- 原産:マダガスカル
- 科:ベンケイソウ(Crassulaceae)
- 属:カランコエ(Kalanchoe)
- 種:ベニベンケイ(Kalanchoe blossfeldiana)
- 別名:フレーミング・ケイティ(flaming Katy)/クリスマス・カランコエ(Christmas kalanchoe)/フローリスト・カランコエ(florist kalanchoe)
- 開花時期:11月~5月(短日処理を行うことで周年)
- 花の色:赤色●桃色●橙色●黄色●緑色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:
- 草丈:約15~50cm
- 誕生花:12月7日
- 花言葉:人気・人望・幸せを告げる・あなたを守る・おおらかな心・たくさんの小さな思い出
- 用途:開花期間長い
- 購入方法:カランコエ(ベニベンケイ)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
カランコエ(ベニベンケイ)とは!?
カランコエ(ベニベンケイ)は学名Kalanchoe blossfeldiana、別名では「フレーミング・ケイティ(flaming Katy)」や「クリスマス・カランコエ(Christmas kalanchoe)」等とも呼ばれるマダガスカルが原産の多年草です。
カランコエ(ベニベンケイ)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のblossfeldianaは、ドイツの植物学者Robert Blossfeldへの献名です。
カランコエ(ベニベンケイ)の特徴(魅力)
- カランコエ(ベニベンケイ)は、他のカランコエの近縁種と比べて、花が色鮮やかで華やかな所と、光沢のある肉質な葉っぱが装飾的で魅力的な所などが特徴になる植物です。
- 園芸では一般的に花を鑑賞する目的で育てられます。
- 草姿は丸みを帯びたドーム状になる傾向があり、コンパクトに成長するため、鉢栽培に向いています。
- 葉は肉質で丸みを帯びているため可愛らしく、また水に濡れたような光沢があり、光が反射するととても美しいです。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
- 開花は一般的に秋頃から春頃にかけて、短日植物のため暗闇の時間が長くなる事で花を咲かせます。そのため、その性質を利用して植物に暗闇を経験させる事で、狙ったタイミングで花を咲かせる事が可能です。
- 短日処理のやり方は、色々ありますが、普通の家庭ではダンボールを植物に被せて行うのが一般的です。詳しくは、短日処理のリンクからご覧下さい。
- 花序は集散花序、集散花序は茎の頂部に集まるように咲くため、半球状の外観の花姿をつくります。
- 花は直径約1cm、花の色は鮮やかで華やかな雰囲気を演出することが出来ます。
- カランコエ(ベニベンケイ)を栽培する際は「過湿」「強光」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。日当たりに関しては気温にも左右されるため一概ではないですが、基本的に明るい日陰または半日陰で育てる事が理想です。日向で育てた場合、光合成能力を超える強光となるため、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしやすくなります。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
カランコエ(ベニベンケイ)の草丈は約15(~50)cm、草姿はドーム状、茎は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤みを帯びるか淡い褐色になります。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の長さ約3(~10)cm、葉身の形は楕円形または倒卵形またはヘラ形、葉縁部分に鋸歯があります。
花序は集散花序、花の直径は約1cm、花弁は4個、花の色は赤色・桃色・橙色・黄色・緑色・白色があります。
カランコエ(ベニベンケイ)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 カランディーバ・シリーズの特徴は、花が八重咲きするため華やかな花姿が楽しめる所や、分枝力が高いため茎葉が密になり、花の数も多くなる所、シリーズの中には赤・桃・橙・黄・緑・白と豊富な花色があるため、お庭やお部屋の雰囲気に合わせて品種が選べる所等にあります。 | 育て方・楽天で購入 ピトン・シリーズは、花の縁部分に白色の覆輪が入る、橙色と白色または桃色と白色の二色の花色が特徴の園芸シリーズです。また花は繰り返し咲くため、長く花を楽しめる所が魅力です。 |
育て方・楽天で購入 またシリーズの中には花の色に合わせて幾つかの品種があるため、お庭やお部屋の雰囲気に合わせて品種が選べる所もクィーンローズ・シリーズの魅力です。 | 育て方・楽天で購入 ディスコディップは、花房の中に桃色・クリーム色・白色の花が入り交じり、カラフルでロマンチックな雰囲気を演出する魅力的な園芸品種です。 |
