ペンステモンの種類

ペンステモン(ピニフォリウス)の特徴や育て方、増やし方等の紹介

ペンステモン(ピニフォリウス)の特徴


原産:北アメリカ科:オオバコ(Plantaginaceae) 属:ペンステモン(penstemon) 種:ピニフォリウス(pinifolius) 別名:パインリーフペンステモン(pine leaved penstemon) 開花時期:6月～8月花の色:赤色●橙色●黄色● 葉色:緑色● 分類:亜低木草丈:約30～45cm 誕生花:6月6日花言葉:「あなたに見とれています」
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

ペンステモン(ピニフォリウス)は学名penstemon pinifolius、別名「パインリーフペンステモン(pine leaved penstemon)」とも呼ばれる北アメリカ原産の亜低木です。最大の特徴は松の葉を思わせる様な針状の葉と背の低い草姿にあり、通常高さよりも横へと大きく広がり基部付近は成長とともに木質化します。また個々の小花が非常に細長いのが特徴で、花穂が何本も集まり穂状(円錐花序)に咲く花姿はふさふさとして柔らかな印象を与えます。

開花時期は初夏から晩夏、花色は赤色や橙色、黄色があり、個々の小花は長さが約2.5cmある唇形で花序は円錐花序に咲きます。草姿は直立で高さは約30(45)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は針形、葉序は対生葉序につきます。

ペンステモン(ピニフォリウス)は一般的に簡単で確実な挿し木で増やされる事が多いですが、播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は梅雨時期や夏の時期の長雨を苦手にしているため、枯らさないために土の排水性を高める等の長雨対策が必要になります。

ペンステモンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

ペンステモンの珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

ペンステモン(ピニフォリウス)の育て方

花壇の土づくり

ペンステモン(ピニフォリウス)は直射日光が6時間以上当たる日向で最もよく成長して沢山の花をつけます、日当たりの悪い場所は生育が悪くなり花付きもわるくなるため避けましょう。

ペンステモン(ピニフォリウス)は乾燥に強い一方で過湿を許容せず、特に長雨等で過湿が続くと枯れてしまう恐れがあるため注意が必要です。また肥沃すぎる土壌も生育促進させる事がありますが、葉ばかりが茂り寿命を短くする恐れがあるので避けましょう。

土は通気性の良い適度に肥沃な土壌に植えて下さい。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて通気性を高めるパーライトや軽石等を入れ、肥沃さを高める堆肥等の改良用土を入れて土壌を改善するといいでしょう。

鉢土づくり

ペンステモン(ピニフォリウス)は通気性が良い肥沃な培養土で育て、また生育旺盛のため毎年早春に植え替えが必要です。

培養土を自作する場合は’赤玉土5割＋腐葉土3割＋パーライト2割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

ペンステモン(ピニフォリウス)は乾燥気味の土壌を好み、ジメジメとした過湿な土壌では根腐れを起こす事があります。

水やりは土の表層が乾燥してきたタイミング(指先を土にさして乾燥を確認)で行い、土壌中の古い空気と新鮮な空気が入れ替わる程にたっぷり水を与えましょう。

肥料の与え方

ペンステモン(ピニフォリウス)は肥沃な土壌であれば多くの肥料を必要とせず。多すぎる肥料は生育を促進させますが、夏の暑さや病気への耐性が弱くなり、また寿命を縮めてしまいます。

肥料は晩冬から早春に土質を改善する堆肥と有機質肥料(or 緩効性肥料)を与えるのみで、追肥は不要です。

剪定のやり方

ペンステモン(ピニフォリウス)の剪定は開花期間中に花がら摘みを行うのみで、基本的には不要です。

夏越しする方法

ペンステモン(ピニフォリウス)は夏の暑さに耐えますが、長雨等による過湿でジメジメした状態が続くと株が腐敗して枯れる事があります。

過湿を防ぐために、長雨に当たらない場所に移動するか土の排水性を高めておく事が大切でしょう。

冬越しする方法

Hardiness:4a～8b

ペンステモン(ピニフォリウス)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。翌年の成長に備えて有機質肥料を入れたり、株元に堆肥を盛りマルチングしてあげるとよいでしょう。

