宿根草の紹介

原産:地中海沿岸
科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae)
属:アリウム／ネギ(Allium)
種:ネアポリタヌム(neapolitanum)
同義語(syn.):コワニー(cowanii)
開花時期:4月～6月
花の色:白色〇
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約30～40cm
誕生花:5月16日／7月23日
花言葉:正しい主張／くじけない心
用途:切り花

アリウム(コワニー)とは！？

アリウム(コワニー)は学名Allium cowanii、一般的にはアリウム・ネアポリタヌム(Allium neapolitanum)として知られており、アリウム(コワニー)は同義語として扱われています。

アリウム(コワニー)の語源(由来)

• 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
• 種小名のneapolitanumはイタリアの「ナポリの」を意味しています。

アリウム(コワニー)の特徴(魅力)

• アリウム(コワニー)は他のアリウムと比べて個々の花の花被片が大きくカップ状に咲きます。
• 花は美しい純白をしているため英名では「White garlic」とも呼ばれます。
• ↳純白の花は明るく清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等におすすめです。
• 花(花序)は他のアリウムと比べて小花の数が約10から25個と少なめです。
• ↳花(小花)は半球状に集まり直径7～10cmの大きさになります。
• 個性的な色と形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
• ↳切り花としては水揚げが良く日持ちが約1週間と長いです。
• ↳花には香りがあり部屋に飾ると心地よい芳香が広がります。
• 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
• 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
• 地面下に直径2cm以下の球根(鱗茎)をもちます。

アリウム(コワニー)は地面下に直径約2cm以下の球根(鱗茎)があり、球根(鱗茎)は薄皮に包まれ薄黄色をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約15(～50)cm幅約0.5(2)cmあり、葉身の形は線形です。花茎は30(～40)cmに伸び、花序は約10(～25)個の花が集まり直径約7(～10)cmの散形花序をつくり、個々の花は白色の花被片が6個、黄色(～緑色)の雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果です。

開花時期は春から初夏、花色は白色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約7(～10)cmの散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは最大約30(40)cm × 幅は約25(30)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。

アリウム(コワニー)の切り花の楽しみ方

• アリウム(コワニー)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
• 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
• アリウム(コワニー)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
• 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
• 収穫したアリウム(ネアポリタヌム)を水に漬けて水切りを行います。
• 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
• ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7日程度です。
• 管理は必要に応じて数日(約1～3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。

水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1～5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。

アリウム(コワニー)の栽培方法

園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が集まり球状に咲く豪華な花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。

アリウム(コワニー)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。

アリウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

アリウムの珍しい種類と主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

アリウム(コワニー)の育て方

花壇の土づくり

アリウム(コワニー)は健康な成長を促すために直射日光が6時間以上当たる日向で育てましょう。

アリウム(コワニー)は、基本的に水捌けと通気性がよく適度に肥沃な土壌を好みます。水分が停滞する様な粘土質な土壌では球根(鱗茎)が腐敗する原因になるため避けましょう。

植付けの前に土壌診断を行い、土壌が粘土質で硬かったりする場合は、必要に応じて通気性を高める川砂やパーライト等を入れたり、また肥沃さと膨軟性を高める目的で腐葉土やバーク堆肥を入れ土壌改善を行いましょう。

球根(鱗茎)の植え付けは9月～10月に行います。植え付ける深さは約5～10cmもしくは球根(鱗茎)2～3個分の深さに植え付けます。

鉢土づくり

アリウム(コワニー)は基本的に直射日光が6時間以上あたる日向で管理しましょう。

アリウム(コワニー)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。

培養土の配合例

1. 赤玉土(小粒)7割＋腐葉土3割＋元肥(適量)
2. 赤玉土(5割)＋腐葉土(3割)＋パーライト(2割)＋元肥(適量)

水やりの仕方

アリウム(コワニー)を浸水する様な状態を嫌いますが、旺盛に成長する時期はしっかり水やりを行いましょう。また活着すると、乾燥に強くなります。

水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。

肥料の与え方

アリウム(コワニー)は多くの肥料を必要としません。肥料は植付け時もしくは秋に元肥を入れるのみです。また基本的には不要ですが早春に再度追肥する事もできます。

肥料の与え方

1. アリウム(コワニー)の植付けは秋に行われるため、元肥は秋に入れます。
2. 元肥は緩効性肥料もしくは配合肥料(有機肥料)を選び成分は窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料もしくは、リンが多めに入る山型肥料を選びましょう。
3. 元肥の入れ方は全面施肥(培養土もしくは土に均一に混ぜ込む)しましょう。
4. 追肥は基本的に不要です。
5. 追肥する場合は早春に緩効性肥料を与えましょう。

剪定のやり方

アリウム(コワニー)の剪定は基本的に不要です。

枯れた葉や花を必要に応じて取り除きましょう。

夏越しする方法

アリウム(コワニー)は夏の間も植えっぱなしで育てる事も出来ます。

ただし休眠中は夏の長雨による浸水や高温多湿で球根が腐敗しやすくなるため、必要に応じて球根を掘りあげて乾燥貯蔵する事も出来ます。

アリウム(コワニー)の夏越し対策

• 花が終わり地上部の葉が枯れてしまったら晴天の日に球根を掘りあげます。
• 日陰で数日乾燥させます。
• ネットに球根を入れたら、風通しの良い冷暗所で乾燥貯蔵します。
• 秋の植え付け時期に植え直します。

