植物の病気の症状や治療方法

未分類 / 2019年12月30日 by Beginners Garden

目次

葉に異常が出る病気
植物全体に異常が出る病気

葉に異常が出る病気

斑点病

斑点病の原因菌

Cercospora(セルコスポラ菌)
Septoria(セプトリア菌)
Phyllosticta(フィロスティク)
Alternaria(アルタナリア)
Heterosporium(ヘテロスポリウム)
Cladosporium(クラドスポリウム)
Marssonia(マルソニア)
Pleospora(プレオスポラ菌)

斑点病の症状

葉に褐色から暗褐色の斑点が出来る。

斑点病の被害

落葉する
植物を弱らせる

斑点病の治療

葉の裏表の確認
被害部位の除去
殺菌剤の散布

炭疽病

炭素病の原因菌

Colletotrichum

炭素病の症状

葉または茎の表面に2〜3mm程の茶色い斑点が出来る。
症状が進むと病斑は広がり中央部が陥没してオレンジ色の分生子の塊をもちます。

炭素病の被害

植物全体が生育不良になる
茎に発症すると病斑より上部が枯れる

炭素病の治療

茎と葉の表裏を確認
被害部位の除去
殺菌剤の散布

ベト病

ベト病の原因菌

Peronospora(ペロノスポラ菌)
Plasmopara

ベト病の症状

葉に黄色い斑点または模様が出来る。
葉裏に白いカビができる

ベト病の被害

落葉する
症状が進むと茎のみが残る

ベト病の治療

被害部位の除去
殺菌剤の散布

サビ病

サビ原因菌

uromyces
puccinia(プッチニア菌)

さび病の症状

葉表面淡い緑から黄色い斑点またはオレンジ色の斑点ができ、葉裏に白または黄色い堆積する粉状のカビが発生する。

さび病の被害

落葉しやすくなる
生育不良になる

さび病の治療

被害部位の除去
殺菌剤の散布

斑点細菌病

斑点細菌病の原因菌

Xanthomonas(キサントモナス)
Pseudomona(シュードモナス)

斑点細菌病の症状

葉や茎に水で滲む様な小さな斑点が出来る。
症状が進むと葉脈を這うように広がり褐色の病斑になる。
葉に出来た病斑は葉脈を通して茎に侵入するためV字型になる事もある。

斑点細菌病の被害

症状が進むと萎れる様に株は枯れる

斑点細菌病の治療

初期であれば感染部位を除去し、殺菌剤を使用して病気の広がりを防ぐ。
株全体に菌が広がると治療は困難なため株を抜き取り処分する。

すすかび病

すすかび病の原因菌

Cladosporium

すすかび病の症状

葉に黒いすすけたカビがコーティング状に広がる

すすかび病の被害

見た目が悪くなる
生育不良になる

すすかび病の治療

被害部位の除去
殺菌剤の散布

植物全体に異常が出る病気

灰色かび病

灰色かび病の原因菌

Botrytis cinerea/ボツリヌス菌

灰色かび病の症状

萎れた花や枯れた花を覆うようにカビが発生する
生きた花や葉には水侵状の斑点ができ、症状が進むと病変部を覆うように灰色のカビが覆う。

灰色カビ病の被害

病気が株全体に広がると腐敗するように枯れる。

灰色カビ病の治療

被害部位の除去
茎に発生した場合は発病部位より下で切断
殺菌剤の散布

うどん粉病

うどんこ病の原因菌

Erysiphe
Sphaerotheca
Oidium

うどんこ病の症状

葉または茎に薄っすらと白い粉状のカビが生える。
症状が進むと葉や茎が奇形になる

うどんこ病の被害

生育不良になる。
植物全体にうどんこ病が広がると枯れる事もある。

うどんこ病の治療

被害部位の除去
殺菌剤の散布

萎凋病

萎凋病の原因菌

Fusarium(フザリウム菌)
Verticilium(バーティシリウム菌)
Cephalosporium(セファロスポリウム菌)
Erwinia(エルウィニア菌)