挿し木や株分けで増やす

ペンステモン(ピニフォリウス)は挿し木によって増やす事ができます。

挿し木の方法

ペンステモン(ピニフォリウス)の挿し木時期は初夏から秋まで生育期間中であれば何時でも行えます。挿し穂は開花していない茎を選び長さは約10cm前後取ります。その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。挿し穂の下葉を落とし上部の葉を残したうえで、30分程度水を入れたコップ等で水揚げを行います。水揚げ後は切り口に発根ホルモンを付け、湿らせた培地に挿し穂を挿して、土壌が完全に乾燥しない様に明るい日陰等で水やりを行いながら管理を行いましょう。また冬は霜の当たらない場所に置いてあげて下さい。

播種で増やす

ペンステモン(ピニフォリウス)の種蒔の方法
播種時期:4月～5月・9月～10月
発芽適温:約20度
発芽日数:約21日～
発芽条件:好光性

ペンステモン(ピニフォリウス)は光がないと発芽しない好光性の性質をもつため必ず覆土せず播種します。

種は通気性と保水性のいい無菌の培地に撒き、指で種を上から軽く押す(鎮圧)のみで覆土は不要です。1度撒いた種は乾燥させると極端に発芽率が落ちるため、必ず土と種を乾燥させないように水やりを行い管理して下さい。

また自家採取した種では休眠中の可能性があり、水を与えても発芽せず低温が必要な場合があります。その場合は冷蔵庫等に2週間程度入れて低温を経験させるか、秋に種を撒いた後、春まで待ちましょう。

植物の病気

ペンステモン(ピニフォリウス)の病気

ペンステモン(ピニフォリウス)につく害虫

アブラムシ

ペンステモン(ハートウェギー)の特徴や育て方、増やし方等【リンドウツリガネヤナギ】

ペンステモンの育て方

ペンステモン(ハートウェギー)の特徴


原産:メキシコ科:オオバコ(Plantaginaceae) 属:ペンステモン(penstemon) 種:ハートウェギー(hartwegii) 別名:リンドウツリガネヤナギ開花時期:6月～9月花の色:赤色●紫色●白色〇葉色:緑色● 分類:多年草草丈:約30～70cm 誕生花:6月6日花言葉:「あなたに見とれています」
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

ペンステモン(ハートウェギー)は学名penstemon hartwegii、別名「リンドウツリガネヤナギ」とも呼ばれるメキシコ原産の多年草です。最大の特徴は園芸品種が多く華やかな花色が豊富にある事で、通常花色は赤色(紫色)に花芯(喉部)が白色をしており、また個々の小花も長さが約4cmで幅が約3cmと大きめで総状もしくは円錐花序に密に花を付け、非常に華やかで豪華な花姿を作ります。また一般的な種と比べてあまり背が高くならず70cm程度で、殆ど倒伏する事がない直立する茎が地際から何本も伸びる事で群生する様な草姿を作ります。

開花時期は初夏から秋、花色は赤色や紫色、白色があり、個々の小花は長さが約4cmで幅が約3cmある鐘形で花序は総状花序もしくは円錐花序に咲きます。草姿は直立で地際から茎が何本も伸び高さは約30(70)cm × 幅は約30(40)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形、葉序は対生葉序もしくは根出葉につきます。

ペンステモン(ハートウェギー)は一般的に簡単で確実な挿し木で増やされる事が多いですが、株分けや播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は梅雨時期や夏の時期の長雨を苦手にしているため、枯らさないために土の排水性を高める等の長雨対策が必要になります。

ペンステモンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

ペンステモンの珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

ペンステモン(ハートウェギー)の育て方

花壇の土づくり

ペンステモン(ハートウェギー)は直射日光が6時間以上当たる日向で最もよく成長して沢山の花をつけます、日当たりの悪い場所は生育が悪くなり花付きもわるくなるため避けましょう。

ペンステモン(ハートウェギー)は乾燥に強い一方で過湿を許容せず、特に長雨等で過湿が続くと枯れてしまう恐れがあるため注意が必要です。また肥沃すぎる土壌も生育促進させる事がありますが、葉ばかりが茂り寿命を短くする恐れがあるので避けましょう。