冬越しする方法

Hardiness:7b～10a

アリウム(コワニー)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。

挿し木や株分けで増やす

アリウム(コワニー)は分球によって増やす事ができます。

分球

アリウム(コワニー)は花や葉が枯れる7月頃に球根を掘りあげ分球して増やすことが出来ます。分球後は秋まで保管して再度植え直します。

播種で増やす

アリウム(コワニー)の種蒔の方法
播種時期:3月～4月・10月～11月 
発芽適温:約20度
発芽日数:
発芽条件:

種まき手順

1. アリウム(コワニー)の種を秋に撒き、春に発芽させる場合はそのまま種を撒いて問題ありません。
2. 冬の寒さを経験させない場合はポリ袋の中にやや湿らせたバーミキュライトと種を入れ、冷蔵庫(約4度)の中で6～8週間保管して種を撒きます。
3. 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
4. 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
5. 種の上に軽く土を被せます。
6. 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、必ず土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。

植物の病気

アリウム(コワニー)の病気

1. アリウム腐敗病
2. 黒斑病
3. さび病
4. 疫病

アリウム(コワニー)の害虫

1. アブラムシ

原産:地中海沿岸
科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae)
属:アリウム／ネギ(Allium)
種:アメジスチヌム(amethystinum)
別名:アメジスト アリウム(amethyst allium)／ドラムスティック オニオン(drumstick onions)
品種:フォアロック(forelock)
開花時期:6月～7月
花の色:赤色●
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約100cm
誕生花:5月16日／7月23日
花言葉:正しい主張／くじけない心
用途:切り花

アリウム(フォアロック)とは！？

アリウム(フォアロック)はドーナツに粉砂糖をまぶした様な花色と、球状の形をした花が魅力的な園芸品種です。花は白色の雄蕊と雌蕊が突出するため全体的に白色を帯びており、花の頂部は花柄が長くなるため個性的な雰囲気の花姿をつくります。

開花時期は初夏から夏、花色は赤色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)をもち高さは最大約100cm × 幅は約45cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は円柱形です。

アリウム(アメジスチヌム)とは！？

アリウム(アメジスチヌム)は学名Allium amethystinum、別名「アメジスト アリウム(amethyst allium)」や「ドラムスティック オニオン(drumstick onions)」等とも呼ばれる地中海沿岸に自生する多年草です。

アリウム(アメジスチヌム)の語源(由来)

• 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
• 種小名のamethystinumは古代ギリシャ語で「アメジスト」を意味する「ἀμεθῠ́στῐνος(amethústinos)」からきています。

アリウム(アメジスチヌム)の特徴(魅力)

• アリウム(アメジスチヌム)の花は球形ですが上部の花柄が著しく長くなる事がありモヒカンを思わせる様な個性的な花姿をつくります。
• 花の色は成熟するにつれて緑色から赤色へと色が変わります。
• 個々の花の花被片は大きく開かず白色(～黄色)の雄蕊・雌蕊が突出するため粉を吹いたような独特な花色になる事もあります。
• 個性的な形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
• 管理の仕方でもかわりますが切り花の日持ちは約1～2週間と長いです。
• 葉はネギ等を連想させる様な円柱形をしています。
• 葉の多くは花が開花するまでに枯れます。
• 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
• 地面下にある球根(鱗茎)をもちます。

アリウム(アメジスチヌム)の切り花の楽しみ方

• アリウム(アメジスチヌム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
• 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
• アリウム(アメジスチヌム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
• 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
• 収穫したアリウム(アメジスチヌム)を水に漬けて水切りを行います。
• 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
• ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7～14日程度です。
• 管理は必要に応じて数日(約1～3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。

水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1～5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。

アリウム(アメジスチヌム)の栽培方法

園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲く個性的な花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。

アリウム(アメジスチヌム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。

アリウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

アリウムの珍しい種類と主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

アリウム(フォアロック)の育て方

花壇の土づくり

アリウム(フォアロック)は健康な成長を促すために直射日光が6時間以上当たる日向で育てましょう。

アリウム(フォアロック)は、基本的に水捌けと通気性がよく適度に肥沃な土壌を好みます。水分が停滞する様な粘土質な土壌では球根(鱗茎)が腐敗する原因になるため避けましょう。

植付けの前に土壌診断を行い、土壌が粘土質で硬かったりする場合は、必要に応じて通気性を高める川砂やパーライト等を入れたり、また肥沃さと膨軟性を高める目的で腐葉土やバーク堆肥を入れ土壌改善を行いましょう。

球根(鱗茎)の植え付けは9月～10月に行います。植え付ける深さは球根(鱗茎)２～３個分の深さに植え付けます。

鉢土づくり

アリウム(フォアロック)は基本的に直射日光が6時間以上あたる日向で管理しましょう。

アリウム(フォアロック)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。

培養土の配合例

1. 赤玉土(小粒)7割＋腐葉土3割＋元肥(適量)
2. 赤玉土(5割)＋腐葉土(3割)＋パーライト(2割)＋元肥(適量)

