ポプリの作り方は大きく分けて2種類あります。一般に主流なのは全ての素材を乾燥させて作る英国風のドライポプリです。もう1つは粗塩に生乾きの素材を加えて作るフランス風のモイストポプリです。
英国風のドライポプリでは香りの良い花や葉を乾燥させた後に瓶の中でスパイスまたはエッセンシャルオイルと混ぜて香りを熟成させます。
フランス風のモイストポプリでは、粗塩の中に生乾きの花や乾燥した葉等の様々な素材を加えて瓶の中で熟成させていきます。
完成したポプリはビンやポットに入れてオシャレな室内香として、サシェにして香り袋として楽しみましょう。
目次 |
・主材料
主材料は花や葉等のメインとなる部分です。香りや色の良いものを選ぶといいでしょう。
香りのいい花
・バラ
・ラベンダー
・カモミール
・金木犀
・キク
香りのいい葉
・タイム
・オレガノ
・バジル
・ミント
・ローズマリー
・副材料
副材料はスパイスや果物の皮等の主材料を引き立てるものを使用するといいです。
・レモン
・オレンジ
・リンゴ
・クローヴ
・シナモン
・バニラ等
・保留剤
保留剤は必ずしも必要な物ではありませんが、香りが長続きし保存が良くなります。
・オリスルート
・乳香
・ラベンダー
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・エッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルは植物から抽出された揮発性の貴重な油で、高い芳香があります。
保留材同様に必ずいる物のでは無いですが、エッセンシャルオイルがあれば素材の香りをプラスしたり、薄くなってきた香りを回復するのに使用することが出来ます。
・ベルガモットオイル
・ラベンダーオイル
・ローズオイル
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・密閉ビン
密閉ビンはポプリを熟成させ香りを定着させるのに使用します。
１.材料の準備
材料はお庭やお店にある香りや色のいい花や葉、柑橘系の果物を事前に数種類準備します。その際、イングリッシュラベンダーや香りのいいローズがあれば香りや色合いがとても良くなるので積極的に入れてみてください。
香りをもっと楽しみたい場合は、お好みで保留材やエッセンシャルオイル、スパイスも準備しましょう。
２.材料の乾燥
ザルまたは新聞紙を広げ、その上に花や葉、果物の皮を並べ風通しのいい場所に１週間ほど置きましょう。
その際、バラ等の花は萼から花弁を外すと早く乾燥します。
さらに手早く乾燥させたい場合は電子レンジを使用して下さい。クッキングシートに花弁や葉を並べ500wで40秒程あたためます。その後、焦げないように様子を見ながら追加でカラカラになるまで温めましょう。
ポプリにドライフルーツを利用したい場合はフルーツを輪切りにして余熱100度のオーブンで30分程温めます。その後様子を見ながら追加であたためましょう。
３.密閉容器に入れる
乾燥後は乾いたラベンダーや果物の皮を少し取り、お好みのスパイス(シナモンやバニラ)と合わせ乳鉢の中で砕いて香りをたてます。ある程度砕いたら残る花弁や葉と合わせて密閉瓶の中に入れます。数日おきに瓶を揺すり馴染ませながら2週間程熟成させましょう。
保留剤(オリスルート)を使用する場合はオリスルートを軽く砕き、そこにエッセンシャルオイルを1滴または2滴染み込ませます。乾燥した花弁や葉と一緒に保留材を密閉瓶の中に入れ2週間程、香りが馴染むように熟成させましょう。
※オイルは使いすぎると匂いがきつくなるので注意して下さい。
４.完成したら瓶や小袋に入れて香りを楽しみましょう。