ハッピーガーデン 育て方・楽天で購入 ミリオンスターは、鉢植えの中でも育てやすいコンパクトな草姿と、次々と咲くカラフルな花色が魅力的なシリーズです。 | 育て方・楽天で購入 パーフェクタ・シリーズは、オランダのパーフェクタ社が育種した園芸シリーズです。従来のカランコエと比べて花芽が多く、綺麗な半球状の花房を作り、花は完全八重咲きです。そのため、非常に豪華で華やかな花姿を楽しめます。また挿し木から高品質の苗が作りやすく、維持管理が楽なところなどもこのシリーズが人気になっている要因の一つとなっているのかもしれません。 |
カランコエの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
カランコエ(ベニベンケイ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
カランコエ(ベニベンケイ)は、明るい日陰、または半日影までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温にも左右されるため、暑い場合は明るい日陰に移動したり、冷涼な場合は半日影に移動してあげると良いでしょう。
明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
※注意する事は、直射日光が6時間以上当たる日向や、日当りが著しく悪い場所を避ける事です。何故なら、日向で育てると強い日差しが葉焼けを引き起こして株が弱りやすくなるからです。また日当りが著しく悪い環境で育てる事も茎が徒長して葉つきや葉色が悪くなったり、花付きが悪くなったり、成長が遅くなる事を招くため注意が必要です。
土壌の土質
カランコエ(ベニベンケイ)は、通気性と排水性がとても良い砂質の土壌を好みます。あまり肥沃さは求められません。
黒土や腐葉土が沢山入る肥沃すぎる土壌は夏場に蒸れる原因となる可能性があります。また粘土質な土壌では水分が停滞してジメジメするため、根腐れして生育不良を引き起こす可能性があります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、粘土質な土壌であれば、パーライトや川砂などを入れて通気性や排水性を改善して、適度に腐葉土等の有機物を入れましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
カランコエ(ベニベンケイ)は、明るい日陰、または半日影までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温にも左右されるため、暑い場合は明るい日陰に移動したり、冷涼な場合は半日影に移動してあげると良いでしょう。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
一方で、植物に当たる光量が少ない場合があります。暗い場所では、葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、凡そですが5000lux~10000luxの光が当たる場所で管理してあげると良いでしょう。
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
培養土
カランコエ(ベニベンケイ)は、他の多肉植物と同様に多湿環境を嫌うため、サボテンの培養土や多肉植物の培養土等を利用すると良いでしょう。自作する場合は通気性が良い培養土をつくります。腐葉土等の堆肥が多いと夏に蒸れる原因にもなるためやや少なめにしましょう。
培養土の配合例
- 川砂+ボラ土(小粒)+赤玉土+腐葉土=3:3:3:1
水やりの仕方
カランコエ(ベニベンケイ)は、他の多肉植物と同様に、乾燥に強い植物です。茎や葉に水を蓄えているため、土壌が乾燥してしまった後、水やりが数日遅れてしまったとしても平気な傾向にあります。
水やりの方法
水やりは、土壌が乾燥したタイミング、または数日待ってから行います。水を与える量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、鉢底から水が流れ出る位にたっぷりと与えてください。
注意点:土壌が乾燥する前に、水やりを行うと根腐れを引き起こす可能性があります。そのため、土壌が乾燥したのを確認してから必ず水やりを行いましょう。※水やりのタイミングを掴むのが難しい場合は、サスティを利用しましょう。
また植物の葉に水が残ると、そこから腐敗が始まる可能性があります。そのため、水やり時は葉にかからないように、株元に優しく水を与えるようにしましょう。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
カランコエ(ベニベンケイ)は、沢山の肥料を必要とする植物ではありませんが、生育期間中に定期的に肥料を与える事で成長が促進されて沢山の花を咲かせる事が出来ます。
生育期間中の春から秋にかけて、液肥を与えると良いでしょう。
追肥の与え方
- 肥料を与える時期
- 春から秋にかけて生育期間中です。
- 肥料の選び方
- リン酸が多めの液肥を選びましょう。
- 肥料の与え方
- 液体肥料は、規定された分量で希釈して約10~14日に1回のペースで水やりの際に一緒に液肥を与えるとよいでしょう。
剪定のやり方
カランコエ(ベニベンケイ)の剪定は「花がら摘み」「切り戻し」の二つです。
カランコエ(ベニベンケイ)は、他のカランコエと同様に剪定をしないと、茎が徒長して葉が少なくたったり、花が咲きにくくなります。そのため切り戻し剪定して、新しい成長を促す必要があります。
また枯れた花を摘むことで、見た目をよくしたり、新しい成長を促すことに繋がります。
花がら摘みとは!?