水やりの仕方

アリウム(フォアロック)を浸水する様な状態を嫌いますが、旺盛に成長する時期はしっかり水やりを行いましょう。また活着すると、乾燥に強くなります。

水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。

肥料の与え方

アリウム(フォアロック)は多くの肥料を必要としません。肥料は植付け時もしくは秋に元肥を入れるのみです。また基本的には不要ですが早春に再度追肥する事もできます。

肥料の与え方

1. アリウム(フォアロック)の植付けは秋に行われるため、元肥は秋に入れます。
2. 元肥は緩効性肥料もしくは配合肥料(有機肥料)を選び成分は窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料もしくは、リンが多めに入る山型肥料を選びましょう。
3. 元肥の入れ方は全面施肥(培養土もしくは土に均一に混ぜ込む)しましょう。
4. 追肥は基本的に不要です。
5. 追肥する場合は早春に緩効性肥料を与えましょう。

剪定のやり方

アリウム(フォアロック)の剪定は基本的に不要です。

枯れた葉や花を必要に応じて取り除きましょう。

夏越しする方法

アリウム(フォアロック)は夏の間も植えっぱなしで育てる事も出来ます。

ただし休眠中は夏の長雨による浸水や高温多湿で球根が腐敗しやすくなるため、必要に応じて球根を掘りあげて乾燥貯蔵する事も出来ます。

アリウム(フォアロック)の夏越し対策

• 花が終わり地上部の葉が枯れてしまったら晴天の日に球根を掘りあげます。
• 日陰で数日乾燥させます。
• ネットに球根を入れたら、風通しの良い冷暗所で乾燥貯蔵します。
• 秋の植え付け時期に植え直します。

冬越しする方法

Hardiness:4b～8a

アリウム(フォアロック)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。

挿し木や株分けで増やす

アリウム(フォアロック)は分球によって増やす事ができます。

分球

アリウム(フォアロック)は花や葉が枯れる7月頃に球根を掘りあげ分球して増やすことが出来ます。分球後は秋まで保管して再度植え直します。

分球後の子球が通常綺麗な開花を迎えるまでに2年程かかります。

播種で増やす

アリウム(アメジスチヌム)の種蒔の方法
播種時期:3月～4月・10月～11月 
発芽適温:約20度
発芽日数:
発芽条件:

種まき手順

1. アリウム(アメジスチヌム)の種を秋に撒き、春に発芽させる場合はそのまま種を撒いて問題ありません。
2. 冬の寒さを経験させない場合はポリ袋の中にやや湿らせたバーミキュライトと種を入れ、冷蔵庫(約4度)の中で6～8週間保管して種を撒きます。
3. 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
4. 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
5. 種の上に軽く土を被せます。
6. 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、必ず土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。

植物の病気

アリウム(アメジスチヌム)の病気

1. アリウム腐敗病
2. 黒斑病
3. さび病
4. 疫病

アリウム(アメジスチヌム)の害虫

1. アブラムシ

原産:中央アジア
科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae)
属:アリウム／ネギ(Allium)
種:カラタビエンセ(karataviense)
別名:テュルキスタン オニオン(Turkistan Onion)
品種:アイボリークィーン(ivory queen)
開花時期:5月～6月
花の色:白色〇
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約20cm
誕生花:5月16日／7月23日
花言葉:正しい主張／くじけない心
用途:

アリウム(アイボリークィーン)とは！？

アリウム(アイボリークィーン)は、中央から外側へと優雅に広がる葉の姿と、葉に乗るように咲く直径約12cmの球形をした白色の花が魅力の園芸品種です。

開花時期は晩春から初夏、花色は白色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約12cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは最大約20cm × 幅は約30cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は広楕円形です。

アリウム(カラタビエンセ)とは！？

アリウム(カラタビエンセ種)は学名Allium karataviense、別名「テュルキスタン オニオン(Turkistan Onion)」とも呼ばれる中央アジア(イスラエル／パレスチナ／シリア／レバノン／トルコ／リビア)が原産の多年草です。

アリウム(カラタビエンセ)の語源(由来)

• 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
• 種小名のkaratavienseは「カラタウ山脈(Karatau mountains)」からきており、自生地に由来します。

アリウム(カラタビエンセ)の特徴(魅力)

• アリウム(カラタビエンセ)は他のアリウムと比較して花茎が極端に短く葉の上に乗るような花の姿が特徴です。
• 花は星の様な小花が球状に集まり直径10～15cmの花を咲かせます。
• 花色が豊富で通常は白色ですが品種により桃色や赤色や紫色があります。
• 葉は一般的なアリウムより幅広い葉の形(広楕円形)をしています。
• ↳葉身の大きさは長さ約20cm幅約10cmあります。
• 葉は基部から出てロゼット状に広がります。
• 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
• 地面下にある球根(鱗茎)があります。

アリウム(カラタビエンセ)の栽培方法

アリウム(カラタビエンセ)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。

アリウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

アリウムの珍しい種類と主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

アリウム(アイボリークィーン)の育て方

花壇の土づくり

アリウム(アイボリークィーン)は健康な成長を促すために直射日光が6時間以上当たる日向で育てましょう。

アリウム(アイボリークィーン)は、基本的に水捌けと通気性がよく適度に肥沃な土壌を好みます。水分が停滞する様な粘土質な土壌では球根(鱗茎)が腐敗する原因になるため避けましょう。

