デルフィニウムの珍しい種類、主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2023】

デルフィニウムは属の中に約451種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、エラータム系は原種のエラータムと幾つかの種が由来となる雑種で、花穂の中に花が密に集まり尖塔のような豪華な花姿が楽しめます。またベラドンナ系はグランディフロルムとエラータムご種間交雑した雑種でエラータムよりも花穂の中の花が少なく繊細で可憐な花姿を楽しめます。その他にも、茎の分枝が多くて、花が散らばったように咲くシネンセ系等も親しまれています。

また上記の他にも、このページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。

目次

• エラータム系の特徴
  • エラータム系の園芸品種
• ベラドンナ系の特徴
  • ベラドンナ系の園芸品種
• シネンセ系の特徴
  • シネンセ系の園芸品種

デルフィニウム（エラータム系）の特徴や園芸品種

• 原産:
• 学名:Delphinium × elatum／Delphinium × cultorum
• 草丈:約100～200cm
• 分類:多年草
• 開花時期:4月～6月
• 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
• 葉色:緑色●
• 耐暑性:弱い
• 耐寒性:強い
• 誕生花:3月23日・4月14日・4月19日
• 花言葉:清明・高貴・誰もがあなたを慰める・あなたは幸福をふりまく
• 背が高い花／コテージガーデン／ロマンチックガーデン／エレガントガーデン
• 購入方法:デルフィニウム（エラータム系）を楽天で購入

デルフィニウム（エラータム系）とは！？

デルフィニウム（エラータム系）の学名はDelphinium × elatumまたはDelphinium × cultorumです。エラータム系は原種のエラータム(Delphinium elatum)やカルディナーレ(Delphinium cardinale)等が種間交雑してうまれた雑種の品種群になります。

デルフィニウム（エラータム系）の語源(由来)

• 属名のDelphiniumは古代ギリシャ語で「イルカ」を意味する「δελφίνιον （delphínion）」からきており、蕾の形がイルカに似ている所からきています。
• エラータム(elatum)はラテン語で「高尚」「高貴」を意味しています。

デルフィニウム（エラータム系）の特徴(魅力)

• デルフィニウム（エラータム系）の特徴は、草丈が200cmに達する事があり他の「ベラドンナ系」「シネンセ系」と比べて背が高くなる所や、花穂が非常に長くて尖塔のような見た目をしている所、花穂の中には100個近くの花が密につくためボリュームのある豪華な花姿を楽しめる所、葉が掌状に裂けているためシャープでお洒落な見た目をしている所、ベラドンナ系等と比べると栽培難度が高めで、多年草ですが短命になる傾向があるところ等にあります。
  • 園芸では、花が非常に大きく目立つことから、庭園等の広い空間の中でフォーカルポイントとして働かせる事が多いです。また花壇の中に立体感を出させたり、美しい青色の花を咲かせることから、ヒーリングガーデン等に利用されたりしています。
• 草姿は直立、茎は基本的に殆ど分枝することがなく真っ直ぐと伸びて高さ100～200cm程度になります。そのため、庭園やお庭の中で高さと立体感を出すことが出来ます。
• 葉は掌状に縁部分が裂けていて、細い小葉が放射状に広がっています。そのため、シャープなカッコ良さがあったり、レース飾りのような繊細な見た目をしており、お洒落な雰囲気を演出することができます。
• 開花期間は四月から六月頃までです。
  • 花序は総状花序、茎に沿って100個近い沢山の花が密に並んで咲くため、非常にボリュームが良く、また一個一個の花が大きく存在感があるため豪華な花姿をつくります。
  • 花の形は左右相称、萼片が五個、花弁が四個、距が一個あります。一般的に花弁と思われてる部分は萼片になり、花弁は目立たず、距が角のように後側に伸びています。
  • デルフィニウムは植物の中では珍しい青花を咲かせます。また青花を咲かせる植物の中でも秀でた美しさをもっているため、気分をリラックスさせるようなヒーリングガーデンを作りたい時は是非取り入れてみたい植物のひとつになります。
• デルフィニウム（エラータム系）を育てる際に注意することは「過湿」や「高温多湿」などです。
  • 過湿とは、土壌の中の水分が多い状態です。主な原因は土壌の排水性が悪かったり、水やりを頻繁に行う等にあります。過湿を嫌う植物は根腐れや腐敗などを引き起こしやすい傾向にあるため、土壌の通気性・排水性を高めたり、水やりの頻度を考える必要があります。
  • 高温多湿とは、気温と湿度が高い状態です。植物によっては日本の夏の高温で生育不良を引き起こしたり、高い湿度で根腐れや腐敗等の病気になりやすくなったりする事があります。また高温と多湿が複合すると、より強いストレスを植物に与えるため、深刻なダメージを負いやすいくなります。そのため高温多湿を嫌う植物を育てる場合は夏越し対策に気を付ける必要があります。

