宿根草の育て方

アスター(レディインブラック)の育て方や増やし方【ラテリフロルス種】

アスター(レディインブラック)の特徴


原産:北アメリカ科:キク(asteraceae) 属:アスター／シムフィヨトリクム(aster／Symphyotrichum) 種:ラテリフロルス(lateriflorum) 品種:レディインブラック(lady in black) 花の色:白色〇桃色● 分類:多年草草丈:90cm 草姿:分枝開花時期:8月～11月花言葉:「多種多様」「信じる心」「思い返す」
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

アスター(レディインブラック)は茎が黒みを帯びており高性で広がりがよく、晩夏から晩秋にかけ白色と桃色の小さな小花をスプレー咲きさせる園芸品種です。

開花時期は夏から秋、直径1cm程度の白色の舌状花(8枚～20枚)と桃色の筒状花の花(頭花)を穂状(円錐花序／総状花序)に咲かせます。草姿は分枝で高さは最大約90cm × 幅は約90cmまで成長し、葉は楕円形もしくは線形で互生葉序につきます。

アスター(ラテリフロルス種)は夏から晩秋まで何週間にも渡り株を覆うように咲き誇る花を楽しむ事ができる魅力的な秋の花です。柔らかな印象を与える白色と桃色の花は、女の子らしい可愛らしいお庭に良く似合うでしょう。

アスター(ラテリフロルス種)は暑さ寒さに強くとても育てやすい多年生の植物ですが、株分けを行わないと株が弱る事があるため3年に1度株分けによって更新を行いましょう。

シムフィヨトリクムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

シムフィヨトリクムの珍しい種類、主な種と園芸品種の紹介【2021】

アスター(レディインブラック)の育て方

花壇の土づくり

アスター(レディインブラック)は太陽の良く当たる日向もしくは半日影で育てることが出来ます。

土は通気性や保水性のバランスの良い土壌を好んでおり、PHは6.0～6.5前後の土壌を好みます。

植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて改良用土をいれて土壌を改善しましょう。改善後は腐葉土を3割、規定の量の元肥を入れて混ぜ合わせた後に植付けを行いましょう。

鉢土づくり

アスター(レディインブラック)は通気性や保水性のバランスの良い培養土を好みます。

自作する場合は’赤玉土小粒6割＋腐葉土3割＋くん炭1割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

アスター(レディインブラック)は耐乾性の強い植物ですが、極度の乾燥は見た目を悪くし病気の発生を促します。

また他の一般的な植物と同様に短期的な乾燥と湿潤の繰り返しによって根を深く張り成長が良くなるため、水やりは土がしっかり乾いてから行うといいでしょう。

肥料の与え方

アスター(レディインブラック)は多くの肥料は必要としません。

苗を植付けする時に規定量の有機質の元肥を土壌に施し、追肥として夏の終わり頃に緩効性肥料を1度与えましょう。

剪定のやり方

アスター(レディインブラック)は5月から6月までに株の半分程まで切り戻しを行う事で高さが抑えられ分枝を促す事ができます。

また開花期間中は枯れた花を摘みましょう。花がら摘みをする事で、次の開花が促され株が弱る事も防ぎます。

夏越しする方法

アスター(レディインブラック)は暑さや乾燥に耐性がありますが、強い日射しや暑さによって葉焼けや水切れを起こし株が弱る事もあります。

日陰を作ったり、水やりを行い株が弱らないように管理しましょう。

冬越しする方法

Hardiness:4b～8a

アスター(レディインブラック)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は特にありません。

来年の成長に備え株の周囲に穴を掘り有機肥料を入れたり、腐葉土でマルチングしてあげる等して上げましょう。

挿し木や株分けで増やす

アスター(レディインブラック)は挿し木や株分けによって増やす事ができます。

挿し木

アスター(レディインブラック)の挿し木時期は成長期間であればいつでも行えますが、最も適した時期は五月から六月です。新しく成長した茎を選び切りとり7cm前後で茎を切り分けましょう。上部にある葉を残し下部の葉は取り除きます。切り口に発根ホルモンを付け湿らせた培地(赤玉土／バーミキュライト／パーライトの混合か単体で使う)に挿して下さい。

株分け

アスター(レディインブラック)を株分けする時期は春もしくは秋が最も最適です。株分けを行う前日夜に水をしっかり与えておくと株分け後の活着が良くなります。

スコップを使い株を掘りあげたら根と葉茎をしっかり付けた束を2個から3個に分けるように手もしくはハサミを使い切り分けます。株分け後は直ぐに植付けて水をしっかり与えてください。

播種で増やす

アスター(ラテリフロルス種)の種蒔の方法
播種時期:3月～4月
発芽適温:約20度
発芽日数:約10日
光条件:

種は通気性保水性のいい無菌の培地に撒き、指で軽く押し薄く覆土しましょう。種が流されないように底面吸水もしくは優しく水やりを行い乾燥しない様に管理して下さい。

植物の病気

アスター(ラテリフロルス種)病気

斑点病
灰色カビ病
萎凋病

アスター(リトルカーロウ)の育て方や増やし方【コーディフォリウス種】

宿根草の育て方

アスター(リトルカーロウ)の特徴


原産:北アメリカ科:キク(asteraceae) 属:アスター／シムフィヨトリクム(aster／Symphyotrichum) 種:コーディフォリウス(cordifolium) 品種:リトルカーロウ(little carlow) 花の色:青色● 分類:多年草草丈:90cm 草姿:直立開花時期:8月～11月花言葉:「多種多様」「信じる心」「思い返す」
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

アスター(リトルカーロウ)は高性でドーム状の草姿をつくり、柔らかなパステル調の青色の花が上品で美しい、コーディフォリウス種とユウゼンギク種のハイブリッドの園芸品種です。

開花時期は夏から秋、花は直径約2cmの青色の花(頭花)を穂状(円錐花序／散房花序／総状花序)に咲かせます。草姿は直立で高さは最大約90cm × 幅は約45cmまで成長し、葉はハート形(心臓形)もしくは卵形で互生葉序につきます。

アスター(コーディフォリウス種)は夏から晩秋まで何週間にも渡り株を覆うように咲き誇る花を楽しむ事ができる魅力的な秋の花です。涼やかな青色もしくは白色の花は上品でエレンガンスなお庭に良く似合うでしょう。草姿は直立に高く伸びるため日当たりに気をつけながら花壇の中央や植えて上げるのが良いでしょう。

アスター(コーディフォリウス種)は暑さ寒さに強くとても育てやすい多年生の植物ですが、株分けを行わないと株が弱る事があるため3年に1度株分けによって更新を行いましょう。