植付けの前に土壌診断を行い、土壌が粘土質で硬かったりする場合は、必要に応じて通気性を高める川砂やパーライト等を入れたり、また肥沃さと膨軟性を高める目的で腐葉土やバーク堆肥を入れ土壌改善を行いましょう。

球根(鱗茎)の植え付けは9月～10月に行います。植え付ける深さは約10～15cmもしくは球根(鱗茎)２～３個分の深さに植え付けます。

鉢土づくり

アリウム(アイボリークィーン)は基本的に直射日光が6時間以上あたる日向で管理しましょう。

アリウム(アイボリークィーン)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。

培養土の配合例

1. 赤玉土(小粒)7割＋腐葉土3割＋元肥(適量)
2. 赤玉土(5割)＋腐葉土(3割)＋パーライト(2割)＋元肥(適量)

水やりの仕方

アリウム(アイボリークィーン)を浸水する様な状態を嫌いますが、旺盛に成長する時期はしっかり水やりを行いましょう。また活着すると、乾燥に強くなります。

水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。

肥料の与え方

アリウム(アイボリークィーン)は多くの肥料を必要としません。肥料は植付け時もしくは秋に元肥を入れるのみです。また基本的には不要ですが早春に再度追肥する事もできます。

肥料の与え方

1. アリウム(アイボリークィーン)の植付けは秋に行われるため、元肥は秋に入れます。
2. 元肥は緩効性肥料もしくは配合肥料(有機肥料)を選び成分は窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料もしくは、リンが多めに入る山型肥料を選びましょう。
3. 元肥の入れ方は全面施肥(培養土もしくは土に均一に混ぜ込む)しましょう。
4. 追肥は基本的に不要です。
5. 追肥する場合は早春に緩効性肥料を与えましょう。

剪定のやり方

アリウム(アイボリークィーン)の剪定は基本的に不要です。

枯れた葉や花を必要に応じて取り除きましょう。

夏越しする方法

アリウム(アイボリークィーン)は夏の間も植えっぱなしで育てる事も出来ます。

ただし休眠中は夏の長雨による浸水や高温多湿で球根が腐敗しやすくなるため、必要に応じて球根を掘りあげて乾燥貯蔵する事も出来ます。

アリウム(アイボリークィーン)の夏越し対策

• 花が終わり地上部の葉が枯れてしまったら晴天の日に球根を掘りあげます。
• 日陰で数日乾燥させます。
• ネットに球根を入れたら、風通しの良い冷暗所で乾燥貯蔵します。
• 秋の植え付け時期に植え直します。

冬越しする方法

Hardiness:4b～9a

アリウム(アイボリークィーン)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。

挿し木や株分けで増やす

アリウム(アイボリークィーン)は分球によって増やす事ができます。

分球

アリウム(アイボリークィーン)は花や葉が枯れる7月頃に球根を掘りあげ分球して増やすことが出来ます。分球後は秋まで保管して再度植え直します。

分球後の子球が通常綺麗な開花を迎えるまでに2年程かかります。

播種で増やす

アリウム(カラタビエンセ)の種蒔の方法
播種時期:3月～4月・10月～11月 
発芽適温:約20度
発芽日数:
発芽条件:

種まき手順

1. アリウム(カラタビエンセ)の種を秋に撒き、春に発芽させる場合はそのまま種を撒いて問題ありません。
2. 冬の寒さを経験させない場合はポリ袋の中にやや湿らせたバーミキュライトと種を入れ、冷蔵庫(約4度)の中で6～8週間保管して種を撒きます。
3. 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
4. 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
5. 種の上に軽く土を被せます。
6. 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、必ず土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。

植物の病気

アリウム(カラタビエンセ)の病気

1. アリウム腐敗病
2. 黒斑病
3. さび病
4. 疫病

アリウム(カラタビエンセ)の害虫

1. アブラムシ

原産:イラン／キルギスタン
科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae)
属:アリウム／ネギ(Allium)
種:ホランディクム(hollandicum)
別名:ダッチ ガーリック(Dutch garlic)
品種:パープル センセーション(purple sensation)
開花時期:5月～6月
花の色:紫色●
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約約60～90cm
誕生花:5月16日／7月23日
花言葉:正しい主張／くじけない心
用途:背が高い花／切り花

アリウム(パープル センセーション)とは！？

アリウム(パープル センセーション)は花の直径が約8cmあり、完全な球形をしている洗練された花姿と、色鮮やか紫色の花色が魅力の園芸品種です。紫色の美しい花色は、高貴(貴族等)な印象やミステリアスな印象を与えるため、格式が高そうな気品のあるお庭や、ミステリアスで幻想的な雰囲気のあるお庭等によく会うでしょう。

開花時期は晩春から初夏、花色は紫色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約8cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは最大約60(90)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。

アリウム(ホランディクム)とは！？

アリウム(ホランディクム)は学名Allium hollandicum、別名「ダッチ ガーリック(Dutch garlic)」とも呼ばれるイラン及びキルギスタン原産の多年草です。

アリウム(ホランディクム)の語源(由来)