鉢土づくり

ペンステモン(ハートウェギー)は通気性が良い肥沃な培養土で育て、また生育旺盛のため毎年早春に植え替えが必要です。

培養土を自作する場合は’赤玉土5割＋腐葉土3割＋パーライト2割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

ペンステモン(ハートウェギー)は乾燥気味の土壌を好み、ジメジメとした過湿な土壌では根腐れを起こす事があります。

肥料の与え方

ペンステモン(ハートウェギー)は肥沃な土壌であれば多くの肥料を必要とせず。多すぎる肥料は生育を促進させますが、夏の暑さや病気への耐性が弱くなり、また寿命を縮めてしまいます。

肥料は晩冬から早春に土質を改善する堆肥と有機質肥料(or 緩効性肥料)を与えるのみで、追肥は不要です。

剪定のやり方

ペンステモン(ハートウェギー)の剪定は春に古い茎を取り除く切り戻しと、開花期間中に行う花がら摘みの2回です。

春に行う剪定は冬越し後、新芽が出て来る頃に行います。春に新芽が出てきたら新芽の上で前年の古い茎を切り戻し、茎の木質化を防ぎます。

開花期間中は株が弱る事を防ぐため種ができる前に、個々の萎れてきた花を摘んで取り除き、また花穂全体が萎れてきたら根元から茎を切り戻しましょう。

夏越しする方法

ペンステモン(ハートウェギー)は夏の暑さに耐えますが、長雨等による過湿でジメジメした状態が続くと株が腐敗して枯れる事があります。

過湿を防ぐために、長雨に当たらない場所に移動するか土の排水性を高めておく事が大切でしょう。

冬越しする方法

Hardiness:5a～8b

ペンステモン(ハートウェギー)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。翌年の成長に備えて有機質肥料を入れたり、株元に堆肥を盛りマルチングしてあげるとよいでしょう。

挿し木や株分けで増やす

ペンステモン(ハートウェギー)は挿し木や株分けによって増やす事ができます。

挿し木の方法

ペンステモン(ハートウェギー)の挿し木時期は初夏から秋まで生育期間中であれば何時でも行えます。挿し穂は開花していない茎を選び長さは約10cm前後取ります。その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。挿し穂の下葉を落とし上部の葉を残したうえで、30分程度水を入れたコップ等で水揚げを行います。水揚げ後は切り口に発根ホルモンを付け、湿らせた培地に挿し穂を挿して、土壌が完全に乾燥しない様に明るい日陰等で水やりを行いながら管理を行いましょう。また冬は霜の当たらない場所に置いてあげて下さい。

播種で増やす

ペンステモン(ハートウェギー)の種蒔の方法
播種時期:4月～5月・9月～10月
発芽適温:約20度
発芽日数:約14～28日
発芽条件:好光性

ペンステモン(ハートウェギー)は光がないと発芽しない好光性の性質をもつため必ず覆土せず播種します。

植物の病気

ペンステモン(ハートウェギー)の病気

ペンステモン(ハートウェギー)につく害虫

アブラムシ

ペンステモン(ヘテロフィルス)の特徴や育て方、剪定の方法等の紹介

ペンステモンの育て方

ペンステモン(ヘテロフィルス)の特徴


原産:北アメリカ科:オオバコ(Plantaginaceae) 属:ペンステモン(penstemon) 種:ヘテロフィルス(heterophyllus) 別名:バンチリーフペンステモン(bunchleaf penstemon) 開花時期:5月～8月花の色:青色●紫色● 葉色:緑色● 分類:多年草草丈:約30～120cm
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

ペンステモン(ヘテロフィルス)は学名penstemon heterophyllus、別名「バンチリーフペンステモン(bunchleaf penstemon)」とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。最大の特徴は上品な青色(紫色)の花と根元で茎が木質化してブッシュ状に広がるボリューミーな草姿にあり成熟すると高さ幅ともに1mを越える可能性もあります(高さ幅ともに50cm程度のコンパクトな品種もある)。また一般的な種より耐熱性が高く夏の暑さ(過湿には弱い)に耐えますが、一方で寒さには若干弱い所があります。

開花時期は晩春から晩夏、花色は青色もしくは紫色、個々の小花は長さが約4cmある唇形で上唇は2裂して下唇は3裂、花序は総状花序に咲きます。草姿は直立でブッシュ状に茂り高さは約30(120)cm × 幅は約30(120)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形もしくは倒披針形、葉序は対生葉序もしくは根出葉につきます。

