バーク堆肥は樹皮を原料に鶏糞や尿素等の窒素分を入れ発酵させて作られた土壌改良材です。腐葉土等と比べ分解がゆっくり進み膨軟性が長続きするのが特徴です。
バーク堆肥は腐葉土等と同様に土壌の膨軟性を高め、保水性や通気性をもたせます。また微量要素を含み土壌の微生物の多様性を高めます。
バーク堆肥は腐葉土やピートモス等と比べ分解されにくい一方で、リグニンを含み植物の成長を阻害すると言われます。そのため成長の早い草本植物よりバラ等の低木植物や樹木に使われる事が多いのが特徴です。
またバーク堆肥は乾いた時に水を弾く性質をもちます。そのため入れ過ぎると土が乾燥しやすくなるので入れる量は2割〜3割程度に抑えるといいでしょう。
C/N比の高いバーク堆肥は分解される時に、微生物が土壌にある窒素を使います。そのため植物が必要な窒素が足りなくなる事があり、生育不良を起こすおそれがあります。肥料をしっかり入れ窒素飢餓を起こさないように注意しましょう。
バーク堆肥はマルチングでも使用する事ができます。急激な温度変化から根を守り、雑草が生えにくくなる、土が硬くなりにくくなる等の効果を期待できます。