原産国:中国 科:サクラソウ 属:サクラソウ(primula) 種:シネンシス(sinensis) 分類:多年草(一年草) 草丈:30cm 開花:12月~4月 花言葉:「富の誇り」「無言の愛」「しとやかな人」「青春の美しさ」「素朴」 |
シネンシスは葉裏が銅色をしており、形は卵形で深裂しているのが特徴です。また他のプリムラと比べると比較的暑さに強く夏越しがしやすい所があります。 草丈は20cm程で葉をロゼット状に広げて、開花時期の冬から春にかけ高盆形花冠の花を散形花序に咲かせます。 シネンシスは他のプリムラと比べると暑さに耐性があるものの、夏越し出来ずに枯れる事もあります。 |
シネンシスは明るい場所であれば直射日光を必要としません。土は肥沃で水はけのいい土を好みます。 植付けの前に花壇の作り方から診断を行い、必要に応じて腐葉土やボラ土等をいれ土壌を改良しましょう。 おすすめ |
鉢植えでは「通気性」がよく「保水性」もある培養土を作成します。 作成例 |
シネンシスを夏越しさせる際は5月頃から窒素肥料を切り、直射日光を避け涼しい日陰や室内に移動してあげましょう。 |
シネンシスは冬の寒さに強く特にお世話を必要としませんが、霜で根が切れることがあります。 株元を腐葉土でマルチングしてあげましょう。 |
肥料は成長の始まる11月から5月まで水でゆっくり溶けだす緩効性肥料を1度与えましょう。 おすすめはプロも使用しているIB肥料です。 |
咲き終わった花は、こまめに花茎の根元から切り取りましょう。 また枯葉や病気にかかった葉は、こまめに取り除いて上げてください。 |
シネンシスの種蒔は5月頃に行います。発芽適温は20℃前後、発芽に光が必要な好光性種子のため覆土は控えます。 培養土はピート版もしくはバーミキュライトや赤玉土に種を撒き、軽く指で押して土と密着させ5mm程度覆土しましょう |
病気 |
立枯病 立枯病は土壌に潜むフザリウム菌やリゾクトニア菌が根や地際部から感染して起こります。発症すると、地際付近の茎の表皮が褐色に腐敗し上部は水枯れしたような症状がおこります。治療は難しく発症部位から下を切断して治る事もありますが、基本は株を抜き病気の広がりを抑えましょう。花壇の土の通気性を上げて有用な微生物を増やす事で病気を減らす事が出来ます。灰色カビ病 灰色カビ病はボツリヌス菌が起こす病気です、普段は土壌で腐性生活を行いますが、風で飛散した胞子が古い花弁などにつくとそこから感染します。発症部位は主に枯れた花弁から始まり、放置すると葉や茎に広がって株が萎れるように枯れます。治療は感染部位を取り除き殺菌剤(フルピカフロアブル等)を使って病気の予防を行ってください。斑点病 斑点病はセルコスポラやセプトリア等の病原菌が元で起こる病気です。症状は葉や茎に不定形の病斑ができ、落葉または茎に発症した場合はその部位より上が枯れる事があります。基本は斑点病が原因で枯れる事は少ないですが、生育が悪くなり見た目も良くないので治療して上げましょう!治療は感染した葉を取り除き殺菌剤(ダコニール1000・ベンレート水和剤等)を散布してください。 |