デルフィニウム（エラータム系）の草丈は約100～200cm、草姿は直立、葉序は根生葉または互生葉序、葉身の形は掌状に中裂または深裂、裂片の数は5～7個、裂片の形は狭楕円形または羽状浅裂から羽状中裂、葉の色は緑色です。花序は総状花序、花の形は左右相称、萼片(花弁状)の数は5個または5個以上、花弁は4個、距の形は角状、距の長さ約2.5cm、花の色は青・紫・桃・白がある。果実は袋果（1枚の心皮からなり、成熟すると果皮は乾燥して、癒合してできた縫合線から縦に裂けて種子を放出します）です。

デルフィニウム（エラータム系）の園芸品種の紹介

• パシフィックジャイアント
• ニューミレニアム・シリーズ
• マジックファウンテン・シリーズ
• ハイランダー・シリーズ
• その他

ハッピーガーデン

パシフィックジャイアント
育て方・楽天で購入

デルフィニウム（パシフィックジャイアント）は、エラータム系またはパシフィックグループ(Pacific Hybrid Group)に分類される園芸シリーズです。

パシフィックジャイアントの特徴は、花穂が長く尖塔のような豪華な花姿をしている所、一個一個の花の大きさが直径8cm程度と大きく、花の形が半八重咲きのため華やかな印象を感じさせる所、シリーズの中には花の色が豊富にあるためお庭の雰囲気や気分に合わせて品種が選べる所、草丈が180cmに達することもあり、庭園やお庭の中で高さを出してフォーカルポイントとして働かせる事が出来る所などにあります。

育て方・楽天で購入 ブルーバードの特徴は、花の色が青色と白色の二色で構成されていて、中央の小さな花弁が白色をしている所にあります。青色と白色の組み合わせは、清潔さや爽やかさ等を演出したり、気分を抑えて心をリラックスさせる効果があったりします。そのため、夏をイメージさせるシーズンガーデンや、心と体をリラックスさせるヒーリングガーデンにおすすめの品種です。	育て方・楽天で購入 サマースカイの特徴は、花の色が水色と白色の二色で構成されていて、中央の小さな花弁が白色をしている所にあります。水色と白色の組み合わせは、明るさや爽やかさ等を演出したり、気分を抑えて心をリラックスさせる効果があったりします。そのため、夏をイメージさせるシーズンガーデンや、心と体をリラックスさせるヒーリングガーデンにおすすめの品種です。
育て方・楽天で購入 アストロットの特徴は、花の色が桃色と白色の二色で構成されていて、中央の小さな花弁が白色をしている所にあります。桃色と白色は、女性的な優しい印象を与えたり、ポップで明るい雰囲気をつくったりします。そのため、愛をテーマにしたロマンチックガーデンや、明るく元気な印象を与えるカラフルなお庭等によく合います。	育て方・楽天で購入 ガラハットの特徴は、花の色が白色をしている所にあります。白色は穢れのなさや明るさを演出することができます。そのため、お庭に植えてあげると、ウェディングガーデンの清らかさと明るさを演出する事が出来たり、エレガントガーデンのような洗練された雰囲気を演出する事ができます。