• 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
• 種小名のhollandicumはオランダ(holland)に由来します。

アリウム(ホランディクム)の特徴(魅力)

• アリウム(ホランディクム)は花茎が90cm迄の高さに達します。
• 花の大きさは直径約10cm迄になります。
• ↳花(花序)には小花が多く密に集まり咲くためボリューミーです。
• 花は花茎が真っ直ぐ伸び大きく豪華な花を咲かせるため切り花として高い人気があります。
• ↳水揚げが良く日持ちが約1～2週間と長いです。
• 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
• 葉は線形で長さは最大60cm迄になります。
• 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
• 地面下にある球根は直径約5～7.5cmの大きさがあります。

アリウム(ホランディクム)は地面下に直径約5～7.5cmの鱗茎があり、鱗茎は薄皮に包まれ白色(～薄黄色)をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色でやや白色を帯び、葉身の長さは約60cm、葉身の形は線形です。花茎は60(～90)cmに伸び、花序は直径約8(～10)cmの散形花序をつくり、個々の花は花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。

アリウム(ホランディクム)の切り花の楽しみ方

• アリウム(ホランディクム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
• 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
• アリウム(ホランディクム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
• 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
• 収穫したアリウム(ホランディクム)を水に漬けて水切りを行います。
• 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
• ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7～14日程度です。
• 管理は必要に応じて数日(約1～3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。

水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1～5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。

アリウム(ホランディクム)の栽培方法

園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。

アリウム(ホランディクム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。

アリウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

アリウムの珍しい種類と主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

アリウム(パープル センセーション)の育て方

花壇の土づくり

アリウム(パープル センセーション)は健康な成長を促すために直射日光が6時間以上当たる日向で育てましょう。

アリウム(パープル センセーション)は、基本的に水捌けと通気性がよく適度に肥沃な土壌を好みます。水分が停滞する様な粘土質な土壌では球根(鱗茎)が腐敗する原因になるため避けましょう。

植付けの前に土壌診断を行い、土壌が粘土質で硬かったりする場合は、必要に応じて通気性を高める川砂やパーライト等を入れたり、また肥沃さと膨軟性を高める目的で腐葉土やバーク堆肥を入れ土壌改善を行いましょう。

球根(鱗茎)の植え付けは9月～10月に行います。植え付ける深さは約10～15cmもしくは球根(鱗茎)２～３個分の深さに植え付けます。

鉢土づくり

アリウム(パープル センセーション)は基本的に直射日光が6時間以上あたる日向で管理しましょう。

アリウム(パープル センセーション)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。

培養土の配合例

1. 赤玉土(小粒)7割＋腐葉土3割＋元肥(適量)
2. 赤玉土(5割)＋腐葉土(3割)＋パーライト(2割)＋元肥(適量)

水やりの仕方

アリウム(パープル センセーション)を浸水する様な状態を嫌いますが、旺盛に成長する時期はしっかり水やりを行いましょう。また活着すると、乾燥に強くなります。

水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。

肥料の与え方

アリウム(パープル センセーション)は多くの肥料を必要としません。肥料は植付け時もしくは秋に元肥を入れるのみです。また基本的には不要ですが早春に再度追肥する事もできます。

肥料の与え方

1. アリウム(パープル センセーション)の植付けは秋に行われるため、元肥は秋に入れます。
2. 元肥は緩効性肥料もしくは配合肥料(有機肥料)を選び成分は窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料もしくは、リンが多めに入る山型肥料を選びましょう。
3. 元肥の入れ方は全面施肥(培養土もしくは土に均一に混ぜ込む)しましょう。
4. 追肥は基本的に不要です。
5. 追肥する場合は早春に緩効性肥料を与えましょう。

剪定のやり方

アリウム(パープル センセーション)の剪定は基本的に不要です。

枯れた葉や花を必要に応じて取り除きましょう。

夏越しする方法

アリウム(パープル センセーション)は夏の間も植えっぱなしで育てる事も出来ます。

ただし休眠中は夏の長雨による浸水や高温多湿で球根が腐敗しやすくなるため、必要に応じて球根を掘りあげて乾燥貯蔵する事も出来ます。

アリウム(パープル センセーション)の夏越し対策

• 花が終わり地上部の葉が枯れてしまったら晴天の日に球根を掘りあげます。
• 日陰で数日乾燥させます。
• ネットに球根を入れたら、風通しの良い冷暗所で乾燥貯蔵します。
• 秋の植え付け時期に植え直します。

冬越しする方法

Hardiness:4b～9a

アリウム(パープル センセーション)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。

挿し木や株分けで増やす

アリウム(パープル センセーション)は分球によって増やす事ができます。

分球

アリウム(パープル センセーション)は花や葉が枯れる7月頃に球根を掘りあげ分球して増やすことが出来ます。分球後は秋まで保管して再度植え直します。

分球後の子球が通常綺麗な開花を迎えるまでに2年程かかります。

播種で増やす

アリウム(ホランディクム)の種蒔の方法
播種時期:3月～4月・10月～11月 
発芽適温:約20度
発芽日数:
発芽条件:

種まき手順

1. アリウム(ホランディクム)の種を秋に撒き、春に発芽させる場合はそのまま種を撒いて問題ありません。
2. 冬の寒さを経験させない場合はポリ袋の中にやや湿らせたバーミキュライトと種を入れ、冷蔵庫(約4度)の中で6～8週間保管して種を撒きます。
3. 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
4. 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
5. 種の上に軽く土を被せます。
6. 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、必ず土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。

植物の病気

アリウム(ホランディクム)の病気

1. アリウム腐敗病
2. 黒斑病
3. さび病
4. 疫病

アリウム(ホランディクム)の害虫

1. アブラムシ

原産:中央アジア／南西アジア
科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae)
属:アリウム／ネギ(Allium)
種:スティピタトゥム(stipitatum)
別名:ペルシャ シャロット(Persian shallot)
品種:バイオレットビューティ(violet beauty)
開花時期:5月～6月
花の色:紫色●
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約90～120cm
誕生花:5月16日／7月23日
花言葉:正しい主張／くじけない心
用途:背が高い花／切り花

アリウム(バイオレットビューティ)とは！？

アリウム(バイオレットビューティ)は、繊細な雰囲気をつくる灰みの紫色の小花が球状に集まり、直径10～15cmの大きな花を咲かせる魅力的な園芸品種です。清楚で透明感のある薄紫色の花は、繊細で優しい印象を与えたり、清楚で気品のある印象を与えるため、心を癒すような落ち着いたお庭や、上品でエレガントなお庭等によく合うでしょう。

開花時期は晩春から初夏、花色は白色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約10～15cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは最大約90cm × 幅は約45cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。

アリウム(スティピタトゥム)とは！？

アリウム(スティピタトゥム)は学名Allium stipitatum、別名「ペルシャ シャロット(Persian shallot)」とも呼ばれる中央アジア及び南西アジア原産の多年草です。

アリウム(スティピタトゥム)の語源(由来)

• 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
• 種小名のstipitatumは「少し茎がある」を意味しています。

アリウム(スティピタトゥム)の特徴(魅力)

• アリウム(スティピタトゥム)は非常に背が高く花茎が最大150cmに達します。
• 花は茎の頂部で球状に咲き直径約8～20cmの大きさがあります。
• ↳花(花序)には小花が多く密に集まり咲くためボリューミーです。
• ↳園芸品種が豊富で花色は紫色や桃色や白色があります。
• 花は花茎が真っ直ぐ伸び豪華なため切り花として高い人気があります。
• ↳水揚げが良く日持ちが約1～2週間と長いです。
• 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
• 葉の多くは花が開花するまでに枯れます。
• 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
• 地面下にある球根は直径約3～6cmの大きさがあります。
• ↳球根は分球すると開花までに約2年かかる事があります。
• アリウム(スティピタトゥム)は成長が早く種から育てた場合は約4年で開花します。
• イランでは自生するアリウム(スティピタトゥム)の球根が食用として利用されています。
• 中央アジアでは薬用植物としても利用されています。
• ↳様々な研究で抗菌、抗真菌等の活性を示すと報告されています。

アリウム(スティピタトゥム)は地面下に直径約3～6cmの鱗茎があり、鱗茎は薄皮に包まれ白色(～薄黄色)をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色でやや白色を帯び、葉身は線形です。花茎は60(～150)cmに伸び、花序は直径約8(～20)cmの散形花序をつくり、個々の花は長さ約2.5(～5)cm、花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。

アリウム(スティピタトゥム)の切り花の楽しみ方

• アリウム(スティピタトゥム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
• 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
• アリウム(スティピタトゥム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
• 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
• 収穫したアリウム(スティピタトゥム)を水に漬けて水切りを行います。
• 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
• ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7～14日程度です。
• 管理は必要に応じて数日(約1～3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。

水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1～5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。

アリウム(スティピタトゥム)の栽培方法

園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。

アリウム(スティピタトゥム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。

アリウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

アリウムの珍しい種類と主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2022】

アリウム(バイオレットビューティ)の育て方

花壇の土づくり

アリウム(バイオレットビューティ)は健康な成長を促すために直射日光が6時間以上当たる日向で育てましょう。

アリウム(バイオレットビューティ)は、基本的に水捌けと通気性がよく適度に肥沃な土壌を好みます。水分が停滞する様な粘土質な土壌では球根(鱗茎)が腐敗する原因になるため避けましょう。

植付けの前に土壌診断を行い、土壌が粘土質で硬かったりする場合は、必要に応じて通気性を高める川砂やパーライト等を入れたり、また肥沃さと膨軟性を高める目的で腐葉土やバーク堆肥を入れ土壌改善を行いましょう。

球根(鱗茎)の植え付けは9月～10月に行います。植え付ける深さは約15cmもしくは球根(鱗茎)２～３個分の深さに植え付けます。

鉢土づくり

アリウム(バイオレットビューティ)は基本的に直射日光が6時間以上あたる日向で管理しましょう。

アリウム(バイオレットビューティ)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。

培養土の配合例

1. 赤玉土(小粒)7割＋腐葉土3割＋元肥(適量)
2. 赤玉土(5割)＋腐葉土(3割)＋パーライト(2割)＋元肥(適量)

