有用微生物のまとめ部屋
ボタンを押すと有用微生物の説明と増やし方について説明しています!
バチルス菌とは!?
バチルス菌または枯草菌は、土壌や植物に普遍的に存在し、反芻動物やヒトの胃腸管に存在するグラム陽性のカタラーゼ陽性の真正細菌である。
好気性で最適生育温度は25-35℃になります。また高温に対して耐性があるため水につけ煮沸するとバチルス菌だけ生き残り他の雑菌を滅菌することができる。
バチルス菌の役割
・抗菌性活性リポペプチドや強力な界面活性を示す物質を分泌し病害を防除する。
・有機物質の分解促進にも利用される。
バチルス菌(納豆菌)の増やし方
1⃣米ぬか1kgに水500ccと納豆1パックを使用する。
2⃣バケツ等に米ぬかと水を入れて、よく馴染むまで攪拌を行う!
3⃣納豆を入れ全体が馴染むように攪拌!
4⃣蓋をして1週間程寝かし発酵した匂いがするなら完成です。
AM菌とは
グロムス門に属する150種程度の特殊な菌類。根の細胞内に菌糸を侵入させ樹枝状体または嚢状体を形成する。
AM菌の役割
・植物と共生を行い糖を貰う代わりに、リンやミネラル、水分を植物に供給する。
・根に菌糸をまとわせ病害に対する抵抗性を高めてくれる。
・根の周囲に抗菌性物質を産出することで、病原性微生物の働きを抑制する。
・根の周りに菌鞘を作り出し物理的に根を守る。
AM菌の資材
1⃣資材を入れる際に炭やゼオライトがあると感染率があがります。
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乳酸菌とは
乳酸菌は代謝により乳酸を産生する細菌類の総称。生育の為には糖類、アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルが必要な細菌類。ヨーグルト、乳酸菌飲料、漬け物など食品の発酵に寄与している。
乳酸菌の役割
・乳酸が作られるとPHが下がり抗菌作用がうまれる。
・乳酸菌の作る抗菌バクテリオシンのナイシンはグラム陽性菌に対して抗菌作用がある。
・牛乳等を原料に乳酸菌を増やせばカルシウム等のミネラルの補給にもなる。
・バチルス菌等の有用微生物の働きも抑えるため施用する際は注意が必要!
乳酸菌の施用方法
1⃣ヨーグルトを500倍に水で薄め葉面や土壌に散水する。
嫌気性で酸性を好む。米ぬかに水を入れて密封すると増えていく!
放線菌とは
一般に、グラム陽性の細菌のうち、細胞が菌糸を形成して細長く増殖する形態的特徴を示すものを指す慣用名である。
絶対好気性で多くは土壌の落葉の中で生息している。
放線菌の役割
微生物の外殻の物質
・キチン質を溶かすキチナーゼ酵素が微生物の外殻の物質を溶かし糸状菌や線虫の働きを抑える!
・糸状菌が分解出来ないセルロースを放線菌が分解する。
放線菌の増やし方
炭と藁を混和し水を含ませると増殖する。
光合成細菌とは
光合成細菌は、光合成を行う細菌の総称である。
光合成細菌の役割
・放線菌の餌⊂( っ´ω`)っ
・土壌の団粒化
光合成細菌の増やし方
1⃣光合成は種菌を元に培養します。(購入して下さい( ..)”)
2⃣ペットボトルに水1ℓと糖蜜20cc・(種菌EM1)を20ccを入れます。
3⃣光合成で増えるため、後はよく陽の当たる場所に夏場なら1週間・冬場なら2週間程放置します。
その際、毎日ペットボトルの蓋を開けてガス抜きしてください。
4⃣PH3.5以下になっていれば完成
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酵母菌とは!?
酵母またはイーストは、広義には生活環の一定期間において栄養体が単細胞性を示す真菌類の総称である。
単細胞で球形をしており、出芽(分裂)しながら数を増やします!カビの仲間であるが菌糸を作りません。
酵母菌の役割
・糖を餌にアミノ酸やホルモン・ビタミン・ミネラル等を作り出し死骸になった際には豊富な栄養素となります!
・活動する際に炭酸ガスを発生させ土壌の団粒化も促します。
・植物ホルモン(オーキシン)の効果で成長を促す。
酵母菌の増やし方
1⃣ 1ℓの水に砂糖を30gにドライイーストを1g混ぜ容器密閉したら3日程でできる。(定期的に蓋を開けてガス抜きを行う)
2⃣出来た酵母菌は水で300倍に薄め植物に散布して使用する。
トリコデルマとは
トリコデルマは、フンタマカビ綱ボタンタケ目ボタンタケ科に属する子嚢菌である。
森林土壌など植物遺体の多い場所、枯れ木や朽ち木によく繁茂している。
トリコデルマの役割
・トリコデルマ菌の出すセルラーゼは有機物の中のセルロースを分解する。
・トリコデルマは菌類に寄生し病害の防除に用いられる、ただし椎茸等の有用菌にも攻撃しちゃうよ(๑>•̀๑)テヘ
トリコデルマの資材
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