ニューミレニアム・シリーズ
育て方・楽天で購入

デルフィニウム（ニューミレニアム・シリーズ）はニュージーランドのTerry Dowdeswellにより育種された園芸シリーズです。

ニューミレニアムの特徴は、パシフィックジャイアント等と比べて丈夫で育てやすくガーデンパフォーマンスが高いとされている所、花穂が長く尖塔のような豪華な花姿をしている所、花の形が半八重咲きのため華やかな印象を感じさる所、花が大きく平開しているため中央の小さな花弁が目立つ所、シリーズの中には花の色が豊富にあるためお庭の雰囲気や気分に合わせて品種が選べる所、草丈が160cmに達することもあり、庭園やお庭の中で高さを出してフォーカルポイントとして働かせる事が出来る所などにあります。

育て方・楽天で購入 ピンクパンチの特徴は、花の色が濃い桃色をしているため、可愛らしさや明るさ等を感じさせる所にあります。またピンクパンチは他のニューミレニアム・シリーズと同様に、花穂が長く尖塔のような見た目をしており、花の形が半八重咲きのため、華やかで豪華な印象を感じさせることが出来ます。	育て方・楽天で購入 ブルーレースの特徴は、花の形が八重咲きで、外側の萼片がフリルのようになる傾向がある所や、花の色が明度の高い青色をしているため、空の色のような爽やかな印象を感じさせる所にあります。またブルーレースは他のニューミレニアム・シリーズと同様に、花穂が長く尖塔のような見た目をしており背が高くなるため、庭園やお庭等の中で高さを出してフォーカルポイントとして働かせることが出来ます。
おぎはら植物園 育て方・楽天で購入 モーニングライトの特徴は、花の色が青色・紫色・白色の三色で構成されていて、外側から青色、内側が紫色、中心部に白色の小さな花弁があります。またモーニングライトは他のニューミレニアム・シリーズと同様に、花穂が長く尖塔のような見た目をしており、花の形が半八重咲きのため、華やかで豪華な印象を感じさせることが出来ます。	おぎはら植物園 育て方・楽天で購入 パガン・パープルズの特徴は、花の色が濃い青色と濃い紫色の二色で構成されていて、花が成熟するほど青色になる傾向があります。またパガン・パープルズは他のニューミレニアム・シリーズと同様に、花穂が長く尖塔のような見た目をしており、花の形が半八重咲きのため、華やかで豪華な印象を感じさせることが出来ます。
おぎはら植物園 育て方・楽天で購入 ダスキーメイデンスの特徴は、花の色が鮮やかな桃色と黒色(暗褐色)の二色で構成されていて、可愛らしさと大人っぽさが組み合わさる小悪魔的な雰囲気を感じさせる園芸品種です。またモーニングライトは他のニューミレニアム・シリーズと同様に、花穂が長く尖塔のような見た目をしており、花の形が半八重咲きのため、華やかで豪華な印象を感じさせることが出来ます。	おぎはら植物園 育て方・楽天で購入 ダブルイノセンスの特徴は、花の色が白色で裂片の先端に黄緑色のスポットがはいる事があり、明るさや爽やかさを感じさせる所にあります。またダブルイノセンスは他のニューミレニアム・シリーズと同様に、花穂が長く尖塔のような見た目をしており、花の形が半八重咲きのため、華やかで豪華な印象を感じさせることが出来ます。
おぎはら植物園 育て方・楽天で購入 パープルパッションの特徴は、花の色が鮮やかな青紫色と白色の二色で構成されていて、中央の小さな花弁が白色をしている所にあります。またパープルパッションは他のニューミレニアム・シリーズと同様に、花穂が長く尖塔のような見た目をしており、花の形が半八重咲きのため、華やかで豪華な印象を感じさせることが出来ます。

マジックフォンテン・シリーズ
育て方・楽天で購入

デルフィニウム（マジックフォンテン・シリーズ）の特徴は、草丈が100cm程度にしかならずコンパクトな成長習慣があるため狭い空間でも育てやすい所、花穂が長く尖塔のような豪華な花姿をしている所、一個一個の花の大きさが直径8cm程度と大きく、花の形が半八重咲きのため華やかな印象を感じさせる所、シリーズの中には花の色が豊富にあるためお庭の雰囲気や気分に合わせて品種が選べる所などにあります。