水やりの仕方

アリウム(バイオレットビューティ)を浸水する様な状態を嫌いますが、旺盛に成長する時期はしっかり水やりを行いましょう。また活着すると、乾燥に強くなります。

水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。

肥料の与え方

アリウム(バイオレットビューティ)は多くの肥料を必要としません。肥料は植付け時もしくは秋に元肥を入れるのみです。また基本的には不要ですが早春に再度追肥する事もできます。

肥料の与え方

1. アリウム(バイオレットビューティ)の植付けは秋に行われるため、元肥は秋に入れます。
2. 元肥は緩効性肥料もしくは配合肥料(有機肥料)を選び成分は窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料もしくは、リンが多めに入る山型肥料を選びましょう。
3. 元肥の入れ方は全面施肥(培養土もしくは土に均一に混ぜ込む)しましょう。
4. 追肥は基本的に不要です。
5. 追肥する場合は早春に緩効性肥料を与えましょう。

剪定のやり方

アリウム(バイオレットビューティ)の剪定は基本的に不要です。

枯れた葉や花を必要に応じて取り除きましょう。

夏越しする方法

アリウム(バイオレットビューティ)は夏の間も植えっぱなしで育てる事も出来ます。

ただし休眠中は夏の長雨による浸水や高温多湿で球根が腐敗しやすくなるため、必要に応じて球根を掘りあげて乾燥貯蔵する事も出来ます。

アリウム(バイオレットビューティ)の夏越し対策

• 花が終わり地上部の葉が枯れてしまったら晴天の日に球根を掘りあげます。
• 日陰で数日乾燥させます。
• ネットに球根を入れたら、風通しの良い冷暗所で乾燥貯蔵します。
• 秋の植え付け時期に植え直します。

冬越しする方法

Hardiness:7b～10a

アリウム(バイオレットビューティ)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。

挿し木や株分けで増やす

アリウム(バイオレットビューティ)は分球によって増やす事ができます。

分球

アリウム(バイオレットビューティ)は花や葉が枯れる7月頃に球根を掘りあげ分球して増やすことが出来ます。分球後は秋まで保管して再度植え直します。

分球後の子球が通常綺麗な開花を迎えるまでに2年程かかります。

播種で増やす

アリウム(スティピタトゥム)の種蒔の方法
播種時期:3月～4月・10月～11月 
発芽適温:約20度
発芽日数:
発芽条件:

種まき手順

1. アリウム(スティピタトゥム)の種を秋に撒き、春に発芽させる場合はそのまま種を撒いて問題ありません。
2. 冬の寒さを経験させない場合はポリ袋の中にやや湿らせたバーミキュライトと種を入れ、冷蔵庫(約4度)の中で6～8週間保管して種を撒きます。
3. 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
4. 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
5. 種の上に軽く土を被せます。
6. 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、必ず土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。

植物の病気

アリウム(スティピタトゥム)の病気

1. アリウム腐敗病
2. 黒斑病
3. さび病
4. 疫病

アリウム(スティピタトゥム)の害虫

1. アブラムシ

原産:中央アジア／南西アジア
科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae)
属:アリウム／ネギ(Allium)
種:スティピタトゥム(stipitatum)
別名:ペルシャ シャロット(Persian shallot)
品種:ホワイトジャイアント(white giant)
開花時期:5月～6月
花の色:白色〇
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約90～120cm
誕生花:5月16日／7月23日
花言葉:正しい主張／くじけない心
用途:背が高い花／切り花

アリウム(ホワイトジャイアント)とは！？

アリウム(ホワイトジャイアント)は、その名前からも分かる通り直径15～20cmになる非常に巨大な球形の花姿と、清潔感を感じさせる様な白色の花色が魅力の園芸品種です。光を反射して明るい雰囲気をつくる白色の花は、神聖な物(天使等)や清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等によくあうでしょう。

開花時期は晩春から初夏、花色は白色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約15～20cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは最大約90(120)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。

アリウム(スティピタトゥム)とは！？

アリウム(スティピタトゥム)は学名Allium stipitatum、別名「ペルシャ シャロット(Persian shallot)」とも呼ばれる中央アジア及び南西アジア原産の多年草です。

アリウム(スティピタトゥム)の語源(由来)

• 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
• 種小名のstipitatumは「少し茎がある」を意味しています。

アリウム(スティピタトゥム)の特徴(魅力)

• アリウム(スティピタトゥム)は非常に背が高く花茎が最大150cmに達します。
• 花は茎の頂部で球状に咲き直径約8～20cmの大きさがあります。
• ↳花(花序)には小花が多く密に集まり咲くためボリューミーです。
• ↳園芸品種が豊富で花色は紫色や桃色や白色があります。
• 花は花茎が真っ直ぐ伸び豪華なため切り花として高い人気があります。
• ↳水揚げが良く日持ちが約1～2週間と長いです。
• 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
• 葉の多くは花が開花するまでに枯れます。
• 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
• 地面下にある球根は直径約3～6cmの大きさがあります。
• ↳球根は分球すると開花までに約2年かかる事があります。
• アリウム(スティピタトゥム)は成長が早く種から育てた場合は約4年で開花します。
• イランでは自生するアリウム(スティピタトゥム)の球根が食用として利用されています。
• 中央アジアでは薬用植物としても利用されています。
• ↳様々な研究で抗菌、抗真菌等の活性を示すと報告されています。

