ペチュニア(アトキンシアナ)の特徴
原産国:南アメリカ 科:ナス(Solanaceae) 属:ツクバネアサガオ(Petunia) 種:アトキンシアナ(atkinsiana) 分類:多年草 草丈:15~40cm 開花:4月~11月 花言葉:「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心の安らぎ」 |
ペチュニア(アトキンシアナ種)は”P.axillaris”✕”P.integrifolia”を交配して生まれたハイブリッド種で、現在園芸用に栽培されているペチュニアの殆どがこの種に由来します。 開花時期は4月~11月、花は一般的に漏斗形ですが八重咲きする品種もあり、また豊富な花色が魅力です。 草丈は約15~40cm、横に約30cm~120cm広がる。触るとべとべとした肉質な葉は楕円形をしており茎に対して対生につきます。 ペチュニアの四系統 ヘッジフローラ(ウェーブ)系 ヘッジフローラは高さが15cm程で横に1m以上も広がる品種をさし、グランドカバーに最適なペチュニアです。この系統では”ウェーブシリーズ”が最も有名です。 グランディフローラ系 グランディフローラは花径が10cmにも達する大きく華やかな花を咲かせるペチュニアです。一般に他のペチュニアと比べ花数が少なく雨にも弱いため日本ではあまり馴染みがありせん。主な品種では”フルフィシリーズ”や”ストームシリーズ”があります。 ミリフローラ(ドワーフ)系 ミリフローラは花径が25ミリ程度の小さな花を咲かせるペチュニアです。剪定や摘芯が殆ど必要なく扱いやすい品種が多いのが特徴です。 マルチフローラ系 マルチフローラは花径が5cm程で、雨でも花弁が簡単に損傷せず、日光耐性の強いペチュニアです。主な品種では”セレブリティ”や”カーペット”等があります。 日本ではサントリーが種を付けにくく丈夫で、草姿の乱れにくい”サフィニア”を出し、ペチュニアの人気を高めました。 |
ペチュニア(アトキンシアナ)は、よく陽の当たる日向もしくは半日影に植えてあげましょう。
土は肥沃で保水性/通気性のバランスいい土壌を好みます。
植付けの前に花壇の作り方から診断を行い、必要に応じて腐葉土やバーミキュライト等をいれ土壌を改良するといいでしょう。
おすすめ
花壇の土に対して腐葉土3割前後+バーミキュライト2割+くん炭1割鉢植え育てる場合は「通気性」がよく「保水性」もある培養土で育てましょう。
作成例
赤玉土(小or中)6割+腐葉土3割+くん炭1割+元肥
ペチュニア(アトキンシアナ)は暑さに強く特に対策を必要としません。
Hardiness:10a~11b
ペチュニア(アトキンシアナ)は半耐寒性植物です。氷点下を下回らない地域では露地植えでの越冬も可能ですが、氷点下を下回ると植物は枯れてしまいます。
夜間の温度が5度を下回り始めたら初霜が降りる事を予想して暖かな室内または温室で管理しましょう。
ペチュニア(アトキンシアナ)の肥料は3月から10月にかけ、水でゆっくり溶けだす緩効性肥料を月に1度与えましょう。
また植物の成長や葉色(薄いと肥料が足りない)を見ながら、肥料が足りない場合は液肥を与えてください。
ペチュニアには早春(植え付け時)の摘芯と定期的な切り戻しで美しい花を継続して楽しむ事ができます。
早春、ペチュニアの成長が始まったら指先で茎の先端を切り取りましょう。これを行うことにより分枝が促進され徒長を防ぎます。
ペチュニアの切り戻しは月に1回、開花をしばらく楽しんだ後に行います。株の5分の1程を目安にして切り戻ししましょう。
これを行う事で花がらの取り忘れもなく、開花を何度も楽しむことができます。
ペチュニアは発芽適温が20度~25度で好光性種子です。一般に種は秋の4月頃に撒きます。
種蒔用の培養土もしくは赤玉土やバーミキュライトをブレンドした土に種を撒きましょう。
好光性種子のため撒いた後は土は被せず、種を軽く指で押して土と密着させるだけでOKです。土と種を密着させる事で種の吸水率があがり発芽しやすくなります。
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