育て方・楽天で購入 ライラックピンクの特徴は、花の色が柔らかな桃色色と白色の二色で構成されていて、中央の小さな花弁が白色をしている所にあります。桃色と白色は、女性的な優しい印象を与えたり、ポップで明るい雰囲気をつくったりします。そのため、愛をテーマにしたロマンチックガーデンや、明るく元気な印象を与えるカラフルなお庭等によく合います。	育て方・楽天で購入 ダークブルーの特徴は、花の色が強烈な青紫色をしている所にあります。青紫色は落ち着いた印象を与えたり、また深い闇や魔法の力などを想像させるためミステリアスな雰囲気を感じさせることが出来ます。そのため、落ち着いた雰囲気のエレガントガーデンや、魔法の世界を想像させるようなテーマガーデンにピッタリな品種です。
育て方・楽天で購入 ホワイトの特徴は、花の色が白色をしている所にあります。白色は穢れのなさや明るさを演出することができます。そのため、お庭に植えてあげると、ウェディングガーデンの清らかさと明るさを演出する事が出来たり、エレガントガーデンのような洗練された雰囲気を演出する事ができます。	園芸ネット プラス 育て方・楽天で購入 スカイブルーの特徴は、花の色が水色と白色の二色で構成されていて、中央の小さな花弁が白色をしている所にあります。水色と白色の組み合わせは、明るさや爽やかさ等を演出したり、気分を抑えて心をリラックスさせる効果があったりします。そのため、夏をイメージさせるシーズンガーデンや、心と体をリラックスさせるヒーリングガーデンにおすすめの品種です。
園芸ネット プラス 育て方・楽天で購入 ラベンダーの特徴は、花の色が灰色みを帯びる紫色と白色の二色で構成されていて、中央の小さな花弁が白色をしている所にあります。紫色と白色は、上品さや穢れなさを感じさせることが出来るため、お庭の植えるとワンランク上のエレガントな雰囲気を演出することが出来ます。

ハイランダー・シリーズ
育て方・楽天で購入

デルフィニウム（ハイランダー・シリーズ）はスコットランドのScottish couple TonyとMaureen Coakleyにより育種された園芸シリーズです。

ハイランダー・シリーズの特徴は、花の形が完全八重咲きするため華やかで豪華な印象を感じさせる所、花の色が複色で花の中でグラデーションをつくる傾向にある所、花穂が長く尖塔を思わせるような豪華な花姿をしている所、シリーズの中には花の色が豊富にあるためお庭の雰囲気や気分に合わせて品種が選べる所、草丈が100cm程度にしかならずコンパクトな成長習慣があるため狭い空間でも育てやすい所などにあります。

ムーンライト(delphinium ‘highlander moonlight’)の特徴は、花の形が完全八重咲きな所、花の色が中心から外側に向かってパステルグリーンからパステルブルーへと変化して、グラデーションをつくる所などにあります。	チャチャ(delphinium ‘highlander cha cha’)の特徴は、花の形が完全八重咲きな所、花の色が中心から外側に向かってピンクから薄いピンクへと段階的に変化して、可愛い雰囲気のグラデーションをつくる所などにあります。
ボレロ(delphinium ‘highlander bolero’)の特徴は、花の形が完全八重咲きな所、花の色が青色・クリーム色・緑色の三色で構成されていて、中心から外側に向かって緑色から青色へと変化して、グラデーションをつくる所などにあります。	フラメンコ(delphinium ‘highlander flamenco’)の特徴は、花の形が完全八重咲きのため華やかな花姿をしている所、花弁がフリル状に波打つため踊ってるように見える所、花の色が鮮やかな赤ピンク色をしているため華やかさや可愛さを感じさせる所などにあります。
サンバ(delphinium ‘highlander samba’)の特徴は、花の形が完全八重咲きな所、花の色が白色と緑色の二色で構成されているため明るさと爽やかさを感じさせる所等にあります。	スイートセンセーション(delphinium ‘highlander sweet sensation’)の特徴は、花の形が完全八重咲きな所、花の色が中心から外側に向かって紫色から青色へと変化していくため、魔法の力や深い闇などを想像させる所などにあります。
レインボーセンセーション(delphinium ‘highlander rainbow sensation’)の特徴は、花の形が完全八重咲きな所、花の色がクリーム色・ピンク色・ライラック色の三色で構成されていて、中心から外側に向かってクリーム色からピンク、ライラックへと変化して、魔法の力を想像させるような美しいグラデーションをつくる所などにあります。

