puccinia
病原菌:真菌(糸状菌)
多発時期:4月~6月/9月~10月
被害部位:葉/
キク/キンギョソウ/ひまわり/すずらん/タチアオイ/セダム/ミント/オキザリス等
症状
キクでは葉表面に淡緑から黄色の斑点を示し裏面にピンクもしくは白色の粉状胞子が堆積物として現れます。病斑は徐々に広がり壊死すると茶色く変色します。
キンギョソウでは葉の表面に黄色い錆のような斑点ができ、裏面は茶色または紫色の斑ができます。
ひまわりでは葉の表面及び裏面に赤褐色の斑点をつくります。
すずらんでは葉の表面に黄色斑点を作り、裏面にオレンジまたは茶色の胞子の塊が現れます。
タチアオイでは葉表面に黄色の斑点が現れ、裏面に赤褐色の胞子の塊ができます。
セダムでは葉や茎に錆色の胞子が生成され、表面が黄色く変色します。
ミントでは葉の表面に黄色の斑点ができ、裏面に茶色または黒色の斑点ができます。
オキザリスでは葉の裏面に黄色い胞子状の粉が堆積します。
一般に植物の命を脅かす事はありませんが、病気を放置すると斑点は株全体に広がり鑑賞価値を下げるだけでなく植物を弱らせ落葉しやすくなります。
感染原因
絶対寄生菌である、さび病では病葉からの感染がおもになります。
6月の雨の多い時期に感染が多く、一般に空気伝染で葉の気孔から感染します。
対策
絶対寄生菌であるさび病は病葉の除去が最も有効です。
またベニカX/ジマンダイセンフロアブル/サプロール乳剤等の殺菌剤も防除効果があります。殺菌剤をさける場合は納豆に含まれるバチルス菌(枯草菌)を米ぬか等で増やし、葉にかけるのもいいでしょう。
治療
治療は感染部位の除去を行い、さび病に効果のある殺菌剤を使用しましょう。