ペンステモン(ヘテロフィルス)は一般的に簡単で確実な挿し木で増やされる事が多いですが、株分けや播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は梅雨時期や夏の時期の長雨を苦手にしているため、枯らさないために土の排水性を高める等の長雨対策が必要になります。

ペンステモンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

ペンステモンの珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

ペンステモン(ヘテロフィルス)の育て方

花壇の土づくり

ペンステモン(ヘテロフィルス)は直射日光が6時間以上当たる日向で最もよく成長して沢山の花をつけます、日当たりの悪い場所は生育が悪くなり花付きもわるくなるため避けましょう。

ペンステモン(ヘテロフィルス)は乾燥に強い一方で過湿を許容せず、特に長雨等で過湿が続くと枯れてしまう恐れがあるため注意が必要です。また肥沃すぎる土壌も生育促進させる事がありますが、葉ばかりが茂り寿命を短くする恐れがあるので避けましょう。

鉢土づくり

ペンステモン(ヘテロフィルス)は通気性が良い肥沃な培養土で育て、また生育旺盛のため毎年早春に植え替えが必要です。

培養土を自作する場合は’赤玉土5割＋腐葉土3割＋パーライト2割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

ペンステモン(ヘテロフィルス)は乾燥気味の土壌を好み、ジメジメとした過湿な土壌では根腐れを起こす事があります。

肥料の与え方

ペンステモン(ヘテロフィルス)は肥沃な土壌であれば多くの肥料を必要とせず。多すぎる肥料は生育を促進させますが、夏の暑さや病気への耐性が弱くなり、また寿命を縮めてしまいます。

肥料は晩冬から早春に土質を改善する堆肥と有機質肥料(or 緩効性肥料)を与えるのみで、追肥は不要です。

剪定のやり方

ペンステモン(ヘテロフィルス)の剪定は春に古い茎を取り除く切り戻しと、開花期間中に再度開花を促す切り戻しの2回です。

春に行う剪定は冬越し後、新芽が出て来る頃に行います。春に新芽が出てきたら新芽の上で古い茎を切り戻し、茎の大幅な木質化を防ぎます。

開花期間中は再開花を促すために、花が一段落した所で株を半分程度に切り戻しましょう。

夏越しする方法

ペンステモン(ヘテロフィルス)は夏の暑さに耐えますが、長雨等による過湿でジメジメした状態が続くと株が腐敗して枯れる事があります。

過湿を防ぐために、長雨に当たらない場所に移動するか土の排水性を高めておく事が大切でしょう。

冬越しする方法

Hardiness:6a～10b

ペンステモン(ヘテロフィルス)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。翌年の成長に備えて有機質肥料を入れたり、株元に堆肥を盛りマルチングしてあげるとよいでしょう。

挿し木や株分けで増やす

ペンステモン(ヘテロフィルス)は挿し木や株分けによって増やす事ができます。

挿し木の方法

ペンステモン(ヘテロフィルス)の挿し木時期は初夏から秋まで生育期間中であれば何時でも行えます。挿し穂は開花していない茎を選び長さは約10cm前後取ります。その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。挿し穂の下葉を落とし上部の葉を残したうえで、30分程度水を入れたコップ等で水揚げを行います。水揚げ後は切り口に発根ホルモンを付け、湿らせた培地に挿し穂を挿して、土壌が完全に乾燥しない様に明るい日陰等で水やりを行いながら管理を行いましょう。また冬は霜の当たらない場所に置いてあげて下さい。

播種で増やす

ペンステモン(ヘテロフィルス)の種蒔の方法
播種時期:4月～5月・9月～10月
発芽適温:約20度
発芽日数:約21日～
発芽条件:好光性

ペンステモン(ヘテロフィルス)は光がないと発芽しない好光性の性質をもつため必ず覆土せず播種します。

植物の病気

ペンステモン(ヘテロフィルス)の病気

ペンステモン(ヘテロフィルス)につく害虫

アブラムシ

ペンステモン(バルバタス)の特徴や育て方、剪定の方法等の紹介【ヤナギチョウジ】

ペンステモンの育て方

ペンステモン(バルバタス)の特徴


原産:北アメリカ科:オオバコ(Plantaginaceae) 属:ペンステモン(penstemon) 種:バルバタス(barbatus) 別名:ヤナギチョウジ／ゴールデンビアドペンステモン(golden beard penstemon) 開花時期:5月～7月花の色:赤色●橙色● 葉色:緑色● 分類:多年草草丈:約60～180cm 誕生花:6月6日花言葉:「あなたに見とれています」
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