その他

デルフィニウム（ベラドンナ系）の特徴や園芸品種

• 原産:
• 学名:Delphinium × Belladonna
• 草丈:約50～100cm
• 分類:多年草
• 開花時期:4月～6月
• 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
• 葉色:緑色●
• 耐暑性:弱い
• 耐寒性:強い
• 誕生花:3月23日・4月14日・4月19日
• 花言葉:清明・高貴・誰もがあなたを慰める・あなたは幸福をふりまく
• 用途:背が高い花／コテージガーデン／ロマンチックガーデン／エレガントガーデン
• 購入方法:デルフィニウム（ベラドンナ系）を楽天で購入

デルフィニウム（ベラドンナ系）とは！？

デルフィニウム（ベラドンナ系）の学名はDelphinium × BelladonnaまたはDelphinium × cultorumです。ベラドンナ系は原種のグランディフロルム(Delphinium grandiflorum)とエラータム(Delphinium elatum)が種間交雑してうまれた雑種の品種群になります。

デルフィニウム（ベラドンナ系）の語源(由来)

• 属名のDelphiniumは古代ギリシャ語で「イルカ」を意味する「δελφίνιον （delphínion）」からきており、蕾の形がイルカに似ている所からきています。
• エラータム(elatum)はラテン語で「高尚」「高貴」を意味しています。

デルフィニウム（ベラドンナ系）の特徴(魅力)

• デルフィニウム（ベラドンナ系）の特徴は、草丈が50～100cm程度とエラータム系と比べると背が高くならない所や、茎が緩く枝分かれしていて細く華奢な見た目をしている所、花穂が散らばるように複数咲く所、花穂の中の花はエラータムほど密につかず疎らになるため繊細で可憐な見た目をしている所、エラータム系と比べて、育てやすくて長命になる傾向がある所等にあります。
  • 園芸では、お庭や花壇の中に立体感を出す目的で利用されたり、花穂が手頃の長さで複数つけることから切り花として収穫されて利用されることもあります。
• 草姿は直立、茎は緩く分枝しながら高さ50～100cm程度になります。そのため、お庭や花壇の中で高さと立体感を出すことが出来ます。
• 葉は掌状に縁部分が裂けていて、細い小葉が放射状に広がっています。そのため、シャープなカッコ良さがあったり、レース飾りのような繊細な見た目をしており、お洒落な雰囲気を演出することができます。
• 開花期間は四月から六月頃までです。
  • 花序は総状花序、エラータム系と比べると花穂の中の花が少ないことから、やや疎らに見える傾向があります。一方で、細い茎と大きな花の対比が繊細に見せることから可憐な雰囲気を感じさせることができます。
  • 花の形は左右相称、萼片が五個、花弁が四個、距が一個あります。一般的に花弁と思われてる部分は萼片になり、花弁は目立たず、距が角のように後側に伸びています。
  • デルフィニウムは植物の中では珍しい青花を咲かせます。また青花を咲かせる植物の中でも秀でた美しさをもっているため、気分をリラックスさせるようなヒーリングガーデンを作りたい時は是非取り入れてみたい植物のひとつになります。
• デルフィニウム（ベラドンナ系）を育てる際に注意することは「過湿」や「高温多湿」などです。
  • 過湿とは、土壌の中の水分が多い状態です。主な原因は土壌の排水性が悪かったり、水やりを頻繁に行う等にあります。過湿を嫌う植物は根腐れや腐敗などを引き起こしやすい傾向にあるため、土壌の通気性・排水性を高めたり、水やりの頻度を考える必要があります。
  • 高温多湿とは、気温と湿度が高い状態です。植物によっては日本の夏の高温で生育不良を引き起こしたり、高い湿度で根腐れや腐敗等の病気になりやすくなったりする事があります。また高温と多湿が複合すると、より強いストレスを植物に与えるため、深刻なダメージを負いやすいくなります。そのため高温多湿を嫌う植物を育てる場合は夏越し対策に気を付ける必要があります。

