ベロニカゲンチアノイデスの特徴
所属国:中東・トルコ 科目:ゴマハノクサ 属性:ベロニカ 種小名:ゲンチアノイデス 分類:多年草 背丈:30~40cm 開花:5月~7月 花言葉:「忠実」「名誉」 |
ゲンチアノイデスはロゼット状(地表に葉を張り付ける様)に葉を茂らせ、花茎を高く伸ばし白地に淡い青色の筋が入った、女性的で上品な花を咲かせるベロニカです。 草丈は30cmから40cm程で、横にも同程度広がります。花茎がとても長いので切り花におすすめの花です。 基本は強健で育てやすく耐寒性のある多年草ですが、夏が少し苦手です。株が弱らないようにきちんとお世話してあげましょう。 お店には春先頃に並びます、値段は300円から500円ほどです。 |
ベロニカゲンチアノイデスの育て方
ゲンチアノイデスは日当たりが良く肥沃で水はけのいい場所を好みます。 植付けの前に花壇の作り方から診断を行い、必要に応じて改良用土を入れてあげましょう。 おすすめ | ||||
鉢植えでは「通気性」がよく「保水性」もある培養土を作成します。 作成例 解説 | ||||
ゲンチアノイデスは高温多湿が苦手です。梅雨終わりの多湿環境は病気にかかりやすく、またベロニカは半休眠状態に入ります。花は無理に咲かせず、切り戻しを行い出来れば遮光してあげましょう。 また半日影に移動する、または遮光ネットを利用すると株を弱らせることなく、夏越しができます。 | ||||
ゲンチアノイデスは常緑多年草です。基本的にお世話の必要はありませんが、病気の原因となる枯れ枝や葉は切り、腐葉土で株元をマルチングしてあげましょう。 | ||||
肥料は3月から5月、9月から10月の間で、水でゆっくり溶けだす緩効性肥料を月に1度ほど与えましょう。 冬はボカシ肥料や堆肥を株元に与え、来年の成長に備えます。 | ||||
ゲンチアノイデスは夏の管理がとっても大事になります。少し勿体ない気がするかもしれませんが、梅雨が明けた頃に花茎を下から切り戻してあげましょう。 | ||||
病気 | ||||
・斑点病(Septoria) 斑点病(Septoria) 一般にベロニカの斑点病は最初古い葉で発生しやすく、小さな黒い斑点ができます。徐々に斑点は拡大して灰褐色の大きな斑点になります。多くの場合は植物の命を脅かす事はありませんが、病気を放置すると斑点は株全体に広がり鑑賞価値を下げるだけでなく植物を弱らせ枯死させる事もあります。 治療は感染部位の除去を行い、斑点病に効果のある殺菌剤を使用しましょう。 べと病(peronospora grisea) peronospora griseaはベロニカ属の全ての種及びヘーベ等に感染する事で知られるベト病菌です。 一般に不定型の茶色い斑点を葉に生じさせ、症状が進むと徐々に斑点が広がり中央部が壊死します。 治療は感染部位の除去を行いベト病に効果のある殺菌剤を使用しましょう。 うどん粉病(erysiphe) うどん粉病は白色または灰色の粉状の真菌で、発生すると葉や花、茎に薄らと白い粉状の斑点が現れます。 葉の捻りや落葉、開花の抑制、生育不良等がおき、真菌が株全体に広がると酷いものでは枯死する事があるので注意が必要です。 治療は感染部位の除去を行い殺菌剤を使用しましょう。 | ||||