜から株を守りましょう。
  • 寒さの厳しい地域であれば、日当たりの良い屋内や、温室に移動して管理しましょう。

挿し木や株分けで増やす

フレンチラベンダーは挿し木によって増やす事ができます。

挿し木の方法

• 挿し木時期
• 挿し木する時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
• 培養土を準備します
• 挿し穂用の培養土には切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
• 培養土を容器に入れて事前に水をかけて湿らせておきます。
• 挿し穂を採取する
• 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。
• 挿し穂を整形する
• 挿し穂の長さを7～10cm程度にわけて、挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。
• 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
• 培養土に挿し穂を挿す
• 挿し穂を挿す場所を決めて、培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を空けておきます。
• 挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程をいれます。
• 管理
• 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。

播種で増やす

フレンチラベンダーの種蒔の方法
播種時期:3月～4月・9月～10月
発芽適温:約15～20度
発芽日数:二週間以上
発芽条件:

1. 種まきの時期
   • 3月～4月または9月～10月です。
2. 土の準備
   • 種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。花壇の土に撒くことも可能です。
3. 種の撒き方
   • 種は重ならないように、土の上に点まき、または条まきします。
   • 種を指で軽く押し込み、土との密着させて、上から土を軽く被せます。※鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくします。
4. 種まき後の管理
   • 種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
   • いつまでも発芽しない場合は種に発芽する力がないか、生理的休眠状態にあり、低温湿層処理が必要な場合があります。

植物の病気

フレンチラベンダーの病気

• 灰色カビ病
• 葉枯細菌病
• 枝枯病
• 疫病
• 根腐れ病

フレンチラベンダーの害虫