花冠の種類
目次 |
左右相称花冠
主軸に対して左右の各部が対象にある。
上弁2枚、側弁2枚、下側の唇弁1枚からなる花。 |
3個の萼片と3個の花弁、中央下部の花弁が大形特殊化して唇弁になる。 |
上位の旗弁、中位の翼弁、下位の舟片からなる。 |
下唇が袋状に膨らんでいる。 |
筒状の花冠の先端が上下に2深裂して上唇と下唇になっている。 |
短な花冠筒に、大きな非対称の弁状部が広がるもの。キク科に多く見られる。 |
放射相称花冠
左右相称になる部分が3つ以上ある。
4枚の花弁相対して十字になる。 |
細長い筒状花冠の先端が大きく裂片に開く。 |
筒状で先端が少し膨れ裂けている。 |
5枚の花弁からなり、花弁は萼筒の中に収まる爪部と、その先から開出する舷部からなる。 |
細長い花冠筒が先端に向かい円形に広がる。 |
花冠の上部が壺のようにくびれる。 |
花冠筒が短く、大きめの裂片が開出する。 |
6枚の花被片が筒状になっている。 |
5枚の花弁が浅く水平に開く。 |
細長い花冠筒があり、先端に小さな裂片が開出している。舌状花の中心部によく見られる。 |
非相称花冠
花冠に相称面がない。
花被面がそれぞれ異なり左右対象ではない。 |