原産:北アメリカ
科:キク(Asteraceae)
属:アキノキリンソウ/ソリダコ(Solidago)
種:ルゴサ(rugosa)
別名:ウィンクルリーフ・ゴールデンロド(wrinkleleaf goldenrod)/ロウ・ステムド・ゴールデンロド(rough-stemmed goldenrod)
品種:ファイヤーワークス(solidago rugosa fireworks)
開花時期:7月~10月(8月~9月に最も開花)
花の色:黄色●
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約90cm
誕生花:8月13日/10月19日
花言葉:「警戒」「警告」「予防」「用心」「安心」
用途:背が高い花
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ソリダコ(ファイヤーワークス)は分枝した茎が横へと優雅に広がる草姿と、色鮮やかな黄色の長い花穂が、迫力ある「花火」を連想させる魅力的な園芸品種です。色鮮やかな黄色の花は、単体でもお庭を明るく彩りポジティブな雰囲気を作りますが、対比する赤色や青色の葉や花と合わせるとカラフルで元気な雰囲気のお庭をつくる事も出来ます。
開花時期は夏から秋、花色は黄色、個々の花(頭花)は舌状花と筒状花が組み合わさり、花序は花(頭花)が円錐花序に集まり咲きます。草姿は直立で根茎により広がり高さ約90cm × 幅は約90cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形もしくは楕円形で縁部分に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
ソリダコ(ルゴサ)とは!?
ソリダコ(ルゴサ)の学名Solidago rugosa、別名では「ウィンクルリーフ・ゴールデンロド(wrinkleleaf goldenrod)」や「ロウ・ステムド・ゴールデンロド(rough-stemmed goldenrod)」とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。
ソリダコ(ルゴサ)の語源(由来)
- 属名のSolidagoはラテン語で「完全な」を意味する「solidus」と、接尾辞で「状態」を意味する「ago」の2語からきており、以前は傷薬として利用されていた事に由来しています。
- 種小名のrugosaはラテン語で「皺(シワ)」を意味しており、葉に皺がある事に由来します。
- 英名のwrinkleleaf goldenrodは「wrinkle(シワ)」のある「leaf (葉)」をもつ「goldenrodアキノキリンソウ」を意味します。
ソリダコ(ルゴサ)の特徴(魅力)
- ソリダコ(ルゴサ)は春に根茎から多数の芽を出して群生を作ります。
- 茎は最大2mの高さにまでなり
- ↳分枝した茎は水平に大きく広がります。
- ↳中心の茎は重さで少し傾く場合もありますが倒れる事は殆どないためサポート不要です。
- 花は非常に多花性でキク科に多い頭花を穂状に長く連ねます。
- ↳分枝して横へと水平に伸びる茎にも花が咲くため
- ↳アーチ状に広がる優雅な雰囲気の花姿が鑑賞できます。
- 群生して優雅に広がる草姿は遠くからでも分かる程に目立ちお庭の景観植物となります。
- ↳色鮮やかな黄色の花は単体でもお庭を明るく彩りポジティブな雰囲気を作りますが、対比する赤色や青色の葉や花と合わせるとカラフルで元気な雰囲気のお庭をつくる事も出来ます。
- ソリダコ(ルゴサ)は夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫です。
- ↳また肥料や水遣りも殆ど不要なため放ったらかしでも育てられます。
ソリダコ(ルゴサ)は地面下で広がる根茎をもっており、根茎からは直立に伸びる茎を何本も出し群生をつくります。茎の色は緑色もしくは赤褐色で白色の毛が生えており、直立に伸びる茎は途中で分枝して、分枝した茎は横(水平)に大きく広がる傾向にあり、高さ約30(~200)cm幅は約30(~200)cmの間で成長します。葉は茎に対して互生葉序に配置され、葉の大きさは長さ約6.5(~10)cm幅約2(~3)cmあり、葉身は披針形もしくは楕円形で縁部分に鋸歯があります。花序は花(頭花)が長さ7(~50)cmの円錐花序に集まり、個々の花(頭花)は黄色の舌状花と筒状花が集まります。
ソリダコ(ルゴサ)の栽培方法