萎凋病の症状

萎凋病の原因菌が導管を防ぎ水分を制限するため株全体の萎れを引き起こす。
根から侵されるため根が褐変し腐敗する。

萎凋病の被害

養水分が制限され植物全体が萎れるように枯れる

萎凋病の治療

治療は困難なため株を抜き取り処分する。
土壌に菌が残るため消毒または交換する。

疫病

疫病の原因菌

Phytophthora

疫病の症状

地際付近が茶色く腐敗する
根量が減る
植物全体が萎れる

疫病の被害

植物が全体が萎れるように枯れる

疫病の治療

治療は困難のため株を抜き取る
土壌の消毒

菌核病

菌核病の原因菌

Sclerotinim

菌核病の症状

地際付近の茎が茶色く水に濡れた様な斑点ができる。
症状が進むと斑点に白い綿の様なカビが生える。
養水分が制限され植物全体が萎れる

菌核病の被害

植物が全体が萎れるように枯れる

菌核病の治療

発病後の治療は困難のため株を抜き取り処分する。
土壌に菌が残るため消毒する。

根腐れ病

根腐れ病原因菌

排水不良
phytophthora
pythium
rhizoctonia
fusarium

根腐れ病の症状

根量が減る(白い根は黒くなる)
葉色の退色
水切れを起こしたように萎れる

根腐れ病の被害

根量が減り植物全体が萎れるまたは枯れる

根腐れ病の治療

症状のかるいものであれば病気にかかった根を取り除き新鮮な土壌に植え直す。
症状のひどいものは植物を抜き取り廃棄する。

軟腐病

軟腐病の原因菌

Pseudomonas(シュードモナス)
Pectobacterium(ペクトバクテリウム)
Erwinia(エルウィニア)

軟腐病の症状

地際付近が茶色く軟化し腐敗する
植物全体が萎れる

軟腐病の被害

養水分が制限され植物全体が萎れるように枯れる

軟腐病の治療

治療は困難なため株を抜き取り処分する

青枯病

青枯れ病

Ralstonia solanacearum(青枯れ病菌)

青枯れ病の症状

日中茎葉が水分を失った様に萎れ夜間や雲天時は回復する。
地際付近の茎を切断すると白色の液がでる。

青枯れ病の被害

養水分が制限され植物全体が萎れるように枯れる

青枯れ病の治療

細菌は株全体に回り治療は困難なため株を抜き取り処分する。
土壌に菌が残るため消毒または交換する。

根頭がんしゅ病

根頭がんしゅ病の原因菌

Agrobacterium(アグロバクテリウム)

根頭がんしゅ病の症状

地際付近の茎および根にコブが出来る。
コブは始め弾力をもつが症状が進むと肥大化し表面はゴツゴツと硬くなる。

根頭がんしゅ病の被害

発病後こぶが大きくなると栄養を吸収し辛くなり徐々に衰弱する。

根頭がんしゅ病の治療

治療は困難なため株を抜き取り処分する。
土壌が長期に渡り汚染されるため処分する。

ウィルス病

ウィルス病菌

Tmv(タバコモザイクウィルス)
Tswv(トマト黄化えそウィルス)
Tylcv(トマト黄化葉巻ウィルス)
Cmv(キュウリモザイクウィルス)
Pvy(じゃがいもウィルスy)
Camv(カリフラワーモザイクウィルス)
Ppv(プラムポックスウィルス)
Bmv(ブロムモザイクウィルス)

ウィルス病の症状

萎黄病:茎や葉が黄変する。
萎縮病:茎や葉の成長が抑えられ矮小化する。
モザイク病:葉に退色したモザイク状の模様が現れる。
えそモザイク病

ウィルス病の被害

生育不良になる。

ウィルス病の治療

ウィルス病は治療が困難なため株を抜き取り処分する。
アザミウマやアブラムシ等が病気を媒介し、剪定作業に使ったハサミ等についた汁液から感染が広がるため伝染源をたつ。