デルフィニウム（ベラドンナ系）の草丈は約50～100cm、草姿は直立、茎は緩く枝分かれする傾向があり、分枝は斜上します。葉序は根生葉または互生葉序、葉身の形は掌状に中裂または深裂、裂片の数は5～7個、裂片の形は狭楕円形または羽状浅裂から羽状中裂、葉の色は緑色です。花序は総状花序、花の形は左右相称、萼片(花弁状)の数は5個または5個以上、花弁は4個、距の形は角状、距の長さ約2.5cm、花の色は青・紫・桃・白がある。果実は袋果（1枚の心皮からなり、成熟すると果皮は乾燥して、癒合してできた縫合線から縦に裂けて種子を放出します）です。

デルフィニウムの切り花の楽しみ方

• 切り花の収穫は花が十分水分を含んでいる朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
  • 花穂の中にある花が三分の一くらい開いてるタイミングで収穫しましょう。その際、二番花を促すために地面付近まで切り戻します。
• 水揚げは水切りもしくは湯揚げを行います。
• 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
• 管理場所はエチレンの感受性が高い事からエチレンが発生する場所から離して管理します。
• 管理は必要に応じて数日ごとに切り戻しと水換えを行いましょう。
  • 日持ちは管理の方法でも左右されますが約5～10日です。

エチレン
エチレンは植物の世界では植物ホルモンの一つとして働いています。一般的には植物の成長の阻害や老化、成熟等に関与しており、切り花の世界では日持ちが短縮する要因として知られています。エチレンの感受性が低い切り花(キク・ガーベラ等)はエチレンの影響を受けにくいですが、エチレンの感受性が高い切り花(カスミソウ・スイートピー等)はエチレンの発生源から遠ざけて管理した方が良いでしょう。
エチレンの発生源
果実(バナナ・リンゴ・アボカド等)・枯れた植物(花がら等)・植物が病原菌に感染した部位・植物が損傷部位・たばこ・線香の煙・排気ガス等

デルフィニウム（ベラドンナ系）の園芸品種の紹介

デルフィニウム（シネンセ系）の特徴や園芸品種

• 原産:中国／ロシア
• 学名:Delphinium grandiflorum
• 草丈:約30～60cm
• 分類:多年草
• 開花時期:5月～7月
• 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
• 葉色:緑色●
• 耐暑性:弱い
• 耐寒性:強い
• 誕生花:3月23日・4月14日・4月19日
• 花言葉:清明・高貴・誰もがあなたを慰める・あなたは幸福をふりまく
• 用途:
• 購入方法:デルフィニウム（シネンセ系）を楽天で購入

デルフィニウム（シネンセ系）とは！？

デルフィニウム（シネンセ系）の学名はDelphinium grandiflorum、別名では「オオバナヒエンソウ」や「デルフィニウム・グランディフロラム」等とも呼ばれる中国およびロシアが原産の多年草です。

シネンセ系は原種のグランディフロルム(Delphinium grandiflorum)と園芸品種のグループになります。

デルフィニウム（シネンセ系）の語源(由来)

• 属名のDelphiniumは古代ギリシャ語で「イルカ」を意味する「δελφίνιον （delphínion）」からきており、蕾の形がイルカに似ている所からきています。
• 種小名のgrandiflorumはラテン語で「大きい花」を意味しています。

デルフィニウム（シネンセ系）の特徴(魅力)