ペンステモン(バルバタス)は学名penstemon barbatus、別名「ヤナギチョウジ」や「ゴールデンビアドペンステモン(golden beard penstemon)」とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。種小名のバルバタス(barbatus)はラテン語で「あごひげを生やした」と言う意味があり、恐らく花の下唇に黄色の毛がついている事に由来しており、また英名の「ゴールデンビアドペンステモン(golden beard penstemon)」も黄色のあごひげのペンステモンと言う意味があります。

ペンステモン(バルバタス)の最大の特徴は、長さが約90cmにも達する非常に長い花穂と、長さが約4cmでやや俯いて(下向き)咲く赤色(橙色)の小花、長さが最大20cmになる細長い葉になります。草姿はロゼット状で一般的に冬は地上部の茎はなくロゼット葉だけが残り、春になると新芽を伸ばし地面から何本も茎が伸び群生する様な草姿をつくります。花は節間が長いため疎らに見えますが、節ごとに花穂が付くため比較的ボリュームがあり、また花茎が何本も並ぶと花穂が長い事もあり圧巻の花姿を作り出します。

園芸では殆ど倒伏する事なく最大180cmまで伸びる草姿から花壇の中央や後方に植えられ単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。また開花期は1m近い花穂が何本も並び咲くため庭園等の広い場所に植えても非常に目立ち、目をひくフォーカルポイントととして働くはずです。

開花時期は晩春から夏、花色は赤色もしくは橙色、個々の小花は長さが約4cmある唇形で上唇は2裂して下唇は3裂、花序は節間が長く長さ約～90cmの円錐花序に咲きます。草姿はロゼット状で短い根茎から直立する茎が何本も伸び高さは約60(180)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形もしくは披針形、葉序は対生葉序もしくは根出葉につきます。

ペンステモン(バルバタス)は一般的に簡単で確実な挿し木で増やされる事が多いですが、株分けや播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は梅雨時期や夏の時期の長雨を苦手にしているため、枯らさないために土の排水性を高める等の長雨対策が必要になります。また適切に育てた株でも数年育てると活力を失い衰退していくため数年毎(3年から5年)に株の更新が必要になります。

ペンステモンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

ペンステモンの珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

ペンステモン(バルバタス)の育て方

花壇の土づくり

ペンステモン(バルバタス)は直射日光が6時間以上当たる日向で最もよく成長して沢山の花をつけます、日当たりの悪い場所は生育が悪くなり花付きもわるくなるため避けましょう。

ペンステモン(バルバタス)は乾燥に強い一方で過湿を許容せず、特に長雨等で過湿が続くと枯れてしまう恐れがあるため注意が必要です。また肥沃すぎる土壌も生育促進させる事がありますが、葉ばかりが茂り寿命を短くする恐れがあるので避けましょう。

鉢土づくり

ペンステモン(バルバタス)は通気性が良い肥沃な培養土で育て、また生育旺盛のため毎年早春に植え替えが必要です。

培養土を自作する場合は’赤玉土5割＋腐葉土3割＋パーライト2割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

ペンステモン(バルバタス)は乾燥気味の土壌を好み、ジメジメとした過湿な土壌では根腐れを起こす事があります。

肥料の与え方

ペンステモン(バルバタス)は肥沃な土壌であれば多くの肥料を必要とせず。多すぎる肥料は生育を促進させますが、夏の暑さや病気への耐性が弱くなり、また寿命を縮めてしまいます。