花がら摘みとは、色褪せたり外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのメリット
- 種を作るエネルギーが、花に向かうため、花の数が増えたり、開花期間が伸びたり、株の寿命が伸びるなどします。
- 種が作られないため、こぼれ種による雑草化を防ぐ事が出来ます。
- 花にカビ(真菌)等がついて腐敗することを防ぐため、病気の予防に繋がります。
- 花がらはカビが生えたり、褐色になったり、乾燥して縮んだりして外観を悪くするため、花がら摘みを行うことで清潔感を保つことが出来ます。
花がら摘みのデメリット
- 種を採取できません。
- 時間と労力が必要になります。
花がら摘みのやり方
カランコエの花がら摘みのやり方は、色褪せたり外観が崩れた花房を、茎が枝分かれする部分まで戻りハサミで剪定します。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定のメリット
- 切り戻し剪定を行う事で茎の長さなどが均一になり、外観が整います。
- 剪定によって頂芽優勢が崩れ、分枝が促されるため、茎の数が増えて株がボリューミーになり、花の数も増えます。
- 生産性の低い古い茎を切り戻す事で、生産性の高い新しい成長が促されるため、株が若返り、花が咲きやすくなるなど生産性が高まります。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、株全体または土壌にも日が当たり、日当たりの改善・多湿の改善に寄与します。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、風の流れが良くなり、多湿の改善が期待出来ます。
- 多湿を改善する事で蒸れによる根腐れを防止、多湿を好むカビ(真菌)の発生を抑制して病気予防、多湿により集まってくる害虫の発生予防等が期待出来ます。
切り戻し剪定のデメリット
- 株のボリュームがなくなり、葉の数も減るため、一時的に見た目が悪くなる事があります。
- 一度に沢山の剪定を行うと、植物に強いストレスがかかり、一時的に成長が止まる可能性があります。
- 傷口が病気の感染ルートになる可能性があります。
切り戻し剪定のやり方
- カランコエの切り戻し剪定の時期は、生育期間中または花が終わった後に行います。
- 剪定は株の高さの1/3から1/2を目安にするか、枝分かれした部分の根元から剪定しましょう。
- 病気の茎や枯れた茎は、茎の途中の健康な茎の上、または根元から剪定します。
夏越しする方法
カランコエ(ベニベンケイ)は夏の暑さに耐えますが、強い日差しや多湿に注意する必要があります。
夏越しで重要なポイント
- 直射日光に当たると葉焼けをおこし、葉が傷み枯れることもあります。そのため、夏場は基本的に明るい日陰で管理しましょう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の通気性・排水性をよくしておきましょう。また長雨に当たらない環境で育てることも大切です。
- 乾燥に強い植物ですが、乾燥が続くと葉が萎れたり落ちたりする事があります。そのため、土壌の状態を見ながら定期的に水やりを行いましょう。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
カランコエ(ベニベンケイ)は寒さに弱いため屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が10度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 暖地などの暖かい地域であればカバーを被せるなどの、霜対策を行うだけでも越冬出来る可能性があります。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
挿し木や株分けで増やす
カランコエ(ベニベンケイ)は挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ10cm程度にわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
葉挿しの方法
- 葉を選ぶ
- 健康で病気のない葉を選びましょう。新しすぎる葉・古過ぎる葉は避けて、成熟した葉を選びましょう。
- 葉を取る
- 葉挿しには葉柄が必要です。そのため、ナイフやハサミ等を使い、葉柄の根元から葉を切り取ります。
- 培土を準備
- 挿し穂用の用土を準備しましょう。バーミキュライトや鹿沼土等をブレンドした清潔感のある用土を使うのが一般的です。
- また楽天で販売している挿し芽用の用土を利用する事もできます。
- 倍土に植える
- 容器の中に倍土を入れて、倍土に葉柄を差し込む穴を開けましょう。
- 葉柄を穴の中に差し込み、土で覆います。
- 管理方法
- 倍土は湿らせておき、直射日光の当たらない所で管理します。
- 湿度を保つ事が大切なため、ビニールなどで容器を覆い、ミニ温室のようにして管理すると成功率が上がりやすいです。
- 根がある程度に成長したら、葉挿しを個々のポットに植え替えます。
播種で増やす
カランコエ(ベニベンケイ)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
カランコエ(ベニベンケイ)の病気
- 根腐れ病
- 灰色カビ病
- うどんこ病
カランコエ(ベニベンケイ)の害虫