園芸では、細長く美しい黄色の花穂を鑑賞する目的で育てられる事が多く、非常に大きく成長する事からお庭のイメージをつくる景観植物として利用できます。植える際は根茎で広がりながら高さ幅ともに非常に大きく成長するため、花壇の後方に植えて背景として利用するのがいいでしょう。
ソリダコ(ルゴサ)を育てる際に注意する事は基本的にありません。夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で、一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため、放ったらかしでも育ちます。
アキノキリンソウ(ソリダコ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
アキノキリンソウ(ソリダコ)の珍しい種類、主な種と園芸品種の紹介【2022】
ソリダコ(ファイヤーワークス)の育て方
花壇の土づくり
ソリダコ(ファイヤーワークス)は日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。その為、直射日光が6時間以上当たる日向に植える事が理想ですが、直射日光3時間~5時間の半日影で育てる事もできます。
ソリダコ(ファイヤーワークス)は乾燥に強く栄養の少ない不毛な土壌で育ち、また粘土質な土壌も比較的に許容します。一般的には適度に有機物(腐葉土等)が入る砂質(川砂やパーライト等)が多い砂壌土に植えてあげるといいでしょう。肥沃すぎる土壌では花が少なくなり葉が多くなる事があります。
植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて通気性を高めるパーライトや軽石等を入れ、肥沃さと膨軟性を高める堆肥等の改良用土を入れて土壌を改善しましょう。
鉢土づくり
ソリダコ(ファイヤーワークス)は日光のよく当たる場所で管理しましょう。
培養土は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の例
- 赤玉土6割+腐葉土4割+元肥
水やりの仕方
ソリダコ(ファイヤーワークス)を地植えしている場合は一度根付くと水やりは基本的に不要で降水のみで育てられます。
鉢植えで育てていたり、降水がなく乾燥が続いたりする場合等は、土の表面もしくは表層が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
肥料の与え方
ソリダコ(ファイヤーワークス)は栄養の乏しい土壌でも問題なく育ち基本的に肥料を必要としませんが、春に軽く肥料を与える事も出来ます。ただし多すぎる肥料は茎が徒長して倒れやすくなったり、花の数が減ったりする事があります。
肥料の与え方
- 肥料は基本的に不要ですが、与える場合は春に施肥しましょう。
- ↳必要に応じて土質を改善する堆肥を入れて緩効性肥料を置き肥します。
剪定のやり方
ソリダコ(ファイヤーワークス)の剪定は晩冬に行います。地際付近から強く切り戻ししましょう。また根茎により広がるため、不要な部分はスコップを使い削減しましょう。
夏越しする方法
ソリダコ(ファイヤーワークス)は夏の暑さに強く基本的に夏越し対策不要です。
冬越しする方法
Hardiness:4a~8b
ソリダコ(ファイヤーワークス)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。
挿し木や株分けで増やす
ソリダコ(ファイヤーワークス)は挿し木や株分けによって増やす事ができます。
ソリダコ(ファイヤーワークス)の挿し木手順
- ソリダコ(ファイヤーワークス)の挿し木時期は生育が活発で発根力が高い初夏が適します。
- 挿し穂の長さ約7cmでカットしましょう。
- 上部の葉を残し下部の葉をとります。
- 水を入れたコップに30分程浸けて水揚げを行いましょう。
- 水揚げしたら挿し穂をコップから出して、湿らせた培養土に挿して下さい。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう
ソリダコ(ファイヤーワークス)の株分け手順
- ソリダコ(ファイヤーワークス)の株分け時期は成長が始まる前の早春が最適です。
- スコップを使い株を掘りあげます。
- スコップもしくはナイフ等を利用して株(根茎)を個々に切り分けます。
- 株分けした株は、必要な場所に植え直して水をたっぷり与えましょう。
播種で増やす
ソリダコ(ルゴサ)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
ソリダコ(ルゴサ)の病気
ソリダコ(ルゴサ)の害虫
- ハモグリバエ
- アブラムシ