アリウム(スティピタトゥム)は地面下に直径約3～6cmの鱗茎があり、鱗茎は薄皮に包まれ白色(～薄黄色)をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色でやや白色を帯び、葉身は線形です。花茎は60(～150)cmに伸び、花序は直径約8(～20)cmの散形花序をつくり、個々の花は長さ約2.5(～5)cm、花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。

アリウム(スティピタトゥム)の切り花の楽しみ方

• アリウム(スティピタトゥム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
• 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
• アリウム(スティピタトゥム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
• 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
• 収穫したアリウム(スティピタトゥム)を水に漬けて水切りを行います。
• 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
• ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7～14日程度です。
• 管理は必要に応じて数日(約1～3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。

水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1～5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。

アリウム(スティピタトゥム)の栽培方法

園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。

アリウム(スティピタトゥム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。

アリウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

アリウムの珍しい種類と主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

アリウム(ホワイトジャイアント)の育て方

花壇の土づくり

アリウム(ホワイトジャイアント)は健康な成長を促すために直射日光が6時間以上当たる日向で育てましょう。

アリウム(ホワイトジャイアント)は、基本的に水捌けと通気性がよく適度に肥沃な土壌を好みます。水分が停滞する様な粘土質な土壌では球根(鱗茎)が腐敗する原因になるため避けましょう。

植付けの前に土壌診断を行い、土壌が粘土質で硬かったりする場合は、必要に応じて通気性を高める川砂やパーライト等を入れたり、また肥沃さと膨軟性を高める目的で腐葉土やバーク堆肥を入れ土壌改善を行いましょう。

球根(鱗茎)の植え付けは9月～10月に行います。植え付ける深さは約15cmもしくは球根(鱗茎)２～３個分の深さに植え付けます。

鉢土づくり

アリウム(ホワイトジャイアント)は基本的に直射日光が6時間以上あたる日向で管理しましょう。

アリウム(ホワイトジャイアント)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。

培養土の配合例

1. 赤玉土(小粒)7割＋腐葉土3割＋元肥(適量)
2. 赤玉土(5割)＋腐葉土(3割)＋パーライト(2割)＋元肥(適量)

水やりの仕方

アリウム(ホワイトジャイアント)を浸水する様な状態を嫌いますが、旺盛に成長する時期はしっかり水やりを行いましょう。また活着すると、乾燥に強くなります。

水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。

肥料の与え方

アリウム(ホワイトジャイアント)は多くの肥料を必要としません。肥料は植付け時もしくは秋に元肥を入れるのみです。また基本的には不要ですが早春に再度追肥する事もできます。

肥料の与え方

1. アリウム(ホワイトジャイアント)の植付けは秋に行われるため、元肥は秋に入れます。
2. 元肥は緩効性肥料もしくは配合肥料(有機肥料)を選び成分は窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料もしくは、リンが多めに入る山型肥料を選びましょう。
3. 元肥の入れ方は全面施肥(培養土もしくは土に均一に混ぜ込む)しましょう。
4. 追肥は基本的に不要です。
5. 追肥する場合は早春に緩効性肥料を与えましょう。

剪定のやり方

アリウム(ホワイトジャイアント)の剪定は基本的に不要です。

枯れた葉や花を必要に応じて取り除きましょう。

夏越しする方法

アリウム(ホワイトジャイアント)は夏の間も植えっぱなしで育てる事も出来ます。

ただし休眠中は夏の長雨による浸水や高温多湿で球根が腐敗しやすくなるため、必要に応じて球根を掘りあげて乾燥貯蔵する事も出来ます。

アリウム(ホワイトジャイアント)の夏越し対策

• 花が終わり地上部の葉が枯れてしまったら晴天の日に球根を掘りあげます。
• 日陰で数日乾燥させます。
• ネットに球根を入れたら、風通しの良い冷暗所で乾燥貯蔵します。
• 秋の植え付け時期に植え直します。

冬越しする方法

Hardiness:7b～10a

アリウム(ホワイトジャイアント)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。

挿し木や株分けで増やす

アリウム(ホワイトジャイアント)は分球によって増やす事ができます。

分球

アリウム(ホワイトジャイアント)は花や葉が枯れる7月頃に球根を掘りあげ分球して増やすことが出来ます。分球後は秋まで保管して再度植え直します。

分球後の子球が通常綺麗な開花を迎えるまでに2年程かかります。

播種で増やす

アリウム(スティピタトゥム)の種蒔の方法
播種時期:3月～4月・10月～11月 
発芽適温:約20度
発芽日数:
発芽条件:

種まき手順

1. アリウム(スティピタトゥム)の種を秋に撒き、春に発芽させる場合はそのまま種を撒いて問題ありません。
2. 冬の寒さを経験させない場合はポリ袋の中にやや湿らせたバーミキュライトと種を入れ、冷蔵庫(約4度)の中で6～8週間保管して種を撒きます。
3. 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
4. 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
5. 種の上に軽く土を被せます。
6. 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、必ず土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。

植物の病気

アリウム(スティピタトゥム)の病気

1. アリウム腐敗病
2. 黒斑病
3. さび病
4. 疫病

アリウム(スティピタトゥム)の害虫

1. アブラムシ