• デルフィニウム（シネンセ系）の特徴は、草丈が30～60cm程度にしかならず一般的なデルフィニウムと比べて矮性な所や、茎が細く華奢な見た目をしていて、よく枝分かれしている所、花穂は密にならず花と花の空間が広く散らばるように咲く所、多年草ですが短命なため一年草のように育てられる所等にあります。
  • 園芸では、お庭や花壇の中に立体感を出す目的で利用されたり、花穂が手頃の長さで複数つけることから切り花として収穫されて利用されたりします。
• 草姿は直立、茎は分枝が多くふさふさとしており、茎は細いため華奢な見た目をしています。
• 葉は掌状に縁部分が裂けていて、裂片の形は非常に細く線形です。そのため、シャープなカッコ良さがあったり、レース飾りのような繊細な見た目をしており、お洒落な雰囲気を演出することができます。
• 開花期間は五月から七月頃までです。
  • 花序は総状花序、長さ約5～20cmで花が3～10個つきます。花穂の中の花が少なく、花柄も長いことから、花と花の間に広い空間があり、花が散らばっているように見える傾向があります。そのため、細い茎と大きな花の対比が強く出て、繊細な印象を感じさせたり可憐な雰囲気を感じさせたりすることができます。
  • 花の形は左右相称、萼片が五個、花弁が四個、距が一個あります。一般的に花弁と思われてる部分は萼片になり、花弁は目立たず、距が角のように後側に伸びています。
  • デルフィニウムは植物の中では珍しい青花を咲かせます。また青花を咲かせる植物の中でも秀でた美しさをもっているため、気分をリラックスさせるようなヒーリングガーデンを作りたい時は是非取り入れてみたい植物のひとつになります。
• 花は適度な大きさで飾りやすいため、収穫して切り花として利用されることもあります。
  • デルフィニウムは水が下がりやすく、萎れやすい傾向があります。日持ちは管理の仕方などにも左右されますが花瓶の中で5～10日程度です。

デルフィニウム（シネンセ系）の草丈は約30～60cm、草姿は直立、茎は分枝をよくする傾向にあり、分枝は直立または斜上します。

葉序は根生葉または互生葉序、葉身の長さ約4～14cm、葉身の形は掌状に中裂または深裂、裂片の形は羽状浅裂から羽状中裂、小裂片の形は線形、葉の色は緑色です。

花序は総状花序、総状花序の長さ約5～20cmで花が3～10個つきます。花の形は左右相称、萼片(花弁状)の数は5個、花弁は4個、距の形は角状、距の長さ約2cm、花の色は青・紫・桃・白がある。果実は袋果（1枚の心皮からなり、成熟すると果皮は乾燥して、癒合してできた縫合線から縦に裂けて種子を放出します）です。

デルフィニウムの切り花の楽しみ方

• 切り花の収穫は花が十分水分を含んでいる朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
  • 花穂の中にある花が三分の一くらい開いてるタイミングで収穫しましょう。その際、二番花を促すために地面付近まで切り戻します。
• 水揚げは水切りもしくは湯揚げを行います。
• 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
• 管理場所はエチレンの感受性が高い事からエチレンが発生する場所から離して管理します。
• 管理は必要に応じて数日ごとに切り戻しと水換えを行いましょう。
  • 日持ちは管理の方法でも左右されますが約5～10日です。

エチレン
エチレンは植物の世界では植物ホルモンの一つとして働いています。一般的には植物の成長の阻害や老化、成熟等に関与しており、切り花の世界では日持ちが短縮する要因として知られています。エチレンの感受性が低い切り花(キク・ガーベラ等)はエチレンの影響を受けにくいですが、エチレンの感受性が高い切り花(カスミソウ・スイートピー等)はエチレンの発生源から遠ざけて管理した方が良いでしょう。
エチレンの発生源
果実(バナナ・リンゴ・アボカド等)・枯れた植物(花がら等)・植物が病原菌に感染した部位・植物が損傷部位・たばこ・線香の煙・排気ガス等

デルフィニウム（シネンセ系）の園芸品種の紹介