農業や園芸に使用される土壌改良用の土です。主に中国、南アフリカ、オーストラリア、ジンバブエ、米国で産出される蛭石を約800℃の高温で加熱し膨張させたもので非常に軽くなっています。
固相(5)液相(45)気相(45)
透水性と保水性の改善!
バーミキュライトの主な効果は透水性と保水性の改善です。多孔質のバーミキュライトは土壌に施用する事で透水性を高め同時に通気性がよくなります。
またアコーディオン状の多層構造になった隙間には比重の3倍から6倍の水分を保持することができ水分の保持力が抜群になっています!!
肥料をたくさん蓄える!
バーミキュライト自身には肥料成分がありません。しかしCEC(塩基交換量)は100meq/100g程あり保肥力が向上します!!
※一般的な土壌の保肥力20meq/100g程(数値が高くなるほど肥料持ちが良くなる)
デメリット・・・
ただしバーミキュライトを単体で使用するには固相率が低く植物を支える能力がありせん。種まき用土にする場合は幼苗になった時点で植え替えをしましょう。
土壌改良のやり方!
土壌改良としてバーミキュライトを施用する場合は土壌に対して30%程いれ、合わせて腐葉土や堆肥等を同程度施用しよく混和しましょう。
保水性・保肥性・通気性に優れるバーミキュライトは砂土を土壌改良するのに効果的です!!
鉢植えでは!?
鉢植えに混ぜる際も用土全体の2割程混ぜます。バーミキュライトを混ぜる事で保水性と保肥力が上がり管理が楽になります!!
例赤玉土6 : 腐葉土2 : バーミキュライト2
挿し木・種蒔
無菌で保水性・通気性が良いバーミキュライトは、挿し木・種撒き用土に最適です。
単体で使用できますが、植物が大きくなると風などで倒れる危険があるため注意しましょう。
ここまでがバーミキュライトの紹介です!うまく活用してたくさんの花を咲かせましょう