原産:ヨーロッパ 科:ナデシコ(Caryophyllaceae) 属:シレネ(silene) 種:アルメリア(armeria) 別名:シレネ・アルメリア/ハエトリナデシコ/ムシトリバナ/コマチソウ/スイート・ウィリアム・キャッチフライ(Sweet William catchfly) 花の色:白色〇桃色● 葉色:緑色● 分類:一・二年草 草丈:30~60cm 草姿:直立 開花時期:5月~6月 花言葉:「哀しみ」「未練」 誕生花:4月22日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ムシトリナデシコは学名silene armeria、別名「シレネ・アルメリア」や「ハエトリナデシコ」と呼ばれるヨーロッパ原産の一・二年草です。日本では鑑賞用として江戸時代に輸入されたものが帰化しており、日本全国の河川敷や野原等の様々な場所で自生しています。和名「ムシトリナデシコ」の由来は茎から染み出す粘着物質に虫が捕まる所からきています。また属名のシレネ(silene)はギリシャ神話の神のシーレーノス(Silenus)に由来しています。
ムシトリナデシコの特徴(魅力)
- 茎から染み出す粘着物質に小さな羽虫がくっついてる所を見れるかも?
- ↳昆虫を消化吸収してるわけではないため食虫植物ではありません
- 小花が半球状に集まり咲くボリュームある花姿
- 種から育てる事が出来るため大量植栽しやすい
ムシトリナデシコは通常種から育て、直立する茎は最大60cmまで伸び、早ければ2ヶ月程度で桃色(~白色)の花を咲かせます。粘着物質は茎の上部で多く染み出しており、特に花序の下あたりの茎から最も出ていると言われます。粘着物質には小さな虫がたまに捕まりますが、別に植物が昆虫から栄養を取るために捕まえているわけではありません(以前は食虫植物と思われていました)。粘着物質を出している目的は花粉を運ぶのに効果的でない蟻等が、花蜜を盗っていくのを防ぐため、茎から粘着物質を出して妨害していると考えられています。
開花時期は晩春から初夏、花色は桃色もしくは白色で、個々の花は直径約1cmの高盆形花冠で花の先が5裂して、花序は集散花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で茎は直立し高さは60cm × 幅は約30cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で、葉序は対生葉序につきます。
ムシトリナデシコは一般的に春に種を撒いて増やされます。基本的には低メンテナンスで育てやすいですが、夏の暑さを苦手にしてるため強い日差しを避けた場所で管理した方がいいでしょう。