肥料は晩冬から早春に土質を改善する堆肥と有機質肥料(or 緩効性肥料)を与えるのみで、追肥は不要です。

剪定のやり方

ペンステモン(バルバタス)の剪定は春に古い茎を取り除く切り戻しと、開花期間中に行う花がら摘みの2回です。

春に行う剪定は冬越し後、新芽が出て来る頃に行います。春に新芽が出てきたら新芽の上で前年の古い茎を切り戻し、茎の木質化を防ぎます。

夏越しする方法

ペンステモン(バルバタス)は夏の暑さに耐えますが、長雨等による過湿でジメジメした状態が続くと株が腐敗して枯れる事があります。

過湿を防ぐために、長雨に当たらない場所に移動するか土の排水性を高めておく事が大切でしょう。

冬越しする方法

Hardiness:4a～8b

ペンステモン(バルバタス)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。翌年の成長に備えて有機質肥料を入れたり、株元に堆肥を盛りマルチングしてあげるとよいでしょう。

挿し木や株分けで増やす

ペンステモン(バルバタス)は挿し木や株分けによって増やす事ができます。

挿し木の方法

ペンステモン(バルバタス)の挿し木時期は初夏から秋まで生育期間中であれば何時でも行えます。挿し穂は開花していない茎を選び長さは約10cm前後取ります。その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。挿し穂の下葉を落とし上部の葉を残したうえで、30分程度水を入れたコップ等で水揚げを行います。水揚げ後は切り口に発根ホルモンを付け、湿らせた培地に挿し穂を挿して、土壌が完全に乾燥しない様に明るい日陰等で水やりを行いながら管理を行いましょう。また冬は霜の当たらない場所に置いてあげて下さい。

播種で増やす

ペンステモン(バルバタス)の種蒔の方法
播種時期:4月～5月・9月～10月
発芽適温:約20度
発芽日数:約21日～
発芽条件:好光性

ペンステモン(バルバタス)は光がないと発芽しない好光性の性質をもつため必ず覆土せず播種します。

植物の病気

ペンステモン(バルバタス)の病気

ペンステモン(バルバタス)につく害虫

アブラムシ

ペンステモン(ジギタリス)の特徴や育て方、増やし方等の紹介【シロツリガネヤナギ】

ペンステモンの育て方

ペンステモン(ジギタリス)の特徴


原産:北アメリカ科:オオバコ(Plantaginaceae) 属:ペンステモン(penstemon) 種:ジギタリス(digitalis) 別名:シロツリガネヤナギ開花時期:5月～8月花の色:白色〇紫色●桃色● 葉色:緑色●紫色●黒色● 分類:多年草草丈:約60～150cm 誕生花:6月6日花言葉:「あなたに見とれています」
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

ペンステモン(ジギタリス)は学名penstemon digitalis、別名「シロツリガネヤナギ」とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。種小名のジギタリス(digitalis)はラテン語で「指の様な」と言う意味があり、花の形が手袋の指に見立てられる事があります。

ペンステモン(ジギタリス)の最大の魅力は乱れる事が少ない洗練された草姿と上品な花姿にあります。草姿はロゼット状で一般的に冬は茎はなくロゼット葉だけが残り、春から伸びる茎は硬いため殆ど倒伏する事がなく、地下茎(短い)より何本も伸びる事で群生する様な草姿を作ります。花序には葉が殆どなく洗練された魅力があり、また花穂が何本も集まる事でボリュームのある花穂を作ります。

園芸では殆ど倒伏する事なく最大150cmまで伸びる草姿から花壇の中央や後方に植えられ単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。また園芸品種には黒葉(赤紫色)と白色から薄紫色の花の対比がとても上品な魅力がある「ハスカーレッド」や鮮やかな赤紫色の葉に桃色の花を咲かせる「バーガンディー」等の品種があり、多くが花にも葉にも魅力があります。

開花時期は晩春から晩夏、花色は白色や紫色、桃色があり、個々の小花は唇形で上唇は2裂して下唇は3裂、花序は円錐花序に咲きます。草姿はロゼット状で短い根茎から直立する茎が伸び高さは約60(150)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色もしくは紫色か黒色、葉身は楕円形もしくは披針形、葉序は対生葉序もしくは根出葉につきます。

ペンステモン(ジギタリス)は一般的に簡単で確実な挿し木で増やされる事が多いですが、株分けや播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は梅雨時期や夏の時期の長雨を苦手にしているため、枯らさないために土の排水性を高める等の長雨対策が必要になります。また適切に育てた株でも数年育てると活力を失い衰退していくため数年毎(3年から5年)に株の更新が必要になります。

ペンステモンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

ペンステモンの珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2021】

ペンステモン(ジギタリス)の育て方

花壇の土づくり

ペンステモン(ジギタリス)は直射日光が6時間以上当たる日向で最もよく成長して沢山の花をつけます、日当たりの悪い場所は生育が悪くなり花付きもわるくなるため避けましょう。

ペンステモン(ジギタリス)は乾燥に強い一方で過湿を許容せず、特に長雨等で過湿が続くと枯れてしまう恐れがあるため注意が必要です。また肥沃すぎる土壌も生育促進させる事がありますが、葉ばかりが茂り寿命を短くする恐れがあるので避けましょう。

鉢土づくり

ペンステモン(ジギタリス)は通気性が良い肥沃な培養土で育て、また生育旺盛のため毎年早春に植え替えが必要です。

培養土を自作する場合は’赤玉土5割＋腐葉土3割＋パーライト2割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

ペンステモン(ジギタリス)は乾燥気味の土壌を好み、ジメジメとした過湿な土壌では根腐れを起こす事があります。

肥料の与え方

ペンステモン(ジギタリス)は肥沃な土壌であれば多くの肥料を必要とせず。多すぎる肥料は生育を促進させますが、夏の暑さや病気への耐性が弱くなり、また寿命を縮めてしまいます。

肥料は晩冬から早春に土質を改善する堆肥と有機質肥料(or 緩効性肥料)を与えるのみで、追肥は不要です。

剪定のやり方

ペンステモン(ジギタリス)の剪定は春に古い茎を取り除く切り戻しと、開花期間中に行う花がら摘みの2回です。

春に行う剪定は冬越し後、新芽が出て来る頃に行います。春に新芽が出てきたら新芽の上で前年の古い茎を切り戻し、茎の木質化を防ぎます。

夏越しする方法

ペンステモン(ジギタリス)は夏の暑さに耐えますが、長雨等による過湿でジメジメした状態が続くと株が腐敗して枯れる事があります。

過湿を防ぐために、長雨に当たらない場所に移動するか土の排水性を高めておく事が大切でしょう。

冬越しする方法

Hardiness:3a～8b

ペンステモン(ジギタリス)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。翌年の成長に備えて有機質肥料を入れたり、株元に堆肥を盛りマルチングしてあげるとよいでしょう。

挿し木や株分けで増やす

ペンステモン(ジギタリス)は挿し木や株分けによって増やす事ができます。

挿し木の方法

ペンステモン(ジギタリス)の挿し木時期は初夏から秋まで生育期間中であれば何時でも行えます。挿し穂は開花していない茎を選び長さは約10cm前後取ります。その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。挿し穂の下葉を落とし上部の葉を残したうえで、30分程度水を入れたコップ等で水揚げを行います。水揚げ後は切り口に発根ホルモンを付け、湿らせた培地に挿し穂を挿して、土壌が完全に乾燥しない様に明るい日陰等で水やりを行いながら管理を行いましょう。また冬は霜の当たらない場所に置いてあげて下さい。

播種で増やす

ペンステモン(ジギタリス)の種蒔の方法
播種時期:4月～5月・9月～10月
発芽適温:約20度
発芽日数:約21日～
発芽条件:好光性

ペンステモン(ジギタリス)は光がないと発芽しない好光性の性質をもつため必ず覆土せず播種します。

植物の病気

ペンステモン(ジギタリス)の病気

ペンステモン(ジギタリス)につく害虫

アブラムシ

ペンステモンの種類

ペンステモンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

花壇の土づくり

鉢土づくり

水やりの仕方

肥料の与え方

剪定のやり方

夏越しする方法

冬越しする方法

挿し木や株分けで増やす

播種で増やす

植物の病気

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花壇の土づくり

鉢土づくり

水やりの仕方

肥料の与え方

剪定のやり方

夏越しする方法

冬越しする方法

挿し木や株分けで増やす

播種で増やす

植物の病気

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花壇の土づくり

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夏越しする方法

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播種で増やす

植物の病気

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夏越しする方法

冬越しする方法

挿し木や株分けで増やす

播種で増やす

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花壇の土づくり

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